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2020年12月11日 (金)

音楽備忘録486 魔改造悲喜こもごもⅡ-⑰

今回はST Micro TDA2009Aの、少なくとも自作派にはかなりマイナーな存在の音質自体についてだ。
俺としちゃ始まりは妥協の産物・次善策だったが、使い続け乍ら後から調べたら意外な事実も判明したのでそれを。

最初に断っとくけどこの程度の代物では、決して最高の音質なんかは得られない。
けど分かっててもそれを実行する資金なんて無いし、かと言って捨て鉢になれる程放っても置けない。

そこで美しい妥協だの表現は色々あるが現実的な線を模索するんだが、その時重要なのが方向性とか優先度だろう。
宅の現況ではそれが「柔らかさ」であるとか「ナチュラルさ」になっているが、科学的Dataよりも実際の聴こえ方に重きを置いている。

小中学生の頃はもっと単純にHi-Fiを追い求めてたが、楽器演奏力が付くにつれこれに疑念が出だした。
全体としての音の改変量はHi-Fiな程確かに少ないが、奏者や製作者は必ずしも全体を一様には気にして無かったりする。

近年本邦の身近な連中を見てると楽器の音にはウルサイのに、オーディオに対して無頓着過ぎるのは気にはなってるが…。
けどある意味それも自然な反応で、突詰めたら結局「生」と「収録物」はその差の完全排除は不可能に等しいからね。

これからすれば「何処を弄られたら一番困るのか」って辺りが、鍵になると考えられる。
それを今の一般的な環境に当て嵌めると、俺としては「生より明瞭」ってのが一番の害悪と感じられた。

それが例えばノイズケートを施して雑音の聴こえる時間を減らしたとかってんなら別だが、単にAmpとスピーカを繋いだだけで原理的にそんなの起こり得ないんだよね。
って事ぁそんなのの明瞭は必ず「擬似」な訳で、誰かが中で着替えてるのにいきなりカーテン開けちゃったみたいなもんなんですわ。

ゴシップ狂さんはそんなのにこそ興味津々かも知れんが、キャストからしたら楽屋が無いとか舞台袖が無いみたいなもんや。
ほんでそれがオーディオ増幅部ではどんな形で現れるかったら、隠し味としといたのが勝手に主役になってたみたいな事態
になる。

単純な音質の優劣だったら仕方無いが、制作意図に反する様になるんじゃ信用でけへんでぇ。
この点で現用の「全く大した事の無い石」には一寸特徴があり、随分前にたった1人だけだけどそれをブログで綴ってる人が居た。

今ではリンク切れになってて証拠提示出来なくなったのは本当に残念だが、その記述で覚えてる要点だけ思い出して記しとこう。
ディスクリートでもICでもアナログオーディオ電力増幅回路では、音質を気にすると普通は初段にマッチドペアの増幅素子を2つ用いている。(差動増幅回路)

トータル性能がその方が向上するからで、但しそれにも隠れた若しくは軽視され過ぎた弱点があった。
それが時に「音が実際より硬くなってしまう」処で、かつてB級増幅よりA級の方が良いなんてもてはやされたのも似た原因からだった。

そのブログの主さんは小型シングル管球式Ampも持ってて使ってたそうで、この石のがそれに一番近かったんだそうだ。
言われてみりゃ壊しちゃった高性能のって、性能の割には?と聴き疲れを一寸味わわされてたっけ。

どうやらこの石君の初婚時!?のTV時代に何となく気持ちの良い音と感じてたのは、どうも「変に硬めて無い」せいだったらしい。
その時内蔵されてたショボスピーカから何から、普通ならその程度の物には俺様程になれば!?無反応な筈のがだからね。

主さん曰くその当時調査したら他に初段シングルのパワーICは無かったそうで、俺はそこ迄の拘りは無いけど一面では結構貴重な存在だったらしい。
確かに可能な範囲で色々聴き比べてみるとその通りだったから、将来は不明もそのまま使い続けている。

因みにリアルオーディオがどんなのであろうと、詳細を聴きたい際はヘッドホンを使っている。
音の出所と耳の間に邪魔が入らない点で、どんな高級装置だって敵いっこ無いからさ。

<つづく>

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