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2020年8月

2020年8月31日 (月)

音楽備忘録390 音楽を演る人にとってのリファレンスヘッドホンⅢ

今回は奏者用リファレンスとしての適正音質を掘ってくが、どんな用途だって耳ざわりが良いに越した事ぁない。
でも奏者はヘッドホンに与える音自体を根っこに近い所から変えられるのがリスニング用とは大違いで、心地良さより正直さの方がより必要だ。

ここで少々紛らわしいのが音響技師等との違いで、正直ったって何に対してかの内容が一寸違うのだ。
原則的にはどちらもありのままの確保が大前提なんだが、音響屋の方は聴こえては困るの・奏者は聴こえるべき音が主眼なのが正反対だ。

これを一層ややこしくしてるのが理想と現実の乖離で、先ずPA屋の実情から例示しよう。
理想的には雑音や邪魔者の排除が主務なんだが、近年の多くの現場ではそれよりタレントのメイクさんに近くなっちまってる。

何でってば当節「盛り」が全盛だからってのもあるやもだが、本来は会場や機器の制約と奏者の実力不足に依っている。
前者は営業を優先すれば当然の制約として、後者が実に面倒でいけない。

本来なら最低限のPAで奏者は意図した音をお客へ提供出来るべきが、常にPAの機器と人力を借りる癖が付き過ぎたとでも言うべきか。
悪い意味で助けて貰えるのが当り前になっちゃって、自力だけで足りるだけの事が出来ない連中のなんと増えた事か。

ジャンル的に不整合な声量不足の一流歌手!?なんてこの典型で、そんならせめて専用のPA機材位持参して自分で操作しやがれっての。
ホントはそんなの良くてせいぜい2流止まりなのに、お客さんの
誰にもPAレスの歌声を聴けなくして誤魔化してるだけなんだけどねぇ。

はこの辺で引込めといて、要は音質改善にしても音響屋と奏者の分担がとても曖昧になってしまった。
そんな中で奏者に重要なありのままとはってば、「Micの手前迄」の音に対してである。

本来の分担からすると楽器や楽器Ampは奏者が、Micセッティング以降が音響屋の持ち分だ。
現実的にはかなり以前から奏者自身がオリジナルサウンド追及の為、自らMicセッティング等に乗出す事例もそこそこあった。(今回趣旨には不適切なので全てに携わったBeatles等は敢えて例に含めない事とする)

俺が思い出す筆頭はPhil CollinsやSimon Philipsだが、確かに彼等の独特なサウンドには音響機器の使い方の貢献度は高かったし抜きでは難しかったろう。
但し現代本邦の一部大馬鹿Drummerみたいに「出せて無い音を無理矢理捻り出す」のでは無く、自らの長所を補強してたに過ぎない。

前者の場合は他楽器に比べて著しく出音が短い太鼓の、音色を分り易くする為にBONZO等を参考に独特な残響を付加。
後者は発案当時の楽器より劣るMicの低域性能の補填みたいなもんで、どちらも楽器とその奏者の音色特徴に本人が一番詳しかったからであろう。

これには恐らくBeatlesみたいに技師がほぼ固定・専属じゃ無かった影響も考えられ、「得したい」ってよりゃそのせいで「損したくない」ってなもんとも言えなく無い。
これからすれば自らの音への理解が不十分な内に、俺言い「音質過剰演出ヘッドホン」を常用するのはとても危険な行為となるのだ。

要するに「盛り間違い」をし易くなる上、間違いに気付き難くなったり気付けなくなってっちまうとね。
この点で失礼乍ら取組み全体への本格度が低い方には勘違いしてるのが多く、奏者でもCD-900を使ったりするのは例えば録音が上手く行ってるかの判断等に使ってるのだ。(ちゃんと分ってる人限定ですが)

プレイの良し悪しより自分の振舞いのせいで、余計な雑音が出てそれが問題になる位拾えちゃってたりしてないかとかをよ。
例えばエレキGuitarの奏者だとストンプの踏み替えをしたりもあるが、音色がお気に入りのが骨董タイプのだとフットスイッチの音がかなりデカかったりその衝撃が内部回路に影響を及ぼしてたりとか。

これLiveとかフル編成時に平気でも、個別録りでは大丈夫とは限らんのよ。
或は生真面目な歌手さんが気持ちが入り過ぎて、ポップガードにぶつっかっちゃった気もするけど大丈夫かなあとか。

もっと言えば盛り上がって皆でジャンプしたりしててノリは最高になったけど、着地の振動にMicが反応し過ぎてて何じゃこりゃあになっちまってないかとか…。
俺とかみたいな兼業は例外としてプロでも音楽家なら、非専門の録音分野で予期せぬ粗相が無いかは気になっても当然ですねん。

<つづく>

2020年8月30日 (日)

音楽備忘録389 今更の初Zoom⑩

久しぶりで登場させるこのテーマ、ちっとも大層なのじゃないけどかなり意外ってか盲点が見つかっちまったのある。
良好な環境下にあれば起こり難そうな気もするが、例のアスペクト比異常のその後の顛末だ。

先日久々のZoom会談でアッサリ判明したんだが、少なくとも宅での不具合はお恥ずかし乍ら何と「只のUSBの接触不良」でげした。😅
僭越・杜撰・いい加減…何と言われようと甘んじて受ける所存ではありますが、これにもそれなりな一悶着があったので御座居ます。

先ずはそのストーリから行きますが本件では今回が初めての現象が出まして、それはUSBのPlugをJackにちゃんと挿したのにPCが全く認識せず無反応となったでありました。
ここでちょいややこしいのはそれが1回目では無かった処で、久しぶりなので予定時刻より少し前に状態確認をした時はアスペクト比は前回同様異常なままだけどちゃんと繋がってたのでありんす。

おかしいなぁ何だろうとカメラを弄ったりしてる内に時間が来たので、Zoom最中に接触不良が起きるのが嫌でPlugをガシガシと動かしてみやした。
したっけ急に無認識・無反応になり、こんな時にまさか半壊君(カメラ)の寿命が来たのかと肝を冷やしただったよ。

んな事突き付けられたってもう時間ねんだからでガチャガチャやってたら、繋がったはめでたいも何と何時の間にかアスペクト比異常も直ってやがるやんけ!。
いやいや普通だったらメデタシ×2で喜ぶ処だが、こんな釈然としないんじゃ納得行かんぜよ。

幾ら出鱈目オヤジの俺だって自覚はあるから今迄だって不具合に備えてってのもなんだけど、常に「接触不良を疑う動作」がもうスッカリしっかり身に付いてんだぜって。
これ何の事ってだから前述のガシガシとかガチャガチャの事なんだけど、実際極細綿棒も入らなかったりする様な個所では端子同士を擦り合せて掃除の代用にする技があんねん。

その典型として例えばPCのメモリカードとそのソケットとか、薄いのを挿し込む方式じゃソケット側は基板から剥がして洗浄する位しか確実な方法は無いからね。(勿論カード側等清掃具が使える方はアルコール含浸綿棒等が主体)
でも何十年もほっぽられて汚れに汚れてるとかなら別だけど、普段から何回もハンダを剥がして又付けてなんてしたら基板やその銅箔がとてもじゃ無いが持ちゃしない。

なので少なくとも普段の清掃なら前出の物理式清掃の方が正解で、接点の摩耗は促進しちゃう次善策でも他のと比べりゃまだマシってのがあるんでぇい。
はこれ位に抑えとくとして、問題は何故デジタル有線通信でこんなアナログ紛いの不具合が起きたのかだ。

デジタル有線通信では接続の可否は殆どは○か✖の二択だったで、少なくとも俺は今迄に部分的不具合を体験した事が無かった。
考えられるとしたらデータ内容の優先順による帯域の割り当てで、カメラで大事なデータの順番を考えてみた。

先ずは画が映りそこにある輪郭で、今なら殆どのがカラーなので画の中の「色の違い」が次点だろう。
この先は規格を考えた人の価値観に左右されてい兼ねんが、輪郭の細部つまりディールや色合いとか色味になるのかな。

けどアスペクト比は大雑把な輪郭を正しく形成するのに必要なので、俺的にゃディテールや色味より上位だと思ってたんだけどね。
只歴史を振り返ると当初はテレビにワイドなんて無かったから、その関係で恐らく4:3だけだっただろう。

となりゃ16:9データは後発の為オプション扱いになるから、伝送に一番信頼性が低い帯域が割り当てられてるのかもと。(割り当て帯域内で一番高周波端)
因みにデジタル信号は内容は0か1かの2種類だけでエラーが出難いが、量の多さを捌く為に周波数は電波に近い程高い。

この高周波交流信号ってな低周波や直流より接触不良に滅法弱く、多分それで「半端な接触不良」のせいでアスペクト比のだけ伝わらなくなってたんだろうさ。
ここ迄原始的で単純だと却って分り難いもんで、出来りゃ今回の俺様の失態だって弘法も筆の誤りと言って貰いたいっ
たら贅沢ですかぁ???…。

なんて内心一寸エキサイトしてたからか、必ず伝えようと思ってたのに従兄に言うのを失念しちまったい。
ここ数回は出てないけど、先にこれが起きておかしくなってたのは従兄の方だったんだよなぁ…。😅

<次回も多分忘れた頃にやって来る? のか?>

2020年8月29日 (土)

音楽備忘録388 半導体 vs 真空管④

前回「電解コンデンサ」の問題点の続編からだが、実際に修理を任された立場での感想なのは知っといて貰いたかった。
何が困るって部品状態の確認が少し面倒なのと、石の回路だと使われてる数量がハンパじゃないのも大きい。

寿命を使用時間から推定すれば、製造後7年以上経ってて不具合が出たんなら全数交換すりゃ手っ取り早い。
だがそれをしても他にも悪い処があったら、それだけ買い込んで取替えたってまだ直ってくれない。

それでなるべく安く上げるには回路状態の全把握が必要になるが、それには回路図や正常動作時の各部電圧等のデータが手に入らないと途方も無い手間と時間が掛る。
それに加え運が悪いと修理時は無事でも修理後幾らも経たない内に部品寿命を迎えれば2度手間になるので、万全を期すと結局かなり大掛かりな部品交換が最適となってしまうのだ。

因みに電子部品の寿命は普通は経過時間では無く通算通電時間だから、使用頻度が低かったりしたら10年以上持ったって不思議じゃ無い。
けれど家電製品は国内では「6年は持たせろ」つて法があるので、それを逆手に安全策を取ると上述の様な考え方になる。

これ等の費用がメーカのサービスセンタや専門業者なら高くても何故か許されてるみたいだが、それを負担し切れないか出したくない方々がこっちにはやって来る。
こんな風になったのは平成に入ってからで昭和の内は、「気の利いた町の電気屋さん」は要望に柔軟に応じて今の俺みたいに最低限もやってくれていた。

修理担当とユーザーが地元の近所の昔馴染みであれば、何かあったら買い物帰りにでも店に寄って声掛けてで済むから生活自体に殆ど何の影響も無い。
し普段からお互いの状況も熟知してるので、その面で推測も出来ると正に地域密着利点のオンパレードな状態だった。

例えば○○さん家は暑いの平気な人達だから熱劣化の確率が一番高いだとか、□□さん家は川沿いで日当たりが悪いから湿気の影響が大きそうだとか…。
視覚には一切現れずに壊れる事のある物の修理には、こんな一寸した情報だってかなりな助けになる場合も多いのだ。

こんなソフト面に関しちゃ球でも石でもそんなに差は無いけど、旧式な球回路の方が視覚的変化が出易いのも確か。
それだけで原因をピンポイント断定は出来ないが、それこそ球切れとか電源回路の断絶時は「球が光らない」って反応をしてくれる。

視力に優れた人と明確な断線の組合せだったら、電球の球切れにテスタ不要なのなんかがその代表だ。
もし運良く電球フィラメントのバネみたいなのが途中で分離してるのを発見出来りゃ、わざわざ新品乾電池を買って来て試さなくったって故障個所の特定はもう終了だ。

この点石系で厄介さが増すのは、折角付いててもパイロットランプの供給源が回路と別になってるタイプのだ。
それだと他は全部お亡くなりになっててもランプだけ点いちゃうから、俺は自作の際例えば電源が3系統あったら夫々にLEDを繋げとく様にしている。

