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2020年9月25日 (金)

音楽備忘録415 魔改造悲喜こもごも⑩

前回列挙の詳述が「回跨ぎ」となって済まんが、必要に応じて適宣「タブ出し」で見比べておくんなまし。
ではTD-1:音質調整非搭載・TO-2:付いたと思ったら期待程は…、何れも個人差はあろうが兎に角続きを。

現代の歪み系ストンプではToneツマミの無いのの方が珍しくなったが、TD-1の登場時期でももう珍しい方だった。
他に球のなんて無かったからって甘く考えられたのかどうかは知らんが、曲中での切替えに対して当時のは配慮の足りないのは他でも少しあった。

これ何の話しったら単に音色の調整なら、AmpにToneツマミの皆無なのは先ず無いからストンプ側に無くても困らんって考え方の事だ。
だが上記の通り1曲中でバイパス使用があるとなると、ストンプの都合に合わせた音色では不適合になる方が多いってもんだ。

故に仮にベストには程遠かったとしても、Effectを掛けるので必要が生じる最低限の補填は可能なのが望ましい。
メーカも使用者の声に答えたのかTO-2では搭載されたが、しかし使ってみると補填よりも音創り主体に考えられた物の様だった。

そりゃあ音色バリエーションは増えるに越した事ぁないが、切替使用の方が「ストンプ」なら大事と思うのは俺だけかい!?っとね。
純粋なパフォーマーとしての立場に立つと、他機器と独立してて「フットSW」が付いてるご利益は「随時切替使用」が容易になる処なんだよな。

音色の方はこれも一面でストンプの特権で、適宣他のも繋げといて使い分けられるからね。
もしかしたら音色や性能的にはそれなりのを出せてたのに、この辺の「思想の旧態化」が原因でGuyatoneは1回閉店の憂き目を見たのかも知れない。

しかしスマートな話しじゃないが俺みたいなのが色々チャレンジするには、そんなので弱って割安にでもなっててくれないと厳しい。
し元々オーディオや電気には興味はあったけど、電気楽器にここ迄詳しくなったのは必要に迫られた唯その一点のみが原因だ。

一寸蛇足になるが近年歴女だとかプチお城ブームみたいなのがあるけれど、それなのに先駆者を軽んじてるのはなんともやるせない。
鎖国の影響で多くで欧米に後れを取った戦前の日本で、TVとエレキGuitar等だけは最低でも同等・下手すりゃリードしてたんだよね。

なのでもしその首謀者たる日本VictorやGuyatoneが、もっと元気で主流を為せてたら大威張りで歴史を語れてる処なんだけどねえ。
それ処かSONYの井深氏とかじゃないけど、最近事ある毎にやれBill GatesだSteve Jobsがって日本にだって一杯居るし居たんだよ。

まあそれこそそんな社会認識ってか意識だから世界の後塵を拝してばかりになったんだろうが、ストンプなんかじゃそんな呑気な事言ってたら使えないから通用せんですよ。
但し買った状態で完成してるのを期待し過ぎるのには疑問で、それだと各自への最適化率はどうしたって低下しますんでね。

俺も今は表立ってやってないから責任の足りない発言かもだが、この点では現代本邦ではこっち方面の所謂「カスタムショップ」の少なさは気になる処だ。
魔改造なんてな誰にでもお勧め出来る様なもんじゃないが、だからって個人の最適化を量産メーカだけに依存するのは無理がある。

なのでもし自身にスキルの無い方でも、仮にそんな店があるって前提で各自への最適化はもっと考えても良いんじゃないかと思うんだよね。
そうする事でより各自のスタイルとかが、極まって行く訳だから。

<つづく>

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