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2020年11月 8日 (日)

音楽備忘録459 魔改造悲喜こもごもⅡ-⑦

さて本来なら執筆より実作業の方に精が出ると良いが、何だか勢いが付いちゃったからサブウーハの件をもう少し続けよう。
付いてた線をわざわざ取っちゃったから、暫定でも即施工が不可になったのは紛れも無い。

とは云え安全性の他にも幾らでも言い訳出来る材料もあって、先ずは元々付いてた線のコネクタの仕様の問題だ。
所持サブ君は旧車時代のなんだが、ケチった挙句既にその当時でコネクタが旧態化していた。

それ処か車載オーディオ本体の出力が、もうその頃で一体型コネクタへ変貌していた。
これはレース仕様のでもない限り、完全オーディオレスの車なんて売らなくなったのが原因だ。

それで最低でもドアスピーカ迄の配線は最初から設備される様になって、車の所謂ハーネスの一部に完全統合された。
一般オーディオと違って車載の場合、何処かを何らかの必要で分解する際の配慮が優先だ。

その際等に年々増える配線の接続ミス等を避けるにも、纏められるだけ纏めて一括にし且つ違ったコネクタにしとくのが良い。
その結果何も弄らないなら最良の方法になったが、部分的に改変したい際は普通の手段が使えなくなっている。

これの対策として配線の途中から分岐させるアダプタが売られてるが、これは一度装着するとその線の最低でも表皮を破壊するってワイルドなヤツだ。
少し高級なのになるとそれ用のハーネス自体も一部売られてるが、先ず割高だし全部のニーズに対応するだけの品揃えも無い。

こんな処でも音響は走りに無関係だからか又もや冷遇されてて、結局非近代的な手段を余儀無くされている。
はこの辺にして実際どうしてくかだが、内蔵型だから部品自体は本体内に揃っている。

そしてどうせ手間が掛るならより安全な方が良いんで、配線を復活させるよりコンバータを外に出してオーディオ本体の至近へ持って行くのを考えている。
尤もそれには先ず回路の実物基板からの読取りが必要で、これがベリー老眼も加勢してしんどくて仕方無い。

ので方針決定当初はネットで外付けのをを漁ってみたが、手持ち部品の兼合いからも都合が良く無かった。
一般的なのは小型トランスを使う方式のだったが、所持サブ君にそんなのは入っていない。

ここから推察出来るのがサイズ・コストもたが、小型トランスの性能にも懸念があるからだろう。
概述の如く低音の特に低い方は信号の振幅が大きく、これをきっちり伝達させるにはトランスの磁気回路容量が大きくないと苦しい。

でも電流量・コストからしたらそんな大きさは全然不要なので、現在市販されてる殆どのは超低域特性はかなり妥協の産物となっている。
一般用途なら問題無い程度には収まってるが、この用途では超低域こそが最重要だ。

それからすると簡単で故障率は低いが、小型の限定だとトランスを使うの自体があまり向いていないのだ。
気付いてしまったが最後、費用が掛かってその割に懸念が残るんじゃそんなの選外決定か。

ここへ考えが至るのに時間を要したのは別面の懸念からで、トランス不使用なら直流分遮断に電解コンデンサが必要となるからだ。
車のダッシュボードの中って、特に空調関係のも入ってるから温度の変化と上昇が中々だ。

熱に決して強く無い電解君だと、余計に寿命が短くなるのは確実。
それで無くても炎天下に駐車中には、車内温度は驚く程高くなる事がある。

恐らくそれで所持サブ君みたいにチープなの以外は、リスクの方をより嫌ってるんだろうな。
只一寸不思議なのはそんなに長く使う人は多く無さそうなのに、他機器に比べて旧態依然になるのをカーオーディオでだけ容認されてるのが分からない。

今回俺が直面した様な状況に電気スキルの乏しい人が直面したら、それだけでも買換えの立派な理由になるだろうから。
そんな調子だから例え最適じゃ無くても小型トランスで賄う人が多いんだろうけど、手持ちで良さそうなのは結局見つからなかった。

<つづく>

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