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2020年12月

2020年12月31日 (木)

音楽備忘録504 魔改造悲喜こもごもⅡ-㉖

ではエレキザグリ部シールドの第3弾として自前加工の方法について記して行くが、今回のキーワードは「接続」だ。
テープだろうと板だろうと電気的にキチンと繋がって無いと効果が無いばかりか、折角のシールド材が却ってノイズ収集アンテナになっちまうからだ。

俺現況でザグリ部シールド施工で最も優先してるのがこれで、加工性以上に継続性に気を配っている。
材自体はコスト事情で少なくとも自分用のはアルミテープが主体だが、金属表面の曇りや汚れ以外にも別面由来の注意点があった。

それは薄目若しくは軟らかい材のピックガードので、経年で板が波打ち出したせいで起こる接触不良だ。
勿論当初からなるべくそれが起こり難くなる様に、ネジの付く処で接触させる様にはしてたんだけどね。

って少し説明不足かもなんでそこを言っとくと、修理や調整の都合上「シールドした部分」が密閉固定では困る。
その結果殆どので「箱とそのフタ」状態になる様にするんだが、その接合部にプラグやソケットなんて当然普通はありゃしない。

ネジで止めはするものの「押し付け合ってるだけ」だから、ネジ緩みは勿論の事ボディの木材が目痩せしたりなんかでも状態が勝手に変化してっちまう。
それでも電子部品が付けられてる側は未だ良いが、問題は何も付いて無い側だ。

体験例としては小さなゴミが間に挟まって駄目とかそんなのもあったが、では何らかの方法で電線で非部品搭載側へ接続させとくかったらそれが一寸ね。
特殊専用ペーストを使わないとアルミにゃハンダが付かないが、その代りに電線に繋いだ金属片でも付け様にも無理な場合があった。

該当箇所のボディ材の厚みが足りないと木ネジが止まり切らんし、圧着力だって不充分になるかも知れない。
この点では銅だったら解消するが、銅テープは中々お高くて尻込み気味。

又テープだとハンダ付けの熱で糊の劣化も心配だし、それ以上にわざわざボディを焦がす危険だってある。
それ等からこの件では所謂グランドループは殆ど気にしなくて良いんで、複数個所で接触させられる様にしとくのが現実的だった。

只それを案外難しくするのが「テープ巾」で、これは相反する2つの条件にも左右されている。
複数個所接触や隙間の根絶にはテープ巾は広い程良いが、極端な広巾になる程入手性が悪化する。

近所に大型ホームセンタでもあったらかなり救われるが、どうしたって非専門店の100均とかだと品揃えで不利だ。
それとザグリの形状も問題で、折角巾広のが手に入ってもそれだと上手く貼り込めない場合も多い。

そんな際はペーパークラフトの展開状態のみたいに適宣切込みを加えたりして凌ぐ事となるが、相手が急曲線だと完全にフィットさせられなくなったりする。
尤も金属板を使っても素人で専用の道具が無ければプレス加工は困難だし、特に曲線は殆ど不可能に近い。

結果的に俺の現況では通販にして迄巾広のを買ったりせず、近所で手軽に入手出来るそこそこの巾ので妥協している。
只ピックガード側の分に関しては大抵相手は平面なんで、手に入るなら大は小を兼ねるで巾広なの程良いだろう。

この辺の関係からすると「導電性の糊」が使われてる銅テープが最適で、少し値は張るが施工数が限られてたり他で使う可能性が低いんならそっちがお勧めだ。
尤もⅡで重ね貼り可能で自由が利くっても、ピックガード側でそれをすると却ってマイナスが出たりする。

重なってるのとそうじゃ無い場所で厚みに差が生じるからで、それに依る接触不良とピックガード板の波打ちを誘発する可能性が高い。
故にザグリ側も重ね貼りするにしても、ピックガードと触れる場所は必ず1重になる様にしとかないといけない。

でも上記注意点にさえ配慮しとけばアルミテープよりゃ施工が楽で、狭巾アルミのみたいに形状と接触の両方を同時にクリアする貼り方を苦慮するよりは遥かにやり易い。
又後者の手法を選んだ場合テープの折り目部で角度が変っちまう事も多く、それで隙間を無くすには材料の無駄に目を瞑る必要性が高まる。

この面を含めるとテープをアルミで我慢してもコスパは落ちるので、失敗して破棄した分の負担が軽くなるだけって思っても良いかも。
他でも色々に使う俺の現状を参考に付記しとくと75mm×10mので、当時(恐らく10年位は経ってる)で¥1,200の値札シールが貼られてた。

<つづく>

2020年12月30日 (水)

音楽備忘録503 パートのリズム調節③

例に依って前回補遺から行っとくが、機械が奏でる音に風情を感じるなとか感じたら変とかって言ってる訳じゃないのよ。
けど人力のと違うのは、基本的には人のより加減が出来ない処なの。

例え最初はゲーム自体の流行が発端でも、中には世間に定着したのなんかも確かにあるね。
それにはフレーズや編曲・音色もあるけど、俺はリズムタイミングの独特な癖が一番貢献してると感じた。

黎明期若しくは昔のチープな電子楽器を弄った事があったら分かり易いんだが、例えば音程次第で音の鳴り出すタイミングが違うなんてのもあった。
コレ黎明期のサンプラーで音色崩壊無視で、音源サンプルからかなり離れた音程を鳴らしたりすると分かり易い。

わざとだから麗しの美女音色がクソババアになっても却って結構って思っても、元のから低くし過ぎると鳴り始めるのが随分遅れたりする。
良く考えりゃ変換方式がデジタルなだけで、テープ遅回ししたのと同じなんだから当り前なんだけどさ。

んで戻ると電子回路発振音源でも、例えばたった1つので広い音域を出そうとするとそんな風になり易い。
もし音程と鳴り出しタイミングを個別に制御してたら緩和も出来るが、そうすっと昔になる程回路規模もコストも膨らんじまったからね。

余談の余談みたいに一寸遠回りすっけど、今昔の最大差ったら記憶容量ってな印象が強いや。
今みたいに大容量が飛躍的に安価なら、制御の方を簡素にして全部の音を記録・保持・予め内蔵させるのだって可能。

それが昔は一番困難だったんだから、補うとしたら制御の方限定だ。
処がどっこい自動演奏させる「制御Data」だって著しく制限されるんだから、これ等「機器上の都合」に支配された独特な癖を甘受するしか無かったんだわ。

それが後になってノスタルジーの他「独特な癖」が物珍しくなって来て、大袈裟に言や「時代性を伴った個性」みたいな存在にもなったんだろうよ。
故に耳の穴かっぽじって訊いといて頂きたいのが、今だと「他にもっと色々なのがあるから」ってのに最大限の注意を払って欲しい。

「それしか出来なかった」昔のにでももし大多数が満足してたなら、その後にあんなに迄発展なんてしてなかったでしょ。
昔は何時かはフルコースディナーを・今はそれが日常的になって、そしたら今度は懐かしのインスタントラーメンが恋しくなったなんてのと同じ現象あるね。

この辺で本題復帰を果たすとして、ゲーム音楽なんかと比べると「唯の音楽」では許される癖のハードルは上がって然りだ。
それでも何らかの「文化的リンク」が流行するのには大抵必要で、映像イメージみたいなのが湧いて来ないと他分野に対して非力過ぎになる様だ。

それからすると人力なら加減が利くにしても、その奏者が文化的に内包してるのじゃないと出せないと考えられそうだ。
だからって今迄に持って無かったら全く駄目ってんじゃ無く、それが心底好きだったらこれから育めば良い。

但し今の時点で出せるリズムは、既に各自が持ってる物に限られる。
個人的には近年になる程「魅惑のノリ」を出せる人が減ってる様に感じられるが、これはネットや動画の取り入れ方が悪いからだと考えられる。

大昔だったら例えば土着要素の強いのだったら、現地へ直接乗込まないと味わえなかった。
すると自動的に文化の洗礼も浴びてた訳だが、一寸前なら自室から・今ならスマホで何処に居てもアクセス出来ちゃう。

それ自体は大変結構なんだけど、現状でスマホからは例えば「現地の匂い」なんかは嗅げない。
なので音は全く現地で鳴ってるのそのままだったとしても、異なる環境で耳にした分の印象差があっても分からなくなっている。

技術的な諸問題も然る事乍ら、こんな面でバーチャル率が上がる程注意しないと不利になりそうだ。
俺が割かし未だにRockらしく居られるのって(勝手な自認に過ぎぬが)、相変らず非主流派で貧しいからに違いない。

って現代本邦一般世間では屁理屈に仕分けされっだろうが、反骨心0%のRockって無理なんじゃないかな。
あったらもしかしてオモロイかも知れないけど…。

<つづく>

2020年12月29日 (火)

音楽備忘録502 魔改造悲喜こもごもⅡ-㉕

今回はエレキザグリ部シールドの件第2弾として、メーカのを中心に実際どう処理されてるかの話しをしよう。
現在主流且つ多数派なのは巾広アルミテープ若しくはその類似品使用で、ほぼ必ず施されてるのがピックガードの裏側若しくは裏蓋裏だ。

っと云ってもこれには開発年次の古い機種も含めてで、取敢えずは歴史に従って披露してこう。
昔々はテープってな今以上に「臨時用」の存在で、糊の低性能のお陰で直に剥がれちまうもんだった。

加えて金属を薄くする技術力も低かったんで、初期のシールドの材は真鍮(ブラス)や鉄の板が主流だった。
今時「クッキーの缶」なんて言ってすぐイメージが湧くか心配だが、ラップやビニール袋が主流になる前は缶詰とかの缶ってパッケージの王様だったんよ。

それでか薄板金属のプレス加工は割と普及してたみたいで、Gibsonのボリウムとトーンポットのザグリでは部品は缶入り状態だった。(材は真鍮)
Fender系では表裏の真鍮板は貼ってあっても横の無いのが当時はデフォで、採用PUの違いからして対G比では若干無神経(オッと失礼)だった感じ。

その当時で大変だったのはテープや導電塗料じゃ無いから、ザグリ若しくはそれ方面の形状が複雑だともうお手上げだった処。
但し今みたいな高感度状態で使われたりしてなかったから、シールドが不完全でもずっとノイズが少ない時も多かったろう。

これに絡めて現代でも共通事項なのは、何処のシールドがより重要なのかだ。
Guitar類の場合ほぼ例外無く、演奏するには奏者の体に接触するもんだ。

それからすると人体には金属板程のシールド性能は無いが、全く何も無いよりゃちったぁノイズを遮断してくれる。
一方楽器の表側は手や腕位しかガードが無い訳だが、それ以上に電磁気特有の一寸変な性質の影響が大きい。

電気的にグランドと繋がってる弦やブリッジ・ペグとか、何かの金属部分を触れれば「人体アース」のお陰でノイズはそっちへ逃れてくれる。
もしずっと触ってて貰えたら本件では楽だったんだが、弾く都合で必ず離れる瞬間が出来るのは無くせない。

そればかりかもっと厄介なのが「触れる寸前」の近接状態時で、その時にノイズが最大になるのだ。
近くても触れて無い→非共通グランドとなってて、後者のせいで専門的には「電位差」のある状況にあるからだ。

又更に面倒なのが非導電性のツマミを使ってるヤツで、奏者認識では触ってても電気的には非導通となってるのなんかだ。
これ等から「触りそうな処近辺」ではシールドしとかないと駄目で、ポットやSWとか出来ればPUの表側は対策してあったのが多いんだ。

実は今だってテープでもアルミより銅とか、テープより板の方がシールド性能は高い。
導電塗料では高価な高性能のだったら全く遜色は無いが、塗ムラがあるとそこが弱くなるしムラを完全排除するのは不可能に近い。

では形状都合からかなり苦しんでもこれを優先するのが最善かったら、そうなるには条件が付く。
その条件とは「隙間が無い」事で、しかしこれは電線を通す穴なんかを無くせないからかなり厳しい。

そんな処からザグリが単純形状の処は金属箱、全部やろうとすると複雑過ぎる処はそれを部分的にする代わり間の部分にはシールド線を使うなんてのが第2段階だった。
それがより量産化させなきゃなんなくなるに際し障害化し出すが、それはザグリの加工精度等の問題だった。

加えてボディ形状の自由度からしてもザグリは全部共通形状では不便となり、使えるテープや塗料は出て来たもののコストカットで最低限が主流にになっちまいやがった。
私的には最新のに疎いんで何だが案外全施工されてないのも多く、やれ高級なケーブルだの何だのって言う前にチェックしてみた方が良いんじゃねって思うよ。

<つづく>

2020年12月28日 (月)

音楽備忘録501 パートのリズム調節②

単純思考では全員が只正確さを追及してきゃ、それで一応アンサンブルとしてリズムは纏まる筈だが…。
ホントにそれだけにしちゃったら、特に民族性の強いのなんかは全く演れなくなってしまう。

尤も近年本邦のみたいに画一化ありきの界隈では、そんなニーズは確かに薄いだろう。
だがどんなに規定が多かろうと、誰が何で演っても同じ音で構わんでも無い。

音色や強弱以上に「音を出すタイミング」は奏者の個性が出易い部分でもあり、少なくとも意図的にロボットやアンドロイドになったフリでもしなきゃ完全統一なんて夢の又夢なのだ。
但し人耳は凡そ20〜30mSec以下の間隔のだと音色差等が小さかったら、それを別に鳴らした物と感知出来ない。

或は極端に異なる音色のでも一緒にとか同時に鳴らされたと認知され、つまりこれが1つの許容範囲となってる訳だ。
故にこの許容範囲に収まってる限りは、各々の個性が発揮されても殆ど問題にならないのだ。

してこれはテンポの変動にも一部適用されてて、弾いてる同士とそれを聴いてる全員が付いて行けるのであれば実用上は何の差し障りも無いのである。
これが一面ではアンサンブル時のリズム面での相性等となるんだが、この方面の癖が強い者は合う相手が少ないかったら必ずしもそうではない。

良く誤解されてるのはそれが個性じゃ無くて、単に部分的に不正確だったり協調力が不足してるケースだ。
例えばLiveとなると誰かの合図で、全員で「せーの」なんて演ったりやったりすんのがあるでしょ。

アレ演者も観客も全員がバッチリ一致したら最高に気持ちいいけど、絶対に僅かでもズレたら駄目なんてったらわざわざやる意味無いのよ。
結果不明・完成度不明だからこそゲーム的価値も生まれるってもんで、確かに発起人側に低レベル過ぎるのが混じってるとお笑いとしてか使えなくなっちゃうけどね。

又音楽に於ける「リズムのスリル」としては、楽々常々ピッタリ万全だったら実は緊張感は得られなくなってまう。
例えば大分モタり出して来てっけどもうダメかと思ったら、オ~何とか間に合ってんでやんのなんてのよ。

実際のスピードとスピード感が別物なのと同じで、芸術の中でも印象に訴える比率の高い音楽ではここが表現の根幹と断言しても良い位だ。
今テーマを誰にでも実感し易いと思うのは黎明期のテクノみたいなのと、昔の電話の暫くお待ちくださいBGM(機械音に依るの限定)みたいなのを比べると良い。

因みに更に昔の昭和ではオルゴールが主役で、これは心地良過ぎるのもあったからここでは対象外。
電話のが駄目なら黎明期のファミコンとかのゲームのでも良いが、独特な味わいはあるがそれはゲーム自体からのイメージに助けられてる面が大きい。

どっちも音源は基本電子回路生成の所謂「発振音」、その発音も機械制御のだ。(電子式だが人じゃ無いので)
テクノの方は人力も混じっちゃ居るが、人間らしさを極力排除しようとしてるから本件では不問で構わない。

この両者の違いったら一般論では訴求力とかの差だと思うが、それはやはり「作り方」が違うからだ。
その嚆矢は曲が先かどうかで、BGMの方はそのマシンで奏でると変になるヤツは選外になってる筈だ。

或は編曲の趣旨差と云っても良いのかな、テクノの方では曲を弄るより先に「求めた聴こえになる様になる」工夫を散々する事ったろう。
厳然たるテクノ固有のフレーズなんて言われたら俺には直に思い出せるのなんて無いけど、上記の副産物としてそれっぽいフレーズなんてのが生まれたんだとは思うのさ。

これは他のジャンルでも全て同様で、言うなれば誰が下手っぴに弾いても「多分アレだろう」と思われ易いのがそのジャンルの典型フレーズって認識を得られてんじゃないのかな。
これが一面でフレーズ次第でリズムにも夫々固有の癖が出易い証ってなもんで、ズレたら駄目だが単純な完全一致も駄目なんてなる原因だろう。

