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2020年10月 8日 (木)

音楽備忘録428 Hi-Hat「踏み叩き」の効能④

所望に対して薄過ぎHatだとどんな支障があるか、先ずはここから行っとこう。
もしかしたら
当時の俺はその認識が不十分で、無茶踏みにまで至ってたかも知れない。

では薄過ぎるとから参るが元来ウルサイCymbalであるから、音色の柔らかいのは必ずしも悪くはない。
只それが余韻に対してアタック音が小さ目でそう感じられる分は、爆音下だとリズムの主張を弱めてしまう。

ここで俺と違って信頼出来る従兄の例を再出させとくが、兎に角彼はHatは柔らかい音色が好きなんだそうだ。
そこで彼手持ちので裏技的コンビを見付けてそれを使ってるが、ベテランの太鼓の先生だけあってキレ等には何の問題も出ていない。

一寸念押ししとくが「柔らかい音色」でキレを出すのって一番難しい処で、それが出来てる位だから叩き方はほぼ究極の域に達してると言え様。
しかし幾ら上手くったってどうにもならないのが最大音量で、音色やキレ果ては楽器の寿命を無視でもしない限りこれは腕で補えるもんじゃない。

なのでDrum単独ではOKだったのが、それでは皆さんご一緒にとやったら聴こえねーでやんの。
のでその後その彼のお気に入りコンビは、Bandでは半ば録音専用と化している。

今上記で音色・キレ・寿命を犠牲にすりゃ少しは音量Up可能と書いたが、実際のアンサンブル内ではそれをしても効果は薄い。
だが誤認君当時の俺は単独か人と演るにしても割と大人し目な人達が多かったから、所詮は「焼け石に水」なのを気付くのがより遅れたのかも知れない。

元から足りない音量を補う手段としては、アタック音の長さを若干長くするってのもある。
低次元の発想だが他と同時に鳴らした際他のより「後まで聴こえる」事で、余程強く鳴らしたから余韻も大きいんだ等と騙す戦法だ。

薄過ぎ君を叩いてた当時俺にそんな意識は皆無だったが、溺れる者は藁をも掴む式で少しそうなってた様だ。
しかしそれじゃアタックがだらしなくなるので、それを強く踏んで解消しようとしてたんだわ。

しかしⅡで強く踏み過ぎればミュートしたも同然なので
、更に暴力的に汚くても強く叩かなきゃなんなくなる。
しかしⅢで鳴らぬ様にしたのを幾らぶっ叩いた処で増えるのは衝撃音ばかり、その上普通に何かをぶったのより「押えてる」分倍音も出ない。

結果的に「欲しい音」の音量は幾らも大きくなってはくれず、そんな無益な苦労をする位だったら変態的でもTop Hatのカップでもカンカン叩いた方がまだマシそうだ。
こんなの苦しい言い訳の最たるのにはなるが、カップは他の場所よりアタック音に対し元から余韻が小さ目なんで無理踏み不要だ。

又別面で少し気になったのがHatのピッチ(音程)で、音程は低くなる程音量が無いと聴こえなくなる処。
これがサイズが同じなら薄かったり柔らかいの程音程は低くなる傾向で、爆音系で薄手とか柔らかい音色のが欲しいなら最低でもインチアップが必要だろう。

けれど困った事に大きくすれば更に音程は下がってくし、余韻は同じタイプの14より15は長目になる。
かつてStudio Drummerの間で13inchがデフォになってた時期もあった様だが、一発録りでもブースに入れば音量問題からは開放されるからだ。

小柄にした分ピッチが上がると録音されたアンサンブル内ではその分目立つし、余韻短縮でキレが増したのと同等の効果がある様だ。
録音でコンプを掛けると相対的に余韻の音量と長さが増加するので、実質的には14の生≒深コンプ13と却って同じ位の感じになり易いとも言える。

この点では従兄曰く14は半端で、例えば録り13・生15の方が良いんだと。
彼は普通より厚目なのは音色の硬さが嫌だそうで、最大限柔らかさを堅持させて最適化を図ろうとするとそうなるそうだ。

なので俺の過去の薄過ぎ君常用はニーズが合ってりゃ万能兼用タイプだが、合ってなかったから帯に短しタスキに長しだった訳だ。
そのせいか興味はあったのに「踏み叩き」を試す意欲があまり湧かず、試さないから「正しいキレの得方」からも遠ざかってしまったらしい。

<つづく>

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