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2021年1月23日 (土)

音楽備忘録527 パートのリズム調節⑮

ではではこれも恒例の前回補遺として、慣れとテンポの感じ方についてのひとくさりから行っとこう。
例に依って個人差の激しい方の案件だが、傾向ってのは一応あるのよ。

性格次第で心配する度合いにゃ大差もあろうが、なるべく「○○にしよう」と思ってたら普通は必ずそれが顔を出す。
○○の中が遅れまいだったら急がなきゃ病に、慌てまいと思やその逆のに誰でも掛ってしまうもんだ。

人の心としては寧ろそうやってバランスを取ろうとなる方が健全で、あまりにもそれが稀だったらサイコパスなのかも知れない位だ。
だいいちそれで本当に趣旨と反対になっちゃったら、○○にしようとしたのがご破算になってまう。

故に焦点はバランスなんだが、だからって機械的に冷静なのが最適解とはならない場合も多々だ。
演ってる方のみならず聴いてる方だって、続けてる内に興奮したりとか心情変化が起きるのは自然な事。

これに関して敢えてLiveでもレコード通りに演るのを、前提条件に据えて考察してみよう。
ここで私的だが最重要と思うのはトータルの印象で、物理的にまんまってのは理屈であって生演奏の音楽じゃ無い。

弾かない人にとってテンポが例えば120か123かなんてなどうでも良く、又々例えばだが「ほらやっぱり何時も俺の鼓動の1.5倍だ」とかそんな方のがポイントだ。
これが機械のみで奏でるんだとそのまま放っといてハズしちゃうか、綿密に事前シミュレートして微修正でもしとくかだ。

更に掘っとくと出だしは予想外に静かでそのまま行くと思ってたら、歌の2番が始まったら観客が急に爆発したとかの場合だ。
そうなると演者側は一旦は必ずお客さんから遅れをとってしまうが、どれ位短期間で追い付けるかが焦点になる。

単純思考では一気にテンポを上げりゃ俺言い「恥ずかし時間」は直ちに終るが、大抵はそれをすると別の大きな副作用が働く。
お客さんが浮足立って突っ込んだとしても、マトモに聴き乍らだったら随時修正をしている。

ズレが軽い間は興奮に任せて手拍子してても、明らかにおかしくなったら自然と合せ直したりしている。
そればかりか音ってな音量でもそうだが、急変させるとそれ自体が「ドッキリ」になっちまうよね。

これの対策が音量ならFade In、テンポだったらアッチェレランド:accelerando (accel.)だ。
って正直普段使わない用語だから、お恥ずかしながらググって貼っちゃったい。😅

近年の高級なソフト・アプリ+聡明な操縦者だったら、機械でだって昔みたいに不可能じゃ無くなってるよ。
だきんども柔軟性や即応性の点で「弾いてる本人」とだと勝負にならず、勝ててせいぜい訴求力ゼロの指揮者位が関の山じゃないの?。

リアルで奏でてる方は1音単位で、次の音とどんなに短間隔でも思いのままに操れちゃう。
のが機械操縦の方ではコントローラの最高速より次の音の方が速かったら、反映は次の次の音からだ。

このコントローラには操縦者の反応迄加算されてるから乗換の多いルートみたいなもんで、生人力のは直通乗り入れってなもんだよ。
なのでプロセスの少ない方が乗り間違いの起き様も無く、付帯関係のミスだって排除される。

無論人力の方には失敗する生き物!?のお約束は付いて回るが、拍に迷ったりしない限り次の小節の迄全部が駄目になったりゃ滅多にしない。
更にⅡで滑らかさの相違もバカにならず、それは人の感覚と物理量がリニアになって無いケースが多いからだ。

これを少しでも補うために音量調節用の所謂ボリウムポット等には、わざと物理的変化量がリニアな「Bカーブ」じゃ無く「Aカーブ」なんてタイプのが使われたりしている。
具体的には最小・最大付近は大胆で、中間部はそれより慎重な変化量となる様な按配となっている。

電気物理的には上記の特性の方が、人耳の感覚では一様な変化に近く感じられるからだ。
只そんな工夫がしてあっても様々な要素のせいで、手加減無しでは必ず一定変化に聴こえる様にはなってくれない。
手間だけだったら機械依存の全自動の方が楽で確実だが、人の心や感性によりピッタリと寄り添うには環境への即応性が等もモノを言うでね。

<つづく>

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