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2020年12月24日 (木)

音楽備忘録497 楽器の音程調整④

さてさてチューニング(ここでは主に音程)に無頓着になり過ぎると、どんな恐怖が待ってるかを色々とね。
理屈としては音色・和声・ニュアンスは音程とは別物だが、人間の耳は測定器ではおまへん。

人に依って耳や神経の性質・好みや気になる処は千差万別だから、どれにどの程度悪影響をもたらすかは十人十色でありませう。
けど音ってなその豊富なパラメータのたった1つが、僅かに違うだけで全く違って聴こえちゃったりするんでさぁ。

ほうすっと例えばコード自体は全然間違って無くても、実際鳴らすとどうも変な感じになるなぁなんてのが起こる。
これが又状況次第で複雑な処があって、同時に鳴らす他の音次第で許容箇所や範囲が変動するんだす。

なので例えチューニングバッチリですら、このコードだとGuitarより鍵盤で鳴らした方が良く調和するななんてのがある。
専門家の端くれの癖に俺は純正律に対して興味薄過ぎだが、それはアカデミックな面に対してで実際には歌でハモる際は無意識で大昔から使っている。らしい。

何でそうなるのってったら、そうしなきゃ「ハモれてる」範囲から逸脱しちまうからだ。
そこで変態的な体験を1つ持出すが、俺も全く大した事ぁ無いがそんな奴はそんなに良いVocalistには中々恵まれない。

って全体としてはそんなに酷かっては無かったんだけど、ハモる時に迷わされたのだ。
単に音程が分んないとか分り難くなったってんじゃなくて、「どっちに合せた方が良いのか」ってのだ。

要するに伴奏に対して歌の主旋律が少々ズレてて、しかし単体で聴く分には辛うじてセーフなんて状況だ。
俺が体験したのではRock系なのもあってフラットしてるのが多かったが、ハモりが付いて歌の人数が増えるとズレがいよいよ目立って来て許容範囲から逸脱するのである。

それでも当初は「歌のハモり・コーラスなんだから」と兎に角メインボーカルに合せてたが、Liveなら未だしも録音では流石に厳しくなってしまった。
そもそもこれだって自分が弾いてるのから少し音程をズラした声を出すんだって大変だったけど、歌と演奏が完全にバラけるんじゃそれ処では無い。

そこで給与のだったら嬉しいが窮余の魔策で、「間を取ってみる」のを編み出した!?のである。
ホントはアンサンブルで理想からしたら超邪道なんだけど、格闘技の試合を見せたい訳じゃ無かったんでね。

そうしたっけやっぱり理想からしたらハーモニーが弱まってたけど、最低限の一体感は何とか出せたんだ。
後になってこの傾向の強い歌い手の共通項を思い出してみたら、先ずは歌うだけの人・次にPiano等普段チューニングの手間に疎い口程多く強かったのよ。

何も知らない当初は歌手の人格迄疑ったりもしたが、どう見ても皆人間性自体は遥かに俺よりゃ上。
では個人的に独善的な部分とか怠慢があるのかと疑うが、これも杜撰大王とは比べるべくも無かった。

だったら才能に差が…求めてる着地点の違いがあるのか等々、かなり全然無関係な遠い所迄意識が飛んだりもしてたんだから。😅
これが個人内で一気に氷解したのは50を過ぎてからだったが、要は「耳の使い方が違った」のが殆どだったと発見。

具体的には自分以外の音を聴く割合と、周囲音に対する整合性への注意力に差があった様だ。
集団演奏でもソリストの1の使命はそのパート自体の魅力だと思うが、そちらへ注力し過ぎてたとも言える。

勿論伴奏側が極力ソリスト若しくはメインパートへ同調させて然るべきだが、幾ら頑張っても全てを合せるのは不可能だ。
その伴奏側で出来ない部分だけはソリスト・メイン側で負担せざるを得ず、随時音程微変更が不可能な楽器にはもっと合ってるか確認するしかない。

そんな感覚みたいなのを習慣的チューニング不要なのがスポイルしてる様で、皮肉なのはそんな楽器程人側で合わせなきゃ駄目だったのにって処。
それでか元はPiano Vocalだったのが途中からGuitarへ移行したり、弾き語りから歌唱だけへ移行した人の何と多い事。

ホントはパートチェンジなんて不要で、耳の使い方にだけ気が付けりゃ済む話しだったんだけどね。
問題箇所以外で解決を図ろうとしたせいか、移行して以前より評価が上がったのは誰1人として居なかったよ。

俺が中々気付けなくて適切なアドバイスをしてあげらんなかったのも何だけど、何れにしても勿体無い話しだよね。
ってこんなのはそんなに多数派パターンでは無いと思うけど、たかが音程案件でそこ迄行っちまう事だってあんのよ。

<つづく>

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