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2020年8月25日 (火)

音楽備忘録384 音楽を演る人にとってのリファレンスヘッドホンⅠ

リファレンスってぇとやたら高音質とか高忠実度って単語が真っ先に来そうだが、それへもし「個人の」って条件を付けたら一概にそうとはならない。
特に聴くだけじゃ無く奏でる人にとっては固有の考慮点があり、可能な限り長く使える事が重要となって来る。

最近みたいに一段と温暖化が進んだ様な感じだと環境自体がどんどん変化してるから、そのせいで少しは違って聴こえる可能性もあるかも知れない。
音楽の他電話の呼び出し音だって宅電・ガラケー・スマホと変化すれば、そんな日常耳にする音環境からして常に変化はある。

そんなだと聴いて楽しむ分には時代にマッチしてる方が良い面も多いが、楽器の音色は進化はしても違う楽器の音になったりゃしない。
自動車はエンジンの音からモータの音になったのも増えつつあるが、それで言ったら楽器は蒸気機関車の汽笛みたいな存在なのだ。

余程の高齢者以外日常的にSL列車で通勤通学経験のある人なんて
居ないのに、その割にゃ「ボォーッ」と聴こえりゃ汽車ポッポかいなと割と誰でも思うじゃない!?
動画とかがあるから少しは触れる機会が誰にだってあるけれど、今でも普段から似た様な音ったら大型船の汽笛位しか無い。

なので大きな港かその近くに居たなら未だしも、海から遠かったりしたら誰も船かもとは思ったりゃしない。
今では珍しさも含まれるだろうがその主原因ったら、やはり独特で固有な音色のせいなのよ。

技術的にはSLにもブレーキ用の「空気源」があるので電車の警笛ラッパ(タイフォン)を付けるのも不可能じゃ無いんだが、ムードぶち壊しになるし煙が見えなきゃまさかSLがまだ走ってるとは思って貰えない。
言うなればこの手の音色はバリエーションは許されても、根幹部分が大きく変わったらもうそれとは認識して貰えなくなる訳だ。

そんなあんまり変わられちゃ困るのを聴くのには、聴く道具の方だって違って聴こえ過ぎたりすると具合が悪い。
ちぃと話が飛躍するが現代本邦ではベテランに俺言い「残念タイプ」の人の方が多く、その原因はその人固有の音色の魅力がどんどん薄まって行ってるからだ。

そしてそんな方々に限って最新の機材に悪い意味で貪欲過ぎだりしてて、俺は「その人のリファレンス音色の記憶」が飛んじまってるからだろうと推測している。
ぶっちゃけちまえば本来なら人間が進化して音色も進展させるべきなのを、人はスッカリ退化したのを機材で誤魔化そうとしてるみたいな…。

んでこれが本題とどう関係してるかっつうと、両方が変ると何処がどう変化したのかが掴み難くなる処なのだ。
例えばそれがGuitaristだったらGuitarは変えてもAmpはずっと同じのとか、そうすればGuitarの前のと今のの違いは一番ハッキリ出てくれる。

本当に「計りたい」のならこう云う環境を作るのも必須で、何しろGuitar本体以外は腕の向上を別とすりゃ奏者も含めて無変化なんだからね。
なので本テーマに沿わすとあまり低性能では困るけれど、長く「何時も通りに同じに使える」のが優先事項となる。

「形あるものいずれ崩れる」と諺になってる位だから長期原形維持は何かと困難ではあるが、だからってわざわざ状態変化を起こし易いのを選んじゃ駄目。
それがもしある一定期間が経過するとポッキリ折れる様なのだったらまだ良いが、じわじわと劣化する様なのだと僅かな変容把握が困難だからだ。

ヘッドホンでこれの筆頭ってばイヤーパッドの材質で、現在主流派を占める表面が極薄い類のだ。
このタイプはフィット性を始め様々な点で快適且つ高性能なのは結構だが、その殆どは元からシワシワの仕上げとしてあるので初期の僅かな破れがとても発見し辛い。

しかしなまじ高フィットで健全なら隙間が生じ難いから、僅かな裂け破れでも気密性がかなり変化してしまう。
そうなれば当然音にも変化が及ぶが、パッと見変化が感じられないから「気のせいかな」等となりがちなのだ。

こうほざくのも俺も体験済みでかなり酷くなる迄気付けなかったし、それに依る音の変化も徐々にだった。
ので健全なのと比べたら「えっ、そんなに違ってたの!」と驚かされた事もあり、以来このタイプのイヤーパッドにはスッカリ懲りてしまったんだ。

<つづく>

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