どれだってそうしといてくれたら親切なんだけど、業務用中の業務用の以外ではそう云う仕様になっていない。
そりゃアソコ壊れましたって言われたって、それを見た人が直せなきゃ意義は低いから仕方無いのかな。

っと脱線から漸くの復旧となりやしたが、球でも石でも電解コンデンサは大抵は使われてるのにどしてそんな差が出るかだわね。
その内「容量と耐圧が大違い」なのは概述だが、その主因は回路のインピーダンスだ。

またぞろご登場の厄介者だが増幅素子の性質から、全体的には球はハイインピーダンスで石はローインピーダンスとなる。
その実態としてはハイ君は高電圧・小電流になり、ロウ君の方は低電圧・大電流となる。

すると例えばその流れてる10秒分のを貯めたいとなった時、ロウ君の方はハイ君より飛躍的な容量が必要になる訳だ。
もし貯められる量が少なくて良きゃフィルムだとかセラミックだとか他の方式のコンデンサでも可能だが、ロウ君の要望に応じられるのはほぼ電解式しか無い。

一部には法外な価格とサイズを容認すりゃ電解以外のタイプのに置換可能なのもあるが、石だから球より小型・軽量・廉価の利点が無くなるから一般用途の売り物でそんな真似はされない。
それからすりゃ変な言い草だが「石で長寿命を狙うなら自作が一番」、ってなっちまうが
どうなんだろねっと???。

<つづく>

2020年8月28日 (金)

音楽備忘録387 音楽を演る人にとってのリファレンスヘッドホンⅡ

前回このニーズには寿命が最優先と述べたがその実態と、音質的にはどんなのが向いてるかへ言及して行こう。
ヘッドホンを機器全体の中でどれ位の大きさに分類するかは人次第だろうが、防波堤のテトラポットみたいに大きく頑強じゃ無いのは明白だ。

となりゃ誤って破損させた場合にも配慮が要りそうだが、それで行けばロングセラーで普及率の高いのが向いてるだろう。
本邦でだったらそれならSONY CD-900STが先ず最有力候補に上がるだろうが、俺としちゃ✖じゃ無いが△だと思っている。

それはイヤーパッドの寿命が短過ぎるからで、職業PA屋が持つのと奏者が持つのでは条件に違いがあるからだ。
PA屋にとってのCD-900は、例えばGuitaristだったらGuitar本体みたいな存在だ。

メインの道具となりゃしょっちゅう状態確認はするし、利用頻度は高くその間隔も短い。
これで恐らく奏者とは大差が付きそうなのが「健全時の体験量」で、正常時が身に付いてれば僅かな異常も発見し易くなる。

しかし奏者で担当楽器の状況から利用頻度が低く間隔が長目になる様だと、普段の記憶がおぼろげになるから劣化の初期段階がとても掴み難くなる。
して掴み難いと不完全状態の音の方を多く長く体験しちまうから、同じと思ってて実は変化しつつある音を耳にする事となってしまうのだ。

なので例に依って若干変態思考だがこの問題を避けるには、もしイカレるならこの際思い切って一気にポックリ逝ってくれた方が却って好ましいのである。
この点ではなるべく古典的な材質や構造になってると有利で無演出な音色と併せ、俺がKOSS PRO4AA(俺言い別名「軍隊ヘッドホン」!?)を最後の手段としてるのはその為だ。

CD900が俺としては少なくとも奏者用として不合格な点を、以下に列記してこう。
①イヤーカップハンガーがプラ製
②イヤーパッドが劣化し易くそれが把握し辛い
③耐入力に一抹の不安がある

では順に詳説してくが①で一番懸念されるのが、イヤーカップに刺さる「棒の部分」だ。
体験としては皮肉にもそれはKOSSの現代タイプのだったが、力の掛かる向きが直角になる事が多いせいで意外にも他より先に折れちゃった。

これは力学的分析を試みるともっと盛大に太さと周囲のゴツさが要りそうだが、デザインの他イヤーカップに開けなきゃなんない穴の大きさと隙間の都合でそんなのは望み薄か。
②は概述だが保守経費が嵩むのもだが劣化の程度が把握し辛いのが困り、お間抜けでも一応ベテラン専門家の俺でこうなんだからそうじゃない人にだったらもっと厳しいだろう。

③に関しては必要音量に対してなら充分だが、誤って大出力に繋がれたら一発アウトになる処。
非専門化だと使用者側の認識不足が第1の原因だけど、売る方だって客が気にして無きゃ普通に使えればちっとも注意を促さないのも問題だが実情だ。

長く使ってればヘッドホンAmpとか相手側が当初とは様変わりする可能性も高く、その組合せが非一般的になったりすると情報が得難くなる。
そこで両者のデータをちゃんと見比べてくれりゃ良いが、長年ずっと大丈夫だったからと疎かになっても人情的にはその方が普通。

音質面では現代本邦では録音現場等で多用されてる点では、CD-900だと何時も通りに出来て確かに良い。
が個人用のリファレンスが同一だと便利なのは、今や絶滅危惧指定!?の所謂Studio Musicianだけだ。

敢えて俺言い「皆一緒主義」の人へ苦言を程しとくと、それならヘッドホン以外の全ての機材も同等化しないと意味が無いからな。
ヘッドホンの音色ったって駆動する機種が違ったら、当然違う音になってるんだからね。

因みに折角だから一番世界でポピュラーな駆動方式を付記しとくと、「074ってオペアンプ」と「2SC945・2SA733ってバイポーラトランジスタ」を組合わせた回路が該当する。
この方式は極最近は専用ICの増殖で少し減りつつあるが、有名ブランドのMixer卓のヘッドホンOutの多くがこれで構成されていた。

<つづく>

2020年8月27日 (木)

音楽備忘録386 素人に可能な防音・遮音㉙

自分なりにはかなりホントに出し尽くしつつあるので、今回「扉」の後は又何か思い出したらと致しまする。
扉は空気振動に対抗させるには重く・固く・分厚い程有利ではあるが、一定以上の密閉度が確保出来るなら枚数を増やす方が遥かに効果的だ。

そりゃ銀行の大金庫の扉みたいにヘヴィになりゃ流石にもうどうでもいいけれど、コストや工作技術以前にそれを取り付ける場所が頑強じゃ無きゃ始まらない。
それに加え華奢で非力なミュージシャンでも開閉可能となると、その範囲ではどんなハイグレードにしても完全遮断は全然無理だ。

コスト等の点でも既製品や近年は素人が入手可能か分からないけど、廃材活用が出来ると実現性も高められる。
以前に気密性を得る方法は記したのでそれ以外を中心に行くが、パッキング以外に一般用途より注意が要るのが蝶番とラッチ若しくは取っ手・鍵等の閉鎖固定機構部分だ。

扉自体だってあまりにベコベコだったりしたら板を貼る等補強も要るが、それに蝶番やラッチが耐えられなければ安定して閉め切る事が出来ない。
製品版の正規の防音扉でも調整が悪かったり狂いが生じてるのを見逃すと、パッキング部の何処かに隙間が残ったりして所期の性能が得られない場合もある。

尤もそれより起きがちなのは閉め忘れや、いい加減な操作のせいでちゃんと閉まって無かったなんてのが割と日常的だけど…。
この件ではお間抜けな俺は幾らも他人の事を言えた義理じゃ無いが、防音に掛った手間や費用からしたら実に勿体無い。

敢えて思い出して少し追及してみると、しかしこれは無条件で同じ確立で発生してはいなかった。
防音扉のハンドルったらそれが水平時が開・斜め下を向いたりしてると閉となる様なのがデフォだが、これは開閉状況の視覚化の為でもある。

最近は普通の部屋の扉でも円筒では無くレバータイプのが増えたが、こちらは開閉視覚化では無くより少ない力や動作で操作可能とする目的でなっている。
それが証拠ってんでも無いが閉じてる扉を開きたい時だけ下に押し下げりゃ良い構造になってて、車のドアじゃ無いがもし半ドアになっててもドアノブ外観にはそれが一切反映しないのが殆どだ。

さて本題へサラッと戻すがだからって全くそんなのも流用出来無か無いが、パッキングからの反力に充分耐えられる必要はある。
依って汎用部品の流用時の注意点は「摩耗損」で仮に取敢えずは耐えられたとしても、擦り減るのが早いのもだがそのせいで密閉度不足を起こすのが恐い。

チープな扉だったらハンドルだけ豪勢にするのもはばかられ様が、パッキングからの反力は本格的なのの半分なんて程小さくはならないのはお見知りおきを。
又余りにも扉の剛性が低かった場合反力で反る度合いも増えるので、ラッチ周辺はピッタリくっ付いてるのにラッチから遠い部分では隙間発生なんてのもあり得る。

そんな場合は扉に板より先に梁を追加すべきで、しかし扉・パッキング・蝶番&ラッチ類は強度的にバランスさせるのが何より大事だ。
これ等からしても素人が廉価・安易にやるのには、1枚の扉に要求される性能を落せる2重式の方が断然有利だ。

防音室の2重扉ってぇと旧従兄宅のを今思い出したが、宅のと違って2枚の間隔が結構あった。
そうすると誰かが中で演ってる最中に出入りする時、外のを閉めてから中のを開けられるから「丸洩れ」が回避出来ていた。

考えてみりゃ高級な映画館やホールのドアって皆そうなってて、バネの力で手を離すと勝手に閉まる様にして基本的に丸洩れが起きない様にしてあったんだね。
尤もⅡで防音室用途では一般人が動かせる程度のバネ力じゃ、完全に閉め切るのには足りないだろうけどね。

<つづく>

2020年8月26日 (水)

音楽備忘録385 半導体 vs 真空管③

続いて告知通りって前回如何にも2つとも同時掲載みたいな表現だったけど、その辺は職業物書きじゃ無いから許しておくれ。
内容は忘れたりしなきゃ、必ず何処かで書くからさ。

して今回は関連部品Part 1として、コンデンサの諸問題へ突入だ。
コンデンサはさせる仕事が雑多なのもあって非専門家には分り難い部品だが、今回のテーマに対しては全貌把握をしなくてもへっちゃらだ。

必要なのだけその都度触れてくとして、タイプ次第で寿命に極端な差があるのが特徴のひとつだ。
乾電池よりゃ遥かにマシだが他よりかなり短い代表が「電解コンデンサ」で、それ以外のはタイプ次第じゃ人間レベルでは無視出来る程長いのも多い。

そしてタイプ・寿命共々そんなになってしまう原因は、主に容量(電気を一時的に貯めて置ける量)に依存している。
このテーマに対しては端的には沢山貯められると電池に近くなるから、寿命の方も電池に近付いて短くなると思っときゃそれで充分だ。(回路内での使われ方は電池と違うのが大半だが)

ここから核心へ進んでくが球と石では半分は時代の、残り半分はコンデンサのコスト等が原因で寿命の異なるタイプが夫々デフォルトで使用されているのだ。
上記前者は昔はそんなに沢山貯められるのを作れなかったからだが、後者は耐圧(扱える電圧の高さ)が影響している。

後者に関しては技術レベルが飛躍的に向上した今でも幾らも条件差が出て無くて、コストと容量以外の性能を獲得するのが諸事情から大変だからだ。
冒頭に色んな仕事に使うと書いたが、直接音をそこへ通す際にこれが特に難関となる。

結果的にだが球回路では極一部の例外以外では電源回路以外では電解タイプは殆ど使われず、石の方では耐圧が低い→ローコストなのと小型化し易い為他タイプより優先的に盛大に使われている。
折角増幅素子が長寿命で壊れ難い石のでそんなにしたらホントは矛盾してるんだが、コストと小型化を優先しないと売りが減るからか未だにこれが主流だ。

それでもスマホなんかみたいなのだったら電解コンデンサ抜きではあんなに軽く小さくなんて先ず無理だし、ニーズ次第で短寿命なのを容認するのはおかしくは無い。
って事ぁ楽器Ampみたいに実使用上ツマミの間隔が一定以上要るとかだと、それを石にするご利益はコストを除けば耐衝撃性と軽量化程度しか無いのだ。

ここでとても重大なのがコストったってそれが「初期経費」だけな処で、長く使い続ければ続ける程実情的には石の方が出費が多くなり勝ちなのは是非知っといて頂きたい処だ。
しかもそれ以上に大問題なのが「音色の維持」で、これを気にすれば最悪だともう幾ら上乗せが要るか不明な程なのだ。

