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2020年9月20日 (日)

音楽備忘録410 魔改造悲喜こもごも⑧

Liveでも使える歪み系が必要になった当時、本邦のガキに選べるのは球のだと最初はたった1つしか無かった。
それで買ったのが今や殆ど世間からは忘れ去られた、Guyatone TD-1だった。

これ国産の量産品としては球使用のストンプでは第1号で、他の既に定評のある石のより高価だったが俺には他の選択肢が無かった。
これには個人的な体験の影響が大きいと思われるが、俺にとっての初代エレキGuitar Ampが真空管式オープンリールテープレコーダだったせいだ。

楽器遍歴ではBassよりGuitarの方が早かったが、他人の評価の都合で早々にBassの方が当時はメインとなっていた。
それでBassのは素人練習用のを程無くして買ったけれど、Guitar用はずっと上記の魔代用品で賄っていたのだ。

そんな機材状況なのに仲間に影響され自作曲の多重録音作品は作り始めてて、しかし録音用ならそんなのでもそこそこ需要に耐えられていたのである。
密かにお前らのと違って俺のは本物の球の歪みさなんて調子に乗ってたら、そう云う音色でLiveでも弾かなきゃなんなくなったのである。

それで買ったは良いがいざ使ってみたら、Guitarとストンプだけではどう頑張っても所謂「ウーマントーン」しか出てくれないから弱っちゃったよこれが。
まだ知識は皆無に等しかったけど球オープンテープのでそれらしい音を出す為に、偶然Treble Boosterは既に持っていた。

そこで仕方無く本来なら不要(エレキ用のストンプなんだからねっ💢)な筈のを前へ噛まして、漸くで許容範囲に収めていたのだ。
どうしてそんな設計にしたかは全くの謎だが、後になって知ったこれの回路方式はAmpeg V-9ってマイナーなのに搭載されてたのを参考にした様だ。

その後暫くして第2弾でTO-2ってのが出たので、期待の大きさからまんまとメーカの思惑に乗ってやったんだいっ??。
何処が期待出来たかってばBass・Treble独立のToneツマミが付いたからで、それの調整次第でTreble Booster必須の呪縛から解放されるかと思ったんだ。

処で鋭い人はもうお気付きだろうがTDはTube Distortionから、TOはTube Overdriveから来た型番だ。
なので当然音色にも差はあり、当時の俺のニーズは後者の方だ。

だが発売された順番とその時点で次の予告も無かったので、乗ってやったなんて書いたんだ。
だがⅡで結果的には寧ろTO-2の方が満足度が低く、Toneツマミだけではウーマントーン問題は解消しないし歪みが柔らか過ぎだった。

それ迄石ので散々片っ端から試奏した限りではOverdriveの方が欲しいのに近かったので、これは予想が外れてもどうしようも無かった。
第2弾の何処が困るってば、マイルド過ぎて伴奏時に埋もれ易いのが厳しい。

それでも伴奏とソロの両方で使い分けられる様になったのは2つになって良かったが、今からしたら俺もメーカも基礎知識不足だったのが全ての原因だと考えられる。
俺の分は次回に譲るとしてメーカの瑕疵としては、ウーマントーンで良いなら球じゃ無くても許容出来るのに気付いて無さそうな処。

石のだって籠って構わなきゃ、先述の奇数次高調波の聴こえを減らせるからね。
音色はBrightだが嫌味の無い歪みが欲しい時こそ、球じゃ無いと厳しいのにね。

そんな風に国産の球のとしちゃ黎明期だからの不備も少なく無かったが、捨てるに惜しいし買換え予算は無い。
一事が万事そんな調子故に、その後魔改造道へひたすら精進する事となったのである。

<つづく>

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