音楽備忘録534 魔改造悲喜こもごもⅡ-㊶
はてさて前回プチ対処法を思い出した処で、今俺が直面してる懸案の内容に進めてこう。
照明のも球プリのも電源部が問題になってるが、実施に際してはどちらかってば正反対の条件を持っている。
照明の方は最適半導体回路(スイッチング電源)が組めないとなると、薄くて細長い本体に内蔵するのは早々に諦めるしか無い。
けれど苦し紛れでも逆手に取れば大きさや形は自由に選べる…、筈が別理由で色々新たな問題を生んでいる。
当該機種は天井直付けタイプで、電源配線は天井の穴から照明器具裏側へ繋がれている。
通常時ならこれが最善だが、それ故外部に何か追加するにはとっても不便な状況だ。
追加物が重いと落下しない様にするのも結構大変だし、だからって部屋の低い位置へ置くと本体間との長い配線の処理に難がある。
市販のクリップライトやスタンドみたいに電源をコンセントから取ればこれは解消するが、折角施されてる配線と壁スイッチを使えなくするのも実用上芳しくない。
一方球プリの方はその辺は割と自由だが、両者共通の要求電圧の高さから使える部品の選択肢の少ないのが難点だ。
何か思い付いても手持ちでそれが可能かの確認が常に先に必要で、うっかり怠れば実に簡単に振り出しに戻されてしまう。
照明器具の現況は半壊なのであまり手古摺る様なら先送りの覚悟も出来ちゃいるが、折角取り外して内部・細部を調べられる間に見通しや可能性位は見定めておきたい。
ってのも本来常設型の機器だと頻繁な再接続や付け外しは想定外なんで、あまり何回もやってるとそれだけで何処かを壊してしまう事も少なく無いからだ。
或は駆動電圧を下げられれば対処法は飛躍的に増えるんで、それが可能かどうかは大問題だ。
これのLED素子の搭載方式は良く言やシンプル、悪く言や応用性に欠ける物となっていた。
具体的には4個並列になってるのが24個直列に繋がれてて、それが放熱性に優れた細長い特殊基板に実装されている。
これが更に2枚付けられてるが全く弄らないならそれの1枚が最小単位で、そのままでは駆動電圧は下げられない。
もし1枚を幾つかに切断分割すればその分電圧を下げられるが、分割した間に隙間を設けないと短絡の危険がある。
で短くしたら程度は軽くても必ず放熱性能は劣化するし、個別に繋ぐ分の配線数も増加させなきゃなんない。
しかもLEDの付いてる表側は反射板も兼ねてるんで、一々該当箇所に本体に穴を開けて裏からの取り回しになる。
駄目押しはその裏側もかなり狭隘な処で、元からある電源配線が硬目で太目なもんだからかなり余裕を残さないと天井取付に支障しそうなのだ。
因みに原設計では電源基板への接続線は合計4本で、器具の一番端っこに内蔵された電源基板から素子基板の端っこへだから場所も取らなきゃ裏を通す必要も一切無い状態になっている。
なのでもし内蔵電源が全滅だったなら灯具全体に下駄を履かせるなんてのも、少し面倒でもやぶさかではない。
総体的には全滅されるよりゃ半壊の方が明らかにマシだが、こう云う状況だと却って厄介だ。
たった1個のICが入手・換装不能が為に、こんな大袈裟な話しになるなんてねぇ。
本体価格が安過ぎて配送料の方が高くなってるが、これを設計したかの国では配送料がもっと安いんだろうか?。
それであればここ迄安くしてるんだから、悪いけど買い直しとくれも分からなく無いんだけど。
さっきニュースで本邦じゃ電気自動車が中々普及しないなんて出てたけど、あんなに売値が高きゃ一般庶民が2の足踏むのは当り前や。
もし国産でそんなに安く出来ないなんて半分嘘付き続けるんなら、そう云うのは全部輸入に頼るつもりなのか?。
因みにⅡで上記の半分嘘とは業界体質も含みはするが、補助金の出し方も含め政策の失敗の事だ。
本邦では貧民が気軽に買えるのだと割とすぐ壊れて、その分ゴミが余計に出るし買い直せばその分流通が余計逼迫する。
で大金持ちは一握りでそれ以外の方が圧倒的に大勢居るんだから、そっちの効率を上げなきゃ国の儲けは減るばかりだ。
こんな逆境でも魔改造で凌ごうとしてる俺みたいなのも居るが、根本的には焼け石に水だ。
こっちは決して諦めはしないけど、納得が行かない分は一体誰が返してくれるのかねえ。
それでも抵抗するのはRock魂があるからみたいなもんで、変な処へ波及しちまったもんだ。😃
<つづく>
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