電解コンデンサはLED電球等と同じ様に寿命が時間で公表されて居り、それに従えば使用頻度で差はあるが当初から交換が必要な存在だ。
しかし近年特に一般オーディオ用だと手間とコストを嫌って修理が敬遠され気味なのを悪用されたか、例えば「このAmpは使用20,000時間毎に部品交換が必要です」なんて先ず公表されていない。

これが自家用車だったらディーラーへ車検に出して、タイヤを交換しないと不合格になるからと言われて納得しない奴なんて居ないのにね。
尤も周知徹底させた処でそれより数時間オーバーした処で、全く音が出なくなったりゃしなから違いが出ても仕方無いのかも知れんがね。

只そうしてニーズが少ないと費用はより割高・扱う場所は減る等と一種の悪循環に陥り、用途上個性の少な目なオーディオ用なら未だしも楽器の場合は望まぬ変化に苦慮させれるのだ。
又他の部品と比べて短寿命な内は少しでもそれを伸ばそうと改良頻度が高くなるから、完全に同じ部品の入手は数年経っただけで難しくなってしまう。

そうなると例えば販売開始後5年後の修理費用なら算定可能でも、10年後のだともうどれだけ割増しになるか導き出すのすら難しくなる。
これは幸運な偶然で生涯の友に出逢ってもそれが「石」だったら、何時迄付合えるか分からない存在になるのも意味してるって事った。

<つづく>

2020年8月25日 (火)

音楽備忘録384 音楽を演る人にとってのリファレンスヘッドホンⅠ

リファレンスってぇとやたら高音質とか高忠実度って単語が真っ先に来そうだが、それへもし「個人の」って条件を付けたら一概にそうとはならない。
特に聴くだけじゃ無く奏でる人にとっては固有の考慮点があり、可能な限り長く使える事が重要となって来る。

最近みたいに一段と温暖化が進んだ様な感じだと環境自体がどんどん変化してるから、そのせいで少しは違って聴こえる可能性もあるかも知れない。
音楽の他電話の呼び出し音だって宅電・ガラケー・スマホと変化すれば、そんな日常耳にする音環境からして常に変化はある。

そんなだと聴いて楽しむ分には時代にマッチしてる方が良い面も多いが、楽器の音色は進化はしても違う楽器の音になったりゃしない。
自動車はエンジンの音からモータの音になったのも増えつつあるが、それで言ったら楽器は蒸気機関車の汽笛みたいな存在なのだ。

余程の高齢者以外日常的にSL列車で通勤通学経験のある人なんて
居ないのに、その割にゃ「ボォーッ」と聴こえりゃ汽車ポッポかいなと割と誰でも思うじゃない!?
動画とかがあるから少しは触れる機会が誰にだってあるけれど、今でも普段から似た様な音ったら大型船の汽笛位しか無い。

なので大きな港かその近くに居たなら未だしも、海から遠かったりしたら誰も船かもとは思ったりゃしない。
今では珍しさも含まれるだろうがその主原因ったら、やはり独特で固有な音色のせいなのよ。

技術的にはSLにもブレーキ用の「空気源」があるので電車の警笛ラッパ(タイフォン)を付けるのも不可能じゃ無いんだが、ムードぶち壊しになるし煙が見えなきゃまさかSLがまだ走ってるとは思って貰えない。
言うなればこの手の音色はバリエーションは許されても、根幹部分が大きく変わったらもうそれとは認識して貰えなくなる訳だ。

そんなあんまり変わられちゃ困るのを聴くのには、聴く道具の方だって違って聴こえ過ぎたりすると具合が悪い。
ちぃと話が飛躍するが現代本邦ではベテランに俺言い「残念タイプ」の人の方が多く、その原因はその人固有の音色の魅力がどんどん薄まって行ってるからだ。

そしてそんな方々に限って最新の機材に悪い意味で貪欲過ぎだりしてて、俺は「その人のリファレンス音色の記憶」が飛んじまってるからだろうと推測している。
ぶっちゃけちまえば本来なら人間が進化して音色も進展させるべきなのを、人はスッカリ退化したのを機材で誤魔化そうとしてるみたいな…。

んでこれが本題とどう関係してるかっつうと、両方が変ると何処がどう変化したのかが掴み難くなる処なのだ。
例えばそれがGuitaristだったらGuitarは変えてもAmpはずっと同じのとか、そうすればGuitarの前のと今のの違いは一番ハッキリ出てくれる。

本当に「計りたい」のならこう云う環境を作るのも必須で、何しろGuitar本体以外は腕の向上を別とすりゃ奏者も含めて無変化なんだからね。
なので本テーマに沿わすとあまり低性能では困るけれど、長く「何時も通りに同じに使える」のが優先事項となる。

「形あるものいずれ崩れる」と諺になってる位だから長期原形維持は何かと困難ではあるが、だからってわざわざ状態変化を起こし易いのを選んじゃ駄目。
それがもしある一定期間が経過するとポッキリ折れる様なのだったらまだ良いが、じわじわと劣化する様なのだと僅かな変容把握が困難だからだ。

ヘッドホンでこれの筆頭ってばイヤーパッドの材質で、現在主流派を占める表面が極薄い類のだ。
このタイプはフィット性を始め様々な点で快適且つ高性能なのは結構だが、その殆どは元からシワシワの仕上げとしてあるので初期の僅かな破れがとても発見し辛い。

しかしなまじ高フィットで健全なら隙間が生じ難いから、僅かな裂け破れでも気密性がかなり変化してしまう。
そうなれば当然音にも変化が及ぶが、パッと見変化が感じられないから「気のせいかな」等となりがちなのだ。

こうほざくのも俺も体験済みでかなり酷くなる迄気付けなかったし、それに依る音の変化も徐々にだった。
ので健全なのと比べたら「えっ、そんなに違ってたの!」と驚かされた事もあり、以来このタイプのイヤーパッドにはスッカリ懲りてしまったんだ。

<つづく>

2020年8月24日 (月)

音楽備忘録383 素人に可能な防音・遮音㉘

お題からは少し横道に逸れるが工作の設計には必須なので、前回最後のの続きをひとしきり。
例題として「木板のみで棚を作る」で進めてくが、取敢えず前面だけオープンのタイプで考えて行こう。

頭だけでイメージすると外枠となる部分には各棚の重量等が全部掛るんだから、ここを一番奮発しとくと丈夫そうな気もしなくも無い。
実際それはそんなに間違いじゃ無いんだけど、もっと大事なのが「力の掛かる向き」なのだ。

そこで役割と板の使われる向き毎に考察してくとして、これが所謂構造力学の初歩だ。
幾ら面倒でも流石に文章だけでは厳しいので、久々で概念図を登場させよう。

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何だか趣味の悪い色合いの市販カラーボックスにしか見えなくなっちったけど
、形としては同じのを想定したんでそれでもいいや。
んじゃ早速説明に入るけど板の色と模様は力の掛かり方毎に変えたつもりで、モノクロ縦筋のが裏板のつもりだ。

今回はなるべく差をハッキリさせたいので、天板(てっぺんの黄色)には何も載せないって条件を付けさせとくれ。
では物を載せる底板が何故同じ黄色にしてあるかったら、板全体が床に接してて重さは支えられなくても平気だからだ。(っても昔の模型飛行機用のバルサ材みたいなのは流石に論外ですぜ)

縦の赤は特に下の方はそれより上の重さが最下段の以外全部掛り、中間の横板2つには載せた物の荷重が掛る。
ってな事って一応4種類に分類してみたが、一番重さ(力)が掛るのは赤2枚だ。
裏板だって全体の影響を受けるのに市販品のを始め例外無くここは薄いベコベコのべニア製だが、それは力学上は赤黄青の直角がひしゃげるのを防ぐだけで良いからだ。(勿論載せた物が後ろに落ちるのを防ぐ機能は有すが)

さて掛る重さ→力の強さだけを考えたら赤に一番強度が要るから、板だけ使う条件なら赤が一番分厚くしとくと良さそうな感じだよね。
なのに実際はこの条件設定だと青を分厚くしてやらないとならなくて、それが力の掛かる「向きのせい」なのだ。

故にもし天板にも物を載せたいなら黄から青にしなきゃなんないが、これは重さに対して充分な硬さが無いとすぐに撓るからだ。
板が折れ無きゃ良いっても、あまり余計な傾斜が付けば載せた物が不安定になる。

し、大いに撓った下の段の真ん中ら辺は高さが減っちまう。
それに対し縦の赤は力の方向のメインが縦向きなんで、板の長さ≒厚みとして作用するから青より薄くても平気なのだ。

この様に知ってる人も結構居るだろうが、第一印象と実際に必要な強度は異なる事が何かと多いのを提示したかった。
んでもって本題からすると棚を別個にするか作り付けにするかへ関係する訳だが、裏板は貧弱でOK→壁板と兼用してもその影響は僅少ってのは先ず分かって頂けたであるか?。

それプラス図中の赤が別個制作なら床へ全荷重が掛るのが、作り付けだったら壁と分散されるのも見逃せない点だ。
どうせ棚だけ程度ならへっちゃらな強度が床には要るけれど、壁を利用不可な物への負担を考えりゃそっちにリソースを割り振った方が得策だがや。

いざ色々持込んでったら案外特定箇所で耐荷重ギリギリになる事もありがちで、普通の部屋で直ちに床が抜けたりしなくても何年か経ったら何だか床が反ってるよなんて結構何処でもあるんじゃない!?。
実用に耐え得る範囲内だったらそれでも良いけれど、そのせいで隙間が出来て音洩れたじゃ防音室では困るんでね。

因みに宅では重いけど動かせる様にしときたいとか、割と頻繁に手が届く必要のある物の為に床から立ち上がる棚を最小に留めているよ。
棚にしまっとく様なのはそんなに頻繁に弄らない証しでもあるから、少々アクセスに難があったってどうって事ぁ無いって考え方だ。

これに従うと棚は「壁の途中から上にだけ付け」たくなるが、それにはもう作り付けしか殆ど道は無い。
壁に柱を後ろ側だけ取り付けてそれに棚板をなんてのも市販されてるが、強度の他極力「揺れて欲しく無い」となるとそれでは厳しいんでね。

<つづく>

2020年8月23日 (日)

音楽備忘録382 半導体 vs 真空管②

では増幅素子自体とその後に関連部品のと進めてくが、後者で後から問題頻出するのは石(半導体)系の方なのだ。
確かに球だって製造中止から長時間経ってて元から珍しいのだったらその影響は大きいが、余程のコアヲタさん以外にゃそんなのそもそも縁遠いからね。

増幅素子で困るのは代替品すら見つからない時で、これは特に集積度の高いヤツ程顕著になる。
残念なのは小型化や高性能化の為にカスタム化されてるICやLSIで、これ等の殆どはもう作る時点で数量が限定されている。

手間も費用も無視したとしてもそれ等の修理にはすべからく生贄必至で、要は人体内臓の移植手術と全く同じだ。
寧ろ実施に当たっては元が機械でハンダ付けされてたりする分、より困難な道となっている。

そんなのは流石に仕方無いとして石だって唯のトランジスタみたいに非集積のだったり、ICでもオペアンプみたいに規格のしっかりしてる汎用タイプだったらどうか?。
勿論その分修理はし易くなってるが、音機器に限ると部品メーカ毎での音色差等が大問題となる場合も多い。

アナログ部分が皆無なのだったらこれからは開放されるが、直接音を扱うには出入口の極僅かでもアナログ回路を使わねばならない。
悪い事にそんな「僅か」しか無いのに限ってそこの全体への影響度が高いので、妥協し難い場合が多くなるのだ。

球だって昔作ってたのと今のは地域も会社も違うじゃんっ、だから音だってってそりゃご尤も。
但し半ば過去の遺物をわざわざこれから作って売るからにはニーズは絶対条件だから、人気の音色等をメーカ側だって日夜目指して奮闘してるのだ。

当然そんな手間掛けりゃ値段だって上がりそうで、俺みたいなのにとっちゃ痛い。
と思いきや元から少量しか売れないしとてもじゃ無いが百均なんかに置いとける様な値段じゃないから、一部オーディオコアヲタ様専用のを除けばそんなに大差は出ないで済んでる。