そんなんだから理論解析を頼りにしても、それを実演に活かすのがとても困難なせいで分り難くしてるんでしょうね。
けど理屈が殆ど通用しないのに実現出来てる人も結構居るのからして、感性に頼るべき案件なのは気付けるべきなんですよ。

<つづく>

2020年12月27日 (日)

音楽備忘録500 魔改造悲喜こもごもⅡ-㉔

ではお待ちかね!?エレキザグリ部のシールド施工の件だが、その前に一応「ザグリ」なんてヘンテコな単語の意味から行っとこう。
コレって他の表現が不可能では無いけれど、それだとかなり長くなっちまうからなんだよね。

エレキ(電気楽器:電磁Pickupの付いてるの、広義には圧電Pickupのも含む)には、その殆どのに簡単或は原始的な電子回路が搭載(多くは内蔵)されている。
具体的にはボリウム・トーンポットやPU切替SW等と出力Jackで、概述の如く通常はハイインピーダンスだ。

これ等部品を楽器胴体内に収めるのに胴体に空洞の無いタイプのだと、収める為の掘り込み・削り込みが必要となる。
それの形状が千差万別な為単に丸穴・角穴とか言えないし、空洞って言うにも元からあるヤツのと紛らわしい。

海外では○○キャビティなんて称すのが多いみたいだが、こっちでは木や金属加工の用語!?として既にあった「ザグリ」(座繰り)を使われる様になった。
本来なら「パーツ穴」とでもしときゃ分かり易かっただろうけど、木工しか担当しない業者には後で付けられる部品の事とか
良くは分からなかったりしたからだろうか。

因みに本来の「
座繰り」の翻訳!?もしとくと、皿ネジの頭を出っ張らない様にするためにその分掘ったり削ったりしとく事だそうだ。
だけじゃ皿ネジって何?ともなりそうなんで更に付記しとくと、ネジ頭の形状が一番ノーマルなのと反対にドライバを挿す表面側が平らでその裏がテーパー状になってるヤツの事。

ここで今一度念のためにハイインピーダンスの説明もしとくと、ここでのインピーダンスとは交流信号の電圧と電流の比率から来る抵抗値の事だ。
それが「ハイ」(高い)ってのは電流量が極端に少ないのを指してて、それに依って電力量(=電圧×電流)も極僅かしか無いのを表している。(エレキのは低電圧なので)

もっと噛み砕いて言やハイインピーダンスだと、電気の量がとっても少ないのである。
そんなひ弱な存在だと一寸した妨害にも簡単に屈しちまうが、それの主役がこれ等では所謂「外来雑音」なのだ。

その代表が所謂ハムノイズ(流石に長くなるからこっからは各自で必要ならググってちょ)等で、それをガードするのが所謂「シールド」だ。
エレキの黎明期のには世に存在する電気・電子機器が今よりとても少なかった等で、敵が少ないから中にはこの件が無配慮のも散見される。

それがその後製作者の皆が知って気付く様になると、一旦はどれにもキチンとシールドが施される様になって行った。
処が段々商業化するにつれこれをするのはコストでも作業でも楽じゃないんで、悪意に捉えりゃ「外から見えないから」と段々端折る様になって行った。

流石に完全省略すると最高環境下で弾かない時も「ブーン」と出るんで、粗悪な安物でも部分的には施されてるがね。
尤も直接人が手で触れられる様な場所に無いんで、完全では無くても昔は最低環境以外ではそれでも事足りるケースが多かった。

それが主に’70年代以降になって、環境以外の要因でやっぱちゃんとしとかんとキツイわ~な状況を迎えた。
その最大のが意図的に歪ませて使う等で、AmpのGainが高まる→高感度のへ繋げるのが常態化した処。

こうなって来ると「入り込む余地」がある状態のでは、そこから紛れ込んだ雑音迄盛大に増幅されるんで看過出来なくなって来た訳。
ってBassでは歪ませないのの方が今では多いけど、昔より高域迄出す出せる様になってるのとAmp出力が増大したのに依っている。

出力を倍にすればそれが信号源に含まれてるのだったら、雑音だって倍の音量になる。
それで従前は他のに掻き消されたりしててセーフだったのが、隠れ切れてくれなくなったりとか。

なので本来ならシールドは必須事項なんだけど、初号機開発時期の古いのだと敢えて不完全な状態のままで今でも売られてるのが多い。
何故ってばシールドすると元のと微妙に違うって文句付ける奴等も居るからで、俺からしたらそんなの一寸笑止だけど一部にはそう言い切れないのもある。

歪ませないしそんな爆音になんかしないもん、だったら確かに音色が僅かでも変わらない方が良いだろうからね。
尤も使用者がそんな印象を持ったとしても、その8,9割以上はホントは「気のせい」なんだけどね。

その殆どのはシールドしたら籠ったとかじゃ無く、雑音が減ったせいで違って聴こえたのが真実なんだけどさ。
何れにしても作ったり売ったりする側にすりゃ省けるに越した事無いんで、結局はニーズのある人が自分で対処するのが常態化しちまったんだ。

<つづく>

2020年12月26日 (土)

音楽備忘録499 パートのリズム調節①

いきなり変なタイトルをブチ上げてるが、要は一体感を出そうとか良い意味でアンサンブルに塊りを作ろうとするとこうなるのだ。
こないだ迄の「楽器の音程調整」後部の、今度はタイミング版って寸法で御座居。

音程ズレの件では俺は今迄の処は、
運良く微調整の出来ないの同士に遭遇していない。
けれどリズムの方は特に仲間とやり始めた頃は、音程以上にバラけてて苦労しましたよ。

後で考えりゃ音程はロングトーンを一緒に鳴らせば、判別したり合せたりに時間を掛けられるから低能力を補える。
だがリズムの方は「瞬間の一致」であるから、その様な裏技!?は使えないのだ。

その頃の俺はかなりオラついてたんで周りのヨレ・ズレをガン無視して、お前らこの俺様の珠玉のノリに合せんかい状態だったりした。
こんなの普通に捉えたら単なる横暴だがその代わりっちゃ何だが、常に人一倍正確に刻んだりレベルを上げる努力は厭わず妥協せずに居た。

それだってちっとも正しい導き方じゃ無いんだけど時として、全員で自信無さげにフラフラ・ゆらゆら・ウロウロするよりゃマシな結果が得られる事はあった。
とは言えそれは伴奏成分の多いパートを担当した際限定で、旋律へ気を取られる程精度は落ちていた。

その後そんな調子だったから半ば当然の人間的衝突等を経て、今は自信を持ってリズム或はノリをリードしはするが普段は合せる方へ比重を置く様になっている。
そのキッカケは録音して聴く様になった事で、仮に幾ら自分だけ旨く演れてても全体として駄目なら駄目なのが良く分かったからだ。

これは聴き手が興味が薄かったり素人である程顕著で、彼等は誰かが孤軍奮闘してるのより全体でしか捉えられないのが殆どだからだろう。
誰が聴いてもヨレてたら恥ずかしいし私的にはメンツ丸潰れだが、音の全体像がバラけてゴチャ付いててはそもそも全く理解して貰えない。

なので正確でノリノリなのが理想ではあるがそれが無理な場合、正確さと一体感のどっちを忖度した方がマシかって問題だったのだ。
なるべく良く思われたいっても、それは聴いて分かった後の話し。

もし何が何だかサッパリだったら凄く悪く思われる心配は少なくても、評価以前の代物として処理されちまうんだ。
分り難い物を好む物好きだって少しは居るが、ホントに全く何ひとつ分かんなかったらアウトだ。

最近は初級者でも昔みたいにリズムムラの凄い奴は見掛なくなったが、ヨレない打込みを耳にする頻度が上がったからだろうか?。
コレ俺だけの状況で思い出してみても、メトロノームなんて借りた事すら殆ど無いわ。

それでも鬼正確さが売りの従兄が居たり、比較的早期にリズムマシンを買って使う様になった分だけ当時の平均水準よりゃマシだったのかも知れない。
そんなんだからリズムの特に正確さでは、理想なんて遥か彼方ってのが日常だった。

それと前項と共通で「聴く耳不足」は音程のみならず、リズムに対してもご同様だったのかな。
せやさかい幾ら従兄と共闘して強烈なリズムベースをこしらえてやっても、悪い意味で影響を受けてくれないってか何も気にして貰えないケースすらあった。

その位の時点で俺と従兄では担当パートの違いもあって、少し道が分かれて行った。
Drummerは当時は「人力クリック」であるから、ひたすらリズムのあるべき姿を提示してくしかない。

しかしGuitarやKeyboardは旋律優先で、クリック無視で暴走気味。
そりゃソロの時ならムード優先の方が良い時だってあるけど、伴奏に加わってそんなじゃたまったもんじゃ無いですよ。

そんな中メインVocalも結構取るし、ほぼ常にハモりも付ける立場に居たから困ったであるよ。
ハモりで音程を「合う方へ」微妙にズラす技は何とか身に付いて来たたけど、リズムの方は弾き乍らだとそんな難しいの中々出来ないよっと。

<つづく>

2020年12月25日 (金)

音楽備忘録498 魔改造悲喜こもごもⅡ-㉓

前回述アルミL型アングル活用法の補遺と、今後入手可能な廃品についてもひとくさりしとこう。
お題の後半こそが一面で「魔改造」の真髄であるが、時代が進むにつれて結構な変化が感じられる。

L型ってな単独だと角度的には垂直取付け、加減出来るのはアングル方向へケース・基盤のどっちかのネジ位置をズラして延長できる程度でしかない。
けれども数点組合わせるのを許容すれば、斜めは一寸難しいがそれ以外はかなり自由な構築も可能だ。

アングル断面はL型以外にもHやCもありそうだし、○や□のパイプだって使えなくはない。
けど体験からすると汎用性若しくは応用度の低いのを買っても、余らせたり転用が効かなかったりするのが多かった。

基盤取付用の製品版のでも近似で、ケース裏板と基盤の間隔が常に一緒とは中々行かなかったりする。
これが完成度の高い部品に限って微調整が利かなくて、稀にセールに遭遇して買っといてみようかと思ってもどれを幾つにするかで暗礁に乗り上げていた。

そんな中唯一統一規格が割と徹底してるのがネジ若しくはボルトの径で、電子回路関係ではかなり長らく3mmのが標準となっている。
これは自作派にとっては有難い処で、ネジに対してだけだったらドリル刃も3mm以下ので種類を幾らか持ててれば事足りる。

因みに俺が専門学校へ行くに際し買ったハンドドリルは当時の最安品で、その為刃の最大径は5mm以下となっている。
PotやJackの穴開けにはそれでは足りなく、一時期は珍しくかなり買換えるか悩んだりもしていた。

けど刃が太くなりゃ人力ではどうせ厳しくなるし、電動を使えば概述の如く勢いのせいで位置ズレが起き易い。
加えて例えば同じ標準Jack(6.3mm Phone)でも、案外取付穴の寸法はまちまちだったりした。

これ等からするとバリ取りの必要性も含め、結局は穴開けオンリーではどうせ賄い切れない。
因みにⅡでそのバリも小穴だったら仕上省略も可能だが、穴が大きくドリル刃が大きくなる程放置出来ない状態になる。

わこの辺で一旦終わらせといて「入手可能な…」へ進めるが、体験からは年を追う毎に金属の比率が低下している。
それが単に割合だけだったらまだ良いが、魔活用・魔転用に最適な「ある程度以上の纏まった大きさ」のが極端に減ったのは一寸痛い。

大昔のオーディオ機器から箱を転用するなら、最低限フロント・最高でもそれプラスリアパネル位を作り直せば済んでいた。
のが最近のは色んな所へプラが混在してたりするから、僅かな変更を許さぬばかりか作り直すにしても「変な複雑な形」のにしないと生き残り部分と合わさってくれなくなった。

俺としちゃそんな傾向もエコやリサイクルに実は逆行させる行為だと思うが、何しろ作って売る側最優先でどうしようもない。
若い人で廃品ストック(って変な表現だが😓
)も新しいのしか無いと、この面では可哀想だが少し厳しそうだ。

尤も今や「映え」全盛なんでケースは新品を買いたい人が増えてそうだが、それで問題になるのが「微妙なサイズ」が欲しい時。
お求め易くするには量産出来なきゃ無理だし、売れない物をわざわざ作ってくれる余裕のある人は今本邦の状況では居ないだろう。

自作するにしたって実店舗で見てから買うのが難しくなりつつあるが、たればこそ見なくたって分かる位の単純な材料を纏めて通販で入手するのが最善だと思われる。
それがアルミL型アングルであり、金属板だって大きさに余裕のある「只の板」なのだ。

因みにⅢでケースをプラにするのを否定はしないが、音響関係の特にアナログのでは電磁シールドの手間が増えてこれが案外厄介だ。
エレキGuitarのザグリ部に施すよりゃ単純な箱型は大分楽ではあるが、金属テープの重なり部分でちゃんと電気が導通してくれるタイプのはかなり割高だ。

ザグリ部シールドなんてのがひょっこり顔を出したんでそれは次回掘ってみるが、ケースで導電が途切れて一番不便なのは「何も電気・電子部品を付けない」面だ。
100均でも手に入るアルミテープ程度でザグリ部を賄えたりするのはこれが原因で、っと変なヒントだけ投下してたまには!?意地悪に店じまいしちゃっとこっと。

<つづく>

2020年12月24日 (木)

音楽備忘録497 楽器の音程調整④

さてさてチューニング(ここでは主に音程)に無頓着になり過ぎると、どんな恐怖が待ってるかを色々とね。
理屈としては音色・和声・ニュアンスは音程とは別物だが、人間の耳は測定器ではおまへん。

人に依って耳や神経の性質・好みや気になる処は千差万別だから、どれにどの程度悪影響をもたらすかは十人十色でありませう。
けど音ってなその豊富なパラメータのたった1つが、僅かに違うだけで全く違って聴こえちゃったりするんでさぁ。

ほうすっと例えばコード自体は全然間違って無くても、実際鳴らすとどうも変な感じになるなぁなんてのが起こる。
これが又状況次第で複雑な処があって、同時に鳴らす他の音次第で許容箇所や範囲が変動するんだす。

なので例えチューニングバッチリですら、このコードだとGuitarより鍵盤で鳴らした方が良く調和するななんてのがある。
専門家の端くれの癖に俺は純正律に対して興味薄過ぎだが、それはアカデミックな面に対してで実際には歌でハモる際は無意識で大昔から使っている。らしい。

何でそうなるのってったら、そうしなきゃ「ハモれてる」範囲から逸脱しちまうからだ。
そこで変態的な体験を1つ持出すが、俺も全く大した事ぁ無いがそんな奴はそんなに良いVocalistには中々恵まれない。

って全体としてはそんなに酷かっては無かったんだけど、ハモる時に迷わされたのだ。
単に音程が分んないとか分り難くなったってんじゃなくて、「どっちに合せた方が良いのか」ってのだ。

要するに伴奏に対して歌の主旋律が少々ズレてて、しかし単体で聴く分には辛うじてセーフなんて状況だ。
俺が体験したのではRock系なのもあってフラットしてるのが多かったが、ハモりが付いて歌の人数が増えるとズレがいよいよ目立って来て許容範囲から逸脱するのである。

それでも当初は「歌のハモり・コーラスなんだから」と兎に角メインボーカルに合せてたが、Liveなら未だしも録音では流石に厳しくなってしまった。
そもそもこれだって自分が弾いてるのから少し音程をズラした声を出すんだって大変だったけど、歌と演奏が完全にバラけるんじゃそれ処では無い。

そこで給与のだったら嬉しいが窮余の魔策で、「間を取ってみる」のを編み出した!?のである。
ホントはアンサンブルで理想からしたら超邪道なんだけど、格闘技の試合を見せたい訳じゃ無かったんでね。

そうしたっけやっぱり理想からしたらハーモニーが弱まってたけど、最低限の一体感は何とか出せたんだ。
後になってこの傾向の強い歌い手の共通項を思い出してみたら、先ずは歌うだけの人・次にPiano等普段チューニングの手間に疎い口程多く強かったのよ。

何も知らない当初は歌手の人格迄疑ったりもしたが、どう見ても皆人間性自体は遥かに俺よりゃ上。
では個人的に独善的な部分とか怠慢があるのかと疑うが、これも杜撰大王とは比べるべくも無かった。

