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2020年10月14日 (水)

音楽備忘録434 Hi-Hat「踏み叩き」の効能⑥

前述エレキのハンドミュートのCymbal版となると、実際の加減のし方はどうなるのかが今回のお題だ。
現代本邦じゃ完全にヲタ扱いだろうが、Cymbalにだって名実共に手でミュートするのもあるからそれにも触れとこう。

希少な実例から始めるが昔々ある処でのボランティアLiveで、従兄が必然性に迫られて咄嗟にハンドミュートを駆使した事があった。
その時の機材は借り物だったが輸送時にトラブルが発生し、何とHi-Hatが無い状況で本番を迎えてしまった。

とは言え8Beatの楽曲主体だとそれで乗切れる場合もあるが、演奏曲目にThe Monkeesのテーマがあっては致命傷だった。

この曲のIntro部のHat開閉でのリズム、元ネタのJazzでは結構ポピュラーなパターンだ。

本家の方ではHatでもハンドミュートを使うのなんかもあるが、それだって飽く迄Cymbalが「2枚」あっての話し。
それを従兄が咄嗟に機転を利かしてRideのハンドミュートの開閉で代用、流石ではあるがトライアングルだったら幼稚園児だって皆演ってるっけね。

今Rock系では金物のハンドミュートってばShort Crash位(鳴らして直ちに止めるヤツ)でしか使われないし
、この昔話のはアブノーマルの極致だ。
けどDrum Set内では飛び抜けて余韻の長い金物系で、その長さを自在に操れたり部分的に音色を変えられるとかなりインパクトが大きい。

尤もホントに片手がそれに占拠されてはリズムパターンの途中でとか、音数が減ったら困る場面では使い辛い。
多分それで廃れ気味になったんだろうが、元々使ってた足を緩める程度で良いならそんな心配も無い。

尚且つエレキでのハンドミュート同様、その加減のし方は抑えたい分だけ押え(踏み付け)りゃ良いと「リニア」なのが特徴だ。
或はエレキでもWahやVolume pedalなんてモロに足操作な訳で、Drumは手だけでも加減出来るからって軽視されるのは残念だ。

手で演るのと足での違いに着目すべきで、手だけじゃ基本的には音量と音色は正比例のしか出来ない。
音量と余韻長さに関しても同様なのが、踏み叩きだと逆転させたりも可能になるのだ。

只普段全く使わないで来てると最初戸惑うのが、手足の継続的連動動作だろう。
Drumには所謂4Wayの訓練は必須なんで、ある程度叩けてる人なら誰でも「下地」は既に整ってると言える。

でも同期・同調のさせ方に少し違いがあり、4Wayよりも更にシビアな精度が要求される。
その原因は操縦する音源が別のか同じのかの差で、踏み叩きでは僅かなズレが音色にモロに反映してしまう。

本来なら例えばバスドラとSnareだって合せるべきは常にピッタリな方が良いが、各音源の音色に変化が無いと耳にとっての許容範囲が広くなってるのだ。
だから聴感過依存でなくキッチリ4Wayが身に付いてたなら、覚えるのは「足加減」オンリーで済む。

のが俺みたいにいい加減な取り組みで不完全だと、踏み叩きをしようとしたら初めて粗が露呈した訳だ。
「Drum耳」が高度に訓練されてたらそうはならなかったかも知れんが、どんなに呆けっとしてても即座に明確に粗が聴けるのって他にそんなに無い気がするな。

なので手足連動の基礎に不備があると直には思った様に行ってくれないが、これを差置いて踏み叩きなんて面倒だと思ったらアカンよ。
そんな状態のままでは踏み叩きなんかしなくったって、分かり難くったって聴く人に聴かれたらボロ丸出しになってるんだからさ。

4Wayの完成度確認には踏み叩きの次点で、コンビネーションフレーズってのもある。
実際踏み叩きで確認可能なのは片足に限定されてはしまうが、これ以外のはたった1つの物を弄ってはいない処に大差がある。

<つづく>

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