それが汎用量産半導体ともなると量産効果からの低価格なので、一度止めちゃったのを又となるとホントに金額の桁を違えられないと無理なのだ。
しかしそんなに高価では球より大抵数も沢山要るもんなので、作る方も売る方も買う方もと三方一両損ならぬ三方全損ではどうにもならんがね。(到底持ち主全員が修理しはしないので)

オマケにそんな苦労をしても僅かでも入手可能な材料に違いがあったりすると、使えても全然違う音だなんて悲劇に見舞われる。
勿論Ⅱで球にだって起こり得るがその影響度の差がミソで、元が大雑把で石と比べたら全然出鱈目な構造が却って功を奏してるのだ。

加えてひねた言い分ではあるが球は元からちっとも完璧な性能でない為、音色の魅力を付加でもしとかないと全く売れないってのがある。
なので例えば安室奈美恵が良かったのに浜崎あゆみになっちゃったっても、可愛いからまあ良いかみたいなって言ったら古かったかな。

折角だから石のもこれに乗っとくとこっちだと平手友梨奈だったのが、麻生太郎になっちまうってなもんなんだからもう大変よぉ。
規格が同じで音色差の大きい筆頭は意外にも、球よりゃ新しいトランジスタやFETだ。

その結果ニーズ減少に加え上記のせいで、音を変えずに石のオーディオAmpの修理をするのが一層困難化している。
電気楽器で比喩するならかの有名なFuzzの音色みたいなもんで、たった2~3個の「ゲルマニウム」トランジスタで音色の95%は作られてるっても過言じゃ無い。

なので複雑なのの方がこの点では遥かにマシにはなるが、複雑だと故障個所の発見から交換部品点数の多さでやはり面倒な事となる。
俺は立場上頼まれれば極力奮闘する様心掛けちゃいるけど、石だと好結果が得難いからなるべくなら引き受けたくないのが本音だ。

<つづく>

2020年8月22日 (土)

音楽備忘録381 ヘッドホンと体格の関係Ⅻ

前回「グループ独自のサウンド」を確立するには、メンバーが同じヘッドホンを使った方が有利と提示した。
が、ではそれをどうやって選び出すかにも触れておこう。

一番簡単なのはメンバー誰かの家が活動本拠地に出来る様な場合で、どっかのオッサンみたいにそれが録音Studioだったりしたらそいつに任せときゃ良い。
無不満で済む事は少ないかも知れないがヘッドホンのみならず、スピーカで皆で一緒に聴く際も機器も環境もそれなら同一・共通だ。

そこで可否の意見が割れたとしたら、各自の好みか聴こえ方の差がその原因なのが明瞭化する。
狡く立ち回るなら文句の多い奴にだけそいつの好みの音色になるヘッドホンでも被らせるなんてのも手かも知れんが、前回述の通り飽く迄お客さんの耳に意図通りの音が届くかを考えりゃこれはよろしく無さそうだ。

この文句の多い奴を絶対生贄みたいにしちゃイケナイが、どうして違って聴こえてしまうかは本人個人にもグループのどっちにとっても必須の情報だ。
仮に全員が高域難聴のグループなんて極端な想定をすりゃ
、健康体が聴いたらきっとシャリシャリキンキンなサウンドになってたりするだろう。

現代では聴き手にも同類は一定数は居るだろうから、敢えてそいつ等向きにと割切るのも一興かも知れない。
しかしそれだって自分達が「どの程度偏ってるか」が認識出来てたらの話しで、誰一人分かって無かったら作戦化自体が出来ない。

なので多少なりとも音色に拘りがあるならその拘りの分だけは、自分の耳の性質を知っとかないと始まらないのだ。
ではどうやってそれを獲得してくかだが、以下にその手順みたいなのを列挙しておこう。

①聴き手以外の人に演奏して貰ったのを聴く
②それをなるべく音色演出の少ないスピーカで聴く
③更にそれをヘッドホンで聴いてみる

理想としてはどれでも同じに聴こえるのが良く、②の段階で違って聴こえる様なら次の点を先ずチェックだ。
Rock系の場合なんかは普通だったら丸囲み数字が進む程小音量になるので、音量のせいで違って聴こえる分は至極当然の結果だ。

その場合一寸アブノーマルだが先ずはスピーカ聴取時に無理無く出せる音量迄、敢えて演奏音量を下げて貰おう。
これはヘッドホンの場合も同様で、耳に届く音量に差があってはこのテストが無効化する。

それとご注意願いたいのは生の音量に近付けられるからって、②のスピーカの処をPAで聴いたらあきまへんで。
具体的な音量としては一般市民が、日常生活内で聴く位の音量が一番望ましい。

これは幾らバンドマンでも担当楽器に限定がある場合、楽器に依って素面で聴ける最大音量に差があったりもするからだ。
歌手・生ピ・ドラム等だとその奏者は、奏者だけが「常に他の誰とも違う至近距離」で聴いてるからねぇ。

と音の面だけならこれで済むが、ヘッドホンだとそうは行かない。
フィット性は音の聴こえにも反映してるから、ある程度迄だったら音だけを気にしてても行ける。

だがもしメンバー中の誰かたった1人だけでも「痛くて1分すら堪えられない」様なら、同一音共有の趣旨だと選からは外すべきだ。
これを考えると必ずしも「ありのままの音」と共有を同一機種で済ますのを諦めるのも手で、似合っても似合わなくても会社員だからスーツ着用なんてのと同類と思って良いだろう。

昔だったらそんな目的には迷わずスピーカで聴いてたけれど、近年の住環境も併せて考えるとその方が困難な場合もありそうだ。
ホントはスピーカから一緒に聴けるのが録音Studioに集まった時だけじゃ足りないんだけど、今みたいにコロナのせいでリモート中心になったりすれば共通ヘッドホンは結構有力なアイテムにもなり得るのだ。

となるとグループ共有用のは音質的には妥協の産物となったりもするが、人次第で違って聴こえる事の弊害からしたらそんなの微々たるもんなのだ。
本件を軽視して最悪基準点が全員異なっていたら、各自が努力する程バラけてったりし兼ねないんだからさ。

<つづく…かも>

2020年8月21日 (金)

音楽備忘録380 素人に可能な防音・遮音㉗

本項前回たまたま表面仕上げの話しに至ったので、今回は床以外のへも言及しとくとしよう。
個人使用前提だと見栄えを無視すりゃ仕上げ不要なのもあるが、汚損は未だしも注意すべきは破損や性能維持だ。

それともう1つは残響や定在波への対策で、これは無策だと大抵は綺麗なRoom Reverbとは似ても似つかぬ嫌な感じに響いてしまう。
この2つ等は感じの悪さを許容してもまだ危惧が残り、特にそこでばかり・だけでずっと練習してると思わぬ悪癖を招き兼ねない。

仮に50Hzだけやたらに響くんだったとすると、Bassなら4弦だけ・Drumならバスドラだけ妙に弱く奏でる癖が付いたりする可能性が浮上して来る。
こんなのを予防するには「実際出したのより大きく聴こえる」特定ポイントを退治しとくと良いが、素人でやり易いのは吸音材の適宣貼付けだ。

専門家が設計時点で計算し乍らやれば他にも方法はあるが、それは向かい合った面が平行にならない様にする等だ。
それだと必然的に箱の形は複雑になり作るのも面倒だが、何より空間効率の低下が問題となりそうだ。

またある程度響かせたいとしても大きさがそれに足りないとか、特定楽器専用となったりしがちなので自由度が低い。
では何らかの吸音材を貼るとして問題になるとしたら、狭目の箱の壁であろう。

吸音材はその第1目的からして触られたり擦られるのは苦手なのが多く、遮音自体に直接的貢献度が低いのもあって省かれる事が多そうだ。
だが定在波を空気式ブースタとかエアEQなんて風に捉えれば、余計に響かせた分余計に外へ伝わり易くなるのは覚えといた方が良い。

それから平行面を避けるってば天井と床は普通に作ると平行になるもんだが、傷対策で床に何か貼るのが当り前な分壁よりは後回しで平気な事が多い。
大抵は強度の都合で床はコンパネ(木板)・天井は石膏ボード等と、意図的に一致させない限り材質が違って来る。

すると共鳴度・反射度や共振周波数も異なるので、壁同士よりは強い定在波は出現し難い。
一方壁材は意図せぬ限り窓も押入れも付けない箱となると、この面で違いが出るとしても扉位だ。

とは云え狭いのに壁に絶対触れるなったって至難だし、フワフワのぐにゃぐにゃじゃ棚板すら付けられなくて何かと不便だ。
それには例えば左壁は板に壁紙として反対の右壁だけ吸音材を貼るとか、敢えて壁の内側に棚等を付ける際に使える柱を追加しとくなんて方法もある。

その他にも昭和に大流行した「穴開きボード」なんてのが今でもあるが、その手のであれば少し触った位ではビクともしない。
但し吸音効果もだが特に反射抑止力が柔らかいのより劣るので、最低でも壁全部位は貼らないとこの用途には多分不充分になるだろう。

又防音業者的にはなるべく何でも「置くだけにして」ってのが多かったが、それには床がかなり丈夫にしてあるからって裏付けもある。
そうするのが素人でも不可能じゃ無いけれど、最初から「普通じゃ無い重さ」に耐えられる建築になってないとどうしようもない。

これが持ち家の最下層なら建物と別に新たに地面からの支えを追設する手もあるが、1Fでも下にBFもあるだとか借りてる所だったら足りるだけ弄れる可能性はとても低いからね。
それに勿論全体の強度は考慮しなきゃ駄目だし限度はあるけれど、別個の棚を置くより少しでも一部を共有させれば軽量化に繋がるメリットもある。

この共有させては材料だってその分節約出来るけど、何より狭い部屋の場合にはかなりの差が生じると考えられる。
だだっ広い部屋→バカでかい箱だったら箱の形を維持させるのに頑強にすれば重くなるが、小さいと音さえ遮れればそれ以上の強さや重さは要らなくなる。

これは同じ様に軽量化を追及してても自家用車のボディはベコベコなのが、バスから電車…と大きくなるにつれて人力では凹ませられなくなってるので実感出来るんじゃないかな。
それとこれは空間効率や荷重の掛かり方にも大いに関係してて、特に移動が不要な物に関して顕著だ。

薄い板に力を加えた時の反応を想像して貰うと分かるんじゃないかと思うが、立て掛けた板の真ん中を押せば簡単に凹むだろう。
だがそんなヤワなのでも板の縦横方向からの押しには桁違いに強く、つまり力の掛かる向きを工夫すればそれだけ軽く安価な材料で済ませられるって事だよね。

<つづく>

2020年8月20日 (木)

音楽備忘録379 素人に可能な防音・遮音㉖

俺程度に分かる範囲は大分出尽くして来たが、今回の副題!?は床の強度だ。
遮音性・居住性・機器設置性のどれをとってもなるべく丈夫なのが良いけれど、重さや費用の都合があるから中々理想通りとは行かないもんだ。

そこで体験から最低でどの程度必要なのかってぇと、強度としては厚さ9mmの所謂「コンパネ」(合板)2枚重ね位は必要だ。
因みにこれは簡易ベッドの床板を作った際、入手性・価格・手持ち残り等の関係もあっての結果だった。

又コンパネには上記より厚い15mmの等もあったが、その程度では1枚では心許無さが残ったのにも依る。
但しベッドであるから上を散々歩き回るとか、ずっと重い物を持って立ってるなんて事は無い。

なので重目なのに3~4本の足先だけで接地する様な機器があるなら恐らくまだ不足で、9mm×3枚目違い重ね貼り程度が良さそうだ。
因みにⅡで15mm×2の方がトータルでは30mmと上記の合計27mmより分厚くなるが、「継ぎ目」部分の実行厚みへ配慮すると15mm(1枚だけ):18mm(2枚分となるから)と逆転している。

なので全体では無く狭目の特定範囲の強度への配慮も大切で、目違い重ね貼りをする場合枚数は増える程半ば自動的に気密性が高まるのも見逃せない。
因みにⅢで板全部を全面接着するのが強度・気密性とも最強だが、万一の後での補修性や材自体の強度を考慮するとそこ迄しなくても良いと思う。

