« 音楽備忘録524 魔改造悲喜こもごもⅡ-㊱ | トップページ | 音楽備忘録526 魔改造悲喜こもごもⅡ-㊲ »

2021年1月21日 (木)

音楽備忘録525 パートのリズム調節⑭

許容範囲内なら適当に散らばっても良いったって、下手にアカデミックに意識しちゃ巧く演るのは厳しい。
そんなやり方だと不可能じゃ無いにしても、調整すべきパラメータが多くなり過ぎてご苦労さんだ。

それと予め決めた通りにする時ゃ何とかなったとして、思い付いて瞬時に加減しようとしたら間に合わなくなるのが多くなっちゃう。
それを避けるにゃ結局は感性(若しくは感覚)に頼るしか無いが、実質的に負担と感じられるのは精神力の消耗戦と考えるのが良いと思う。

誰でも一寸はだらけたとかシャキッとしたフリは出来ると思うが、それを音に明確に反映させるには例えば忍耐力等が要求される。
もっと具体化させりゃ「俺が誰よりも遅く鳴らすんじゃいっ」みたいなので、これには失敗すると独りだけ遅れてそれが思いっ切り目立っちゃうってリスクがある。

万一異常に意思とか我の強いのが集まってると、最悪はテンポ自体がどんどん遅くなるかも知れない。
けれど大抵は悪目立ちの方を嫌がるし、テンポって暫く演り続けてると慣れ等で速度感覚が鈍るもんだ。

これが大変な位速い設定のだったら、それ以上になるとしたら概述の例外ケース位しか無い。(極若き日々の従兄の…)
だが余裕の持てるのから遅い側だと、幾ら何でも遅すぎたんじゃなんて錯覚し易くなる。

なのでアンサンブル内の誰か独りだけでも良いからその場の雰囲気に動じない様なのが居ないと、大抵は速まる方へシフトしてくもんだ。(ナチュラルな範囲内なら一向に構わないけど)
っと後もう1つだけどんどん遅くなり易いのがあったが、泥酔とか薬物で麻痺してたりしたらあり得たわ。

ここで一寸釘刺しとくが、そんなヘベレケになって上手く行くのは偶然しか無いんだからなっと。
何せ本人意識と実際出せてる音は、感覚異常でちっとも一致しちゃ居ないんだからさ。

例に依って一部の方々には大変失礼になるやもだが、泥酔して演ったのが凄く良く感じられたとしたらそれは聴き手もアル中・薬中の疑いが高い。
いやそんな事ぁねえ俺は素面で聴いてらぁってんなら、そりゃ殆どは奏者の演技力とかに騙されてるだけなんだよ。

相手がプロの「表現者」となりゃ誇張や拡大もお手の物で、全く素面じゃ無いにしても実際より増幅させる能力があるですよ。
極例を提示しときゃ「オラ~ぁわ死んじまっただ~ぁ」って、現生に生きてる人に聴こえるのは一部例外を除き生きてる人の歌声だからねぇ。

幾ら幽霊が歌った方が説得力があるったって、霊媒師とかじゃないと死人の声は聴こえない。
となると残された選択肢は「死んだフリが上手い奴」ってなもんで、これは酔いだろうとトリップだろうとどれでも一緒で御座居ます。

はそれとして先ずは「重さを追及した」場合で綴ってくが、これを分かり易くするにはテンポが速過ぎたら苦しい。
勿論テンポ自体の勢いで中和されちまうってのもあるが、最大要因は加減可能巾が狭くなるからだ。

だがしかし重い競争は一歩間違えば遅刻自慢になり兼ねないから、アンサンブルの全員が目指すのが最適とも言えない。
そんじゃどーしろってば、役割分担を考えるのだ。
アンサンブル内で一等重さが不要なパートの者が、遅れない様に周囲に惑わされず引っ張れば良い。

これにはテンポの他にも大きな意味があり、牽引者以外の重さを強調するって重要な任務だ。
概述随時吠えだが「音楽は比較芸術」であるから、比べる対象はあるに越した事がないのだ。

そもそも「重さって何だっ」を考えると分かって来るんだが、普通それを比べるのに他の曲と例えば5秒ずつ交互になんてのは困難だ。
それが出来るのは一端のDJ野郎位で、腕の他に専用機材も無きゃでしょ。

となるとⅡで感覚では「他のより」でも、それを発見出来たのはアンサンブル内の他のとの落差の大きさなんじないかい!?。
殆どは「今聴こえてるのの中だけ」から感じられたのが、印象の素になってるんですよ。

<つづく>

« 音楽備忘録524 魔改造悲喜こもごもⅡ-㊱ | トップページ | 音楽備忘録526 魔改造悲喜こもごもⅡ-㊲ »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

ドラム」カテゴリの記事

ギター」カテゴリの記事

ベース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 音楽備忘録524 魔改造悲喜こもごもⅡ-㊱ | トップページ | 音楽備忘録526 魔改造悲喜こもごもⅡ-㊲ »

フォト
2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