だったら才能に差が…求めてる着地点の違いがあるのか等々、かなり全然無関係な遠い所迄意識が飛んだりもしてたんだから。😅
これが個人内で一気に氷解したのは50を過ぎてからだったが、要は「耳の使い方が違った」のが殆どだったと発見。

具体的には自分以外の音を聴く割合と、周囲音に対する整合性への注意力に差があった様だ。
集団演奏でもソリストの1の使命はそのパート自体の魅力だと思うが、そちらへ注力し過ぎてたとも言える。

勿論伴奏側が極力ソリスト若しくはメインパートへ同調させて然るべきだが、幾ら頑張っても全てを合せるのは不可能だ。
その伴奏側で出来ない部分だけはソリスト・メイン側で負担せざるを得ず、随時音程微変更が不可能な楽器にはもっと合ってるか確認するしかない。

そんな感覚みたいなのを習慣的チューニング不要なのがスポイルしてる様で、皮肉なのはそんな楽器程人側で合わせなきゃ駄目だったのにって処。
それでか元はPiano Vocalだったのが途中からGuitarへ移行したり、弾き語りから歌唱だけへ移行した人の何と多い事。

ホントはパートチェンジなんて不要で、耳の使い方にだけ気が付けりゃ済む話しだったんだけどね。
問題箇所以外で解決を図ろうとしたせいか、移行して以前より評価が上がったのは誰1人として居なかったよ。

俺が中々気付けなくて適切なアドバイスをしてあげらんなかったのも何だけど、何れにしても勿体無い話しだよね。
ってこんなのはそんなに多数派パターンでは無いと思うけど、たかが音程案件でそこ迄行っちまう事だってあんのよ。

<つづく>

2020年12月23日 (水)

音楽備忘録496 魔改造悲喜こもごもⅡ-㉒

はてさて前回みたいなのを言い出すと、単なる批判や愚痴にしか聞こえなさそうだ。
実際手間とか面倒臭さではキッチリ設計・計画された量産品には、多くの部分で到底敵いっこ無い。

俺の場合は主に予算事情で採択してるだけだが、手作り品やオーダーメイドにだってそれでしか可能とならない利点がある。
からこそわざわざ長々綴ってるんだが、その筆頭は体験的には「惜しいの解消」だ。

EIAラック(所謂1Uとか2Uってヤツ)の規格は結構オーディオ寄りだけれど、電子回路関係のそれ以外のは特に楽器系は殆ど想定外の希少例扱いされている。
その結果「あとネジ半本分スペースがあったら収まるのに」なんて、ストンプなんかだと起こりがちだ。

この段階で素人レベルで改善可能なのは、例えばJackやPot・SW等をより小型のを探して交換するとかだ。
けれどこの方法は仮にそんなのが見つかったとしても、大抵は強度が不足気味になったりコストが跳ね上がったりする。

或は最初から最小のばかりにしてたから、もうそれでこの部分は限界とか…。
そんな際再考の価値が大いにあるのが配置や収め方で、このお題には後者と強烈な関連性がある。

本項前回で既製品利用だと基盤は基本水平、良くて垂直にしか取付けられないのを書いた。
だがもし取付部品自体を自作出来たらどうだろう、もし巧くやれたらかなり制約からは開放可能なのだ。

例えば今時この部分は金属や樹脂製が主流だが、紙や木を使っちゃいけないってルールも無い。
その時のニーズに合せられさえするなら材質の他、それが廃品からの一部活用であろうと何であろうと全くオッケーなのよ。

そんなん言うからには俺はそれが常套化してるのが露呈した様なもんだが、コスト以外の面でそうなったのの最初は概述のネジやボルトナット等の数量の差だった。
メーカ製では例えば金属板へだったら、それの穴自体にネジ山がつけられてるからナットなんて要らなくなっていたりする。

ある意味極小住宅で暮らしてるからこの方面では俺に権威でもありそうで、極限状態に陥ればネジ1本分だってそれが原因で残念でしたになる事も珍しくないのだ。
そもそもネジなんて物は数が多きゃその分組立てるに手間だし、後で緩む心配だって本数分だから少ない方が良い。

勿論極貧杜撰大王ですから当然コスト面も全肯定しやすが、必要最低限には後から何かを追設したくなった際の差なんてのもありまっせ。
それにも増してメーカ製で多数派なのがサブフレーム等の併用で、ケース本体をなるべくプラで作るにはそうするしか無い。

内蔵物が軽かったり力が掛らない分はプラに直付けで良いが、強度や耐熱性がプラじゃ足りないのは直は無理だ。
それプラス取付ネジ等を内側へ隠す事も出来るからだが、その副産物として保持位置を都合の良い処へ移動させられる様にもなる。

この位置をある程度自由に選択可能になる点がミソで、ギチギチに狭いヤツでも良く探すと別の場所に案外少しは余白があったりするからだ。
では誰もが適当な廃品を持ってたりゃしないんで、比較的身近な材を使っての基盤取付部品の自作方法から行っとこう。

コレ大昔だったら木の角材だとかもあったが、今ならアルミのL型アングルが最適だ。
最近の俺はそれを買うのすらケチって廃品からの鉄のの方が多くなってるが、鉄より柔らかいアルミだと加工が楽だしかなりワイルドだが更なるご利益!?だってある。

開けた穴へネジ山を作るタップダイスを持って無くったって、上手くやればネジ自体で山を作ったりも可能だからだ。
その際専用タイプのネジが無くても、木ネジでも
丈夫なのだったらアルミの方が負けてくれるからね。

一方木切れの利用については小さいのだと強度面では不利だが、ケース内側へ木片を貼り付けときゃホントに取付けネジは1ケ所たったの1本に減らせるよ。
細かい位置決めをするにも木なら削るの簡単だし、絶縁物質だから少々変な処で接触したりしても短絡の心配が無い。

この2つは日曜大工の店で必ず入手可能で、電子部品関係の専門店に行く必要すら無い。
尤も高廃品活用度のでも所謂ユニバーサル基盤位は、通販ででもその筋の店へ注文しなきゃなんないけど…。

<つづく>

2020年12月22日 (火)

音楽備忘録495 楽器の音程調整③

今回は生Pianoの調律っても音程合わせ限定でだが、これを中心に奏者認識について論じたい。
楽器の調整や準備の仕方は本来人夫々で良いんだけど、今自分では出来ないってだけで丸投げ一択に固定してしまうのはどうもねえ。

実際に日常的に奏者が全てを賄おうとしたら偉い事だし、適正だってあるからそんなに無理は流石に言わないですよ。
只自分がやらないからって何時迄も無頓着過ぎのままで居たりとか、出来なくて何が悪いなんて極度に開き直り過ぎちゃったらアカンねん。

今回みたいなテーマを考察する際、近頃の俺は歴史の始まりを想像してみている。
一番最初に弾き出した人って、その時自分以外にその楽器が分かる人って作った人位しか居ない。

それからすればどんな問題に面しても自分(初奏者)と製作者のたった2人で、基本的には全てを切り抜けて行くしか無い。
しかもその時点でこの2人は情報の完全共有なんて程遠い状況かも知れないし、どっちか独りしか気付かない・知らない・分からないなんて部分も恐らく沢山あった筈だ。

その状況下でもし途中で投げ出さずに続けてたとしたら、どんなに苦労しようと時間が掛ろうと何とかして克服してた訳だよね。
それからするとⅡでもしかしたら極端に非効率だったかも知れないけど、予め知ってたり出来てたりしなくても全くどうにもならないもんじゃ無さそうだよね。

そこで俺が思うのは先ずそもそも適正の見極めがそれなりに完了してるのかどうかで、全く未挑戦のままで気が向かないから「ハイ私無理」なんて断定しちゃうのを問題視してるんだ。
これには色々おっかない副作用がセットになってんだけど、まあそれに気付いて無い人の何と多い事か!!。

冒頭の俺言い「原始思考」とでも命名しとく方法で考察すると、幾ら練習してもそれを支障する様な音程ズレがあったらちゃんとは上手くなれなかったりする。
それが一面では楽で他面ではとってもヤバイのが、譜面に過依存して演奏する生Pianoなのだ。

流石にそんな酷いのは先ず無いだろうが、例えばもし全部の鍵盤のが本来より半音高くなってたとするわね。
耳も使ってたら譜面より半音分下げる音の翻訳をして弾こうと試みるだろうが、視覚だけに固執してたらそんな風な「解決可能性の芽」を自ら潰しちゃうんだ。

そんで後で私はキチンと弾いた→悪くない・楽器が悪いってそりゃそうかもだけど、元は誰のせいだろうとその場に居合わせた皆にわざわざ気持ち悪いのを我慢させる程のもんなのかってさ。
過去述の一部の音大生お嬢さん方がそうなったのも、教育が主因の人が殆どだとは思いますよ。

けれどそれでは音楽家では無く「操縦者」でしかなく、例え本人は望まぬ道へ進まされてたんだとしても苦労の大多数が水の泡になりまんねん。
奏者さん側にはお客さんには原因より現場での苦痛が辛いってのと、指導者側には結局は自際に出てた音が全てってのを是が非でも再認識して頂きたい。

それ以前に俺言い「耳育」に大きな障害をもたらす、のを指摘させといて貰いまひょか。
もし「何時簡単に狂うか分からない」のを弾いてたなら、常時大丈夫か耳で確認する癖が付いてそうだわね。

これがTromboneやSlide Guitarだったら、耳不使用で求める音程を得るのすら困難だ。
昔の軍隊ラッパなんかもバルブが一切付いて無いから習熟に依って大体の加減は体が覚えてるにしても、最終的には聴こえたのに対して微調整して行くしかない。

この点に対してPiano系の多くはとても楽なのは確かだが、完全に省けるプロセスと安易に勘違い出来る程不変な存在じゃない。
それでも既に出来上がってる物だけを扱うならまだマシだが、これから作ろうとした時には他にも色んな弊害が考えられる。

これは次回にタップリやるとして、音楽演るのに「聴かないで弾く」とか弾けると思っちゃうなんて凄いわぁ。
だいいちもしそんな調子でいて楽器は「Steinway & Sonsのフルコンサートグランドじゃ無きゃ…」なんて言っちゃったら、とっても恥ずかしいギャグになっちゃいますぜ。😅

<つづく>

2020年12月21日 (月)

音楽備忘録494 魔改造悲喜こもごもⅡ-㉑

本項前回迄のはケース及びフロント・リアパネル等のを想定してのだったが、ここから内部部品の取付けに関するのへ特化して行こう。
電子機器では今なら基盤・昔でも所謂ラグ板等の固定が必須で、これが案外色んな面倒を連れて来るもんなのだ。

先ず見栄えからするとサブフレーム若しくはそれに類するのを使わないと、外部にネジやボルトの頭だけは露出してしまう。
近年のメーカ製では極力これを避け工数も減らす為に基盤にポットやスイッチをハンダ付けしといて、それ等のパネルへの固定を基盤ののと兼ねてしまうのが常套化している。

けれど素人がそれをするのは困難な場合も多く、位置ズレや入手可能部品の問題がある。
加えて自作ならではのプチ随時変更が、これを採用してると著しい制約を受ける。

又体験的にはこの構造になってるのの修理を受けた際、完全に同じ大きさ仕様の部品は先ず手に入らないから難儀させられる。
それとパネル固定部品の数量も関係があり、少ないポットやスイッチだけで大柄な基盤を安定維持させるのが厳しい。

メーカ製のでのもそんなのだと別途「後部支え」が併設されてて、これを一般人が実現するのは尚更大変だ。
これは使う回路基盤の仕様にも関係があり、ケースの穴と基盤銅箔パターンの両方に許容マージンが要る。

だが個人が極少数しか要らないのを上記の為に、所謂「エッチッング加工」で基盤制作するのは効率・コスト面の他環境負荷の面でも難がある。
俺自身専門学校の卒業制作でエッチッングを唯の1回だけ採用したっきり、以降は「蛇の目基盤」と称する汎用品しか使っていない(廃品強引活用を除く)。

しかしそうなると常に基盤固定の案件が付いて回り、結局はネジやボルトで締結するんだがそこをどう処理するかが課題となる。
ってのも回路基板のハンダ付け面
が金属製ケースとは直接触れたら駄目だから、何等かの手段で浮かせられる様に下駄を履かせなきゃなんない。

それに対し市販されてるのが金属や樹脂の短い筒状のだったり、プラの円柱の両端にネジ穴を埋め込んだのなんかがある。
これ等はコスト的には超廉価なんで買っても負担は皆無に等しいが、別面で不利な面が幾つかある。

ネジやボルトナットを強く締めようとすると、それが正反対に向き合ってるんで他方が緩んだりする事がある。
それからこの手のは基本的に直線なので、基盤ネジ穴直下でしかケース側に固定出来ない制約がある。

機器内基盤配置として最適位置にしたくても、そこを丁度ケース自体のだとかケース足のネジとかに占拠されてたら諦めなきゃなんなくなる。
その他上記のはベーシックではあるが、例えば基盤を立てて取付けたいなんてのには当然だが非対応だ。

昔よりゃそれ用品も大分充実して来た様で、この部分を90°変えたかったら少し割高だが垂直取付用ブロックってのも売られてる様だ。
けれどこれは大抵は他の部品と併用しないと普通の感じには持ってけそうになく、コストの割に自由度は低そうだ。

この部分量産品だと予めケース内部に金属柱を溶接とか打ち込んであったりしてて、それを参考に考えるとホントはもっと少ない部品点数で固定が可能なのが分かる。
そして数は空間占有率にも直結してるんで、特に小さくしたい時は結構問題にもなったりする。

更に実用上から考えるとナットよりネジ固定の方が便利で、基盤ネジ穴の至近に部品があったりそれが大柄なのだった場合は大きな差が出るのだ。
ナットをナメずに回すには、工具は必ずナットより外側に空間が要求されるからだ。

過去に修理品でメーカ製の癖に、ここの配慮の欠如してるのに遭遇した時ゃ酷く難儀させられたっけね。
それが又固着してて全力を振り絞っても、ラジオペンチで掴んだ位じゃビクともしない。

ボックスレンチを使おうにも隙間が足りなくて入らず、モンキーレンチでは横空間が足りないからそれも駄目。
それ以来手持ち品があったら未だしも、これから作るのにわざわざそんなリスキーなのは選んじゃ損だとスッカリ懲りただす。

<つづく>

2020年12月20日 (日)

音楽備忘録493 楽器の音程調整②

今回は一寸お題からは逸れるが、合唱(コーラス)の所謂「ハモり」を生贄として進めて行こう。
その意図は一番常時、「現場合わせ」(微調節)が必要と思われるからだ。

過去記事や前回本項後部でも触れたが、空気は温度・湿度等諸々のパラメータで音の伝達性能が変化している。
そのせいで最悪は聴く場所が僅かに違うだけでも、合ってるものがズレて聴こえたりなんかもしてしまう。

近年の録音では「録れたの基準」で調整させてるが、過去のでは俺言い「現場聴こえ基準」で作られてたのも多かった。
特に録音でテープを使うのが一般化する以前は、ダイレクトカッティング(直接レコード盤の溝を掘っちゃう!)するしかないからやり直し回数は厳しく制限されていた。

テープ以降ではしくじったら「上書き」が可能だが、物理的に加工しちまったら元へ戻せないからね。
それだけ「試し録り」が出来ないんだから、兎に角録る前にその場で完璧なアンサンブルになる様に演奏サイドで調整する事となる。

処がそんな中奏者耳とMic位置がかなり違う場合等、新たな問題が生じ出した。
大昔はMic数も少ないし耐音圧性能も低いから平気だったのが、音源により近付ける様になった黎明期にね。

概述だがBass等の低音程域だけ少しズレて録れちゃってる作品がそれで、チューニングメータが無かったからそんなになっちゃったんじゃ無いのよ。
現場奏者耳には「それで完璧」だったからで、しかしMicと耳の位置差のせいで空気の性質差等(無論残響も)が悪戯してそんな結果を招いているのだ。

合唱での完璧なハーモニーの中にはこの面での難しさも含まれてるが、何れにしても「その場で合せる」のが何より重要となっている。
してここからが今回の核心になるが、空気や音は誰が何でどうやって出したのかは一切感知しないって処だ。