処で勿論所謂根太等と呼ばれる梁(柱)は必要だが、候補の角材等の真ん中ら辺の上で暴れて露骨に撓ったりしない位で大体OKだ。
寸法・材質その他諸々に依ってかなり差がありそうなので具体値を出せなくて悪いけど、種類が多過ぎるから詳細は材木屋さんでも当たっておくれ 。

とは言えそれなりに豊富な体験からすると柱より板の選択が問題になり易くて、これは荷重の掛かり方が無限に近い位色々あるからだ。
床が落ちなくても抜けてしまうと音の閉じ込めが無力化するのも考えると、一般用途の部屋より余計に板の方を気にしてた方が実際的だと思うな。

これより実用上問題となるのは床の「仕上げ」がどうしてあるかで、「板剥き出し」は俺的にはご法度と考えている。
例え軽量生楽器しか使わないし何も置かないとしても、イスや譜面台の脚程度には晒される可能性が高い。

すると使用者がどんなに気を付けてても一寸ぶつかっちゃっただとか、経年劣化でそれ等の脚の保護ゴムが何時の間にか割れて駄目になってた等の際に傷が付いてしまう。
もし傷付いたって裸足で入んないし他人に見せないから平気だとしても、強度や気密性劣化の懸念を増やすのは得策じゃ無い。

それには最低でパンチカーペット、出来ればゴム等が裏張りされてるカーペットタイルとかを仕上げ材とするのが良い。
これは通路部分に関しても同様で理想的にはもっと丈夫だと尚良いが、それでも剥き出しとは大違いだ。

そいから現時点では未だ未実施だが、Drum Setの場合は今なら所謂「ドラムマット」を敷くのが一択だ。
宅では昔は高価だったのと専業には程遠かった等と、部屋床自体では無く追加対策で業者作製のDrum台の上だったからとケチった。

ら、その内Hi-Hat Standの位置固定用剣先で段々掘れてった。😢
これを気にしなくても只じゃ済まないのは、掘れるともう剣先では止められなくなる処。

俺の当初は乱暴極まり無かったゴリ脚では絨毯+木板ではどうせ止められないので方法を変更して凌いでるが、これだと試しに何時もより遠目に置いてみようなんてのが出来ない不便がある。
それでもGrand Pianoを置くよりゃ遥かに楽勝で、小さ目のでも300kg位はあるのに3本脚な上大抵脚先は金属車輪だ。

それに加え強度的に有利な壁際へなるべく寄せるにしても、最低でも脚1本は必ず壁から遠のいてしまう。
Rock系だって巨大Amp+巨漢氏となれば総重量では大差は無くなるが、少なくともAmpは普通は壁際に置きたいしね。

この場合で荷重が掛るのは合計で片足立ちしても最低5か所になるので、床の負担はかなり軽減される。
これ等からすると床をどうするかから考えてもPiano用なら防音カプセルも色々売られてるので、そう云うのだったら最終的に幾ら掛るか不明瞭な自作をするより製品購入の方が色々お得かも知れない。

<つづく>

2020年8月19日 (水)

音楽備忘録378 半導体 vs 真空管①

この際だからRockと真空管に関しては、ここでの記述は新参の新興宗教と思って貰っても結構!?。
って俺は唯の人だから何割かはそうかもだが、ここ迄抵抗するにはれっきとした訳があるのだ。

今迄だって折に触れ触れずに拘らず散々吠えて来てるけど、改めて一寸整理して纏めてみたくなったので宜しく。
この件最初はそもそも利用可能かどうかが問題になるが、わざと無茶振り妄想をして確認してみよう。

真空管ってば大昔の電子部品に違いないが、部品自体の新製品がもう一切出て来て無いかったらそうでもない。
勿論集積回路(ICやLSI等)みたいに頻繁では無いけれど、10年は待たされずに何かしらの進展は今でもあるのだ。

その中に一寸前迄なら想像すら出来なかった超小型・低消費電力の、Nutube(型番は6P1)ってのがある。
これ具体的には平べったい消しゴム位の大きさで、電源も普通の電池駆動の色んな機器と同じ位でも使えてしまう。

だったら変態趣味的にはスマホにだって強引に押込めそうだが、そこは真空管なので振動を拾っちまうから実際には使えない。
スマホみたいな機器は多少揺すられても平気な部品が出来た恩恵にも預かってて、現時点では「球入りスマホ」は流石に無理そうだ💦。

さて今日は興が乗ったから大脱線例示してくが、ではトランジスタ等の振動耐性の強い部品が出来る迄世の中は一体どんな具合だったのかだ。
これは電子部品に限らず電球でも音の記録媒体でもそうだったんだが、それでも自転車は言うに及ばず車や電車を夜でも走らせるには幾ら弱くったって電球を使わない訳には行かない。

とは言え少しでも揺れに強い球を作った事で、フィラメントの寿命の方が先に来る様にはなっていた。
それより時間が掛ったのが「音」の方で、その昔ロマンスカーの車内で観光案内を録音したレコードを掛けようとして見事に失敗…って今考えりゃバカみたいだけれど。

この逸話の当時はまだテープレコーダすら無く、だからこそどんなに成功率が低そうでも一応試してみたのであった。
万一○駅と□駅の間のずっと直線の間だけでも無事だったらと、正に藁にもすがる思いだったのかも知れぬ。

今なら半導体メモリチップに入れといてポチっとやればはおろか、最近はWi-Fiエリアがどんどん広がってるから乗り物自体にもう載せとかなくても流せるかもしれない。
この様に俺は未だスマホ所持に縁が無いが、それでも何にでも球を使えとは決して思ってはいない。

しかしだからこそ使えて使った方が良い場所とか物を石(半導体)にするのに抵抗してて、昔と違って選べる様になったのを放棄するのも勿体無いと思ってるのだ。
詳細は次回以降に譲るが音楽的音質に関しちゃ至高の他概述乍ら幾つか理由はあって、寿命と修理性は大問題だ。

素子自体の耐性や寿命は半導体の方がかなり長い筈だが、実用的な機器として組上げると寧ろ実際は逆になってるのが多いのは要注意点だ。
又日進月歩の最新技術にありつくにもそんな長寿命なんて不要と思われそうだし、買って暫くはメンテナンスフリーな新品がこんなに廉価になったんだから等々そりゃご尤も。

でも捨てる手間と費用とか幾ら楽しみがあっても新規購入費用ばかりか、先ず選んでより安い店を探して…等とどれも時間もお金もその都度追加でふんだくられる。
これが最近みたいにメルカリやヤフオク等が一般化すると、自分が使うのを止めるのに必ずしも捨てる必要はもう無くなった。

そんな時壊れててジャンク扱いだと売値の桁は下がるし、買い手もその筋の趣味人に限定されちまう。
結局「あらゆる将来」を想像するとこの分野での「使い捨ては」、イイ加減で非エコ→無駄の多い方法からは脱するのがお勧めなのだ。

そりゃ最初から設計標準機器寿命の5~6年だけ偶然必要ってんなら別だけど、非職業人にとってのオーディオは完全に趣味の世界。
趣味を満喫するには「自由な思い」に我慢不要なのが一番だろうから、良い意味での将来無計画も存置させるには一々機械寿命とかに振り回されるなんで愚じゃないすかねぇ。

<つづく>

2020年8月18日 (火)

音楽備忘録377 ヘッドホンと体格の関係Ⅺ

本項前回後部で体格の影響を受け難いのはオーバーイヤータイプと書いたが、インナータイプの方がもっとそうなのではと思われる方向けに先ずは少々。
近年の最廉価の一部以外のは付属のイヤープラグに色んなのがあって、その点では個体差に対する対応は確かに図られてるだろう。

だが最初から準備されてるのはそうでもしとかないと、全然フィットさせられない場合もあるからなんて言ったら叱られるだろうか。
それは過言だとしてもとても小さいと、0.3mmとかの不一致だって大きな影響を及ぼすのは確かなのだ。

実はオーバーイヤータイプですらスピーカ→生耳聴きよりゃこの面では弱いんだが、なまじ「近い」が為に少しの差の影響が拡大しちまうからだ。
例えば左右間隔2mで聴取距離が3mのスピーカだったら、2~3人でなら殆ど同一条件で聴くのも可能だ。

或はもう少し巾も距離も小さくても、リスニングポジションに1人づつ順番に着いて聴くのなんかでも「同じ音」が聴ける。
但しこれは「耳に届くのが」同じ音なだけで、個人差で違って聴こえる分迄解消される訳じゃ無い。

でもこれこそが各自の特性を知る機会になり、各自の好みと一般への整合性等を考えて行く第一歩になるのだ。
ここが演る側のみに存在する問題点で自分が好きな音ったって、自分に聴こえるのがか他人に聴かせるのが「その音」になる様にするのか考え処なのだ。

現実的には多数派としては両者の美しい妥協点を目指すのが多いが、近年悪い意味で偏ったのが増えたのはメンバー全員で同じ音を聴く機会が減ったからではと穿っている。
本邦では益々上記の様な機会が得難くなってるが、それならせめて同一ヘッドホンで聴けばって感じなのかな。

勿論そのアイデアには一理あるけれど、飽く迄大体同じに被って聴けたらの話しだ。
昔じゃ考えられん位SONY CD-900STがリファレンス化してるのはこの辺もありそうで、しかしこ奴には大きな注意点がある。

何故体格差の影響を受け難いかを考えて貰うと良いんだが、どんなに耳の立ってる人にでも強引に押し潰して耳穴にユニットを押付ける様な構造となっている。
ユニット径が40mmなのでどんな大耳穴さんでも先ず耳穴径よりゃユニット径の方がデカいから、最低限ユニットの内側の何処かに耳穴が来る点でも条件が統一される。

しかしこんな具合だから長時間連続使用には、人次第で負担の差は極端に大きくなっているのだ。
だからかリファレンスったってClassic系ではそれ程とはなって居らず、1曲15分もあったりしたら人に依っちゃ最後の方は激痛とかで聴く処じゃ無くなってそうだからね。

世間との整合はポピュラー系には大問題だけど、だからってグループメンバーの体格次第ではこれを標準にするのはお勧めし兼ねる。
先ずは外を気にする前にメンバー間で極力「同じに聴ける機種」を探す、見つけるのを推奨しときたい。

1つでもウケる音が入ってるかアンサンブルとして成立してるか、どっちを優先させるかは決まってる訳じゃ無い。
でも「グループの音」が無いのでは意地悪く言ったら、メンバー内の誰かだけが抜け駆けして売れりゃ良いってのと同じだ。

打込みが困難だった昔なら兎も角、それなら今ならSoloプロジェクトにした方がもう手っ取り早いですよ。
同一人物でも個人とグループでは一寸違ったりする方が自然なんだけど、そんな折角の化学変化をわざわざ放棄して迄メンバー不動とか宣言されてもねぇ。

は別としてその気があってもヘッドホンのせいで、アンサンブルが纏まらないとかなってたら不幸だわよねえ。
装着性も音質も勿論大事だけど、完全独立で個人で使うのとはこんな面が違っとるんざんす。
大して深く考えてなんかいないけどそれ故俺は現行Bandのは、従兄宅の少々難有なAmpとスピーカのを一緒に聴いたので調整しとります。

難があるのは俺がAmp修理に手間取ってるせいってのが杜撰だが、例えベストじゃ無くても違うのを聴いて論じ合ってももっとしょーが無いから。
そもそもどっちの家にも人も機材も古いのしかないんだ
から、どうせカビ臭くなるのは避けられんて…。😢

<つづく>

2020年8月17日 (月)

音楽備忘録376 素人に可能な防音・遮音㉕

今回は防音室内の温度管理へ言及しとくが、遮音性が高くなる程保温性も高まるのは覚えときまひょ。
気密性の他吸音材にも大抵のには断熱作用もかなりあるので、寒い方だったらこれは有難い。

んが厄介なのは暑い方で、しかし自作だと半ば当然だが専用エアコンの設置は無理だ。
クーラー自体はウインド型のだったら付けられなくも無いが、現行のそんな廉価タイプには遮音性は殆ど皆無なのだ。

体験も含め耳寄り情報として「暑くなる度合い」を記しとくと、炎天下の自動車内やサンルームみたいにはならずも普通の居室よりは暑くなり易い。
そして他のと一番違うのはひとたび温度が上がると、それを下げるのが結構大変な処だ。

