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2020年10月15日 (木)

音楽備忘録435 楽器の機械的雑音の話し⑥

引き続き「機械」とするには一寸可笑しいが、実体のある物固有の雑音発生メカニズムのを掘っとこう。
して今回は、エレキのストラップとボディ由来の雑音から。

エレキってストラップで吊下げてると常時出るでも無いが、時々「ググッ」とか擦れて雑音が出る事がある。
これはロックピンみたいにストラップエンドとボディ間が離れ気味になってると、その頻度は下がる様だが。

最悪時はボディでは無くストラップエンドとエンドピンの擦れでも発生するが、なまじAmpで高感度になってるから実際より大きく出てしまう。
特に余韻を長く引っ張ってる様な時には要注意で、アコギでもMicを構えてると奏者本人より大きく聴こえたりするのが難点だ。

これってある程度以上の摩擦係数があるのが原因だからロックピンにベアリングを付けるだとか、ボディとストラップが全く触れられない様に設計すれば良さげだ。
が体験からするとそれに近いのは意外と弾き難いもんで、それは楽器位置の安定度が下がるからだ。

人は弾こうとしたら体を動かすが奏法等にも依るものの、手や腕以外を使って無くても完全固定なんて出来ない。
そもそも呼吸してるだけで腹から上は、無意識でも常に少しは揺れたりしてるんだしね。

なので楽器だって人が吊ってる限りは必ず動いちゃってるんだけど、体との位置関係が急に変に変わると具合が悪い。
その内動いたのがハッキリ分かるのだとまだ良いが、知らずに微移動してたりすると面倒だ。

それには上記みたいな工夫がされてると却って不都合で、これはストラップ関係に限った事じゃ無い。
アイデアとしちゃ当時は秀逸だったFenderの、ボディ裏のコンター加工が本日の生贄!?だ。

フィット性の高さと体に触れる部分に角が無いのは痛く無くて良い筈なんだが、体形や構える位置次第では却って仇になる事だってあるのだ。
ボディ裏が平らなのと比べて、ネックを軸とした捻り方向に動き易くなり過ぎたりする場合もあるからだ。

要するに弾く度に楽器表面の角度がグラついたりするのを指してるが、揺れない方が弾き易いのは言う迄も無い。
この懸念を無くすには楽器自体が加工されてるより、奏者の服装等で補った方が無差別で良い。

私的具体例としてはPrecisionでのスラップ時に顕著で、奏法的に上側を叩いて下側を引っ張って弾くだけにこれが最大化しちまうのが悲しい。
かと言ってリッケンでは半袖だと表面の角(ボディ肩部)との接触部が痛く、暑がりとしては悩ましい処だ。

それでも全ては音優先で現況の選択に至っているが、幾ら肉体的に楽でも不意な出音タイミングのズレが無い方が努力が報われると感じられる。
こんなん言うとTomやCymbalなんて半ば揺れっ放しなんだから、Drummerからは贅沢と糾弾されるかも知れない。

しかし物もアクションも格段に小さいだけに、こっちの方では僅かな差が拡大して現れるのは確かだ。
Drumの方でしばしば悩まされるのは寧ろスローン等から出る雑音で、それが問題になるのは主に録音時の静かな時にだから前回Rims等のとは毛色が違う。

それでもClassic系のPianistよりは、相当マシなんだとは思うけど。
Liveなら未だしも録音だと、元の出音が小さい楽器程目立っちまうからねえ。

これは俺みたいにマルチプレイヤだと公平な比較!?がし易いが、「静かな時に出ちゃう雑音」は場所が違うだけで割とどの楽器にもある様だ。
その中で一等厳しいのはどの楽器のでも、僅かな姿勢変化で出てしまう類のじゃないかな。

これが曲の最後部だってんなら我慢比べで凌げるかもだが、一旦止めただけで次を鳴らさなきゃなんない時だとね。
だからって変な不適切な姿勢から無理に鳴らして、再開一発目の音が変ちくりんになったんじゃどうにも恰好付かないし。

中々手に負えないのか分からんけど、この面では意外と対策が進んで無い気がするのは俺だけなのか?。
どんな楽器でどんな奏者だろうと、等しく皆が苦労させられる処なんだから。

<つづく>

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