音楽備忘録520 魔改造悲喜こもごもⅡ-㉞
魔改造を延々続けてるのは自慢も皆無とは言えないしそれが日常だからとかだが、誠に勝手乍らささやかでも「啓蒙」に繋がればと思ってるのが本音だ。
一体何のってったら「自分の使う道具への意識」で、必ずしもそんなに深い必要は無いが全く忘れてたりしたら損するからなのだ。
例えば簡単に可能になる物が法外価格で売られてたとして、誤って買っちまうのを防止したりも出来る様になる。
実際に作らなくたって書かれてる内容が幾らも分からなくたって、合計で幾ら掛りましただけなら誰にだって分かるでしょう。
それと例えばたった30分で出来ちゃったとかそう云う記述から、少しは技術的難易度とかも想像は出来る筈だ。
知らない分からない事が多いと読むのを嫌がる人が多くなってるが、知ってる分かるのだけだったら読む迄も無いとも考えられるよね。
実際親友から「難しいからゴメン」なんて言われていも居るんだけど、だからって超有名を目指してもそっちの才能は無いんでさ。
なるべく常に分かり易くとは思ってるんだけど、そこは勘弁して下せー。
さて前回の続きでもあるけど、極力買わなくなったのには金欠の他にも自分なりには理由があるのだ。
それは全く無いのを最優先にしようってので、特に作れないのだったら買わなきゃ全く使えないからだ。
楽器用真空管Ampで例示してくと現状で、一応3大出力管のは何らかの形で既に持っている。
その3大とは6L6・EL34(6CA7)・6550ってのの事で、基本的な音色傾向にそれなりの相違がある。
この内2番目のEL○○って系統のはKT○○とかECC○○ってのと同様、発祥が欧州で他の2つと比べると甘い目な音色を持っている。
電気楽器の出力用としては上記3大の順番にポピュラーで、細かく掘ればかなりもっと幾らでもあるが最低限の傾向を体感するには取敢えずこの3種類があればって感じだ。
チョイ久々でそれを楽器用スピーカブランドに当て嵌めるとしたら、6L6をEminenceとすればEL34がCELESTIONで6550はJBLって感じだろうか。
Micだったら6L6がShureでEL34はAKG、6550はElectro-Voice辺りか。
家でそうなったのは半分偶然で残りは意図的にだったが、初めてのマトモなAmpの時点で既にGuitarとBassの二刀流だったのが大きかったのかも知れない。
要するに少なくとも臨時でなら両方へ使えるのを探したからで、大昔の貧民素人軍団だとたった1台へ何でも全部繋いじゃってなんてのも珍しく無かったのに端を発している。
流石に最近ではそんなの見掛なくなって来てるが、業務用のだと’70年代頃迄のにはそう云う想定を含めた設計がされてるのの方が多かった。
その一番簡単な見分け方としては入力が2系統あったら、普通ならNormalとBrightなのがNormalとBassなんて書いてあるのがそれだ。
って現代基準だとHi Gain・Normal Gainか、Passive・Activeの方がもう多数派だろうけど…。😓
もしかしたら今本邦で忘れ去られてそうなのでこれを提示しとくが、何と「Bass AmpのNormal」なのにそれがBass用じゃ無いのだ。
当時は皆が分り切ってたからかカタログにその旨の記載が無いのも多く、歴史や文化・慣習もセットで知って無いと気付けないのの1例だ。
ついでで付記しとくとどっちかってば昔の英国では頭は全く一緒で、組合わせるスピーカやエンクロージャだけ変えて○○用なんてしてるのも多かった。
宅の初号機のFender Bandmaster ReverbはEffect欲しさにほぼGuitar用だが、出力の割に無駄に大きいエンクロージャは並のベーアンより低音の量が多い。
ってもローエンドは本格的なのよりゃお寂しやだが、当時持ってて壊しちゃった国産の石の素人用のよりゃそれでも随分らしい音色がしたもんだ。
その後2号機の時になってBassの本チャンのが無かったのの他、Drumと合奏時に初号機ではBassが音量不足だったので今度はMusic ManのHD-130の3段積になった。
ホントはオールチューブが欲しかったが時期が’80年代後半で、その頃はBass用となると中古でも価格的にそれで限界だった。
実はこれを選んだ時点では杜撰大王ですからGuitarに使えるのなんて全然意図して無かったが、Normalの方へBassを繋いでみたら全然低音が薄くて使えねーでやんの。
しからばと物試でGuitarを繋いでみたら丸っきりそのものでは無かったけど、’70年代のEric ClaptonやJohnny Winterみたいな音が出たのよ。
<つづく>
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