防音・遮音の為に開口部が狭目最少数となってるからそれもあるが、換気以外に殆ど熱が放散されないのが大きい。
カンカン照り下ではチンチンの自動車内やサンルームでも日差しが陰ればどんどん温度は下がってくが、冒頭記が原因で防音室はやたらと「熱持ち」が良いのだ。

では次の手として換気量を多目に取ってはどうかだが、クーラーが使えない以上その方が良いけれど限度ってもんがある。
換気ダクトを太くし過ぎても風量(空気の流速)を上げ過ぎても、減衰させ切る前の音が外へ出て来たりしちまう。

だが宅の防音室を始め業者建築の多くのでも、クーラーの容量不足に悩まされてる事がかなり多い。
普通エアコンのパワーは建築様式と広さで選定されるが、中の人がシャカリキに熱を発散するのが想定にあまり含まれていない。

なので中に居ても大人しくしてる時なら充分でも、暫くエキサイトしてるとそれでは足りなくなるのだ。
尤も暑さを感じるピークの時はどの道風を受けられないと人間側の熱発散が追付かなくなるが、こんな調子だから寒さは無視して暑さだけ心配してりゃ良い位だ。

ではそんな苦しい中せめてどうすればまだマシかっつうと、防音箱へ吸い込む空気がなるべく冷たくなる様にしよう。
今時部屋にクーラーが無いケースは稀なので、その冷風吹き出し口の至近から取り込む様にするのだ。

これとは別に箱内の吸排気口の位置も問題で、先ず誰でも分かりそうなのが近過ぎたら駄目ってヤツだ。
なるべく正反対の位置に設けると部屋全体の空気が入れ替わり易くなるが、是又宅を始め色々な制約から理想には遠くなってしまってるケースが多い。

そんな場合はせめて吸排気口が向き合ったりしない様にし、少しでも風を遠回りさせようとしている。
一寸話が前後するが風なんて書いてるけど、実際には殆ど体感出来ない程度の方が多いし好ましい。

例えるなら焼肉屋の猛烈換気扇では無く、高級ホテルの空調みたいに言われないと気付けない位のがこの用途にも適している。
とこの辺で戻るが吸排気口の位置には上記の他高さも重要で、体験的にはどちらも天井スレスレなのが望ましい。

高温の空気は上の方に行くんだから排気の方は分かるとして、吸気の方も室内より吸うのが低温なら上にだ。
入って来た新鮮君は温度差で当然下に向かって行くが、その動きのお陰で多少は室内の空気が攪拌されて好都合だからだ。

もし一切動力を使わずに換気したいなら吸気は極力低い方が良いけれど、立ってないと演れないパートの人にはノボセろってなもんだ。
なので人の居る位置がある程度限定されるようなら、その頭の近くに吸気口を持って来ると有利だ。

電気・電子楽器の人とか生楽器でも最近は電子機器を常用する事も多いので、それ等の排熱を浴びない様に内部配置を工夫するのも有効だ。
概述の通り宅程極端では無いにしても、防音にすれば必ず普通の部屋よりは狭目になる。

もし機器類に「狭室用」なんてのがありゃ別だが、スマホですらトイレ内専用なんてな唯の1つだって見掛けないよね。
自動車用のだって熱に関しては機器自体が持つかどうかは考慮されてても、それが置かれた空間の環境迄はそんなに考えられちゃいない。

それから後一定以上の連続時間使用へ配慮すると扇風機の類は必須だが、録音中は当然乍ら例え只の練習中でも烈風には要注意だ。
あまりに強風だとそのせいで音が違って聴こえる場合があるので、暑いからって常にビュービューの中で演っていては危険だ。

<つづく>

2020年8月16日 (日)

音楽備忘録375 ヘッドホンと体格の関係Ⅹ

少し寄り道が過ぎた感じなので本題へ戻ってくが、例えば小頭さんなら何時でも小型軽量なヘッドホンで良いのかが今回のテーマだ。
現実的に俺みたいな大頭野郎には小さくてオサレなのは物理的に縁遠いけど、それだってお得意の!?魔改造で対応させる手も残っちゃいる。

けれど現況の殆どのニーズではそれでは事足りず、単にそのままじゃ届かないから大柄なのばかりを選んでる訳じゃ無いんです。(如何にも言い訳臭いがコレホント)
以前スピーカの話しの際にも触れたが、例えば「歪み率」の非公表なのが多い秘密!?にも大いに注意が要るのだ。

エレキBassの「マトモな音」を再生したきゃ、スピーカが単発なら38cm以上のが要るのはほぼ一般論と言って良いだろう。
それはどうしてってばもっと小さいのでだって音域だけなら出せるが、音の質に難が出るから不向きなのだ。

それが前出の歪み率だったりするんだが歪めば明瞭度が落ちる方に作用し、Distortionとかみたいに歪ませた方が目立つのとは逆の性質を持っている。
これも俺が嫌がる設計時点での過剰演出に繋がってる様だが、そんな事すりゃ今度は歪まない時の音色が変になるだけなんだけどねぇ。

何故サイズ差でそんな事が起きるってば原理に逆らって無理に出そうとすると、出せるには出せても別箇所へそのシワ寄せが行ってしまうから。
目尻の小ジワを誤魔化そうとしてシワの上の皮膚を上に引っ張っても、シワの入る場所が上へシフトするだけだ。

これは髪が豊かな女性とかだったらご利益があるが、スキンヘッドの人だったら隠せる場所が無いからシフト出来たって無意味だ。
故にアンサンブル物の完成作品だったら大して気にならなくても、楽器単体だったら本来の音を知ってたらかなり多くの誰もが多分アレッとなるだろう。

ヘッドホンはスピーカとは違うからスピーカよりゃ全然大きさは要らないが、だからって出したい音量と低域次第では幾らでも小さくしても平気では無いのよ。
先ず音量から行くと音量=空気の振動量であるから、ヘッドホンの振動板(ダイアフラム)が小口径になる程ストロークを大きくしなくてはならない。

この大ストロークが上述タイプの歪みには滅法弱く、ストロークは短い程この弱点は出なくなるのだ。
依って低音要っても小音量でOKとか大音量でも低音不要だったら構わんが、両方欲しきゃ幾らヘッドホンでも振動板にそれなりの大きさが無いと苦しいのだ。

具体的にはRock Bandの生音と同音量を耳元で得るにはユニット口径が最低40mm、音質に自然さも求めるなら50mmは無いと現状では厳しい。
これは歪み率を測定すりゃ一目瞭然だがヘッドホンでちゃんと公表されてるのは、KOSSの旧型等極一部のしか無い。

俺はこれの原因は爆音と上手に付き合える奴が減ったからだと睨んでるが、可聴限界近くの音量では耳の健康維持の為にその音質は超重要素なのだ。
しかしこれは概述なので別観点の方へ進めるが、過剰演出サウンドは装着不備をも認知し辛くする欠点がある。

歪んでボヤケたのを誤魔化すのに予め硬目な音質にしたのか知らんが、確かにそうしときゃ多少ズレたって聴こえない音は出難い。
けれども飽く迄「難い」だけで欠落皆無には出来ず、なまじ差が少ないせいで却って不備が認識困難になるだけなのだ。

しかもヘッドホンを小型なのにすればする程、僅かな位置ズレ等の影響は当然相対的に大きく出て来る。
ある意味この手の用途ではサイズは楽器等と同列視すべきで、Guitarより小さいBassって普通は無いのと同じに思って貰えればだ。

俺がオーバーイヤータイプをお勧めするのにはこれもあって、マトモなヘッドホンなら大抵はどんな大耳さんでも中にスッポリ収まる様に作られている。
オンイヤーので大き目なのだと体格次第ではイヤーパッド内に、耳が完全に隠れる場合とそうじゃ無い場合の両方が出て条件差が生じたりするからね。

<つづく>

2020年8月15日 (土)

音楽備忘録374 魔改造悲喜こもごも⑦

今日は構想段階でほぼ挫折したのを取上げるが、真空管Ampの自作に必要な部品入手難にやられた。
基本的に大昔の素子なんだから令和にもなれば仕方無いとは思ってたが、ここ数年でその勢いは益々加速しちまったらしい。

さてそもそもは何をしようとして困窮したのかだが、エレキBassのスピーカからの収音の秘策!?を思い付いたのが始まりだ。
現用Ampはコンディションはそこそこだが、録音に使うには設置状況にチョイと問題がある。

狭室に後からGrand Pianoを押込む都合で、「普段手が届かなくても良い物」を文字通り棚上げしている。
その関係で部屋自体や置いてある色々を散々揺すってしまい、その雑音を退治するのに難儀している。

加えてスピーカエンクロージャがバックロードホーンタイプな為、1本Mic収録させようとするとかなりOffにしなけりゃなんない。
Offにすりゃ当然より雑音は拾い易くなるのででは2本構えて…、でも録れなか無いが面倒だしやはり音の一体感には劣ってしまう。

更にリアルでアンサンブルするには丁度良い爆音だが、夜中に急に思い立って録るには防音してても家庭内に対して気になるレベルなのだ。
なので以前から夜中にこっそりと…でもAmpで鳴らしたい時は、貰い物の小出力の石のサブのを使っている。

しかし「俺の音で録る」となると「石」では困るが、そこでこれを真空管式に改造したらどうなんだろうと思い付いたのだ。
最近自分自身を少し研究してみるとBassには真空管でも、どうも6550って型の音質が好みに近いらしいのが見えて来た。

この6550は現在宅ではモニタスピーカと電気楽器PAに使ってるAmpに載ってるが、過去に駄目になって交換した生き残りが手元にあるのだ。
少し専門的になるが上記2台の現用Ampはプッシュプル方式ってのになっていて、出力増幅には6550の特性を揃えたのが2本要る。

その為片方だけが逝かれた場合余程の幸運に恵まれない限り、折角片方が生き残っても差し詰め「生涯再婚出来ない未亡人」となってしまうのだ。
もし同じ球を使うのが100台とか多量にあったら、どれかとどれかが一致してくれるかも知れないが…。

因みに2本要るのは100W出せる為で、出力が要らないならシングルエンドって方式を選択すれば1本でも使える。
サブのAmpは元の出力が40Wなので、スピーカの耐入力を気にすればどうせ6550の2本分になんか耐えられない。

そこでバツイチ同士の再婚みたいな縁談を思い付き、30~40Wの真空管用出力トランスさえ見つけられれば後は手持ちのガラクタでとなった。
平成の終り頃迄だったら楽器用のでそんなに高級なのは要らないとなれば、他のを探してる途中でちょくちょくそんなのは目にしていた。

ので早速ネット上で漁ってみた処、無いわ無いわの全然見つからんじゃあ~りませんの。
幾ら「年寄り時間」でこっちの情報が遅くて古いっても、まさかこんなに短期間で情勢が変化してたとはねぇ。

恐らくはそれだけ自分自身で何とかしようって人が減ったんだろうけど、魔だけどリサイクルなこう云うのがやり難くなるのがホントに時代の進化なんでしょうか?。
現実的には見つかる迄全て保留しとくつもりだけど、使える物を捨てたらゴミが増えるわな。

するとその増えたゴミを処理するのに手間暇費用に加え、何らかの煙なり何なりは必ず出るでしょ。
レジ袋の有料化どうこうなんてしみったれた事やる前に、もっとこう云う処を何とか出来んのかねっと。

因みにⅡで俺はレジ袋はゴミ捨てに必要としてる分もあるので、それに足りてて手持ち可能な単品買いなんかした時は昔から「そのままで」ってお願いしてるんだけどね。
今ホントに無駄してるのは僅かな事で一々捨てなきゃなんなくなってるのだと思うんだけど、如何なもんで御座居ましょうか。

<つづく>

2020年8月14日 (金)

音楽備忘録373 素人に可能な防音・遮音㉔

防音室の「配線ルート」の続きだが、魔改造シリーズの知恵!?も借用すれば必ずしも専用路じゃ無くても他にも考えられる。
理想からしたら窮鼠猫を噛むコースではあるが、防音室で絶対省けないのってったら人と空気の出入口だ。

