音楽備忘録469 魔改造悲喜こもごもⅡ-⑪
車載オーディオの件は漸くゴールを迎えつつあるが、室外温度センサだけ未設置だ。
普通なら全部纏めて片付ける処だが、宅の狭隘車庫の都合で「泊めたまま」ではそれだけ施工不能なのだ。
それ以外のオーディオと電圧・温度計の方は何とか終えられて、家庭用の掃除機を持ち込んで綺麗にした。
ここでも手際の悪さからそれなりのすったもんだはあったが、慣れて来ると同じ分解・組付けなんかは要領が得られて気持ちも楽になった。
先ずオーディオの結果だがいざサブウーハを追加してみると、それをOffると低音不足なのが良く分かった。
単体(サブ追加前)だけの時はそんな印象は受けなかったから、その意味では元の音創りが巧妙だったのかな。
但し今度の車になってからエンジンの回転を上げたり、走行音の大きくなる様な道はまだ通っていない。
車庫での作業中も大通りと高速の至近とは云え、一応住宅街なんでエンジンは止めたままだ。
なのでそのままだと多分走り出したら低域不足で、Toneでブーストするだけだったら中低域が出過ぎの疲れる音になってただろう。
サブ君有無の差は低域量ってよりゃ下の帯域の低さが全然違ってて、 一番下の為にその上を無用に増やす必要がこれで無くせる。
これは掛けてるソースの音創りからもかなり影響を受けるが、スッキリしててHi-FiなMixになってるの程悪影響が出易い。
古い作品だと今のより記録されてる帯域は狭い事が多いけれどそれは主に高い方だし、車で聴く時だけレトロな帯域にしたいとは思わないしね。
本体側で補填しようにも繋がれるスピーカが不特定な汎用機では、それのTone回路定数を最適化するのは無理だ。
グライコにしてもあまり効きが悪いツマミがあると文句を言われるので、本来の「等価器」としての性質を持たせ切れずにいるのが殆どだ。
この件については後で別項を設けるがこれ等はフラットな周波性特性より、好みの音質を得る目的と思っといた方が良い。
因みに宅内でも小型スピーカの特性補正をして使ってるが、車の場合は得られるパワーの制限も厳しいから同じ手段が取り辛い。
因みにⅡで所持サブ君の定格出力は60Wだが、音量的にはせいぜい片ch25Wのに漸く対抗出来る程度だ。
低音を出すのが不得手な小型スピーカを使う限り、極端な低能率しか得られないからだ。
宅内でも車内でもこれは一緒だが、俺はスタジオ内以外では爆音を求めていない。
寧ろ少しでも余計なピーク音量を下げたいからこその策で、不要帯域まで大きくしては疲れて仕方無いからだ。
故に走行車内の場合ホントのフラットとは異なるが、騒音のある中でどの帯域も同音量に聴こえる状態を求めている。
本来なら試走してみるのがベストだが、経費の都合上極力走らせないでやろうとした訳。
処で車外温度センサの工事が不可なのは、運転席のドアを全開にしなきゃなんないからだ。
車を逆向きに突っ込むか広い場所で施工するかは未定だが、要はセンサとその線を通す穴をダッシュボードの横に開けたいから。
宅の車種ではフロントウインドウピラーの付け根に、センサを埋没させるのに丁度良い箇所がある。
ドアの隙間では遮断ゴムが一番外側に付いてるから不適だし、他の風が直接当たる場所も不適当なんでね。
私的には外気温は大した必要性を感じてないけど、夏場に体の冷やし過ぎなんかを予防するには比べられた方が良いから。
あと後席に乗せた人が眠ってる時、日当たりがかなり違うからそっちが寒過ぎになるのを気付け易くなるとか。
運転手付きの黒塗りだとかバスやタクシーなら乗客本位の温度管理が当然だが、個人の車ではなるべくなら運転者優先にして欲しい。(特に暑い方は…)
けれど免許不所持の人には分からない面も多く、乗せて欲しけりゃ連れてって欲しけりゃ我慢しろなんて令和の世ではパワハラ認定され兼ねん。
<つづく>
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