宅のエレピじゃ無くても現実的には調音の大変なのへ他が合せるのが常だが、だからって合せて貰える方が無頓着で構わん訳じゃ無いでんがな。
その意味で今の日本で一般的なPiano教育を優先的に受けさせるのはとても危険で、この部分では「非常識人製造マシーン」ともなり兼ねない。

確かに調律は知識や技術以上に手間が大変なんで、現代本邦の多忙なお子様にそればっかやらせてなんてとてもじゃ無いが居られんだろうさ。
けどそれだったら狂う生のを放置する悪癖を付けさせるより、もう「デジタルPiano」専門のがあったって良いんじゃないかな。

近々の俺驚きでは生Drummerのチューニング意識の希薄化なんてのもあって、従兄の生徒さんでもそんな傾向があるそうだ。
何れにしてもⅡでそれって結局は「合せられない苦労」の体験不足もありそうで、宅エレピ以外にも和太鼓の一部等そんなのもそれなりに一杯あるんだよね。

或はポピュラー系生Drummerに限定すれば、PAへの過依存も考えられる。
実際電気マジックの力を借りないとどうしようもない音ってのもあるが、かと言って電気力側だけで生楽器の音を完璧に構築するのは今はまだ無理だ。

けどどんなプアでチープな打撃音でも無理くりコンプすりゃ、確かに一応一見もやしっ子では無くせる。
こんな残念な勘違いを無くす最善の方法は生なら生・電気なら電気、電子なら電子と先ずは最小限テリトリーの範囲でこねくり回せば良い。

それには願わくば教育的立場にある皆さんには、かなり早い段階で大変だけど本体だけでも変えられる合せられるのを教えてあげて欲しい。
今の若い人はリアルよりバーチャルから先に入るのが普通とか、当り前になっちゃってんだからさ。

まさかそんな気は無いだろうが自分達だけ体験して知っといて、既得権益式で儲けようなんて思って無いだろうなぁ。
そんなん続けてたら自分が齢取って引退後、誰かに調律して貰おうとした時来られる人が居なくなっちまうんだぜ。

<つづく>

2020年12月19日 (土)

音楽備忘録492 魔改造悲喜こもごもⅡ-⑳

したらばボチボチ金属加工の方へ戻ってくが、ここでは当然そんな本格的なのは扱わない。
筆者の技術力だって疑わしいが、それ以上に大いに関係するのが工具の問題だ。

せめて彫金の趣味でもあるなら別だろうが、普通は大したのを持って無くて当然だ。
しかしそしたら全然何も出来ないかったら必ずしもそうでも無く、限度はあるが工夫次第である程度迄なら弄れるのだ。

尤も鉄鋸・ハンドドリル・ヤスリ位は最低限必要だが、これ等の内鉄鋸以外は他の工作でも使われる道具だ。
ではこの手の金属加工で一番ニーズの高いであろう穴開けから行くが、労力的には電動の方が確かに楽だ。

が位置ズレを嫌がると、電動工具は慣性モーメントのせいでこれが起き易い。
所謂「ボール盤」等はこの手の問題を解消する意味もあっての存在で、俺の場合だと経済面以外ににも置き場所等の関係で不所持のままだ。

穴開け工具の優先順位を考えると、自由度の点ではドリルが非固定な方が応用範囲が広いのもある。
とは言え手回しではすぐに草臥れるし、回転数が遅いから時間もタップリ掛っちまう。

だが「勢いが無い」お陰でちゃんとポンチで凹ませときゃ、位置ズレはかなり起き難い利点がある。
それでも何しろ人力であるから口径が大きくなるともっと大変だが、体験的には2mm以上のはそれより小径の下穴を先に開けといた方が好結果だった。

これは手動・電動のどっちでも共通で、やはり「滑り易い金属」の場合凹み程度のガイドでは不足する場合があるからだろう。
又勢いに関してはそれが威勢良い程反発力も大きく、余計な処へ傷を付ける可能性も高かった。

んで工数としては下穴無しで一気の方が楽と感じるが、大穴を開けるにはその分力も必要だ。
それがもし精度を気にする場合は仇となり易く、仮に同じ位力を使うとしてもコントロールの方へそれを振り向けられた方が好結果を得られるのは自明の理だ。

それと付けたい部品が大柄だったり角型のだったりすると、どうせドリルだけで済ますのは困難になる。
径の大きいドリル刃は必然的にその刃のネジネジも大柄になるから断面が粗くなるし、ドリル本体もデカく重くなってしまう。

それ処か宅みたいに消耗したドリル刃を無理延命させてたりすると、少しづつ広げる作戦を取らないとそもそも中々開いちゃくれなくなる。😓
けどこれって裏を返せば低負荷な方が消耗が少ない証拠でもあるから、実は体力より精神力を要する作業と覚悟しとくのが宜しい様だ。

これは次の切る作業についても同様で、力を掛けて急ぐ程その切断面が荒くなる。
荒くなるってば粗くなるのはヤスリ掛けも一緒で、よくサンドペーパーの番数を順番に変えてくのなんかと同じだ。

因みに機器内部って普段は直に触れたりなんかしないから、メーカ製のでも尖ったまま未処理のなんかもたまにある。
が俺は未処理には反対で、怪我以外にもリスクがあるからだ。
電線や他部品が擦れたりした際、それではカッターナイフを当てたのと近似になったりする。

そこでプチ実態調査みたいなのをしてみると、見た目・感触は尖ってても完全未処理なのの方が少なかったよ。
最低でも所謂バリ取り位はされてる方が多く、ホントに「切ったまんま・削ったまんま」になってるのはそんなに多くは無かった。

これも工数としたら省けた方が減って楽だが、ヤスリ掛け自体は角を落すだけ・一寸丸めるだけだから労力は幾らでも無い。
しかも最低基準は切る道具より尖って無くなりゃ良いんだから、そんなに完璧である必要も無く大雑把でOK。

因みに角穴の必要性に対しては切抜きが真っ先に浮かぶが、糸鋸や鉄鋸ではその刃を支え張力を与えるフレームが支障し易い。
しかも最初に刃を通すのにどうせ下穴も開けなきゃなんない等、どの道切る作業だけにはならない。

なので仮に切りっ放しで良いからヤスリなんて要らんと思ったとしても、最低限○と□の2本位は持つ事になるだろう。
その代り上手に丁寧に扱えばドリル刃よりかなり長寿命なんで、大した値段でも無いんだからそんなに嫌わないでねっと。

専用工具や設備が整ってたらどうか分かんないけど、手間さえ変にケチらなきゃそれなりの加工をするのにそんなに大袈裟な工具なんて無くても可能なのだ。
それから最後に「騒音」について付記しとくが、やはり剛力・高速なの程これは大きくなる。

もし毎晩夜中に2個づつ穴開けなんて思ったとしたら、電動ではウルサくてとても実施不可だ。
尤もポンチは打撃音が出るから深夜は先ず無理だが、手動・人力主体には作業可能時間帯の拡大も含まれるのは見逃せないですぜ。

<つづく>

2020年12月18日 (金)

音楽備忘録491 楽器の音程調整①

今一度楽器の調律やチューニングに付いて考察しようって新企画、最近はデジタルのが増えたから心配無いってホントかな?。
正解はアナログのみたいな手間は要らなくなってるけど、全く不要になんかなって無いですよー。

って中には調整不可なオモチャ仕様になっちゃってるのもあるけど、基準周波数が周りのと違ったら合わせるニーズは残存しとるがね。
弾きたいだけの人にはチューニングって面倒でしか無いけど、そんな方には一度「調整困難な楽器」を体験するのをお勧めさせといて頂きやす。

そう言うからには俺は体験ありで本件に該当する今回の生贄機種は、多分再掲だが宅にあるエレピCOLUMBIA(日本) ELEPIAN EP-6Cだ。
以前述の如く主伴奏用にはデジタルより実機の方が向いてるから使用継続中なんだが、これのメンテにはずっと困窮されられている。

その内今回の音程微調整について披露すると、こヤツの調整方法がとってもアブノーマル且つ変態的なのだ。
発音源はオルゴールと同じ金属リード(鉄か真鍮の細長い板)になってるが、その先端に山盛りにされてるハンダの量がこれを支配しているのだ。

ハンダ付けスキルさえあれば調整自体は可能なんだけど、まさか毎回そんな事やってられないしねぇ。
尤もネジやピンみたいに勝手に回ってズレる心配が無い点では良いんだが、必要に迫られて削った後に適量だけ増やすのがとっても大変。

実質的には余計に盛っといてそれを削って合せるしか無く、例えばこの1曲でだけ一寸ズラしたいなんてのには非対応と言って良い。
俺が数回しか習ってないしとても面倒なPianoの調律を、音程を合わせられる程度でもやる気が出るのはこのお陰なのだ。

現実としては変えられないのへ他の方を合わせて使ってるが、合わせられないのがバッティングしてないから何とか凌げてるだけだ。
本件の根底として考えられるのは合奏機会の有無で、単独でしか使われない楽器だったらチューニングなんて出来なくったって構わない。

けれどチューニング機構が付いてたら独奏不可になったりゃしないのからすると、加減が利く方が親切だ。
そもそもこの件で考えるべきはアンサンブルの状況で、完璧な演奏をしても音程ズレで台無しになっては勿体無いでしょ。

それ処かどんなに演奏技術不要ので、誰でも弾けるのでも音程ズレてたらそれでパー。
この面からすると一部の音大生お嬢さんには、嫌われたくないけど苦言を呈しとくしか無い。

親からしたら子供に下手に弄られて壊されたら敵わんとか、大元はそんな処から始まってるのかな。
それでいてそれなりに値が張るから、業者に依頼するのはかなりたまにとか…。

現代本邦の状況では仕方無い側面が多そうではあるが、頑張れば改善可能な案件を放棄させる方へ誘導してるってな全く関心しない。
小学校の義務音楽教育カリキュラムに、「合せられないと如何に大変か」を是非とも加えといて貰いたいもんだ。

特に懸念すべきは所謂音感の育成にも影響大だからで、Pianoは「音程がアテに出来る楽器」との一般認識だろうからね。
実際Guitarみたいにいとも簡単にズレたりゃしないんだけど、デジタルのみたいに不動じゃないからね。

それからしたら合唱指導なんかにはデジタルの方が安全だが、「ズレを感知する能力」みたいなのを育むには不動のばかりでも良くないし…。
厳密には仮に楽器側が不動でも、音を伝える空気様の方が常に正に流動的なのだ。

もっとシンプルに行けばPianistだけチューニングに無頓着で平気って、誰もそうは言って無いけどそんな認識を作っちゃってんじゃないの!?。
音程は狂ってるけどどうですこの素晴らしく華麗な演奏技術…って、そんなの何の役に立つのかなぁ?。

<つづく>

2020年12月17日 (木)

音楽備忘録490 魔改造悲喜こもごもⅡ-⑲

前回から自作機器ケースの話しを始めたが、ここで今一度「見栄え」の問題にも触れとこう。
技術や努力等次第では良い線迄持ってけるのもありはするが、残念だが「魔改造」なのは忘れる訳に中々行かない。

貴方がもし機器外見を気にするなら、迷わず入れ物だけは新調するのを強く推奨しとくよ。
この件には単なる見た目だけじゃ無く、使用状況に依っては雨水の侵入等の面でもかなり違いが出易いからだ


又それがストンプ等耐久性も要求される場合、加工が楽でもアルミ板の曲げ加工のよりダイキャストタイプのが良い。
俺が悪戯し出した頃はアルミでも鉄のでもケースは板のしか殆ど売られて無かったが、今だったら何処ぞのマニアックなブランドのコピーでもしたい以外はお止しになっといた方が宜しい。

アルミ薄板のでも決して不可では無いが、長年使ってみたら以下の様な弱点が気になった。
①ネジ穴をナメ易い
②変形し易い
③軽過ぎて安定性に劣る

例に依って順に詳説してくが①はやはり薄さが原因で、ナメる他にもネジが緩み易いとか強く締められない等がある。
②に関しては今の処致命傷にはまだ遭遇して無いが、最悪だと曲げ箇所が破断・分離するなんてのもある。

実用上最も気になるのは③で持運びには良いが、肝心な時に足から逃げられて切替損ねそうになったりした。
こればっかりは現況の方が格段に有難い状況で、昔比で板曲げ系は値上がり・ダイキャスト系は物にも依るが単に売られる様になっただけじゃ無くどんどん値下がりしている。

そんな中ケース案件で一番問題になりそうなのは半端なサイズので、都合に合ったサイズ・材質のが見つからなかったり超高額だったりした際だ。
体験からはこれに悩まされるのは正規電圧駆動の真空管ので、その元凶はトランスの大きさだ。

現在製作中の球Bass Preampでもポータブル以前の配慮点がサイズで、ハラワタ総量は1Uハーフサイズ(巾が半分)程度でも何とか押込める。
しかし熱くなるってかさせるんだからプラは論外となると、例えば巾は0.5U・厚みは1.5Uのが良いなんてったって中々そんなのありゃしない。

概述過去に作った電気楽器用2ch球Preではツマミ数がそれなりになるから、少なくとも巾の正規1Uは無駄にならんってかそれ位無きゃどうせ足りない。
のでそん時ゃトランスの方を入り切る組合せにして乗切ったが、鉄製廃1Uケースが手元にあったのとラック内に設置したいのもあったからだ。

今回のは(ホントは「も」?)見栄えには目を瞑れるが、可搬性とそれに伴う安全強度だけは無視出来ない。
今はコロナでずっと休止してるが、それが明けたら最低週1で持ち運ぶ予定なのだ。

そこで過去に色んな転用先を思案しつつ死蔵となっていた、テープエコーのケースを云10年振りに目覚めさせる事となったのだ。
元は高校時代に友人が買った代物で、コストの都合で使われるテープが何と「8トラックカートリッジ」って変り種。

ストンプよりゃ随分大きい割にテープがそんなのだから、正規性能を出すには短寿命って不思議な存在だった。
それでいて入れ物だけは所謂球のAmp Headと近似な作りがされていて、概知のブランド製ではあったがなしてそないなと思ってた。

今更で調べ直すとMIRANO echo machine ME-32ってので、テープエコーのメーカとしてはそれなりに定評があった様だ。
只その中でも最廉価版且つ登場時期も遅く、それ等と相まってかなり売れ残ってたんだろう。

使用テープの選択はアイデアとしては悪く無く、オープンリール用のを適宣切って繋いだのを頻繁に交換するよりゃ素人でも使い易そうではあった。
とは言え本格的なの程の音質は望めないのに、テープ交換や大きさの手間が敬遠されたんだろう。

結局俺ん処へ来て暫く使いはしたもののカセットと違って交換テープのグレードアップ選択肢が無いのとかで、テープ交換するより前に使わなくなっていた。
狭小に暮らしててそんなのの残骸をまだ持ってただなんて、それだけだと「捨てられん人」と誤解され兼ねない。

完全否定は厳しいかも知れないけどそうしてたのはケースの作りがある面良かったのと、作ろうとしたらとっても大変そうなのが分かってたからだ。
特にサイズに対しての手間等が筆頭で、普通ならこの程度の大きさと重さのにここ迄の重装備は不要な事が多いしね。

<つづく>

2020年12月16日 (水)

音楽備忘録489 スピーカ低音補正の仕方⑩

おやおや魔改造Ⅱの方で柔らかい音質云々って、こっちじゃ低域はカッチリしてる方がって又ややこしくなてるかも。
ので一見矛盾してる様で、そうじゃ無いのをここに記しとこう。

あちらで柔らかくなきゃ→硬過ぎ駄目って言ったのはAmpの事で、こっちでカッチリのが良いってのはスピーカの事なのだ。
そしてAmpで硬くなるのは主に中高域で、低域をホントに硬くするのは至難な位だ。

一口に低音と云っても一般的に聴けるその殆どのは、中高域成分も含まれてるのが多い。
なのでBassが硬いと感じたとして、大抵は含有中高域からの印象なのである。

この面で誤認識を防げるとしたら正弦波発振音、若しくは倍音成分僅少のシンセBassのなんかが相応しい。
それで試して極例が出てくれると面白いんだが、端的表現すると音の鳴り始めに「妙なアタック倍音」が付加されたりするのよ。

無い筈の倍音聴こえた→そりゃきっと歪んじゃったんだ→音量下げてみろ、でも何故か幾らも収まりゃしない。
その正体は確かに歪みの一種とも看做せるが、スピーカが音の立ち上がり(音的に・電気的には反応)に間に合わなくて波形が変形しとるんじゃい。