照明はLEDが普及した今日では乾電池や充電池でも賄えるし、生楽器の人で録音等にスマホしか使わないなら電灯線も必須じゃ無くなる。
そんな中で出入口は使用時は閉鎖しなきゃなんないが、換気ダクトは極力音は遮るが常に外部と導通している。

ここへ必要配線も同居させるのも無理では無く、以下の欠点が問題にならないなら普通に候補に加えられる。
①複雑怪奇な経路と吸音材のせいで普通の分解不能な構造のダクトだったら、施工完了後の配線の交換・追加は困難。
②音の減衰の為にわざとなるべく「遠回り」させてるかせら、かなり無駄に長い線を使わなきゃなんない。
③使用時は常に風に晒されるので中の人が喫煙者じゃなくても、通しといた線はどんどんかなり汚れて行く。

では夫々について詳細へ進めて行くが、①の場合吸音材が「正しくちゃんと貼り詰められてる」程曲がる所で線が引っ掛かり易くなる。
それ位でないと空気だって素通り出来ちゃうんだから、どんなに頑張ってもどっかで引っ掛かる位の方が遮音換気ダクトとしては高性能ってもんだ。

因みにここでの「空気を素通りさせない」は流量や流速に大きな変化を加える訳じゃ無く、余計な微振動(つまり音)だけをなるべく出口迄の間にスポイルさせようって事。
内燃機関(エンジン)のマフラーがやってるのも正にこれで実際付けると流すのにより力が要ってパワーを少しロスするが、換気の場合はニーズに見合った換気扇を使うのでエンジンと違って実質的には得失は無い。

何処かに後から線を通したい際にある程度仕切られた専用経路(つまり配管等)では、通線ワイヤを押込むだとか極軽いビニール紐を出口から掃除機で吸い出す等の戦法が使われる。
線自体を直接押込むのも物に依っては可能だが、夫々伝達用途上の最適とは相反する事も多いから別の「ガイド」を先に用いるケースが多い。

この内前者は吸音材なんてのは完全想定外だし、後者の方はガイドの紐は通れても線だと引っ掛かったり曲げ回数の多さからの抵抗力増加で通せなかったりする可能性がある。
そして常に空気の通流がある処は例外無く汚れてくもんで、これこそ塵も積もれば山となるの典型だ。

この汚損からの影響で懸念されるのが材の変質や劣化で、それに依って通常使用時よりかなり寿命を縮める場合すらある。
対応策としては線材に耐候性を有すのだとか屋外用のを持って来るだとかだが、それ等は屋内専用のより割高だし種類も少な目だ。

とこんな具合なんでこれから自作するなら非推奨だが、従兄宅のみたいに何らかの事情で追設したくなったらこの方がハードルの低い場合が多いだろう。
因みにⅡで換気ダクトにネジ止めの蓋を採用したりすればこの弱点は無くせるけど、開閉可能化させると気密性の維持は大変になって来る。

つまりその部分のパッキングに一々防音ドアと同じ様なのを追加しなきゃなんなくなり、仕事量の増加に加え保守点検も少しは必要になって来たりする。
因みにⅢで従兄宅でこの裏技が候補に挙がってるのは他より廉価で素人でも出来そうだからだが、既存のダクトが現状のままでは落第だったからなのも大きい。

線なんか通さなくったってそのままにしとけ無くて、どうせ結構大掛かりに弄らなきゃなんないからだ。
弄るに際し幸い出入口至近には点検口からアクセス出来るが配管は前回述の有様だし、中間部はコンクリートの奥の穴の中で一切触れられない。

これでは線だろうと管だろうと新規に通すのは不可能で、ダクト自体も改良に最善の方法が使えないから割りは悪い。
只何等かの事情で理想の手段が使えない時とか、概施工済みの分を無駄にせず活かそうとしたらこんなでもやり様が無くは無いって話し。

<つづく>

2020年8月13日 (木)

音楽備忘録372 ヘッドホンと体格の関係Ⅸ

元々人耳は性能・性質の個人差が大きく、それでいてどんな個性があるのかは他人にも自分にも把握が難しい。
のは既に提示したが音楽制作で必要なのにも、目的別に幾つかのパターンがある。

1.検閲
正確には検聴なのを一寸大袈裟な表現をわざと使ってみたが、それ位音楽の為なのに純粋に単なる音として聴かなきゃなんないからだ。
これは不要雑音が混入してないかとか、例えばFade In・Outの一番小さい部分がギクシャクしてないか等を確認する事。

この目的に向いてるのは入ってたら必ず聴こえる様なので、しかしそれには音楽的には「不自然」だろうと「要らん部分が良く聴こえる」性質を与えねばならない。
って事ぁ音全体のバランスは大抵は実際とはかなり掛け離れるケースが多く、本来はリスニング用途に使ってはいけない。

2.リアルオーディオ
是又敢えて恐らくより一般的なピュアオーディオって呼称を避けてみたが、両者は似て非なる物だからだ。
屁理屈全開になっちまうがピュアオーディオだと、現実とは多少の差があっても聴いた感じに問題が無けりゃ許容されるとも考えられる。

それが俺言い「リアル」と一番差が付く可能性が高いのは、再生装置等の相違で必要以上に違って聴こえる場合の生じる処。
特に高域の「硬さ」等に現れ易く、差し詰めひっ叩かれるのと撫でられるのでは大違いってなもんだ。

こんな例えを持出すのは存在主張度に大差があるからで、派手にぶたれりゃその大きな動作と目立つ大音響のお陰でかなり離れてたり全然見ていなかった人にもすぐ分かるよね。
でも当事者(されてる本人
)にとって心地良いのは一部特定趣味をお持ちの方以外なら目立たない方で、これは音世界にも割かし共通してるのよ。

なので近年の流行の1象徴としてド素人でも業務用モニタがカッコいい、みたいな勘違いに気付かず邁進するのはホントはとっても恥ずかしいもんなんですぜ。(ルックスだけ似せるなら全然OK)
例えば以前述の車載サブウーハの騒音公害なんかもコレに大いに関係ありそうで、不自然に低域の多いのを慣れで普通と誤認しちゃってんじゃないのかな?。

近年パートⅡで誰もが聴くのにヘッドホンを使う頻度が上がってるので、普段使うのを下手に極端にやらかしてるのなんかにしてたら実はかなり深刻なんよ。
それでもまだ感覚だけの狂いで済んでる内は救いもあっけど、耳自体に変容が及んでたらもう2度と元の自然な世界には帰って来られませんねん。

これの恐いのは麻薬なんかと同じで、次の様な段階を経て最後には耳が壊されて行くのだ。
①過剰演出の魅力に憑りつかれて音質の不自然バランスを普通としか思えなくなる
②①が元々より刺激を求めた結果なのが多いのでより過激な演出を求める様になる
③音質のみならず音量に対しても無意識下に感覚麻痺に陥る

そしてやがては肉体の限界を超えた聴き方になって聴力に支障を来たし出すが、それを補おうとしてより耳の健康を害すって無限ループから抜け出せなくなるのである。
これを避けるのにヘッドホン側で出来る事を次回以降網羅して行くが、その前に近年本邦の流行サウンドに触れておこう。

近年本邦J-POPの最近のは惰性でダセー(オヤジですのでお約束!?)ので外すとしても、大元のレシピは機器も環境も不適切で厳しい状況下でも最低限伝えたいのが聴こえる様にしたものだ。
その思想に則ればHi-Fiなので聴いたら過剰演出になってしまうのは当然で、ケチな音楽はケチな聴き方をしましょう…と迄は言わないけれど更に盛ろうとしたら作者の意図に逆らうのと同じになっちまうからな。

大昔一時少しだけ流行った言葉で表すなら「余計な親切大きなお世話」状態に、作る方も聴く方も陥りがちなのよ。
んなこと言ったって足りないの嫌だって?、それで盛り過ぎりゃ今度は別の所がきっと足りなくなるだけだから…。

<つづく>

2020年8月12日 (水)

音楽備忘録371 魔改造悲喜こもごも⑥

今回は俺のでも無いしまだ未施工だし、最近並行してやってる別項の方が本来だったら相応しそうなヤツをでも!?少々。
それはちょくちょく顔を覗かせてた従兄レッスン室の、遮音性向上とLANの配線案件だ。

コロナ禍の影響でずっと俺は来訪を自粛中なのでそれもあるが、遅々とし乍らもそれなりに調査と実験は日々進展はしている。
処で何故本件を魔枠の方へ持って来たかってば、従兄はこの方面には素人なのに業者へ依頼したがらないからだ。

想定外のそれなりの出費は誰にでも厳しいが、失礼乍ら金持ち程ケチを地で行ってる感じもしなくはない。
まあ何れにせよ親しい親戚とは云え他所様ん家の事情に干渉するにも限度があるんで、しかしそうなるとこれはもう立派な「魔コース」の典型になりそうなのだ。

さて遮音の方は直近最新実験の結果に依ればどれも同じレッスン室領域内にあるが、他の排気口より洗面台上からのとトイレからのの漏音が酷かったそうだ。
同一条件下にあるのなら遮音性も等しくないと仕方無いのに勿体無い話しで、厳しくみればこれは建築上のミスとも看做せる。

尤も施工から30年も経ってて所謂防火や耐震上の問題でも無いので、今更追及しても後の祭り
だわね。
レッスン室は元はLivehouseの楽屋なのは概述だが、何故楽屋内の洗面台上に専用の換気が付いてたのかの説明をしとかなきゃだった。

当初はそこで電気式給湯器なる物を使う予定だったそうで、恐らくお湯から出る湯気が楽屋内に広がるのを防ぐ意図だったんだろう。
処が肝心の給湯器のお湯の温度が不安定過ぎて駄目だったそうで、昭和末期頃のはガスのでも今のより遥かに熱くなったり温くなったりしてたから…。

何れにしても洗面台上のは部屋の換気量自体としても不要なので、これは閉鎖・遮断するのが良かろう。
但し単純に外すつもりは無く、それは以下に記すもう1つの懸案と大いに関係があるからだ。

従兄の所は建物が鉄筋コンクリートのビル形式なので、配線用の配管はしっかり為されていた。
のだがしかし、少なくとも今回やりたいLANの経路に適合するのがどうも見つからないらしい。

現在従兄の居室は2Fにレッスン室はBFにと、同一建物内でも左右も上下も全く隣接して無いのが一寸普通と違う。
オマケに持ち家でもこれ等以外はBFなら元Livehouseの店部分を始め賃貸してるので、どこでも自由に線を通す訳には行かない。

こう云う言わば別世帯の場合普通なら業者に回線を新規追加してもらう処だろうが、自宅と別個にする程の通信量や速度は今の処不要なんだと。
今従兄居宅ではPC1台こっきりしか繋ぐのが無いそうで、今時珍しくもルータすら不使用なのだそうだ。

そこで居室に来てるのから分配延長させたくて、もし自前で線を通せさえすれば基本的にはケーブル代だけの負担で済ませられる。
当然分配するのに何等かの追加機器は要るが、普通のルータでは無く敢えてWi-Fiを推薦してある。

ってのも従兄宅では未だ全員がガラケーで粘ってるんだが、数年内には最低でもガラホへの移行が必須だ。
今回買わなくたって暫くしたら必ず要るので、実質的には前倒しになるだけだからね。

そんな状況下ならアイデアとしては良い話しで、LANだと一切何もしなくてもケーブル延長100m位迄OKって規格にも助けられての判断だ。

それが中途半端な遮音性能の癖に建物構造の都合から、木造みたいに比較的任意箇所に穴を開けるのが無理なので難航してるのだ。
いや本来なら配管の仕方の方が罪深いかもで、現時点ではどうもBFレッスン室と1F,2F間に行ってる管が無いらしいのだ。(図面に依れば何と4Fへとか!!)

