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2021年1月11日 (月)

音楽備忘録515 パートのリズム調節⑨

愚痴っぽいのが難点の拙ブログだが、愚痴のままで終らせないのもここの売りのつもりなんて。
録音方法以外でも従兄との間には一寸した違和感は昔からあったが、それは立場の違いから来る物だ。

俺は毎回パートが違ったりも通常運転だったが、一緒に演る時の彼は殆どがDrumだ。
前回迄に記した様にClick不使用の場合、その多くではDrumが「人力Click」の役割をせねばならない。

私的にはグループとしてのノリの共有の強固なのが理想だが、過去の達人例を眺めるとそれにも弱点や欠点がある様だ。
常に纏まってるのは良いが若干応用性が劣ってたり、癖が強過ぎて合わない合せられない物が多くなってそうだった。

それとは別に考えさせられるのが、指標としての使命と個性や表現とのバランスだ。
随時頻吠えだが一口に個性っても音楽は一面で「比較の芸術」の側面があるから、どんなに強烈でも全員が一様な個性だと案外埋もれちまうもんなのだ。

例えば「ウチは頭は絶対モタらないから」なんて言ったって、比較対象が無きゃ少なくとも「その場での明瞭な証拠」が無い。
これがウチじゃ無く俺様とか個人単位だったら、他のメンバーより常に始動が早きゃ言われなくたって誰にでも分かる。

尤も「モタらない」と解釈するか、只のせっかちと思われるかは聴き手次第だけど。
これを従兄の件に当て嵌めて考察すると、初期段階でリズムの悪い人に恵まれ過ぎたのでわってのが浮上する。

例に依ってどゆこってすかを紐解いてくと、従兄が意図的に癖を付けてもそれが理解されなかったってな…。
じゃ余計五里霧中になっちゃうから翻訳すっと、従兄「わざと突っ込みました」・他メンバー「しまった俺等遅れちゃった」なんて感じ。

なまじ従兄が最初から割と正確だったもんだから周りがすっかり過依存になっちゃって、従兄を人間では無くあたかも機械のメトロノームみたいな感覚で受けちゃったってね。
半分は暴言を承知で言っちゃうと肝心な時は何時も俺様とかがご登場だったと思うが、日常的頻度は多分そんな他力本願ピーポーの方が圧倒的に多かったんだよね。

その背景を考察すると地域格差もだがそれ以上に、当時通ってた学校の違いが結構大きい気がする。
なんて言うと偏差値とか有名無名なんて思うかもだがさに非ず、基本的な通学方法の相違に依る日常エリアの広狭ですねん。

電車やバスにある程度以上の距離に乗るのが当り前だと、その中間駅やバス停も「普段の行動範囲」に自動的に加えられる。
又途中に大きな繁華街なんかあれば、そこが大勢で活動する拠点にも自動的になり易い。

結果的に選べる相手に対しては、普段通学では労力の多い代わりに多少ご利益がありそうだったね。
又Ⅱでそうなると若干選定基準だって上がり気味となりそうで、選択肢の多い分失礼だが無理に我慢しなくても良いからね。

全体としては優劣のある様な相違じゃないけど、基準の厳しい環境下に居たら楽な所の人達よりちったぁ誰だって考えなきゃなんなくなるでしょ。
つまり「全く自身ではリズムを取ろうとしない人」だったら、多分厳しい方じゃ誰にも相手にされないだろうから。

従兄本人がこれにどの程度気付いてるか不明だけど、ずっと孤軍奮闘ばかりさせられてたら良くも悪くも堅っぽくなったって仕方ない。
もっと美しい表現にすれば、ノリとかタイミングに関して遊べる余地が無かったって。

とは言えどっちの境遇からスタートしたって最終的には、功罪相半ばなんだけどね。
俺の方では周りがしっかりしてたお陰で、数は多く無くても俺のおかしかった処が割と遅くまで残っちゃってたとか。

周りの力で俺のおかしいのを何とかしちゃってたって事なんだけど、アマなら未だしもプロはそれじゃ駄目だから。
たまたま自分でも叩いてみられる環境が得られたから助かったが、それが無かったらどうなってた事やら。

と来てみて思い出したのが強力なアンサンブル隊には、ある共通な特色があったっけね。
詳細は毎度の如く次回だが、他のも演奏出来る人の多い集団ってのがそれだ。

お互いがお互いの立場・聴こえ・目標・意識…等に少しでも理解が深いと、その分協調させ易そうなのはご理解頂けますよね。
最終的にはここはBassよりバスドラが先の方が格好良いとか、Guitarだけ思いっ切りもったえ付けた方がとかさ。

<つづく>

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