それなりになだらかもあった波形山の斜面が、そのせいで断崖絶壁みたいになった様なもんでごわす。
これは音響的には正弦波(若しくはその類型)の前端部
が、矩形波(パルス)に変身したとなる。

シンセで波形を変えると音色が変るのと同じ現象が起こり、結果として悪目立ちはしてくれるが低音自体は少し減ってしまう事となる。
そのメカニズムはAmpがスピーカより速過ぎだとか、その逆等の際に特に顕著となり易い。

低域用のスピーカは原理的に大柄にならざるを得ないが、すると必然的にどうしても鈍足になりがちなのだ。
なのでトロ過ぎるウーハじゃ困るんだが、生楽器で低音を出す時の事を考えるとそんなに深刻でも無い。

Bassの弦長・バスドラの皮の口径、どれもウーハよりゃ全然サイズが大きい(或は長い)。
それ等の振動最速に間に合ってさえ居りゃ改変なんて起こらん訳で、だったら「トロい」って何なのさっと。

それは動き出しならそのホントの前端部、それよりも止まる方(鳴り止む)が問題になってるのだ。
仮に低音がたった1発だけだったら、それでも余韻にエコーが掛ったかな程度で済むさ。

けど普通の音楽内じゃ連続若しくは断続的に鳴ってるのが普通で、そうすっと前の音の「余計な残り」がその後のへ悪さするんよ。
これってミュートの悪いBassistの音が何だか濁りっぽいってなもんで、音程が低い程下手にダブると濁って汚くなっちゃうでしょ。

PCと違って極端な速度不一致があってもビジーになって固まったりゃせんが、音の原型供給・伝播はもう無理だ。
それからすれば絶対遅れないウーハと絶対慌てないAmpの組合せがベストだが、それがかなり困難なのだ。

Ampもスピーカも唯の機械だから、音域次第で反応速度を変えるのがね。
だいいち単音階専用のなんて見た事も訊いた事も無い処か、敢えてそれで何千台も用意するにも「間の音程」が出て来たらそこが非対応になっちまう。

そんなで再生装置側では楽器みたいな最適化が非現実的・不可能で、BassやTromboneみたいに音程毎に長さを変えられたら良かったんだけどね。
けれど只諦めても居られんからどうするってば、例えば新式のスピーカに古典的なAmpってのも理想に近付ける一手段だ。

宅で単なる球ヲタ・狭小住人のせいで偶然なっただけだが、EX-pro 6550S limited+AUDIX Nile Ⅴって組合せの低音がえらくリアルだと評された。
これ最初に言い出したのは俺じゃ無く、設計者且つEX-pro初代社長の近藤氏だ。

何でそんな大物が宅に来てたかったら、使われてる真空管に初期不良があったからだ。
今じゃかなり有名になったEX-pro自体も黎明期だったからかもだが、こっちが当時下北沢の外れにあったそちらへお伺いした事もあった。

それは兎も角彼の想定にこの組合せは無かったそうで、とっても意外だがこりゃ中々行けるねぇってさ。
もしかしたら俺の低音ヲタの怨念か何かが、そんなのをとうとう呼び寄せたんだろうか???。

<つづく>

2020年12月15日 (火)

誤った合理性⑧

爆音家に不要PAはお邪魔虫の後編となるが、本項前回は音質や奏者の意図したバランスの処でお出掛けしちまった。
前述のも勿論だが、今回は音量そのものについてだ。

それに際し予備知識として、会場環境と楽器のタイプの関係に言及しとこう。
だだっ広い所用としてはMarshallなんかが典型例だが、Marshallにだって3段積以外にも昔からそれなりにラインナップは揃っていた。

それでも基本的に録音よりLiveを意識したブランドだったから、Fender Champみたいなのはとても少なかった。
けれど幾ら100W以上のが大人気になっても、50Wのだとかがラインナップから消えた事は唯の一度として無かった。

これは比較的小規模な場所への対応を考えてたからで、それ等にはW数のみならずスピーカの指向特性等にも配慮が為されていた。
ここで第2の予備知識へ進むが「同じ音を出す」に際し、普通のコーン型スピーカには本数が増す程指向性が鋭くなる性質がある処。

俺個人的にはエンクロージャは密閉型の方が好きだが、電気楽器Amp特有の後面開放型の方が音の拡散には優れている。
要するに4発入り密閉箱の3段積はもし最前列のお客さんが胸に名札を付けてても、舞台からだと絶対読めない位の場所用想定なのだ。

歌手がGuitarソロ中に簡単にお客さんと握手出来る位の場所では、Eric Claptonが録音に使って有名になったヤツ位がジャストフィットなのよ。
少しお利口になったこの辺で本題へ進めると、それ故狭い割に3段積とかにしちゃうと余計PAと喧嘩しちゃうんですよ。

PAスピーカシステムだってちゃんとした設計のだとご同様で、単純に見栄えが良いからって下手にデカくすると指向性が狭過ぎて実はロクな音になって無い。
もしかしたらそれで無暗に高域をブーストさせて、すぐハウっちゃって困るわなんて見当違いな愚痴をこぼしてるのかな?。

この件実は近年にそれでの困窮談があって、Bassの録音をスピーカからにしてって言われて難儀したですよ。
宅のメインのAmpはLive機材レンタル屋流れの中古品なんだけど、これマイキングが偉い大変なんねん。

エンクロージャがバックロードホーンタイプなのも最悪で、中高域はスピーカから低域はダクトからの分離が良過ぎるんざんす。
要するに周囲雑音を嫌ってOn Micにしたきゃ2本構えなきゃ駄目で、これの登場時Liveでは既に最低でもダイレクトBoxの併用が常態化してたんだ。

それがその録りではスピーカからのだけじゃ無きゃヤダって、休養中Guitaristにゴネられたのよ。
んでこれ殆どのLive会場でPA収音用Micは1本キリだわね、それだけだと低音足んないから奏者は大抵妥協してんじゃLineのだけで良いやなんて…。

オオ何と不幸せなんでしょう、音色自体も楽器以外のはアカの他人に勝手に弄られて…。
しかも音量が大き過ぎて楽器本体ボリウムツマミを絞れば、パッシブ回路のだと所望より籠った音色になっちまうし…。

更に駄目押ししとくとVocalやGuitarみたく中域主体ならMicをあまり選ばず使えるが、Bassやバスドラは専用のか余程高性能のじゃないと生から削れちまう。
PAスピーカの方も本邦アホLive house程度のだと、ローエンドの再生し切れるのなんて滅多に置かれて無い。

それでは生より音質を劣化させてる訳で、聴こえるならPA通さない方が音が良いって事になる。
これ等を総合すると本邦狭小でのPA常用のって、ラジカセをフルボリウムにしてそのスピーカへ耳をくっ付けて聴いた様なもんかもよ。

<つづく>

2020年12月14日 (月)

音楽備忘録488 魔改造悲喜こもごもⅡ-⑱

今回は工作スキルの重要性に言及するが、今丁度「実物完成」の為にそれで少し草臥れてる処なのだ。
上手な魔活用が出来ればそんなにハードルは高く無いが、かと言ってこの手ので避けて通れる道は無い。

難易度から行けば素人向けのキットが一番楽でその次が所謂新製、残念乍ら最後が魔改造だ。
で観念論から離脱して今体感したのへ進めると、鉄板フレームへの電子回路基板の取付がその1つだ。

キット以外では最低限「穴開け」作業は必須だが、これは材質の影響が大きい。
加工し易い材を用いる程簡単になるが、耐久性や電磁シールド等の都合を考えるとこれが相反するのが多い。

それプラス本項での最重要事項は何たってコストで、廃品活用率を上げようとすると樹脂系のは低割合になりがちだ。
私的にはレジ袋案件より樹脂製機器類の方が大問題だと思ってるが、やはりリサイクル性の悪さで樹脂は群を抜いている。

レジ袋は俺にとっちゃゴミ出し袋だったから一寸不自由してるが、そんなのこそ誰にでも出来るイージーリサイクルだと思うんだ。
結局ゴミになるとは言え一切無改造で次の使命をまっとうし、1袋で2つの仕事をしてる善人なのにねぇ。

でもオーディオとかのケースじゃそれがプラだと、一般人には自らで他へ転用なんてほぼ不可能だ。
これが我魔改造界(そんなのあるんかいっ!?)ではもっと問題で、加工は楽でも転用の利かなさは致命的だ。

そこで一般的には入れ物だけ新規購入するのが普通だが、それでは魔改造の本道からは少し外れるのだ。
とか言っちゃって変にエコぶっちゃったけど、買えなきゃ作れないを唯一打破可能なのがこの道なのである。

そこで各自への適正判定みたいなのへ進めてくが、先に考えるべきは「頻度」だ。
たった1つさえ作れれば当面事足りるんであれば、なるべく「工具類の要らない」手法を選ぶのが良い。

ストンプみたいな小規模なのだと穴開け加工・塗装済みのも沢山売られてて、上手に探すと意外とお安くなってたわ。
中には素人では殆ど無理なオサレな外装のなんかもあって、そんなのだと寧ろお買い得でしかない。

これでの唯一の留意点ったら「中身を入れ物に合せて作っとく」事で、それにはケースを先に買って手元にある様にするのが良いだろう。
更にその中での課題ったら「入り切るか」だが、充分な余裕を見とけば大抵は大丈夫だ。

次に最小限にコンパクトに纏めたいとかなって来ると未加工の新品ケースが適してるが、この段階でもプラやアルミ製のにしとけば加工はそんなに大変じゃ無い。
但し最低限の工具は必要になるんで他で工具の必要性が無い場合、最低でも年に1つは何かこしらえる位じゃ無いと却って割高になる。

これ等の何れの制約も受けないのが廃品フル若しくは主活用となるが、上記事情からプラやアルミより加工が大変な鉄等のが割合的に高くなって来る。
又加工性の他にも機器に依っては強度や耐熱性等の都合で、金属を避けられない場合もある。

そうして考えて行くと金属工作の完全回避は、頑張っても限定的なのに気付けるだろう。
只頭ごなしに敬遠しなきゃなんない程何でも大変とは限らず、素人若しくは専用装置無しで困難なのは金属板の正確な折り曲げとかだろう。

これはかなり薄目のなら力は不要だが、幾ら薄いっても厚みはある。
この厚みのせいで曲げると寸法変化を起こすのと、通常曲げた外側を完全に鋭利な角には出来ないのが要点だ。

なので裏を返せばそれさえ避けられればハードルはかなり下がり、俺の場合はその位の加工段階のが多い。
加えてそれ故単に曲げるだけのと箱状だとかにするのでも随分違って、構造は複雑化するし繋ぎ材も必要になるが平板を組合わせて凌いだりする事もある。

この方法の利点は寸法の正確さを得やすい処だが、他にも固定ネジの場所の位置選択が増えたりもする。
因みに私的には繋ぎ材にはアルミL型アングルを使う事が多いので、イメージとしたらアルミの骨組みに鉄板を貼った様な状況だ。

尤もそう簡単に上手くは行かないが、何時も1番に狙ってるのはケースの転用だ。
現在製作中の球Bass Preampでは珍しくポータブル性が重視されるので、大昔友人から貰ったテープエコーのを転用すべく改造中なのだ。

<つづく>

2020年12月13日 (日)

音楽備忘録487 スピーカ低音補正の仕方⑨

さてここ迄は電子回路の方で何とかするのに限って来たが、スピーカの方で何とかするのが本筋だ。
JBL Control 1 PlusとTANNOY CPA-5だって、ド素人からしたら似た様なののブランド違いと思われても間違いって程じゃ無い。

でも実際は適正不足だと、一応専門家の端くれの俺が捏ね尽くしてもどうにもなんなかったよね。
従兄の教室でも新しい(って今ではもう…💦)Electro-Voice SX200よか、古いS200の方がこの趣旨に対してはかなりマシだったとか。

今のご時勢じゃ中々大きさの制限は厳しいけど、可能な限りある程度以上のウーハサイズがあるのがお勧めなんです。
直近の事情に疎いので何だけど、経験的に言うと最低でも16cm位無いと無補填では生とは露骨に音が変る。

そして電気的に極限盛りをするにしても13cm程度で限界で、それより小さいと耐入力やウーハStrokeの点で厳しいですよ。
それから人次第ではあるがサブウーハの追加や併用は若干非推奨で、それはマッチングが案外難しいからだ。

狭いからスピーカを極小化しようって位なら、サブ君の設置場所や向きだってどれ位メーカ指定に従えるか分からない。
それもメーカ側からセットで作られ売られるのでさえだから、セットのが無い機種に追加すれば新たな課題すら発生する。

それは分担領域の問題で、中々丁度良く分かれつつ綺麗に繋がってはくれないもんなのだ。
本格PAの分野で所謂「チャンデバ」(帯域分割装置)等が頻用されてるのはこの為で、専用タイプ以外に技師がマニュアルで調整出来るのもある。

食い下がりゃそれが内蔵されてるサブ君なんかもあるけれど、それだって中高域用のがサブ君側のお眼鏡に適ったので無ければ著しく効果が低下する。
常に所持機器の型番なんかに興味があるならまだ良いが、相性や適正を調べるだけだってかなり大変だ。

これ等からすると無スキルで無理無く可能な方法は、ローエンドが良く伸びている前出16cm以上のウーハが付いてるスピーカにするとなる。
近年は低能率が許容されてるってかそれでもそんなに困らくなって来たんで、昔よりは小さくてもどれもかなり下が出せる様にはなったよね。

けれど原理自体はちっとも変わっちゃ居ないから、例えば40Hz(俺の一応の指針)が入ってたら無補填で聴こえる程度のを求めるとかなり条件的に厳しいのは変わっていない。
俺と従兄は録音モニタにAUDIXを使ってるが、シリーズも違うもののウーハサイズのたった0.5inchの差が明暗を分けている。

どっちも「正直な低域」がしっかり出てくれるが、小さい方は50Hz止まりになっている。
そして定価を見ればこの件では惜しい従兄のに対しこっちのは大凡倍と、その当時ではたった10Hz下げるのにそんな出費を強いられた。

俺みたいなのが珍しくそんな背伸びをした訳は、40Hzが出せる中で一番小さいのにしようとしたせいだ。
それだって考え始めた頃にはこれはまだ未登場だったんで、30cmクラスの中で調べては逡巡していた。

先ずは音量出さないから小さくて良いわ、そんな呪縛を一旦解いて頂きたい。
流石に38cmとか30cmを買えと迄は言わないから、せめて数cm位は何とか頑張って欲しい。

それからサブ追加の件でもう1つご注意願いたいのは、追加したら必ず下が足りるとは限らない処だ。
家庭用のはそんなでも無いがPA用のだとそれのターゲット用途に依っちゃ、元のが中高域用でサブ君が中低域担当なんてなってるのもある。

これ前者は文字通り中域と高域だが後者は低音の中で真ん中ら辺から上って意味で、つまりローエンドは取り扱って無いんで御座居ます。
サブもサブソニックと言えば超低域若しくは可聴帯域を下回るのも含む意味になるけど、単にサブだとメインより下だったらどの程度でも言葉としてはOKなんざんす。

<つづく>

2020年12月12日 (土)

誤った合理性⑦

突如として本業関連のを行くが今日のテーマは爆音についてで、俺自身は爆音推奨の旗手的立場にあるがPAでの爆音には猛反対なのだ。
何でったらそりゃとっても迷惑だからだが、それは後程乞うご期待。

そりゃあどうしようも無くだだっ広い所でだったら多少は仕方無いが、特に今本邦での乱用ぶりったらPA本来の意義はもう完全に失くしてる。
だだっ広くても充分な音量をとか、爆音「乱知己パーティー」の為ってのも妙な具合だ。

正しい意味での健康自己責任年齢客限定で、予めそれ↑を謳ってるん
ならご勝手にとしか言えぬが…。
この件先ず健康と公害が問題だが、例えそれをクリア(ちゃんとしてるの滅多に無し!!)してても「実に下らん」ですとばい。

皆さん一寸想像して欲しいんだけど、大音量だけならヘッドホンの威を借りりゃ自宅でも可能あるよ。
仲間と騒ぐのにしたってカラオケとかでも事足りそうで、生パフォーマンスの必要性がホントにあるのか疑わしいぜ。

だって騒ぐ方に集中ってか満喫しようとしてたら、誰がどう奏でたかなんて気にしてらんないっしょ。
それとか間髪入れず浴び続けたい心境になってても、都合良く演者が必ずそれに応えてくれるか分からんし。

