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2020年9月 6日 (日)

音楽備忘録396 音楽を演る人にとってのリファレンスヘッドホンⅥ

鏡ってキーワードが思い浮かんだ処で、改めて用途別の必須条件を整理して行こうかなっと。
その前にヘッドホンって一般的には業務用と趣味用に大別分類されてるけど、業務用の中にはかなりマイナーだろうがもっと厳然とした分類だってホントはあるのだ。

何故それが表に出て来ないかったら、関係者が著しく限られてたりするからだ。
俺がそんな存在を知り得たのは正に年の功で、っても単なる齢じゃ無くどんな時代から生きてられたかなんてったら変に大袈裟になっちゃうかな。

タネを明かすと些細な事なんだけど、それは昔の音響機器メーカの総合カタログ(小冊子タイプの)だ。
昭和も40年代当時は、本邦には海外王手に匹敵する程の会社が無かったからだろうか。

会社自体の宣伝の為か前出カタログに、一般消費者には全く無縁なキワモノ迄紹介されてたのだ。
この傾向はあらゆる分野に及んでいて、俺の中では乗用車のなんかが一番印象深い。

完全な競技仕様だと市販されてるのは全く別物にも拘わらず、この度○○ラリーで□□が表彰台を独占するという快挙を達成しましたなんて類のだ。
当時のカタログはwebとか無かったんだから限られた紙面には、本来ならもっと売ってるののありったけの情報を載せとくべきにも拘わらずね。

でも各メーカの象徴みたいなのが形成される以前では、そんな情報も必要だったし効果的だったんでしょう。
例えば今Ferrariと訊けばバカっ速くてレースにも強そうって多分誰でも思えるだろうけど、それには連綿とした実績が既にあるからだ。

抜け道から本道に戻すがそんなののお陰で、無知なクソガキにとっては「どんなの迄あり得るのか」を知るには実に良い教材だった。
それがどんどん非公表・非掲載になってったのは各業界の機密問題なんかもあろうが、ブランドの確立を成し遂げられたと考えたからだろう。

ヘッドホンで希少種に該当するとしたら軍用のとかで、ヘリコプタや戦車では必需品だったりするからね。
戦車は未だしも航空系のはどちらさんでも昔より確実に増えてるんだから、誰も作って無い訳ゃ無いし昔より量産されてる筈なんですよ。

防諜上半ば当然の結果ではあるけれど、恐らく昔以上にミリタリーヲタ氏以外には殆ど「あるのに」忘れられた存在と化してるですねん。
勿論音楽用にはちっとも適して無いだろうけど、極限状態ではどんなのが最善なのかは大いに参考になるしすべきだと思うんだよね。

例えば近年Drummer用として定番化したVIC FIRTH SIH2、これ筐体は他ブランドからもかなり以前から発売されてたイヤーマフとクリソツだ。
ヘッドホンと違って「耳塞ぎ」には中で音が鳴らない分、余計シビアにしなきゃ「結構聴こえちゃうな」なんて思われそうだからねえ。

つまり○○用だからって○○用だけの範囲で考察・判断してたんじゃ世間が狭過ぎってなもんで、そんなんしてたら正にメーカ囲い込みの思う壺にドップリなんですわ。
身勝手な推測に過ぎんけどVIC FIRTHがあんなの出せたのだって、オーディオ用じゃ無くDrummer用と銘打ったから何とかなったのかなって疑っとりゃーすよあっしは 。

って別に大メーカに敵意があるでも無いんだけど、こっちのニーズがもし希少だったらマトモにゃ対応して貰えんからね。
ぶっちゃけた話しある程度以上のプロだったら練習時に被る必要なんてあんま無いが、駆け出しさんとか埋もれちゃんには大切なツールだったりするんだよヘッドホンってさ。

そんなある面日陰者って世間にあまり出て来ないし、全部さらけたって多分やっぱり世間全般からしたら少数派。
となりゃ社会構造からして最適モデルなんて滅多に出て来る訳ゃ無くて、こっちで知恵を絞って探さなきゃそりゃあ合わなくったって当然でさぁなっと。

<つづく>

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