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2020年12月13日 (日)

音楽備忘録487 スピーカ低音補正の仕方⑨

さてここ迄は電子回路の方で何とかするのに限って来たが、スピーカの方で何とかするのが本筋だ。
JBL Control 1 PlusとTANNOY CPA-5だって、ド素人からしたら似た様なののブランド違いと思われても間違いって程じゃ無い。

でも実際は適正不足だと、一応専門家の端くれの俺が捏ね尽くしてもどうにもなんなかったよね。
従兄の教室でも新しい(って今ではもう…💦)Electro-Voice SX200よか、古いS200の方がこの趣旨に対してはかなりマシだったとか。

今のご時勢じゃ中々大きさの制限は厳しいけど、可能な限りある程度以上のウーハサイズがあるのがお勧めなんです。
直近の事情に疎いので何だけど、経験的に言うと最低でも16cm位無いと無補填では生とは露骨に音が変る。

そして電気的に極限盛りをするにしても13cm程度で限界で、それより小さいと耐入力やウーハStrokeの点で厳しいですよ。
それから人次第ではあるがサブウーハの追加や併用は若干非推奨で、それはマッチングが案外難しいからだ。

狭いからスピーカを極小化しようって位なら、サブ君の設置場所や向きだってどれ位メーカ指定に従えるか分からない。
それもメーカ側からセットで作られ売られるのでさえだから、セットのが無い機種に追加すれば新たな課題すら発生する。

それは分担領域の問題で、中々丁度良く分かれつつ綺麗に繋がってはくれないもんなのだ。
本格PAの分野で所謂「チャンデバ」(帯域分割装置)等が頻用されてるのはこの為で、専用タイプ以外に技師がマニュアルで調整出来るのもある。

食い下がりゃそれが内蔵されてるサブ君なんかもあるけれど、それだって中高域用のがサブ君側のお眼鏡に適ったので無ければ著しく効果が低下する。
常に所持機器の型番なんかに興味があるならまだ良いが、相性や適正を調べるだけだってかなり大変だ。

これ等からすると無スキルで無理無く可能な方法は、ローエンドが良く伸びている前出16cm以上のウーハが付いてるスピーカにするとなる。
近年は低能率が許容されてるってかそれでもそんなに困らくなって来たんで、昔よりは小さくてもどれもかなり下が出せる様にはなったよね。

けれど原理自体はちっとも変わっちゃ居ないから、例えば40Hz(俺の一応の指針)が入ってたら無補填で聴こえる程度のを求めるとかなり条件的に厳しいのは変わっていない。
俺と従兄は録音モニタにAUDIXを使ってるが、シリーズも違うもののウーハサイズのたった0.5inchの差が明暗を分けている。

どっちも「正直な低域」がしっかり出てくれるが、小さい方は50Hz止まりになっている。
そして定価を見ればこの件では惜しい従兄のに対しこっちのは大凡倍と、その当時ではたった10Hz下げるのにそんな出費を強いられた。

俺みたいなのが珍しくそんな背伸びをした訳は、40Hzが出せる中で一番小さいのにしようとしたせいだ。
それだって考え始めた頃にはこれはまだ未登場だったんで、30cmクラスの中で調べては逡巡していた。

先ずは音量出さないから小さくて良いわ、そんな呪縛を一旦解いて頂きたい。
流石に38cmとか30cmを買えと迄は言わないから、せめて数cm位は何とか頑張って欲しい。

それからサブ追加の件でもう1つご注意願いたいのは、追加したら必ず下が足りるとは限らない処だ。
家庭用のはそんなでも無いがPA用のだとそれのターゲット用途に依っちゃ、元のが中高域用でサブ君が中低域担当なんてなってるのもある。

これ前者は文字通り中域と高域だが後者は低音の中で真ん中ら辺から上って意味で、つまりローエンドは取り扱って無いんで御座居ます。
サブもサブソニックと言えば超低域若しくは可聴帯域を下回るのも含む意味になるけど、単にサブだとメインより下だったらどの程度でも言葉としてはOKなんざんす。

<つづく>

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