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2020年10月16日 (金)

音楽備忘録436 魔改造悲喜こもごも⑯

球歪み系TD-1・TO-2のは実際色々保留状態なんで、何れ気が向けば回路図等でも披露するか?。
…として、前回登場させた「昇圧整流」の方へフォーカスさせまし。

原理等は必要なら敢えてWiki等の方をご参照願うとして、こっちではより実戦的な方で攻めさせて貰うよ。
これ一般的には○倍圧整流だとかコッククロフト・ウォルトン回路等で紹介されてるが、一般用途での実例は殆どが倍圧整流位しか見掛けない。

先にニーズから列挙。
 ①電圧がフィットするトランスの手持ちが無い
 ②トランスの大きさがケースに対して惜しい処で入らない若しくは所望サイズのが売って無い
 ③電流はそんなに要らないがもっと高い電圧が欲しい
凄く大雑把に云やこんな感じで、実例の方が多分理解し易いのでとっとと行くぜい。

1.1Uラックの球機器(②の1例)
放熱やスペースの関係から決して球に最適とは言えないが、太い古典管とか大柄な電力増幅管を使わないなら球自体はそんなに無理無く入れられる。
俺の処では楽器用球プリを作る時、不要になってバラした石の1U鉄ケースが遊んでたのでそれを活用した。

これがトランジスタやICのだったら、大規模なのじゃ無きゃケースはプラでも木でも作れなくは無い。
だが何せ球は熱くなるのが分ってるし、インピーダンスの高さ等からもケースにはしっかりシールドして欲しい。

それで薄っぺらい電源トランスを探したんだが、当時ですら唯一あってもバカ高いと俺には無いも同然だった。
しかもその電圧等の仕様もこっちにはピッタリでは無かったので、次に複数に分割するのを考えた。

これに使う球はヒータ電圧が全て6.3Vか12.6Vで揃って居り、この電圧帯のは石の回路で頻繁に使われるので選択肢が膨大なのだ。
だから高圧の方さえ何とかして編み出せれば、トランスの厚み(高さ)で悩むのから開放される。

2.現在作製中のポータブル球プリ(①と③の1例)
こちらもケースは流用だがそのシャーシ迄含めようとすればサイズ制約もそれなりで、しかし1Uよりは厳しく無かった。
が苦しい予算事情は勿論だが僅かしか要らない電流に対し、フィットするのが全く売って無いのだ。

トランスは容量に余裕があって困りゃしないが、少しでも大きくなればその分磁束洩れは多くなる。
必要より余計に金掛って場所食って、その上磁気対策が大変になるんじゃどうにも割りが合わない。

そこで昇圧整流方式を再度登場させて、って何だかウチのプリではそれがデフォみたいになって来ちゃったなぁ。
理想は飽く迄こんな裏技じゃ無い方が良いんだけど、低圧駆動や部品の方に機器仕様を合せたくは無いんでね。

そう云う風潮って今本邦の家電品とか電車が外国で売れなくなったのと一緒で、ニーズ合致度が足りないと道具としての価値は下がるんだ。
特に超性能だから高価格を我慢しろってのが愚の骨頂で、金に糸目を付けなくて良いなら家電なら一般用じゃ無くて業務用の方がもっと凄い。

電車なら新幹線にもメリットはあるけど、もう鉄道なんかより飛行機とかでも良いじゃんさ。
確かに低公害だとか一遍で大勢運べるとかあるけど、比較対象とか運用上の都合とかへの配慮が圧倒的に欠けてんだよな。

最近しきりに従兄とかにも言ってんだけど、齢取って先が見えて来るとある程度早くにゲット出来るのもかなり重要になって来るんだ。
最高の道具が手に入ったってそれが何十年後じゃ、こっちがヨレちゃって殆ど無意味になるかも知れんでしょ。

若い人にはそこ迄じゃ無いけど、でも試せるのが遅くなって得する事は無いと思うんだよね。
それが採用になりゃまだ良いんだけど、不採用が分るのがずっと後になったんじゃさ。

判明するまでずっと将来無益になるかも知れないものに、縛られたり何らかのエネルギーを食われ続けるんだもの。
借りられる可能性のあるのだったら関係無いが、独自の試行となると基本は自力本願で行くしか無いからね。

<つづく>

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