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2020年11月 4日 (水)

音楽備忘録455 魔改造悲喜こもごも㉒

引き続きヲタ街道まっしぐらではあるが、より具体的な按配へ進めてしまうのがここの特権…かなァ!?。
少しは気を付けたつもりでもきっと押付けがましい俺だけど、内容の自由度には力を入れてるのだ。

偶然の洋書体験から思い知らされたのが内容の「具体度の差」で、古くから著作権にうるさかった欧米のの方が回路図等の公開が多かった。
これを問題視するのは本邦の様な形だけ格好付けて内容不明な書式では、初心者にはちんぷんかんぷん・達人には既知のしか載って無いと中途半端なのだ。

気が向けば追々で実例回路図も披露するかも知れないけど、それより先に兎に角「具体的な按配」を掘っとこう。
ってのも昇圧整流回路は亜流ってばそうだし、これを一番重宝するのは闇鍋的部品活用が多いと思ったからだ。
そこで今更乍ら「作ろうとした時の弱点・欠点」を、按配(要領と言うべきか)と併せて綴ってこう。

又してもの本項⑱のタブ出し参照願いでスマンが、図中昇圧整流回路の電解君aだけ100μF(マイクロファラッド)と容量が書き込んである。
これじゃなきゃ機能しないでもないが、私的には体験からこの値を推している。

この回路方式の特異性は言うなれば、Drum奏法のリバウンドフル活用時と同じ状況を持っている。
つまり最初が足りないと後を幾ら頑張っても取り返せなくて、この回路の場合はそれが昇圧電圧値に現れるのだ。

なので一般的には球プリ回路電源部では容量は2桁止まりのが多いが、最低でもここだけは奮発しとくれって意味だ。
と言いつつ後の電解君b~fだってなるべくなら100μFは欲しいんだが、それは変則的並列とも見えるが基本的に直列になってっからだ。

トランスから出口迄の電解君だけの経路を眺めると、大雑把には3直列が2本となっている。
けどその2本は互い違いにもなってて、容量的には普通の並列の作用は無い。

すると実質的な容量は使用部品の⅓になるんで、100を3本ったって平滑作用としては実質上33μF1本分となっているのだ。
結果そこそこ高耐圧の100を6本も奢っといて、整流後の電流品質は漸く普通の回路のに比肩するって割りの悪さがある。

しかし実は整流回路って最新のでも心理的には意外と非効率なもんで、机上の計算値からしたら結構余裕を大きく取らなきゃならんもんだ。
これは交流を完璧に近い直流にする際の付き物ってなもんで、基本的には以下の2つの道がある。

①所望に対し電圧余裕を大きく取るか、さもなくば②平滑コンデンサの容量を大奮発するってのだ。
この内高効率を得易いのは②の方で、例え高級な安定化とか平滑化回路を用いても②には敵わない。

けれど②の方もギリギリにするったって限界があるし、電圧余裕の少なさは付加回路を足す余地も少なくする。
ので最悪は電灯線電圧に想定外の降下があれば、直流供給電圧の低下を招いてしまう。

結局どれをどうしたって一長一短があるんだが、だからこそ目的や条件に依って最適を導き出すのが言わば腕の見せ所になる。
これを昇圧整流回路だけの中で示唆して行くと、使えるトランスと所望出力電圧の関係が決め手になるのだ。

この方式では段数に依って昇圧値は選択出来るが、アナログそのものなんで残念乍ら「整数倍のどれか」と云うお約束がある。
全ての部品をこれから買うのならその選び方でより所望へ寄せられはするが、これ用を想定して作られてる部品なんて裏技なんだから基本的には当然皆無。

それでどうしても高目になったり低めになったり、滅多にドンピシャリな構成にはなってくれへんのや。
尤も球回路用トランスって元からニーズの多い電圧のしか量産されてなかったから、今の半導体系のよりゃ当初から「摺合せ」は必須だったんだけどね。

<つづく>

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