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2020年9月30日 (水)

音楽備忘録420 魔改造悲喜こもごも⑫

前回で改良方針の一応の確定迄漸く漕ぎ付けたが、「1.歪ませたい深さに応じて余剰低音を削減」「2.歪み以外の音質微調整は歪ませた後で 」であった。
正直それからでも25年も経ったのに、色々あって未だに終息を見ていないとは何だかなぁ…。

この2つの既に解決済みの部分と課題として残ってるのを分けて行くが、何れにも大きく影響してるのはケースのサイズだ。
放熱の事情等もあって近年の石のみたいにギチギチじゃ無いから、細かいのならそこそこ自由に追加の物を収められる。

だが一塊のサイズがそれなりの部品が多く、これ等が当たっちまうから配置変更にかなり制約があるのだ。
これは小型SWなら追設可能でも、可変抵抗器(ボリウムやToneツマミの中身)の数は増やせないのを意味している。

そこで一時期はそこから先は大型のケースを入手して、TD-1とTO-2を纏めてしまう事等も考えていた。
がグズグズしてる内にLiveでGuitarを弾く機会をほぼ逸して、今後の処遇が棚上げになっちまってる。

なので公約達成率!?は不満足なものに留まってるが、当初とは逆側に調整機能を持たせるとしたのが1.なのだ。
理想としてはほぼ歪まない感度時に最適な量に低域は固定しといて、感度が上がるのは高域だけ且つ上がる程その範囲が狭まってくのを目標としていた。

しかし中間タップ付きの特殊なポットでも手に入らんと最低限しか無い増幅回路では、必要なGainを維持したままで一度に複数の要素を可変させるのは無理だった。
最初のニーズは当該機の前に繋いだTreble Boosterを不要とするのが喫緊だったので、コンデンサで低域をCutさせる処から試行錯誤。

その当時の俺の計算力不足もあったにせよ、この手のは単純過ぎて結局は現物合わせ必須なんでかなり手古摺った。
が取敢えず一応普通の歪みサウンドが得られる様になったものの、今度はトリオ編成で伴奏をする際の低音不足が問題になって来た。

俺が歌う頻度が高かったから、歌ってる最中はあまり高度な裏メロ等はGuitarじゃ出来ない。
となりゃ他に明確な音程を出せるのはBassしか居ないんで、Bassが歌って無い間はそっちへ任せたい。

すると本来はBassであってもルート感が不足したり、コードでもテンションノートを全部は網羅出来ないケースが出て来る。
それでGuitarの伴奏はリフの無い部分は、自動的にコードカッティングが主体となる。

これは他所様でも古くからの王道的手法だが、その分Guitarが低音部も曲の伴奏に耐え得る状況へ持ってく必要が生じる。
コード感が不足すりゃ聴き手に曲が良く分からなくなったりするし、そもそもこっちが歌うのに大変だ。

これを実現するには回路全体はワイドレンジにしときつつ、盛大に増幅するのは高域だけってのが必要になった。
美味しく歪ませるには初段は低域に貢献させられないので、2段目だけで対応させなきゃなんない。

それで最終出力経路のコンデンサ容量を大胆に増やした処、音色的には及第点に到達するも前述「電源トランスからの磁気ノイズ」が初めて問題レベルで表出したのだ。
意地悪く推察すればもしかして設計者は既に気付いてて、苦し紛れであんな中途半端な音色と回路定数にしたのか?。

しかしそれでは随分勿体無い話しで、トランスの問題さえ解消すればもっと良い音が簡単に得られるのよ。
これを見てて他所のメーカも懲りたのか、球でもストンプのはすっかり低電圧駆動のばっかになっちまいやがった。

それで電池駆動が実用に充分耐え得るようになるならまだ分かるが、どうせACアダプタ駆動しないと1ステージ持つか不安なら高圧駆動のメリットの方が大きいんだけどな。
そう云や石のでも高音質に拘ると9Vの四角い電池が、1個でも動かすだけなら足りるのを2個ってのが昔は幾らかあったな。

低電圧で動かせる程便利なのは分かるんだけど、音質を気にしたら駆動電圧の高さが大きな影響を持つのが意外と知られてないみたいだね。
参考に音質性能が要求される半導体回路の定番電源電圧を提示しとくと±15Vってので、最大電圧巾は30Vある。

<つづく>

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