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2020年10月31日 (土)

音楽備忘録451 魔改造悲喜こもごもⅡ-⑤

今度は法を上回るリライアビリティに言及するが、法を守るだけでは必ずしも幸せな日常を送れないのと一緒だ。
本邦系機器の場合随時述だが、何しろ熱対策がプア気味だったりするのだ。

これは恐らく理屈や法律は状況に依っては最低限の確保しかしてないからで、悪い意味でこれ等に律儀に従っただけでは実用安定度は足りなくなっても半ば当然なのだ。
こう云うのには実状への配慮が軽視され気味で、諸事情から理想とは程遠い環境下で使われる事も多いのが欠けている。

例えばステージ用楽器Ampだと近年はLEDのお陰でかなり緩和されたけど、照明等からの過酷な熱に晒される部分が普通とは大違いだ。
それに加え舞台上の景色の都合なんかで、放熱にはとても不利な配置にさせられたりするのも多いし。

又放熱不足若しくはそれが低性能だと直ちに壊れはしなくても、寿命を縮めるのに大いに貢献してくれちゃう。
なので取説等にどう書いてあろうと、そんなのを安易に鵜呑みにしていては埒が開かないのだ。

それも設計想定通りの使い方なんて出来る事の方が少ない場合だって多く、しかし誰もが必ず過酷な使い方をするでも無い。
すると楽な使い方をする人にとっては、更なる余裕の為のコストには大きな抵抗感を持たれる。

結果的に必要時だけ後付けしてもらう方が、メーカにとっては健全な考えとなってしまうのだ。
それに普通に考えて幾ら追及しても、使われ方の全てを完全に洗い出すのは不可能だしね。

して概述だが触って熱かったらおかしい場所がもしそうなってたら、暖かい程度へ緩和させるのがコツだ。
因みにそのおかしい場所とは通常手で触れる所とか、主に機器の外装部分を指す。

そこが高熱になり過ぎては例えば載せてる棚板が焦げるだとか、所謂2次災害をもたらす可能性があったらいけない。
これは部品や回路方式の種類等は一切不問で、それにしても最近は「柔軟なコーディネート」が随分廃れたもんだ。

製品の完成度が昔より格段に上がってるし、妙な事をされて不具合が生じては敵わんから「余計な事は一切するな」等と念押しされている。
だが飽く迄「余計な事は」なだけで、書かれて無くても状況次第で必要な事をしなくて良いとは書かれてない。

尤も現代人は自分からは何もしないのに慣れ過ぎてるので、その判断力がかなり衰えてるのかも知れない。
本来は良い意味での本能を心の奥底から蘇らせるのが良いが、それが不安ならマージンを大きく取るのも手だ。

例えば酷暑でも平気に対してだったら、炎天下でも全く動じないへハードルを上げとくとか。
但しコストは高く付くし、場合に依っちゃそもそもそんなのが存在しないケースもあるけどね。

なので一口に魔改造と言ってもホントに魔なのと、単なる改良のと根幹には2つがあるのだ。
改良のでも魔を冠する事があるのは、仕上がり具合や見てくれに難が残ってるのもあったりするからだ。

具体例示へ進めるとつい先日亡くなったEdward Van Halen、彼が昔やってた昇圧駆動はメカ的には純然たる「魔」の方だ。
何しろ極端に部品寿命を縮めちまうんだからさ、けどそれでも音的音楽的には決して魔では無い。

逆に冷却ファンを見苦しい追設したのなんかはメカ的には非魔でも、例えばそれだけ突出し過ぎてたりすれば取り回し等にも悪影響を及ぼすからそこが魔なのだ。
尤もそのせいでノイズが乗ったりするようなら、魔を超えて失敗でしかないけどね。

何れにしても変な言い草だが「真っ当な魔」ってのは、飽く迄何かの目的の為にある程度の犠牲を許す様な範囲の物。
必然性が無いのに変に弄ったりした様なのは、時間と資金に恵まれた人だけの悪戯だろう。

念の為付記しとくがEddie氏が昇圧駆動をやり出した当時、今の俺程じゃ無いにしても彼も貧しかった。
何処かの凄腕技師に頼めるお金があったなら、あんな真似はせずに済んでた可能性も大いにある。
只それで直ちに同じ音色が得られたかってば、多分無理だったろうとは思うけど…。

<つづく>

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