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2020年11月25日 (水)

誤った合理性②

本項では暫し今の鉄道の残念な実態暴きにもなるがその主因は、本邦の場合だと政策の瑕疵と迷走にある。
今回はホームドアの話しから入るが、諸事情があるにしても普及の遅さが毎日新たな悲劇を招いている。

これも大元は悪政その影響からの民衆の投げ槍にあるが、つい先日も知人が飛込み自殺のせいで急遽のタクシー移動を強要させられたばかりだ。
費用がかなり掛かる・設置出来る人が不足・工事可能時間がとても限定的…、等々色々苦しいのは確かに分かる。

でもこれって原発の「まやかしの低コスト」と同じで、お金の計算をする範囲が色々と狭過ぎるのだ。
無いと先ず鉄道会社が打撃を被るのは当然だし利用者にも様々な損失が生じるが、ホントはそこから先が実に沢山あるのだ。

事故検分に掛った費用は表向きは誰にも請求されてないが、お巡りさんだって無一文では現場に駆け付けるのすら不可能だ。
運良く生き残れてたら医療費がご愁傷様なら最低でも火葬費用が掛かるし、もし裁判になったら弁護料は兎も角検察関係にも経費は掛かっている。

ここで気にすべきは誰が払うかでは無く、「全部で幾ら掛るか」が一番考えるべき点なのだ。
本人には只の自殺でも社会的には貰い事故なんで、基本的には誰も資金の準備なんかしてない出費。

額の大きさもだが緊急性が高いと何かと割高に付くもんで、正確な予測をするのさえ難しい。
それでも運良く皆が無理にでも我慢してくれて無事故なら、掛らない費用ではあるけどさ。

俺は貧民代表としてはかなりの実績があるんで吠えるが、一番恐い出費は限度が無いのとか何時幾ら掛るか分からないヤツだ。
それからすると自殺や事故に掛る費用より、当座の工事費だけに目が行くのは成金野郎独特の価値観だ。

これが腹黒いのは政治家等は殆ど通勤電車なんて使わず車移動が中心だからか、道路財源は鉄道より沢山政府が拠出してる処。
だが親分が腹をより肥すにも子分の稼ぎが響くから、本当は末端の者にこそジャンジャン稼がせるのが儲かるんだけどね。

又それを抜きにしても未だに改めないでいたら、いよいよ間抜けな落ち度が段々露呈して来てる。
それが運転手不足等の問題で、もし選べる分を全部鉄道に振ってたらまだ暫くなら何とか持ちそうな状況だわね。

これ等からするとコロナ禍もあってムード最悪な今、直ちに政府が資金提供してホームドアを整備すべきだ。
完了させるまでそれだってかなり大変だろうけど、不意の無駄出費が大巾に減額出来る処を殆ど誰も見て無いのは愚かの限りだ。

今の社会は一応資本主義で動いてるから余計お金は大問題だが、これも考える範囲の足りなさに翻弄されている。
最大に危惧すべきはどんな大金でも解決不能な案件で、それだと誰がどう思おうと先送り以外の選択肢が無いやね。

こっから敢えてとっても汚くて乱暴な仮説を提示してくが、経済を維持するには労働人口の確保が必要。
それには電車に自分から飛込める位の人は死なせちゃ損で、車のお迎えが無いと外出不可な位の年寄りは社会的には不要な存在だ。

それにはスーパーブラックであるが、鉄道のある地域の街の道路はもっと危なくて良いのだ。
特に物流や子供の送迎の無い時間帯の内、昼間は危ない程よろしい。

実際には年寄りの知恵には代えがたい価値があるし、道路だって事故が増えりゃ出費は嵩むからそんなの無しだけど。
でも道路にはレールが無いからその分の事故は減らせないのが、鉄道は飛込みや踏切のを無くせたらかなり費用的にも確実にケチれるのである。

更に加えとくと但し上記の様なのは一種の特権で、鉄道経営が成立する地域限定だ。
これは大きな駅の近くに土地を持ってる様なもんで、人里離れたポツンとでは困難なアパートやテナント経営なんかの選択肢があるのと同じ。

それからしたらホームドアって実は一種の「儲け話し」で、それに全く気付けない様な連中が政治をやってるからどんどん貧しくなって来たんだろうな。
それでも公務員は国から給与が出るけど、個人事業主は一瞬たりともそんな調子じゃ居られんですぜ。

<つづく>

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