なので祭りの出し物としてのだったら未だしも、音楽のLiveで騒いで発散しようってのに元々無理があるのだ。
そもそも広過ぎたら音量だけ幾ら稼いだ処で響き捲っちゃって、どうせちゃんとなんか聴けやしねぇっての。

それはさて置き誰よりもデカい音を出したいのに、何で爆音PAが大迷惑なのかでゲス。
尤もシンプルに言や、「俺の出したい分を盗るんじゃねぇ」って。

俺言い不要若しくは過PAされて特に被害の大きいのがエレキBassで、奏者側でバランスを取ったり変えたりし難くもなるしモニタ状態も劣化するから堪らない。
近年の経験しか無い連中だとバランスをPAさんに丸投げしてるおバカさんも結構居る様だが、それでは楽だと思っても実際は損してるのよ。

確かに第3者の方が客観的に判断出来るし、パフォーマンスだけに専念出来る方が大失敗は減らせそうだけどさ。
「自分達のバランス」ってのも独自性の重要ファクターなんで、それならせめて「専属PA氏」を自分達で見つけて何時も必ずその人にやって貰わないと…。

それでもまだ多くのケースで困るのが所謂コロガシモニタの低域再生性能で、Bass Ampと比べて下の方が出ないからね。
本職さんで大型ステージ用Ampを使ってるのにコロガシからも流すのは、主に高域の指向性劣化等への補填対策なのだ。

本式のステージ用Ampってな「客席で求めた音になる」様に設計されてて、その為それより「近い横」では変な音になったりもするからなんだ。
それだと指向性の鈍い低音はAmpからのがちゃんと聴こえてるが、遠鳴りさせるのに一定以上の距離での明瞭度を上げる為に絞られた高域指向特性のせいでそんなになる。

それを何処のどいつが勘違いし出したか知らんが、低域再生が不充分なコロガシのままでそっちに依存しても平気と思っちゃったのかな?。
で何かとお邪魔なAmpをケチって、結局どっちからも楽器が出してる低域が劣化したままなのを放置されちまったと。

小規模会場でVocalや中音量以下の生楽器以外、本来PAなんて不要なんだけどね。
とほざきつつバンドも音響も専門且つベテランでも完全ミス無しなんて未だ夢の又夢の現状だが、普通なら不特定要素が絡むLiveでは原理的にミス完全回避は困難だ。

少なくとも録音物と比べたらその差はどうにもならず、ではこの面で完成度の低いLiveにどんな魅力があるかが大切なんじゃないかな。
私的見解だけど例えばミスのフォローやカバーにそれがあると思ってて、そんなのも即興(アドリブ)の大きな部分だ。

昔小耳にしたJeff BeckのLiveの話しで、通なお客は主のミスをひたすら期待し念じてたんだそうな。
その心は失敗が珍しいとかそれをあざ笑おうってんじゃ無くて、挽回しようとして普段聴けない超絶技が繰り出されるからなんだそうだ。

録音では成功してるのしか当然出て来ないから、超絶はずっとお蔵入りで何時迄待ってもお耳に掛れないんだと。
こう云うのこそが、Liveの音楽的に純粋な醍醐味ってヤツなんじゃない!?。

<つづく>

2020年12月11日 (金)

音楽備忘録486 魔改造悲喜こもごもⅡ-⑰

今回はST Micro TDA2009Aの、少なくとも自作派にはかなりマイナーな存在の音質自体についてだ。
俺としちゃ始まりは妥協の産物・次善策だったが、使い続け乍ら後から調べたら意外な事実も判明したのでそれを。

最初に断っとくけどこの程度の代物では、決して最高の音質なんかは得られない。
けど分かっててもそれを実行する資金なんて無いし、かと言って捨て鉢になれる程放っても置けない。

そこで美しい妥協だの表現は色々あるが現実的な線を模索するんだが、その時重要なのが方向性とか優先度だろう。
宅の現況ではそれが「柔らかさ」であるとか「ナチュラルさ」になっているが、科学的Dataよりも実際の聴こえ方に重きを置いている。

小中学生の頃はもっと単純にHi-Fiを追い求めてたが、楽器演奏力が付くにつれこれに疑念が出だした。
全体としての音の改変量はHi-Fiな程確かに少ないが、奏者や製作者は必ずしも全体を一様には気にして無かったりする。

近年本邦の身近な連中を見てると楽器の音にはウルサイのに、オーディオに対して無頓着過ぎるのは気にはなってるが…。
けどある意味それも自然な反応で、突詰めたら結局「生」と「収録物」はその差の完全排除は不可能に等しいからね。

これからすれば「何処を弄られたら一番困るのか」って辺りが、鍵になると考えられる。
それを今の一般的な環境に当て嵌めると、俺としては「生より明瞭」ってのが一番の害悪と感じられた。

それが例えばノイズケートを施して雑音の聴こえる時間を減らしたとかってんなら別だが、単にAmpとスピーカを繋いだだけで原理的にそんなの起こり得ないんだよね。
って事ぁそんなのの明瞭は必ず「擬似」な訳で、誰かが中で着替えてるのにいきなりカーテン開けちゃったみたいなもんなんですわ。

ゴシップ狂さんはそんなのにこそ興味津々かも知れんが、キャストからしたら楽屋が無いとか舞台袖が無いみたいなもんや。
ほんでそれがオーディオ増幅部ではどんな形で現れるかったら、隠し味としといたのが勝手に主役になってたみたいな事態
になる。

単純な音質の優劣だったら仕方無いが、制作意図に反する様になるんじゃ信用でけへんでぇ。
この点で現用の「全く大した事の無い石」には一寸特徴があり、随分前にたった1人だけだけどそれをブログで綴ってる人が居た。

今ではリンク切れになってて証拠提示出来なくなったのは本当に残念だが、その記述で覚えてる要点だけ思い出して記しとこう。
ディスクリートでもICでもアナログオーディオ電力増幅回路では、音質を気にすると普通は初段にマッチドペアの増幅素子を2つ用いている。(差動増幅回路)

トータル性能がその方が向上するからで、但しそれにも隠れた若しくは軽視され過ぎた弱点があった。
それが時に「音が実際より硬くなってしまう」処で、かつてB級増幅よりA級の方が良いなんてもてはやされたのも似た原因からだった。

そのブログの主さんは小型シングル管球式Ampも持ってて使ってたそうで、この石のがそれに一番近かったんだそうだ。
言われてみりゃ壊しちゃった高性能のって、性能の割には?と聴き疲れを一寸味わわされてたっけ。

どうやらこの石君の初婚時!?のTV時代に何となく気持ちの良い音と感じてたのは、どうも「変に硬めて無い」せいだったらしい。
その時内蔵されてたショボスピーカから何から、普通ならその程度の物には俺様程になれば!?無反応な筈のがだからね。

主さん曰くその当時調査したら他に初段シングルのパワーICは無かったそうで、俺はそこ迄の拘りは無いけど一面では結構貴重な存在だったらしい。
確かに可能な範囲で色々聴き比べてみるとその通りだったから、将来は不明もそのまま使い続けている。

因みにリアルオーディオがどんなのであろうと、詳細を聴きたい際はヘッドホンを使っている。
音の出所と耳の間に邪魔が入らない点で、どんな高級装置だって敵いっこ無いからさ。

<つづく>

2020年12月10日 (木)

音楽備忘録485 スピーカ低音補正の仕方⑧

今回はしつこいTANNOY話しの他、EQ補正と音質について語っちゃおう。
音質ってもここですから一般で言うのじゃ無く、固さ柔らかさについてでゲス。

本項③でCPA-5は本来PA用ってな書いたが、宅でも買ったそもそもの目的はDrummer用モニタだった。
でもまあ分かってみりゃ当然過ぎるんだが、フルボリウムで鳴らしたって殆ど聴こえやしない。

この件には更に前もあって、JBL Control 1 Plusこそが同じ目的で買った第1号だ。
モニタってもメインは歌だったけど、Rock系の場合低域が足りないのは何かと後で不便になる。

ので能率も無視こそしなかったけど、メガホンみたいなので賄うのには抵抗があったのだ。
大昔述の可能性も高いが何しろ狭いから、普通のPAスピーカ以外でどうにか出来ないかと夢も見たのだ。

たまたま俺は他のニーズもあったから無駄にならずに済んでるが、やはりもっと能率を気にしなきゃいけなかったんだよね。
強いて言い訳しとくとそれってもう25年も昔で、流石の俺様!?にだって若気の至り位あったんでいっと。

それは兎も角今は実質メイン・名目上はサブのオーディオで、JBLの方を使ってるが将来何らかのキッカケがあったらサブウーハを追加してTANNOYにする可能性はまだ残っている。
それ位不要に音質が固い位なら柔らかい方が良いと感じられるからで、特に中高域に関しては例外無しだ。

因みに口酸っぱの「生より固いと…」であるが、それを明瞭度と称すのは本質的には「嘘」である。
柔らかいよりゃ固い方が取敢えず埋もれ難く目立ってるっぽいが、それは単に音色の刺激が強いのであってそんなの明瞭なんかじゃ無いんや。

近年本邦作製のでは先ず見つからなくなってるが、地味で柔らかくても聴き取り易い音ってのもあるやんけ。
それこそが本当の明瞭で、固い=明瞭ってなインスタ盛り画像と同系統の紛いもんなのだ。

売行きや販売系統の影響もあるにしてもTANNOYが昔から割高だったのは、何にでも同軸ユニットを使ったりホントの明瞭度を獲得させてたりしたからだ。
実の所正直申せば幾ら良くても魅力が大いに理解出来てても、俺にとって好み的に最善では無い。

でも余りにも他のどれもが明瞭盛り過ぎになって来ちゃって、他人より沢山長く聴くケースが多い身としちゃ疲れて敵わんのよ。
尤もサブウーハ帯域だけに限ると貧で試せてないが、TANNOYのユニットは多分向いて無さそうな気はしてる。

スピーカも再生帯域の広さへ執着すると、分割駆動の分割数は増える傾向がある。
JBLではかなり昔から4Wayのなんかもあるが、音の纏まりや位相案件では帯域分割数は増える程不利になる。

だが隠れた!?ご利益として、音域に依って「適した固さ」にするのも可能だ。
元から柔らかい方の旗手がTANNOYで固い方のそれがJBLではあったが、だからって近年本邦のみたいな無茶苦茶なのと比べたらJBLの最安のだって高域は全然柔らかい。(※呉々も表面的な印象やイメージで判断しないで!)

それより固くしたくても中々そう出来ない低域の方に鍵があって、この面で同軸2WayのTANNOYには原理的な不利があるのだ。
2Wayって事ぁウーハも幾らかの中域を担当させられる訳だが、中域を固くならない様にすれば低域はどうしたって甘過ぎになる。

差し詰め缶コーヒーのコールド用とホット用で砂糖の加減を変えるてのみたいなもんで、逆の飲み方をしたらどっちも不味くなるでしょ。
でも音楽って一部例外を除くとジャンルが何だろうと色んな音が入ってるんだから、必ず冷やしてとか温めてなんて訳にゃ行かない。

加えて本式の同軸ツィータってのはウーハのVoiceCoilより原理的に小径な必要があり、サイズの制約からそっちで中域の分担量を多くするのも無理。
そんな処から見えて来るのがサブウーハに適したユニットの性質で、普通の音を聴いて固さ判定をしても殆ど意味が無いのだ。

なので素人レベルで少しでも選べるとしたら、なるべく何でもカッチリとした音質を出そうとしてるブランドのにしといたら少しは安全かな。
但しこれは超低域だけの話しで他はわざわざ費用を掛けて買うなら、今本邦なら柔らかさだけを追及する方がきっと成功するからね。

<つづく>

2020年12月 9日 (水)

誤った合理性⑥

私的肝入りなんでも少し連接車のメリットを続けさせて貰うが、その根幹にあるのは連結車より進歩的で有利な原理だからだ。
かつては検査や修理時に1両単位にバラせないからとか、ご都合主義的でも無視出来ない面もあったが…。

それを工場でやるならバラす自体は少し手間が増えるだけだが、車両に依って検査や修理に時間差があったのだ。
連接では直った分だけ先に走らせるのに柔軟性が低く、それじゃあ所望運用数が不足するから勘弁してって。

これだってその分余計に作っときゃ済む話しだが、置き場所は?その分の増加コストは?と迫られて断念させられた様だ。
それ以上に問題だったのが所謂「軸重」ってので今程軽く作れなかった当時は、下手に車輪を減らすと1軸当りの重さが規定をオーバーしたからだ。

けど近年は余程特別な事情や状況が無い限り、車両は編成単位で扱うのが当り前になっている。
かつて国鉄で合理的と思って1両単位で扱ってた処、所在不明になったり要修理車を間違えたり等目茶目茶になっていた。

その挙句新しいのを古いのより先に廃車しちまって、傷みの程度差があったとしても無駄なのへ修理費を掛けちまったりと大変だった。
結局「1両単位思想」は機関車以外、客車は殆ど同じのも多かったから成立するもんだったと。

電車ではかなり古くから連結させて使う前提のだと、各車で役割分担をさせていた。
例えば食堂営業を廃止したのにその後長らく食堂車を繋げたままにしてたのは、それ抜いちゃうと冷房用電源の供給不能になるからとかあったねぇ。

過去にはどうあれ今はもう上記2つの足枷はとっくに消滅してて、なのに今度はホームドアに不都合だからとわざわざ新たな難癖を付けて来やがった。
この先キリが無くて長くなるから割愛するが、そんな欠点も利点を上回ってたらの話しなんですよ。

近年多くの自家用車は昔のに比べて巾広になってと愚痴ってるが、トレッド(タイヤ左右の間隔)が可能な限り広げられたのは良い事だ。
ホイールベース(タイヤ前後間隔)を伸ばしてるのは乗り心地や安定性には良いが、内輪差が拡大するので微妙に感じている。

スポーツカーで無くてもそっちへ向かったのは少しでも客室空間を広げようとしてだったろうが、実際前後も左右もタイヤ間隔は大きい程乗り心地にも安定性にもかなりな差があった。
それが何故か鉄道では規格や慣習を盾に古過ぎるのに固執してて、これは安全やサービス面からしたら酷い怠慢とも言える。

ってのも鉄道のレール巾って車体巾の良くて半分、本邦で1番ポピュラーなのだと何と⅓しか無いんだぜ。
自動車よりずっと重たいから何とかなってるだけで、大地震が来たら必ずコケろって位不安定な寸法だがや。

けど流石にレール巾の変更は凄く大変だから我慢するとしても、せめて前後方向だけでももう少し「隅っこに車輪」を付けられないのかって話しなのよ。
航空機の場合車輪は確かに今も中心部にかなり寄っていて、乗り物の全てが隅っこ配置になっても居ない。

只航空機の場合機体強度の事情もあるし、飛んでる時の支えの翼はちっとも縮こまっちゃ居ないでしょ。
この面で鉄道で連接車にして一番変わるのは、曲線時の重心位置だ。

台車が車体端にあるって事は曲線部にある時、車体中心線が必ず台車のそれより曲線の内側になるんですよ。
遠心力に対抗させるにはうってつけでそれ故例え所謂「振り子装置」なんか付いて無くても、曲線外方へ車体が傾斜し難くなる。

すると先ず脱線し難くなるのが嚆矢だが、「支えの位置」が連結車より適切なんで乗り心地も自然と必然的に良くなるって訳。
長い棒を振り回そうとしたら端っこを持つと大変だけど、動かない揺れない様にしようと思ったら先端を抑えた方が確実で楽なのと同じでさ。

<つづく>

2020年12月 8日 (火)

音楽備忘録484 魔改造悲喜こもごもⅡ-⑯

いきなり蒸し返す様だが、しかしやっぱりあんな失敗はチィっとばかし堪えましたよ。
そもそもちっとも失敗の少ない人間じゃないんだけど、失敗慣れ!?してる分わりかし重大なのを避けるスキルは持ってたからね。

と毒はもう全部吐き終ったので続けてくが、BTL接続させると出力インピーダンスは倍増するのだ。
真空管式Ampでは大抵付いてる出力トランスで選べたりするし、½~2倍位の範囲だとトランスが勝手に合せてくれちゃったりもする。

が半導体Ampの殆どでは心臓部がどんな素子だろうとその殆どは、基本的には繋げるスピーカのインピーダンスが低い程大電流が流れて高出力となる。
とは言え素子の定格を超えればそこが壊れちゃうから、意外かも知れんがかなり気を付けないと危ないのだ。

