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2020年10月12日 (月)

音楽備忘録432 楽器の機械的雑音の話し⑤

狭義では該当しないが折角なんで、ついさっき体験したのから行ってみやう。
下ら無さ過ぎるかも知れないが、時には異音のお陰で助かる事もある…なんちゃって。

数日前からFloor Tomを叩くと、何やらじりじりビリビリってな異音が出ていた。
が是迄宅実績では凡そ9割方それはRimsのせいで、緩衝ゴムが健全でもボルトとの接触の具合でそんな雑音を出していた。

気付けば発案者たるJeff Porcaroが逝去して早28年、なので極簡単にRimsの説明も付記しとこう。
それ以前の殆どの太鼓のホルダはシェルに直接付けられていたが、ハードウェアが年々ゴツくなるにつれて胴鳴りの阻害が増していた。

その為Snare Standみたいなのに載せるとか、リムを手で持って叩いた時との差が拡大してたのである。
最近じゃシェルの標準的な厚みや強度が一時期程で無いにしても増加してるので、Tomでは類型のが使われててもFloor Tomでは不使用なのも多い。

でも原典のはFloorも含まれてたし、特に宅のは3Plyレインフォースメント仕様なのでそうしといたのだ。
正直言うと効果の程は?だが、超年代物の胴を守る効果だけは確かにありそうだ。

しかし何分この手(Rims)のでは初期型な故、最近のと比べると特に雑音性能に関しては不完全だった。
してTom用の方は打面側リムで保持してるが、Floor用のは共鳴側リムボルトのラグの部分で支える構造となっている。

何れも自由度Maxな代わり「動けてしまう」ので、状況次第で一工夫足さないと雑音を出し易い構造だ。
しかしⅡで俺は特にFloorは口径に対してローピッチにするのが多いので、万一の悪影響が怖くて一工夫も現況では躊躇したままになっている。

んでだから今回のも又何時ものだろうとタカをくくってたっけ、何時もとは雑音質が微妙に違う気がしたのでまじまじと観察してみた。
したっけ単にボルトが1本緩んでたのが雑音を出してただけで、それを見逃してた俺が真犯人でしたっと。😢

ねぇホントにくだらなくてしょーもないんだけど、開き直るじゃ無いが物は考え様で御座居ます。
もし雑音が出なくて更に気付かずに居たら、ボルト紛失したりその内リムを変形させてたかも知れんのよね。

それからすると幾ら無雑音が理想でも、異常時迄無音だったらその方が大変かも知れない。
機械みたいに必ず実体の存在する物だと上記の完全分離は無理で、その分それは平時の弱点になってしまう。

けれど近年の半導体集積回路みたく全く何の兆候も無く、ある日突然さようならよりゃマシかも知れない。
それからするとⅡで楽器系の機械的雑音の最善は、実質的には「出ない」じゃなく目立たないとか楽音に無支障なら取敢えずはOKなんじゃないかな。

それより問題視すべきと最近痛感してるのが扉の開閉音等で、乗用車のが特に気になる。
その殆どが基本的に勢いで密封させる構造なんで、半ドアにならずに静かに閉じるのはとても大変だ。

確かにドアの鉄板の共鳴で安っぽく聴こえる様なのは無くなり音質は良くなったが、昔より気密性が上がったからか案外衝撃音は大きくなったみたいだ。
これが近くでは平気なのが少し離れた方が目立って聴こえるから、開閉操作をする人には分り難いから厄介だ。

もしや気密性の向上で新幹線のトンネル「ドン」宜しく、急激な気圧変化のせいなんだろうか?。
車って室内吸気口の方は選べば閉鎖出来るけど、排気口の方は完全閉鎖は出来ないんだよね。

そもそも何で何時迄も半ドアになる様なメカにしてるのか大いに疑問だが、楽器でそんな風に「静かには出来ない」構造だと大変だ。
普段の低騒音を追及するのは結構だけど、必要時必要なだけより静音化出来る事の方が大切なんじゃい。

<つづく>

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