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2020年11月19日 (木)

音楽備忘録470 スピーカ低音補正の仕方①

今時はスマホ等携帯機で音楽鑑賞する機会が激増してるから、何等かでお世話になってる事も多そうだ
だが本来はスピーカ・ヘッドホン・イヤモニのどれだろうと、個別対応しない限り最適化は図れないのだ。

私的想定としてそんな非最適の代表的弊害は「無駄な音量」で、足りない部分をピンポイントで補填出来ないと必ずそうなってしまう。
何故って大抵は欲しい範囲より調節出来る範囲の方が広いから、足りてる部分迄道連れで大きくなっちゃうのだ。

それである程度本式のPAシステムでは、最低でもグライコのBand(帯域分割)数が31は無いと使い物にならない。
尤もこれは環境に依る響きの補正の方が主で、スピーカが持つ固有の悪癖を退治するのにはそれでも事足りない。

一部の高級なPAスピーカに「専用EQ」が用意されてるのが正にソレで、宅の防音室外のに追加してるのも自前のカスタムメイドだ。
けど誰もがどれにでもそんな真似が出来るもんでもないので、だったらどうすれば少しでも近付けるかが一般的には課題となる。

先ず調べるべきはどんなスピーカかで、EQでどの程度補填し切れるのかだ。
スマホ搭載のみたいな超小型のでは、下手すりゃごついヘッドホンのユニットのより小さい。

そんなのでは幾ら電気だけで頑張ったって、低音を出すのは到底無理だ。
そんな場合は何か「低音を出せる物」に切替えるか、追加するしかない。

スピーカの許容入力にしても普通は公表されてるその周波数帯域内での話しで、例えば「80Hz~」と書かれてるのに50Hzを入れるられるのはかなり小さくなってる場合もある。
詳細は次回へ譲るがそのスピーカでは壊れはしないが、駆動系が所謂底突きをして駄目だった。

逆に一寸だけで足らせられるならこれも方向は明確で済むが、問題は上記2つの中間領域のでそれが多数派を占めている。
中間領域のケースで次に考察しなきゃなんないのが、必要最大音量だ。

人の感覚では「足りない分を増やす」のであるが、Ampにもスピーカにも最大定格って限界があってそれは超えられない。
なので実際には一番小さい(低能率)な方へ、他を合わせてわざと小さくすると考えた方が良いのだ。

例えば欲しいのに12dBも下がってる所があったとすると、全体の最大音量限界は¼に低下するのを容認しなきゃなんなくなる。
普通の個室内で普通の聴き方をするなら最大パワーは10Wもありゃ充分だが、上記の様になってたら2.5Wとなるから不足するかも知れない。

これスピーカが低能率になる低域にはちゃんと10Wをくれてやってるのが、その非効率のせいで2.5W分の音量にしかなってくれないって事なのだ。
なので「こんなに小さいのにあんな大音量も出せます」なんて謳われてたって、聴こえる範囲が限定されても構わないのならの話し。

故に小型大入力スピーカは斯様にして大抵は最大音量よりも、少しでも帯域の広さを確保する為の措置だった筈。
けど残念乍ら俺知りではJBLの一部シリーズを除き、本来の目的に対しては中途半端な作りのが多い。

今時はサブウーハを追加する方が一般化してるんだから詭弁かもだが、場所取られるのを嫌って小型化するからには数だって少なく出来る方が合ってると思うんだけどね。
とは云え車のドアスピーカなんかだとエンクロージャをユニットの方へ合せるのはほぼ無理で、その部分は安全面最優先の設計とせざるを得ない。

結果的に俺みたいな主義!?の持ち主でも、部屋では用いないのを車では使ったりしてるのだ。
今回最後に補正の有無に依る音質差に言及しとくが、やはり無補正のの方が位相や混変調歪み等多くの点で優れている。

コスト・手間等も含めて考えると、許される限りでスピーカは小さくしない方がお得なのは不変だ。
特に「この大きさでそれしか音量出せないのかよ」なんて、今だと感じられる事が多いだろうが惑わされてはなりせぬ。

<つづく>

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