それからするとなるべく低いインピーダンスに対応してるのが安全だが、例えば2Ωに対応してるのへ8Ωのを繋ぐと基本的には最大出力が¼に減っちまうんだ。
最近のは色々仕掛けを加えてそこ迄下がらないのも増えたけど、それでもそのままってのは先ずあり得ないのだ。

因みにTANNOYは100W入って8Ω・JBLは50W入って4Ωなので、どちらもスピーカを過大入力で飛ばす心配は無い。
けどその代りこっちでTANNOYの8Ωへ回路定数を最適化しとくと、JBLを繋いだ時にAmpの方を壊す可能性が生じた。

そこで変な葛藤しつつ編み出したのがDC電源ラインへのFUSE追加で、石を焼きそうになったらその前にFUSEに犠牲になって貰う作戦としてみた。
実際に使ってみたらJBL使用時もウルサくてそんな処迄音量を出せてないから、場合に依っちゃ後から手直しと考えてたのも面倒がって放置している。😵

遅ればせ余談になるが壊しちゃった非BTLでのTDA7265は、4Ω仕様だったから実はTANNOYの駆動力が足りて無かった。
これ真実に違いないんだがこの時点では半分気休めで、まだ補填EQの方が試せる処迄進んで無かったから見落してたか?。

Tda2009abtl-x2-amp
今回は電源トランスのみ両ch共有の関係で、珍しく端折らずに描画している。
それでも少しでもクロストークが減ったらと思って、トランス直後からもう別系統としている。

と云うのは真偽半々で整流用のダイオードの手持ちが、図の倍の大電流に耐えられるのが見つからなかったのも…。
この中で一番ご注目頂きたいのはFUSEの数と定格が左右で違ってる処で、これこそが廃品活用の証しでもある。

こう云うのは本来ならなるべく最少数で当然同じのを用いる処だが、電気君から見るとこれでも殆ど見分けが付けられないのを魔活用している。
それと今度のは両電源(概述では±と記述)では無いのに相変らずパイロットLEDを2つにしてるのは、トランスより後の電源部から独立させてるからだ。

因みにⅡでメーカ製の一般用の多くのはAC100V側にたった1つだけにしてるのが多いが、最大理由がコストカットにしても先ず素人じゃ直せないからそれでも別にね。
けど業務用のだと各部の稼働状態が確認可能な様に、回路ブロック毎に一々全部に付けられてるのなんかもあったよ。

この辺は好みの範疇に入れても良いんだけど、俺のこの手のは何しろ99%が廃品活用だからねぇ。
一寸自虐的にも感じられそうだが幾らこっちが頑張ったって、賞味期限切ればかりを食べて何とも無い方がおかしいんだからさ。

<つづく>

2020年12月 7日 (月)

音楽備忘録483 スピーカ低音補正の仕方⑦

今回はどうせだから、それ以外の体験エピソードも参考に披露しとこう。
っとその前に今更だが補填EQなんて裏技に、どんな意味があるかを言うのをずっと忘れちゃってたからそれからにしまひょ。

本質的にはマトモな低音が欲しきゃ、38cmウーハを持って来なきゃやっぱり無理だ。
けれど音量は幾らも要らんってかウッカリドカンと出られても困る環境の方が近年本邦じゃ多く、場所は取るは重いはではそんなのヲタ専用的になってもしゃーないやね。

半分はそれを逆手に取って程度は様々だが、要するに最大音量は犠牲にする代わり周波数帯域の広さを得ようって方法だ。
ご家庭用タイプのだと貴方に気付けなくても、何らかの形で実施されてるのも最近は少なく無い。

ではとっとと本題へ入らせて貰うが、本項前回後部で俺言い「無駄音量」とか言い出してるね。
これの害悪は皆さんが想像するより遥かに多くって、爆音浴び捲りの癖に俺が耳だけは未だ至極健全で居られてるのにも深く関係してるんだ。

実はこの面でも従兄教室のElectro-Voice SX200の使用は、危険度が唯のSより高かったのよ。
最近のある程度酷使されそうなスピーカは、2Way以上のタイプのだと昔より高域用ユニットが強化されている。

これは世間がより明瞭度を要求してるのの他、耐久性の向上にも繋がるからだ。
スピーカって普通のダイナミックコーンタイプのは他方式のより能率低目しか作れ無くて、唯一勝ててるのは今や絶滅危惧品種のコンデンサスピーカ位だ。

尤も高効率なのは所謂「圧電素子」ってので、目覚まし時計の「ピピピ」なんかはこれを使ってるお陰で電池が長持ちしている。
だがそれ等は低音が出せないか、出そうとしたら恐ろしく巨大化しちまう弱点を持っている。

それで普通のスピーカでは高域用ユニットの方がかなり高能率になってるが、って事ぁ高能率な分少ないパワーでデカい音が出せるのだ。
結果的に全帯域で例えば100W入れられるスピーカで、低域用ウーハはそのまんまでも高域用ツィータは耐入力が20Wので充分足りるなんて状況を招いた。

でコスト・大きさ・重さの何れからも足りりゃ良いからとそんなバランスにしといたら、変なソースを掛けたりAmpにプチ異常が発生した際にすぐツィータだけぶっ壊れるのが頻発してた。
勿論スピーカネットワーク回路ってのを内蔵してて、それで適正分配させる様にしてはあるんだけどね。

処がココからが話題の真相になるんだが、スピーカに忖度すると時としてそのシワ寄せが実は聴き手の耳に回って来ちまうのだ。
従兄ん処の変更前の状況だとウルサくて仕方無い程鳴らさないと、当時コンディション最悪の従兄が叩くってよりゃフレーズをなぞった程度でもBassがマトモにゃ聴こえない。

俺はたまたまX付きのだスピーカの方を限界迄上げても聴こえなかったから心配無いけど、ギリで聴こえる人はBassの為に他がウルサ過ぎるのを無理に我慢し続けるかも知れないでしょ。
実際従兄より俺の方が耳の高域特性劣化が少ないんだけど、もしかしたらこれが原因だったかも知れないんだよ。

現代的ニーズでは他のより使い難いTANNOYに妙な肩入れをするのもこの辺の関係からで、現代本邦標準レベルのスピーカは生音より音が硬くなり過ぎてるのがとても心配だ。
これには小音量時の明瞭度を「安易に」確保しようとしたのも良くないが、丈夫さ・使い易さ・安さを優先し過ぎてるのよ。

それも無理くりコンプの件なんかと近似で、どれかを前に出したら他が引っ込んだからそれももっと前へって「永遠にゴールに辿り着けないレース」になっちゃってんねん。
TANNOYも低域の不明瞭さは俺でも一寸考えちゃうけど、音量絞っても「ウルサっぽい」んじゃそんなの
こっちにやり様が残って無いんだ。

スピーカ同士での比較だとかっきりクッキリの方がどうしたって目立つし、第一印象は強くなり易い。
でも本当は生音と比べてどうかが大切で、「取れない化粧」が施されてる方が後で使い辛くなるのよ。

常にフルメイクのお好きな方もいらっしゃるかもだが、足りないのへ足すのは後から各自で出来るんだ。
でも余ったからって取り除く方は、スピーカでは殆ど不可能だす。

<つづく>

2020年12月 6日 (日)

誤った合理性➄

今回は本邦ではほぼヲタ的存在に成り下げられた、鉄道の「連接車」ってのに言及しときたい。
今でもカーブがキツイ路面電車等ではこの方式が用いられてるが、俺が吠えたいのは大きい車両や特に速度の高いのの方だ。

と吠えてもお住いの地域や生活状況次第では、「一体何のこっちゃ」となる方が普通でしょうネ。
ので取敢えず概念図を載せてみるが、何両も沢山連結させる必要があるの程ご利益が大きくなるのだ。

Photo_20201119012001
毎度恒例だが細かい事は不問に願うとして、上側の3両連結のが普通ので下側の4車体のが件の連接車の様子だ。
鉄道の場合今の普通サイズ以上のだとその殆どが車輪は2軸セットになってて、その一纏めを台車と称している。

でその台車の取付位置と総数に違いがあり、先ず少ない方が軽くなりそうなのは誰でも分かるんじゃないかな。
これが昔みたいに車体が重い鋼鉄製だったら1台車辺りの荷重が増えるんで、その分丈夫に作ればそのメリットは少し減っていた。

それが今みたいにアルミやステンレスを使って軽くなって来ると、通勤電車では満員時の乗客の重さの方が格段に高比率となって来る。
となれば車体がどっちのであろうと台車強度は満載時対応の方がメインになるから、かつてより連接にしたらより効果が得られるのだ。

ここ迄のは主に運営側にとっての利点だが、それより乗客にとっての利点がホントは絶大なのだ。
急曲線路面電車が何故連接を採用してるかったら、最大原因は乗客の安全性だ。

連結車では台車は車体の一番端より内側に「引っ込んでる」が、こうなってるとS字カーブを通る時隣の車体と「食い違い」が生じたりする。
近年は有事の安全性向上の為もあって一部例外を除き、車両間が通り抜けられるのが当り前になっている。

経緯としては敗戦後の混乱期に起きた「桜木町電車火災事故」ってのが大きく、逃げられる経路が少なかったせいで多くの犠牲を生んでしまった。
その当時の鉄道界の常識では乗客用「貫通路」は贅沢品認識で、特に関東では普通の電車では駅じゃ無いと隣へ移れないのが当り前だった。

だから通れる様にしたのは大正解だが、車体が食い違う事もあるってな通路も当然食い違うんだから危ないよね。
嘘みたいな話しだけど最近ネットで見た中に、何処ぞの新聞記事で「京王線の新車の貫通路が危ない」なんてのがあったらしい。

それは1970年なんだそうだが今より激混みだったからか、旧車より広くなった貫通路に乗ってた人が結構居たらしい。
当時だってそれで安全とは誰も思って無かったろうが、完全に押し潰されるよりゃマシって思ったんだろうな。

それでついでに柔軟性がある分心地良い!?貫通幌に寄り掛かってて、期せずして訪れたS字カーブで「ギャー」って…😓。
今は皆もっと気を付けては居ると思うけど、何処に差し掛かった時にそこに居たら危ないか全員が把握出来てなんか居ないよね。

たまたま通り抜けるのと線路コースの悪いのが重なっちゃったら、そうならん様にせめてそこ通る時だけドアが自動で鎖錠されるのなんて訊いた事無いし。
そうしといたってもっとタイミングが悪きゃ却ってそのせいで閉じ込められたり…、無策よりゃ対策はしといた方が良いが絶対そうならない方法があるんだったらそっちが良いでしょ。

あと車体の「台車より外側」って連結車だと、横揺れが台車部分より「梃子の原理」で拡大しちまう構造なんよ。
その昔台車が色々進化して誰にでも分かる乗り心地の向上があったけど、研究が限界点に近付いたからか最近は殆ど進歩が無い。

その進歩度合いが他の乗り物より劣ってるんだから、良くなるのが分ってる方法を使わないってのも何だかケチ臭い。
今連接車にしようとすると運用側に色々課題や問題点が出て来ちゃってるんだけど、だからって乗り心地をほぼ昔のままで我慢しろってのもなあ。

<つづく>

2020年12月 5日 (土)

音楽備忘録482 ○○のせい?⑧「緊急特別編Ⅱ続編」

前回補遺の前にネット接続障害を音楽側へ加えたのは、コロナ禍でリモート主体とせざるを得ないのにも呼応させたつもりだ。
がもっと身近な処でも使われてる一例から行っとくが、昨日体験したのはスマホからPCへのDataコピーでだった。

知人が新規購入したMicのテストに参加したんだが、その人は普段スマホで録音する機会が多い。
ので当然の如く試験もスマホで録ったんだが、その機種がiPhoneだった。

専用アダプタケーブルとかMac PCを持ってたらそっちで行けそうだが、これがバカ高いんでその人も俺も持って無い。
これの目的はマトモなスピーカやヘッドホンでも聴ける様にする為で、Gigafile便経由でPCへ転送して貰ったのだ。

アップル社としてはどうも有線接続を非推奨な面もある様で、確かにプラグだとか規格が一寸でも違えば有線接続はそれだけで不可能になるし面倒かも知れない。
それをネットを通じての通信にしたらファイル規格に違いがあっても、Dataとしてやり取りする分には上記の様な制約は無い。

但し通信速度や安定度が問題になるが、音楽だけ(つまり動画無し)のファイルだったら今時の水準なら極短時間で転送される。
リアルタイム再生では未だ若干Dataエラーへの一抹の不安は残るが、ついこないだどっかの家で起きた様な通信障害じゃ無きゃ単に一寸時間が余計に掛るだけだ。

考え様に依っちゃ目の前にある機器同士で一々外部サーバーを経由させるなんて非効率だが、あらゆる想定に基づいてありったけのケーブル類を全部用意維持しとくってのもかなり大変だ。
俺は業者でもあるから半ば義務みたいなもんだけど、一般人にそれを強いるのはコスト以外にも厳しい面がある。

何しろ様々な規格やそれ等の互換性等の知識、その運用や選択迄身に付けとかなきゃなんないもの。
けどこうなってみると俺自身がスマホ未所持でも、ネット環境が無いと色々不自由しそうなのがハッキリ分かったよ。

ほんで上記「一寸時間が掛るだけで済む」ってのは、Data転送がエラーが無くなる迄終らないからだ。
これだってなるべく短時間で済む方が良いが、注目すべきはエラーがあってもそのまま伝えて勝手に終わっちゃうヤツの方だ。(ネットでだってそんなのも時々あるが…)

有線接続の内アナログ信号のがコレに該当してて、それを避けるにはかなりメンテナンスの手間と気配りが必要だ。
俺みたいな古株は接触不良等に散々やられて来てるから習慣化してるが、そうでも無かったら気付かぬ内に被害を被ってた可能性もある。

音色や音質でもニュアンス面を中心に、アナログ有線接続の価値は今でも大切ではある。
しかしエラーが見過される点ではネット経由も含めたデジタル転送の方が安心で、唯一の危惧は流出や盗難か。

尤も俺を筆頭に残念乍ら非メジャーな存在にとっちゃ、狙われる心配は殆ど無きに等しい。
俺は近年のアップル社のやり方はとっても気に入らないけど、もしかしたらこんな面にも気付いてて無線接続に注力してるのかも知れない。

これからすると各戸のネット通信系統が複数あるのがデフォになると助かりそうで、やはりバックアップ系統が無いのがよろしくないのかな。
只それにはもっとお安くなってくんないと、宅みたいなのでは難しいや。

だとすると直ちには安く出来ないならもう少しリライアビリティを上げといて貰えんと困り、これも近年本邦「閉塞感」の一翼を担ってるんだろうか?。
個人で奮闘すれば何とか出来る余地が著しく減らされてる以上、音楽家ももっとネットへ注文を一杯出しとかないとイケナイのかも
ね。

そして変な言い方だが「正しく文句を言う」にはやはり知識は必要で、特にClassic系の生楽器担当者なんかには一寸面倒かも知れない。
けれど見当違いな内容では暇人クレーマーとして処理されてしまい、本当は困っているのが相手に伝わり切らなくなってしまう。

<つづく>

2020年12月 4日 (金)

音楽備忘録481 ○○のせい?⑧「緊急特別編Ⅱ」

驚くべき事に又もやネット接続障害が発生、前回修理からまだ1ヶ月しか経ってないのに。😠
今回は連続じゃ無く断続的だったから読者諸君には分からなかったろうが、11/29,30と12/1の投稿すらお陰でかなり際どかった。

先に結論を言っちまうと少々大袈裟かも知れないけど、その根源には政治の悪さがあるとしか考えられない。
現政権も引き続きマイナンバーカードを強引奨励してる癖に、肝心のインフラがこんな体たらくなのは矛盾が過ぎる。

これは大企業ですら鉄道なんかを筆頭に冷遇し過ぎだが、インフラ企業も「利権以外」に関して放任し過ぎだ。
先ず各戸への光ケーブルの配線実情から行くが、屋外でも基本的に屋内用のと大差無いケーブルが「剥き出し」で張られてるのが現況だ。

最近のは変ったかどうか知らんがアナログ電話回線のですら、通信線以外にガイドワイヤが併用されてたりした。
今回宅での障害の原因は断線等では無かったが、回線経路途中のケーブル接続部に支障があったそうだ。

