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2020年12月26日 (土)

音楽備忘録499 パートのリズム調節①

いきなり変なタイトルをブチ上げてるが、要は一体感を出そうとか良い意味でアンサンブルに塊りを作ろうとするとこうなるのだ。
こないだ迄の「楽器の音程調整」後部の、今度はタイミング版って寸法で御座居。

音程ズレの件では俺は今迄の処は、
運良く微調整の出来ないの同士に遭遇していない。
けれどリズムの方は特に仲間とやり始めた頃は、音程以上にバラけてて苦労しましたよ。

後で考えりゃ音程はロングトーンを一緒に鳴らせば、判別したり合せたりに時間を掛けられるから低能力を補える。
だがリズムの方は「瞬間の一致」であるから、その様な裏技!?は使えないのだ。

その頃の俺はかなりオラついてたんで周りのヨレ・ズレをガン無視して、お前らこの俺様の珠玉のノリに合せんかい状態だったりした。
こんなの普通に捉えたら単なる横暴だがその代わりっちゃ何だが、常に人一倍正確に刻んだりレベルを上げる努力は厭わず妥協せずに居た。

それだってちっとも正しい導き方じゃ無いんだけど時として、全員で自信無さげにフラフラ・ゆらゆら・ウロウロするよりゃマシな結果が得られる事はあった。
とは言えそれは伴奏成分の多いパートを担当した際限定で、旋律へ気を取られる程精度は落ちていた。

その後そんな調子だったから半ば当然の人間的衝突等を経て、今は自信を持ってリズム或はノリをリードしはするが普段は合せる方へ比重を置く様になっている。
そのキッカケは録音して聴く様になった事で、仮に幾ら自分だけ旨く演れてても全体として駄目なら駄目なのが良く分かったからだ。

これは聴き手が興味が薄かったり素人である程顕著で、彼等は誰かが孤軍奮闘してるのより全体でしか捉えられないのが殆どだからだろう。
誰が聴いてもヨレてたら恥ずかしいし私的にはメンツ丸潰れだが、音の全体像がバラけてゴチャ付いててはそもそも全く理解して貰えない。

なので正確でノリノリなのが理想ではあるがそれが無理な場合、正確さと一体感のどっちを忖度した方がマシかって問題だったのだ。
なるべく良く思われたいっても、それは聴いて分かった後の話し。

もし何が何だかサッパリだったら凄く悪く思われる心配は少なくても、評価以前の代物として処理されちまうんだ。
分り難い物を好む物好きだって少しは居るが、ホントに全く何ひとつ分かんなかったらアウトだ。

最近は初級者でも昔みたいにリズムムラの凄い奴は見掛なくなったが、ヨレない打込みを耳にする頻度が上がったからだろうか?。
コレ俺だけの状況で思い出してみても、メトロノームなんて借りた事すら殆ど無いわ。

それでも鬼正確さが売りの従兄が居たり、比較的早期にリズムマシンを買って使う様になった分だけ当時の平均水準よりゃマシだったのかも知れない。
そんなんだからリズムの特に正確さでは、理想なんて遥か彼方ってのが日常だった。

それと前項と共通で「聴く耳不足」は音程のみならず、リズムに対してもご同様だったのかな。
せやさかい幾ら従兄と共闘して強烈なリズムベースをこしらえてやっても、悪い意味で影響を受けてくれないってか何も気にして貰えないケースすらあった。

その位の時点で俺と従兄では担当パートの違いもあって、少し道が分かれて行った。
Drummerは当時は「人力クリック」であるから、ひたすらリズムのあるべき姿を提示してくしかない。

しかしGuitarやKeyboardは旋律優先で、クリック無視で暴走気味。
そりゃソロの時ならムード優先の方が良い時だってあるけど、伴奏に加わってそんなじゃたまったもんじゃ無いですよ。

そんな中メインVocalも結構取るし、ほぼ常にハモりも付ける立場に居たから困ったであるよ。
ハモりで音程を「合う方へ」微妙にズラす技は何とか身に付いて来たたけど、リズムの方は弾き乍らだとそんな難しいの中々出来ないよっと。

<つづく>

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