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2020年11月29日 (日)

音楽備忘録477 スピーカ低音補正の仕方④

前回最後で何時頃だったか忘れたって書いたけど、そのままにしとくと呆け促進になりそうなので調べてみた。
したっけお~怖っ、もう9年も前の事だった。

結構経ってるのは分かってたけど、意識と実際のズレに愕然。
齢取ると時間が短く感じられる様になるのってホントみたいで、それでか予想より測定資料が残って無かった。

が実例提示主義を貫くべく折角だから披露してくが、その前に件の機種の先ずはスペックから行っとこう。
どっちもサイズ的には1ℓの牛乳パック4本分位、ウーハサイズが13cm程度のクラスで樹脂エンクロージャの典型的コンパクトタイプだ。

この手のを最も普及させたのはBOSEの一般向け代表作101だが、何れも出た当初の時点では見掛けに反し「普通の音」を出せるのが売りだった。
今じゃあこれ位のサイズの方が普通・当り前になってるが、それ以前はもっと大きくないとどう頑張っても低音はマトモに聴けなかった。

とは言え業務用やヲタ様用と比べたらやっばり低音は全然少なくなってて、 101は単体で素人が聴くだけなら何とか騙せるって程度のだった。
尤もBOSE博士はそれは承知の上で、かなり早期からフィットするサブウーハもラインナップしていた。

けど今でこそサブウーハの存在も知れ渡りつつあるが当時一般には中々浸透せず、後発ブランドはサブレスでももっと低域の出せるのを開発して行った。
俺所持のは丁度その頃ので1つはTANNOY CPA-5、もう1つのJBL Controlはシリーズ内では3つ目のバージョンのだ。

1.JBL Contorl 1  Plus
Low:135mm,Hi:25.4mm 2Way,60Hz~20kHz(-10dB),4Ω,能率87dB
定格50W,ピーク160W

2.TANNOY CPA-5
127mm特殊同軸2Way, 80Hz~22kHz,8Ω,能率90dB,定格100W

両者のスペックからだと吊るし(既製品そのままの状態のを昔はこんな風にも呼んだ)状態ではJBLの方がLowが出てて、実際聴いてもそうだった。
しかし能率が倍違う(電圧だけだと6dBになるが電力だと3dB差が倍とか半分)のと耐入力も倍の差で、トータルでは最大音量には4倍もの差がある。

それでどっちの方が増し盛りが利くか微妙に思え、両方とも試す事になったのだった。
ギリギリでスピーカに手が届く位のニアフィールド状態且つ普通の安普請の部屋で鳴らすので、この程度の一般的な能率であればパワーとしては1~2W程度で出せる音量で事足りる。

とは云え落ちてる低域を足りるだけ底上げするにゃ数倍はくべてやらにぁならんから、もっと大音量が必要な場所でだとこの方法は使えなくなる。
何せかなり無茶なEQを掛ける訳で、非常識ってば非常識な領域に入る。

2_202011141547012_20201114154702
上図が簡易計測だがその実態で、上がJBL下がTANNOYの再生周波数特性だ。
世間では派手さもあって実際には癖の強いJBLの方が受けてたが、TANNOYの方が甘さを除けばナチュラルと感じていたのは間違いじゃ無かった。

けどスペックからしても実測してもTANNOYの方が早くから低域が落ちてってて、JBLより4倍増し盛り必要となると特にどっちが向いてるとも言えない。
只全体の特性からするとTANNOY の方が余計な凸凹が無いんで、俺的にはこちらで行けた方が好都合だった。

因みに簡易計測と凸凹に言及しとくが、正式な計測には無響室が必要なのと距離は極端な低能率や小型の以外1mで測る事になっている。
凸凹の方については聴きたいソースが俺みたいに多岐に渡ると、どれかへ忖度させてるとそれと合わないのが変な音になってしまう。

のに加え技師でもあるので、実際にどんな音に作られてるのかも知れる方が有難いから。
万一もっと好みの味にしたくなったら、その時にEQ等で加工すれば殆ど同じだしね。

<つづく>

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