修理者の説明に依れば建築か何かの都合で「線を避ける」際、想定以上の張力が及んで接続部が破壊されたらしい。
これのそもそもは電線類が地中化されず、時に邪魔になりそうな半端な高さの空中にあるのが不味い。

尤も地中となれば簡単には様子が伺えないし、湿気や雨水等のリスクは上がってしまう。
のでそれは容認したとして空中線式にするなら、本来はそれ相当の保護を加えるのがマトモな神経の持ち主の考え方だ。

その一例ってんでも無いが宅内では不慮の事故が嫌だったから、自分で光ケーブルを配線モールの中へしまっている。
電灯線と違って事故っても感電や火災の危険は無いが、光ケーブルの方が継ぎ接ぎをすると減衰量が多そうだったからだ。

しかも丈夫であっても細い線だから当然被膜の厚みも薄く、傷は表面だけでセーフとはなり難そうだしね。
にも拘わらずインフラ専門企業の屋外工事方法では「無保護」で、てっきり室内外でケーブルの仕様位は違えてあるんだと思ってたら完全に同一だって言うじゃあぁりませんか!。

こんなの電気屋の端くれ観点からしたら「切れよケーブル」ってなもんで、早く次の工事依頼を呼び込みたくて悪戯したも同然あるよ。
で前回修理時点で既に問題があったのを見落された可能性も無くは無いが、不具合箇所の特定がとても困難な状況を放置してるのはインフラ専門企業の罪に他ならない。

昔と比べたら大元からかなりモニタ出来る様にはなって来てるが、それも大きな障害に対してだけに留まっている。
これって実はウツケ者の発想で、そんなに酷くイカレりゃモニタなんか無くったって誰にだって分からぁってんでぃ。

寧ろ必要なのは「怪しい状況」の把握の方で、例えば外見上断線して無くても「中だけ切れてる」なんて場合だ。
これが大昔は所謂テスタっても基本は導通の有無しか調べられなかって、その代りっちゃ何だが「テストポイント」は今より多く用意されていた。

実際現代の高度測定器を用いれば昔よりゃテストポイントは少なくても済むが、だからって足りなさ過ぎたり省き過ぎたら何にもならない。
何かこの辺も変な2極化或は分断が進んじまってる様で、壊れ難いはあっても壊れないは無いのを失念しとるがね。

それはさて置き今回みたいな件でホント困るのは、こっちで努力のしようが無い処だ。
敷地外の配線は通常どんな高額を是認しても買取り不可で、あちら様の「持ち物」だ。

こんな部分こそが現代本邦の商売下手の典型で、最近は何でも自己責任とか吹聴してる割にゃシェアを失いたく無いんだろうね。
けどそんな無理して堅持した処で今回みたいなのが起きりゃ、その間「使えなかった分の料金」は取れないから収益が減るんだよね。

なので古いと言われようと旧来オーソドックスを堅持して総合的に儲けるか、割切って一部にリソースを集中させてそこでチャンピオンを目指すかだ。
前者の場合地味で面倒でも万全のフォローを売りにしなきゃなんないが、後者は競合他社に出し抜かれればジエンドだ。

とは言えそんなの「リスクの場所や形が違う」だけで、中途半端なのが一番ヤバイんだけどね。
やっぱり何処の世界でも○○屋さんとしての最低限の誇りは最重要で、それを持ってるのが少数派ってんじゃこの不景気も必然だわね。

体裁だけ整えて乗り切ろうとするにしても、どの分野でも「外せない・省けない」部分は必ず残るもんなのだ。
近年非正規雇用の増加が問題視されたりしてるが、こんな簡単には潰れそうに無い企業の経営自体が「非正規」なんじゃそれ処では無いですよ。

仮に政府や会社は暫く持った処で、それでは世間や町の方が先に潰れちゃう。
そしたらしっかりタップリ給料を貰えた処で、お店・工事屋さんその他諸々が既に全滅してるんだからもう暮らして行けないんだよ。

<つづく>

2020年12月 3日 (木)

音楽備忘録480 スピーカ低音補正の仕方⑥

何時もさすったかと思や殴ったり持上げたと思ったら扱き下ろしって、部分的に捉えると「一体どっち?」な拙ブログ。
そんな変に振れ巾が広いのは、ひとえにターゲットの真の姿を追及した結果なだけなのだ。

も少し第1候補だったTANNOY CPA-5の色々を続けるが、 機械的な原因は耐入力自体は余裕しゃくしゃくでも低域でウーハStrokeが底突きしたってのだ。
元々何もしなくてもJBL Control 1 Plusの方がローエンドだけなら伸びてたが、バランス的には高域に意図的に作られた!?ピークがあるせいか頭でっかちだった。

そんな「雰囲気」から勝手にTANNOY君に期待しちゃってたんだろうけど、どうやら「素の状態」で目一杯絞り出してたらしい。
それは底突き以前の段階でも耳に殆ど楽音として聴き取れなかった処に現れてて、そっから音量を上げてってやっと聴こえそうと思ったら残念至極の「ンカカカカ」発症とな。

本項次回で他でも類例を体験したのを又書くが、用途不一致の壁は想像以上に分厚かった。
それは兎も角デジタルバーチャルでの補填EQ手段を何とか見つけたものの、結局はアナログ回路のも上記2つの両方分を作った。

計画当初が丁度OS更新時期と重なってて、デジタルで行ける保証が無かったのが一点。
段々何とか出来そうなのが見えて来ても並行して続行させたのは、他のソフト使用時の事を考えたからだ。

私的にニーズの高いのはMidiでソフトウェア音源を鳴らす時と、動画で音楽Liveのを視聴する時とかだ。
デジタルの単独機やフリーソフトのでも増減可変量が非常識に多いのを散々探したが見つからず、更に駆動Ampの更新最適化迄一度に全部重なってたしね。

そのAmpは結局ジャンク山から捻り出してて、それは又後で魔改造の方へ書くわ。
としてどうせ必ず一緒に使うんで、アナログ回路の補填EQは同じケースへ入れてある。

単独機を買えたとしてもその方が場所を取られる訳で、デジタルとアナログの性能比較が出来るって大義名分を勝手に持たせたつもり。
んで実際比較してみると常用音量が小さ目なのもあってか、無意識で居たらどっちか分からない程度だった。

ガラクタ寄せ集めでも俺様の神技術をもってすればなんて言ってみたい処だけど、それにはアナログなのにハッキリデジタルに勝ってる位じゃないと駄目だよね。
けどそんなだから非常識ブーストさせるっても余程酷いので無い限り、用途に無理が無いのだったら大丈夫そうなのが良く分ったよ。

ここで一旦少し補填EQが可能になる条件を整理して、以下に弱点・利点の順で列記してみよう。
❶普段普通にして聴いてる状態だけでは適正判定するのに不足がある
❷全体としての最大音量をかなり犠牲にする覚悟が要る
❸❷に関連して小音量しか要らない
のに比較的大出力なAmpが要る
っといった処かな。

上記からするとやはり無駄ってば無駄を容認しなきゃなんなくなってるが、現代本邦の多くの環境を考慮するとそれでもやる価値は大いに出て来る。
①大出力でも昔比だと桁違いに廉価で獲得出来る様になった
②隣から怒られるからどうせそんなに大きくなんて鳴らせない
③聴きたい音が聴こえる様にする為に無駄に音量を上げたりせずに済む

この内利点の③に結構深い意味があるんだが、EQするにしても欲しい周波数と僅かでもズレがあったら無駄音量を要しちまうのがミソだ。
これが音楽でも演ってりゃ別だが、普通一般の人は自分が聴きたいポイントが何Hzかなんて知ったこっちゃ無いでしょ。

それ処か俺様程のこれ等全部の専門家???にしたって、初めて聴く他人が踏んだバスドラの音とかだったら聴いただけじゃ分析し切れんですよ。
他にも打楽器系だとそもそも音程が分り難い方が、良いのの方が多いしね。

<つづく>

2020年12月 2日 (水)

音楽備忘録479 スピーカ低音補正の仕方➄

測定してみりゃ適正が分かるかと思ったらそれ程でも無く、けどどの道正しく補正するにはDataは要るからまあいいやって。
この段階では少し徒労感に襲われてたが、次は兎に角そんな特性をどうやって実現させるかだ。

取敢えず私的にはBassistだからってんでも無いが、4弦開放のE音つまり凡そ40Hz迄の再生を目標とした。
これは他の大型のでも1つの指針になってたと言って良く、クラブのサブウーハ等を除けばそれ以下の低音にお耳に掛かる機会が少ないのにも依っている。

例に依って前回図参照の手間が掛って済まんが、図からすると夫々15~18と18~21dB位は盛らないと足りない。
そんなに増幅させるとなるとアナログ実回路でやるより、デジタルバーチャルの方が劣化せず相応しい。

けれど凹みに忠実に反対の特性が欲しいとなると、探しても中々適当なEQは見つからなかった。
特に難が出たのが「再生時にだけ掛けたい」って処で、結局たった1つを除いては未だ未発見だ。

その貴重なのがずっと常用中のFrieve Audioって古いソフトで、元は非対応ってか想定すら不可な時代のをこねくり回してWin 8.1で動かせる様にしちまった。
その内容は世間から隔離状態の俺にしては珍しく、
http://www.frieve.com/frieveaudio/support/wforum2.cgi?mode=new_sort&page=0へ書き込んだですよ。

それでいて別事情で俺は専用EQも作っちまったが、当然誰にでもすぐ真似られるもんじゃ無い。
特にハードルを上げるのが使うスピーカが僅かでも違ったら新規計測か要る処で、電子回路だけじゃなくそれなり以上に音響の知識と実践の技術が必須だからだ。

俺所持のは運悪くf特グラフが未公表だったが、もしそれが発表されてる機種だったら測定なんかしなくてもそれが使えると挑戦可能になるのだ。
Frieve Audio内蔵のEQはたまたまグラフ表示になってっから、画的に両者を見比べて「逆向きの凸凹」を描いてやりゃそれだけで行けちまうからよ。

正確を期すならdBの数値も読み取った方が良いが、注意が要るのはグラフの横線が何dB間隔になってるかどうか位だ。
例えば10dB間隔の真ん中だったら大体5dB位かなとか、その程度のロケーションをやるだけだからスマホで地図見て何処かへ行く時のプロセスと変わらん位な筈。

因みに私的にはこう云う優れたソフトに流行って貰いたいのもあるんで、JBL Contorl 1  Plusで実施してるスクショを奢っとこう。
と凄く親切したつもりになってもこのスピーカもこのバージョンのは、あんま人気無かったから参考程度にしかなら無さそうだけど…。

Jbleq
上図がその「大胆な」EQを掛けてる様子だが、前回測定図の所謂大凡「線対称」な形になる様にしてるだけだ。
普通に考えるとこんな大袈裟にやると歪んじまうもんだが、このお利口なソフトは歪まないレベル迄自動的に下げてくれる。

とは言えヘッドホンで聴く際EQをOffった時に自動で大きくなってはくれないんで、DSP部分に付いてるマスタボリウムを-6dBとしといて落差をほぼ殺している。
因みにⅡでこの機能の秀逸なのはリミッティングとかソフトクリップ等の加工は一切しない処で、他の大多数のはパッと聴きでは平気でもソースの方を「勝手に弄ってる」のだ。

他のだって好きに聴けてるからそれでも良いって言われりゃその通りだが、変わって無いと思ってるのが変えられてるって部分で貴方の耳能力を劣化させる可能性はありますからね。
その他にもそのままでは再生可能なファイル種が現行レベルからしたら少ないのを、「Shark007 Codecs」ってコーデックと「CDDAReader」ってのの追加で補っている。

普通の再生ソフトの導入と比べるとかなり手間なんで敬遠されそうだが、リアルEQをこしらえたりオーディオソース自体をそれ専用に弄ったりするよりゃ遥かに楽だし確実だ。
このソフトの宣伝!?は通算すると数回目になってそうだが、他でも同じ事が出来るのがあったらそれでも大賛成。

単に私的に気に入ったから吠えてんじゃ無くて、現時点で他に見当たらないのがその理由なんで御座居ます。
先ず場合に依っては「そんな方法がある」のを知って頂くのに、他に適当な手段がめっからないしねえ。

<つづく>

2020年12月 1日 (火)

誤った合理性④

最近は車を持たない人も増えてるけど、だからって道路巾を考えずワイドなのばかりしか作られないのには辟易している。
それへこんなのを加えると世間を敵に回し兼ねないが、民度低下の影響もあるとしか俺には思えないのだ。

本件の一番端的な例示をさせて頂くと、所謂3ナンバーで抜け道的狭隘路を通りたがるお方。
それもミリ単位と迄は言わずとも、せめてセンチ単位の「寄せ」位は自在なんだったらまだ許せるよ。

更に進めてそんな運転技術を持って無いなら、常にお先にどうぞってやってんなら認めてあげますわ。
けどこの手のの典型的なのはそもそも状況や事情が分かって無いのが多く、本来はルート選定ミスなのに「チェッ、ボロい対向来やがった(多分俺とか)」なんて態度がありありなのは流石にねえ。

さて巾が気になるならいっそ軽にすればって意見も出そうだが、悪税のお陰てもう昔みたいな大差は無くなってる。
将来的に遠出しなくなるとか、機材車としての機能が不要になったら選択肢に入るだろうけどさ。

これで積載量や広さ以上に問題になるのが、エンジン若しくはモータの「トルク」だ。
後タイヤサイズについてもなんだが、国の遅れた誤った規定のお陰で実情に合ったカスタマイズが出来ない。

しかしこれ等も例えば5人乗りだったのが4人乗りになるとか、所謂「車格がどうのこうの」なんてのに振り回されてるのも事実だろう。
自家用車に限らないけど何でも普及が進むと、認識が低下するのは仕方無い面もあろう。

だが車が売れなくなったのは行き渡ったからとか人口減少・不景気、そんなのも間違いじゃ無いがニーズからズレてるのを無視するのは愚の骨頂だ。
実際その不適合な大きさ等のせいで軽が多くなったが、そしたら税収確保が予定通り行かないからって小さいのを高く・大きいのを安くしたのは国の無責任な愚策に他ならない。

だって安くなった大きいのが楽に通れる道が、幾らも増えて無いんだからよっと。
では先ずは乗車定員の件から看破してくが、これを陸のライバルの内鉄道の1人分座席巾から検討してみよう。

敢えて一番狭い通勤車の所謂ロングシートのでだと、近年製造のは大体最低でも45cm以上となっている。
なので3人並ぶとそれだけで135cmになるが、これは座席中央部分での場合。

肩幅のある俺みたいなのが気を使ってドア脇に陣取ったりしたとすると、昔と違って板で仕切られてるっても大抵は客席側から見ると少し凹ませてあったりする。
なのでその場合は肩部限定だと更に増えて、それを仮に5cmとすれば最大巾は145cmとなる。

で車で横方向衝突からのクラッシャブルゾーンを仮に10cmとすると全幅は165cmになるが、全員を通勤電車のドア脇と同条件とすると170cmと5ナンバー枠に収める限界になる。
となれば枠一杯(例えば1,695mm)に広げて、やっと通勤電車のドア脇と同程度しか取れてないんだよね。

確かにいざって時にゃ1人でも多く乗れた方が良いけれど、上記比較からするとそれは短距離ビジネス専用って感じだ。
どうせバブリーに行きたいなら最近は電車やバスですら、高級な席は「3列」にするのがデフォだ。
電車・バス等は通路の分が要るとは云え、最大巾が1m位広くてそんななんだよな。

因みに昭和の昔にゃ子供用として新幹線みたいに巾広じゃ無いのに、修学旅行用と称して横5列なんてのもあった。
今は子供だって体格が向上してるから直接比較には値しないが詰込みでも構わんってんなら、真ん中の人の肩を前へズラしたりすりゃもっと狭くったって座れん事は無い。

車の方で妙なのが誰もが前席なら2人分でOKと思ってる処で、なるべく乗せたいなら昔のみたいに所謂ベンチシートにしたら座席条件だけなら後ろと何の差も無いんだけどね。
運転手の環境的には余裕のある方が確かに良いが、余程大きなマージンが取れん限り規格外の体格の人も必ず存在するわな。

現実的には関取に2人分取るななんて言うのはナンセンスで、その逆に小柄な子供が余ってるのにここは自分の領地だって他の人との負担差を容認し過ぎるのも考えもんじゃないの?。
なので幾らも広がらない道巾を考えると、現状のは何とも中途半端で時代遅れな考えとしか思えないんだ。

<つづく>

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