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2021年1月10日 (日)

音楽備忘録514 魔改造悲喜こもごもⅡ-㉛

魔改造ならではの半ばお約束として何かの流用の際、縮小はアリでも拡張がほぼ無しなのは仕方無い。
薄くても金属板を長く切るのは一苦労だが、綺麗に継ぎ接ぎする困難と比べたら実現性が高い。

技術的には決して拡張も不可能じゃないけど、転用・流用の価値が下がるのは無視出来ない。
各自の境遇次第でお金と時間のどっちが貴重かにかなり差はあるだろうが、「割りが悪い」にはどちらかだけで済むは含まれていない。

あまりに加工量が多いと工具の摩滅が早まったりもするんで、材料費は増えなくてもトータルコストは上昇しがちだ。
趣味として挑むなら覚悟の上でなら止めはしないが、目的の物を作るのに対して最適じゃ無いのも確かだ。

なので幾ら魔道まっしぐらでも、常に何でも買わずに居られる訳では無い。
追及すべきは費用対効果で、ホントの貧であればこそ拘らざるを得ないのだ。

けれどそんなに心配しなくても大きな買い物を避けてる限りは、そんな大規模なのなんてどうせ作れないんだから。
例に依って実体験を1つ挙げてくが、今度のは構想段階で少なくとも現状では挫折してるヤツだ。

それは手持ちBass Ampの改造なんだが、メインのじゃ無くサブのの方のグレードアップだった。
その発端は概述のAmpスピーカからの録音案件で、メインのバックロードホーンタイプよりサブの後面開放型の方が収音が楽だからだ。

このサブ君普及品の癖にスピーカのサイズと仕様だけは豪勢で、それだからこそ出力の割に場所を取られても持ち続けて来た物だ。
たかが40Wで後面開放型エンクロージャの癖に、アルミダイキャストフレームで放熱穴付きのアルミセンタキャプ付きってな代物が付いてやがった。

親友が海外移住する際に貰った当初は音色は良いが、サイズ・重量と出力の割の悪さから処遇に迷いもしたけれど…。
しかしLiveなら許せても録音となると俺の基準では難があり、それは回路が石(半導体)のである処だ。

そこで箱とスピーカユニットはそのままで、ヘッド部分を管球式に換装するのを画策してみた。
極力廉価には境遇からして至上命題ではあるが、意味のある改装にするには単に球になりゃ良いとは言えない。

そこで浮上したテーマが出力管のモデル指定で、体験からだと低域の好みは6550ってのが鍵を握ってたのだ。
この球は有名なAmpegのSVT等に使われてるが、本来は巨大出力用途の物だ。

だがサブ君搭載のユニットは当然耐入力が小さいから、一般的な回路を組んだらそれにはとても耐えられない。
球だって供給電力を減らしてやればそれで出力制限は掛けられるが、それでは音色が変っちまって俺の趣旨には合わなくなる。

かと言って普通にフル駆動させりゃたった2本で100Wを簡単に超えちまうんで、単管で所謂「シングル動作」をさせるのを思い付きはした。
単純思考では低出力な程出力トランスの価格は下がるもんだが、実際に調べてみると例外があった。

シングルなお陰で廉価になるのは25W程度迄で、40W欲しいとなると100W級プッシュプル(出力管を2本とか4本使うヤツ)より遥かに高価になっていた。
しかも楽器用は皆無でオーバースペックなオーディオヲタ様用のしか無いしで、一気に目論見は吹き飛んじゃったよ。

これ録音だけの用途に限定すれば10Wもありゃ足りはするが、上述の音質問題の他これ迄のサブとしての用途に難が出てしまう。
これ迄の使用実績では座間キャンプのオケピでのなんかが代表的で、理想的には生楽器群とバランスさせるのにホントはあと10W位余計に欲しい感じだった。

なので少しでも低出力化したら録音と練習にしか使えなくなっちゃって、それなら宅の状況では手放した方が良くなってしまう。
そんななんで実は以前にもプチパワーアップを画策した事があって、スピーカユニット自体の情報を掻き集め様としたが未だ足りるだけ得られていない。

大昔の国産マイナー機種故、前例がほぼ無いのも災いしたか。
本体にもマニュアルにもユニット自体のスペックが載って居らず、予測では60W位迄平気な筈だが保証が無いのだ。

その予測の根拠はそんなモデルも売られてたからだが、そっちもマイナーなだけに現物同士を比べる機会に乏しいし恵まれていない。
結局壊しちまったらそこも買い直さなきゃならなくなって魔改造の意義が失せるから、じっと我慢の子で当分は居るしか無くなっちまった。

<つづく>

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