音楽備忘録378 半導体 vs 真空管①
この際だからRockと真空管に関しては、ここでの記述は新参の新興宗教と思って貰っても結構!?。
って俺は唯の人だから何割かはそうかもだが、ここ迄抵抗するにはれっきとした訳があるのだ。
今迄だって折に触れ触れずに拘らず散々吠えて来てるけど、改めて一寸整理して纏めてみたくなったので宜しく。
この件最初はそもそも利用可能かどうかが問題になるが、わざと無茶振り妄想をして確認してみよう。
真空管ってば大昔の電子部品に違いないが、部品自体の新製品がもう一切出て来て無いかったらそうでもない。
勿論集積回路(ICやLSI等)みたいに頻繁では無いけれど、10年は待たされずに何かしらの進展は今でもあるのだ。
その中に一寸前迄なら想像すら出来なかった超小型・低消費電力の、Nutube(型番は6P1)ってのがある。
これ具体的には平べったい消しゴム位の大きさで、電源も普通の電池駆動の色んな機器と同じ位でも使えてしまう。
だったら変態趣味的にはスマホにだって強引に押込めそうだが、そこは真空管なので振動を拾っちまうから実際には使えない。
スマホみたいな機器は多少揺すられても平気な部品が出来た恩恵にも預かってて、現時点では「球入りスマホ」は流石に無理そうだ💦。
さて今日は興が乗ったから大脱線例示してくが、ではトランジスタ等の振動耐性の強い部品が出来る迄世の中は一体どんな具合だったのかだ。
これは電子部品に限らず電球でも音の記録媒体でもそうだったんだが、それでも自転車は言うに及ばず車や電車を夜でも走らせるには幾ら弱くったって電球を使わない訳には行かない。
とは言え少しでも揺れに強い球を作った事で、フィラメントの寿命の方が先に来る様にはなっていた。
それより時間が掛ったのが「音」の方で、その昔ロマンスカーの車内で観光案内を録音したレコードを掛けようとして見事に失敗…って今考えりゃバカみたいだけれど。
この逸話の当時はまだテープレコーダすら無く、だからこそどんなに成功率が低そうでも一応試してみたのであった。
万一○駅と□駅の間のずっと直線の間だけでも無事だったらと、正に藁にもすがる思いだったのかも知れぬ。
今なら半導体メモリチップに入れといてポチっとやればはおろか、最近はWi-Fiエリアがどんどん広がってるから乗り物自体にもう載せとかなくても流せるかもしれない。
この様に俺は未だスマホ所持に縁が無いが、それでも何にでも球を使えとは決して思ってはいない。
しかしだからこそ使えて使った方が良い場所とか物を石(半導体)にするのに抵抗してて、昔と違って選べる様になったのを放棄するのも勿体無いと思ってるのだ。
詳細は次回以降に譲るが音楽的音質に関しちゃ至高の他概述乍ら幾つか理由はあって、寿命と修理性は大問題だ。
素子自体の耐性や寿命は半導体の方がかなり長い筈だが、実用的な機器として組上げると寧ろ実際は逆になってるのが多いのは要注意点だ。
又日進月歩の最新技術にありつくにもそんな長寿命なんて不要と思われそうだし、買って暫くはメンテナンスフリーな新品がこんなに廉価になったんだから等々そりゃご尤も。
でも捨てる手間と費用とか幾ら楽しみがあっても新規購入費用ばかりか、先ず選んでより安い店を探して…等とどれも時間もお金もその都度追加でふんだくられる。
これが最近みたいにメルカリやヤフオク等が一般化すると、自分が使うのを止めるのに必ずしも捨てる必要はもう無くなった。
そんな時壊れててジャンク扱いだと売値の桁は下がるし、買い手もその筋の趣味人に限定されちまう。
結局「あらゆる将来」を想像するとこの分野での「使い捨ては」、イイ加減で非エコ→無駄の多い方法からは脱するのがお勧めなのだ。
そりゃ最初から設計標準機器寿命の5~6年だけ偶然必要ってんなら別だけど、非職業人にとってのオーディオは完全に趣味の世界。
趣味を満喫するには「自由な思い」に我慢不要なのが一番だろうから、良い意味での将来無計画も存置させるには一々機械寿命とかに振り回されるなんで愚じゃないすかねぇ。
<つづく>
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