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2020年11月 3日 (火)

音楽備忘録454 ○○のせい?①

人生も半分をとうに過ぎると、思想や趣味の古さが心配になって来たりするもんだ。
そこで今回お題の○○の中は「と」「し」(齢)を入れるとして、勝手に検証してみる事にする。

個人的立場から一等気になるのは音楽の良否判定みたいな処で、年々良いと思えるモノが減っている。
その主因に「既に色々知ったから」があるのは確かだろうけど、趣味が古くなって時代とズレたなら自覚出来てないとおっかない。

純粋な個人の好みならどんなに奇特になろうと本人次第だが、仕事方面で誤ったケチを付ける様な事があっては美味しくない。
ってのもそれってある意味「分かってない」のの漏出と思えるからで、世間への通用が必要なのに対しては信用を損ねたりもするからだ。

そんで時に神経質な位気にしててもいざ聴くと、近年本邦J-POP等は幾ら無理してみてもちっとも面白く無いのである。
それでもマイナー系の方にだと微かに興味を持たされるのも時々あるが、俺としては内容の薄さや独自性の不足が感じられてならない。

こんな現象は俺の場合だと’80年代に入った頃からで、音楽を自発的に聴き出したのが’60年代末だったから10年以上聴いたせいで飽きが来だしたのか!?。
或は元々懐古趣味的なのを内包してて…、でもそれなら古けりゃ古い程何でも気に入りそうなもんだ。

なら一番多感な時期に受けたインパクトに引きずられてるのか等々、この件に関してはずっとらしくない心細さを何時も何処かに抱えている。
最近はいざとなったらもう老害で結構ですなんて開き直りも芽生えつつあるけど、本人としたらこれにはちゃんと確固たる理由がある。

先ずは曲のレベルで次が個性・独自性、そして音質の演出の違いだ。
以下に順に内容を記してくが、末端でも一専門家の意地を掛けて好みは排除した上での話しだ。

なんて言ったって神様でも無いんだからきっと大した純度は得られんだろうが、それでも少しはニュートラルへ近付く方法ってのはある。
それを最も簡単に云や「聴こえても嫌じゃないが、わざわざ聴こうとは思わない」、これがかなり有力な判断基準になる。

尤も今迄に聴いた量が少な過ぎたら、想定外のお初に対して暫くはパニックする危惧はある。
がそんな場合でも例えば音量を下げてみたらセーフとか、手放しは無理でも一工夫加えれば大凡誰にでも使える筈だ。

合格になったのについては後で好みと程度のどっちのせいかの検証は要るが、狡く立ち回るなら「好き」とか「苦手」とだけ言っときゃ問題無い。
先に考えるべきは嫌いとか面白くないと感じた曲で、好きじゃ無いから下らないで終らせたら唯の独断になる。

好みを変えるのは一切不要だが、短絡思考のみでは音楽力は育めない。
ので制作サイドへ回りたいとか関連事業に参加したいなら、最低でも好みの他に客観的な判断力を持つ必要がある。

と語りつつ俺自身がプロ化した時点では不足だったと思うが、もし放置してたら今頃は外野へ回されてただろう。
特に若い内程未完成でも将来への期待込みで採用される場合も多いので、担当パートの研鑚以上にこれは重要だ。

偶然の大当たり以外で「一発屋」に沈む中に、これが原因と思われる人も一杯居たよ。
演奏家とかメロを作るだけで生き残るならそんなでも無いけど、僅かでも編曲に携わるんだとかなり響くぜ。

それとあと近年本邦じゃ幾らも見掛なくなったが、音響技師なんかだったら寧ろコレだけが重要案件と思って貰って良いわ。
特に今J-POPのトップの現場に携われてるからって慢心してたら最悪で、雇う側は流行が変化して付いて来れない様なら当然の如くアッサリ切るからね。

何処の分野でも継承が問題化してるけど、もしかしたら音響技師界でのそれはこのせいかも知れないな。
俺からしたらあんな生まれて初めてコンプに出逢って、それで浮かれて掛け捲りましたみたいなのばかりに疑問を持てないのを見るとさ。

<つづく>

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