各階の共有空間(廊下)には配管の出入口を集積した鉄箱が壁に埋め込まれてて、例えばどっかの世帯に電話回線を追設する際等に必要性がある。
何階の何号室でニーズが生じるかはその時が来る迄不明なのと、道路から引込むのと各戸へ分配するのも別個だったりするからだ。

つまり将来ルートの未定に対処すべく普通だったら各階毎のをこの箱へ集積し、それとは別に隣接階との配管で各階を連結されるもんだ。
それが防音の関係か用途変更が無いと業者は勝手に見込んだのか、そもそもBFには鉄箱すら何処にも見当たらないって言うんですよ。😅

<つづく>

2020年8月11日 (火)

音楽備忘録370 素人に可能な防音・遮音㉓

建築での電気等の配線では近年のだとか、ある程度以上の規模のだと配管が利用される。
管があると助かるのは断線した際の交換等、後から壁を剥がさずにやり直せる処だ。

線材自体の保護や長寿命化に貢献したりもするが、音漏れ厳禁な状況では普段が不利になる方が多そうだ。
通常壁裏の配管が部屋に露出する様な事はカバーされてたりして無いけれど、良いのではそれなりの気密性はあるものの音の遮蔽に対しては幾らも考慮されていない。

と言っても部屋を一般用途に供する分には問題なる様なレベルでは無いが、常時強制換気に依る圧が作用するとなると様相が異なっても来る。
これが吸う方ならまだ良いが吹く方に作用する様だったら見過ごせず、一寸考えりゃ分かると思うがそれでは笛みたいになっちまうからね。

それでってんでも無いんだろうが(多分手間とコスト!?)宅の防音室では、配線用の配管は一切使われて居らず後になって時々少々苦労させられている。
只管状の物が無ければ洩れの他に共鳴したりする心配も無くなり、当然乍ら管より線だけの方が細いから通す場所の選択肢も増えて遮音に最適な箇所が選べる。

個人で自前でやる場合には電線の保護の点で、配管を使った方が安全性は上がりそうだ。
但しなるべくなら出入口に加えて途中の何処かにも、音を止められる「栓」みたいなのの追加を要すかも。

勿論最初から通す必要のある線を洗い出しとけば、絶対必要では無い配管だなんて面倒な工程は省けはする。
或は電源用の電灯線以外の通信を無線式とすれば、部屋の中に素人が作れる程度の箱だったら通常は電波は通る。

私的にはエレキへの雑音防止に箱自体をシールドしときたい気もするが、防音室内にPCやスマホ等の電子機器を持込めばそれ等には効果が無い。
ではどの程度の遮音グレードに対して配管の有無や仕様が問題化するかだが、Uplight Piano程度迄だったらそんなに気にしなくても大丈夫だ。

但しどんな遮音グレードが要る場合でも、流石に壁に「真っ直ぐ」最短距離を狙う様な穴の開け方じゃ心許ない。
仮に配線と穴の隙間をコーキングしといたとして、万一線が引っ張られた時にとても動き易いので著しく剥がれ易くなっちまう。

次に他の原因で後になって「隙間が再発」した場合、経路が直線だと音は殆ど減衰せずに漏れてしまう。
そんな事態にも配慮しとくと、最低で入口-出口間に直角が2つ入る位の角度変遷が欲しい処だ。

尤も直角ったってカクカクである必要は無く、向きが90°位変わるのが2回って意味ですぜ。
そもそも太い電線は折り紙みたいにゃ曲げられないし、R(曲線半径)が小さ過ぎると抵抗値が上がったりする。

これが電圧だけを問題とする線ならまだ良いが、電力線(電流も沢山流す)の場合は発熱度合いが格段に高まるから要注意だ。
又こんな事を暴露するとその筋から叱られそうだが、市販の配線用モールの曲がり角は安全上スレスレの狭角になってるのが多い。

モール自体を貼り付ける上でもカーブが大きいと壁と天井の境目等の目立ち難い領域からのはみ出しが多くなり、貼れる場所が無くなったり見栄え的にも歓迎されないのは事実だ。
しかし安全性・寿命・効率等を最優先させたら極力カーブは大きい方が有利なんで、隠れて見えなくなるなら大胆に緩やかな曲線としない手は無い。

緩いカーブに問題が出るとすりゃ硬い材で経路をこしらえる場合で、かと言ってアコギの胴みたいに木を丸める様な必要は無い。
配管にせず配線通路迄を自作する意義としては、想定以上の太い線の対応を計る場合等だろう。

それであれば内部空間の広さが助けになるので、90°だったら33°づつの3分割程度で事足りそうだ。
処で音声信号以上の電力を扱う電線を通すなら、どんなに線材の絶縁性能が良くても導電性(鉄だとか)を有すパイプは絶対使わんといて。

後当り前だが燃えやすいのもアカンで、折角線材がギリギリで熱に耐えても周りから燃えたんじゃ無意味だかんね。
けれど2重絶縁の線で容量に充分余裕・急角度の折れ無しとするなら、配管不使用の一般木造住宅の壁裏配線が丁度そんなだから普通の木材位でも
大丈夫だ。

<つづく>

2020年8月10日 (月)

音楽備忘録369 ヘッドホンと体格の関係Ⅷ

さてこっちの状況でお題が三つ巴のローテーション発信となってるが、気にし出せばヘッドホンは装着具合に難しさがあるなんて書いた。
ではスピーカやインナーイヤータイプなら簡単かってば、ちゃんと聴こうと思ったらこれ等はもっと大変なのだ。

日常的には特に聴いて楽しむ目的だったら、唯一点を除いてはどれでも全然無頓着でも構わない。
その一点とは騒音被害をもたらす危惧で、自分より他人に沢山聴こえてたりすると一寸危なくなって来る。

聴き手本人に出てる音は全部が聴こえてるか、或は大体把握出来てたら大丈夫だ。
が例えば装着やリスニングポイントに問題があるのにそれに気づかず、例えば4kHzが全然沈んでるからとEQで盛大に盛ったりすると最悪はコリャぁと来る。

原因はこっちに足りなくても「聴きたくない人」の方でガンガン鳴っちまったりしてるからで、人口密度の高い本邦では気にしなきゃなんない頻度が高くても気をつけませう。
以前述だがこれの一典型例として自動車搭載のサブウーハに依る、低周波騒音公害等がある。

これの最大要因は車室と外部との低音の遮蔽率が低いからで、対して中高域の遮音性はかなり良いのが災いしちまってる。
自動車内で聴こえる「外の音」ってば、低域のは近くの車のエンジン音等が殆どだ。

これが窓を閉め切ってると正確な音量は分からず、しかしそれ以外は幾らも聴こえないから中でガンガン鳴らしても平気そうとつい感じてしまってるんだろう。
何しろ最近は暴走族とは先ずすれ違ったりしなくなったから、実際は低域は幾らも小さくならずに聴こえてるなんて想像し難くても仕方無い。

無論だからって迷惑掛けちゃ駄目だけど、車内で爆音で鳴らしたまま外で聴く機会を意図的にでも設けないと把握困難なのも確かなのだ。
普通降りようと思えばそのままだとウルサイかと思って、一寸ボリウム下げてからドア開けようってのは間違いはおろかそれ自体は正しい行為だしね。

ヘッドホンの場合は出してる絶対音量が小さ目だからそこ迄酷くはならないけど、使用者自身の不始末気付き難さでは上記と首位争いをしてるとも。
そしてこの後のはヘッドホンにだけ顕著に表れるがもしそんなになってたら、かなりの高確率で使用者本人にもイカレた音しか届いて無いんだわ。

では敢えて抵抗してどんなヘッドホンだったらこの俺言い「聴こえ違い」が起き難いかったら、オープンエアータイプだとスピーカ等と同程度に収め易い。
超高域の耳穴等とユニット指向軸とのズレ劣化はスピーカと同様、幾らも緩和されないけれど。

人間が音を聴く行為は普段だと基本的に「自由空間」しか無く、被ったり突っ込んだりして「狭く遮った中で」聴けばどうしたって違和感は残り易い。
そして上記両者の頻度を考えると余程の事が無い限り、人を一切選ばず「被らない」状態で聴こえた音の体験量が圧倒的に多い。

これ等から密閉タイプのの場合そもそもどんな風に聴こえるのが「正しい音」なのかの判定が困難化してて、只でさえ聴こえの個人差って不明瞭な問題を抱えてるのに輪を掛けちまってる。
けれども全くどうにも出来んでも無く、かなり大変だがそれは数多の生楽器の生音を生耳で聴く体験を積み重ねる事だ。

それ等をヘッドホン経由と比較する際は各Micの音的性質等もある程度把握してないと苦しいが、何れも基本は単に同じに聴こえるかどうかだけだ。
例え○Micとか□ヘッドホンを通した時の方が「良い音」
になったとしても、この目的に対しては決してそんなのに惑わされてはいけない。

実は上記では後者のの悪影響に負けて残念な感性を育んじまってる奴が多いが、生楽器以外にも指標に出来る音は他にもまだ御座居ます。
それは人の肉声で望まなくても誰でも馴染みがあるもんで、しかし普段は「声の音色」なんて尺度であまり耳にして無いから試聴候補から漏れてい易い。

<つづく>

2020年8月 9日 (日)

音楽備忘録368 今更の初Zoom⑨ +音楽も含めたテレワーク④

かなり間が空いての続編だが、従兄の方はオンラインレッスン初回も無事に出来た様だ。
その割と直後にこっちの集会をやろうとしたら、思わぬトラブルに遭遇。

レッスン以前は毎回従兄から訊いたIDとパスワードでちゃんと繋がってたのに、何故かパスワードエラーが出続けた。
並行してメールで確認を取ったりしたがこちら側だけでは万策尽きて、最終的には従兄(ホスト)側からの招待urlに依るブラウザ経由で漸く接続可能になった。

レッスン開始前後での違いと云えば従前はホスト側に登録されてるのが俺だけだったのが、生徒さんのが増えて複数になった程度しか差異は無いんだが。
取敢えず次回は上記url経由の方法も試してみようと思ってるが、そのurlが対象固有のか毎回自動的に生成される物なのかすら今の処は分からない。

その他に実は前々回から発症してたマイナートラブルもあったが、1回こっきりの偶発か分からなかったので今迄発表を控えてたのだ。
前々回は従兄側・今回はこっちにだけ起きたんだが、カメラ映像のアスペクト比に無用な改変が起こったのだ。

その内容ってば全景としてはカメラ・アプリ両者共通に16:9設定のままなのに、何故か上下が切れて縦長にしか映らんってのだった。
試しにZoom側の設定を4:3にしてみると上記「切れ」は無くなったが、縦長の方はそのままで直せなかった。

従兄側のはカメラの位置替え時に起きたUSBの接触不良がキッカケで、その後は何をどう弄ってもそのミーティング中には直せなかった。
こっちのは中々上手く入れ無かった(アプリ起動後)のが何か不味かったか、最初から最後まで何をどうしてもやはり全然駄目でそんなの初めてだった。

等と言いつつ両者ともカメラ自体の設定等を全部は確認して無いので杜撰だが、こっちのはZoomの設定画面でだと何の不具合も無かったのでやはりアプリのバグか何かなんだろうか?。
因みにややこしさを整理しとくと設定画面では正常で、Zoom本体画面では異常って事どす。

幸い只の会合だったから実害は出て無いけど、こんなのが今年の夏の怪談その1ってんじゃ敵わんよ。
最近又コロナが猛威を振るいつつあるが政府がちっとも頼りにならんのだから、せめてZoomにはもちっと頑張って貰いたいもんだ。

もしかしたら今はスマホの方が主流だからPCの方が軽視されてんのかも知れんが、画がマトモにならんのならLine電話とかとの良い意味での差別化を損ねまっせ。
処で今回長ったらしいハイブリッドタイトルになったのはここからが真髄!?で、今我々が最も腐心してるのが従兄レッスン室へのLANケーブルの取り回しだ。

従兄は自宅の汚部屋(大失礼www)からでもオンラインはやれはするが、音・光・楽器等様々な点で至極当り前だがレッスン室よりは不向きのオンパレードだ。
コロナ騒動が勃発する迄は極一部にせよプライベートスペースを、他人に見せる必要が皆無だったんだしね。

俺ん家だって負けず劣らず散らかってっけど、元は録音スタジオで人の出入りはあって普通だった違いは多少なりともあんねんな。
そんで従兄の自宅だって「オンライン仕様」にするのは不可能では無いだろうけど、不要部との仕切り等へ無経費で足りるだけへ持ってくのは難しい。

さすればどうせ手間暇費用を掛けるなら、レッスン室にネット環境を与えた方が何かと良いって話しなのだ。
例えば只顔が映りゃ良いんなら狭く仕切った中でも良いが、横からのバチの動きの全景を等となるとカメラをある程度遠ざけられないと苦しい。

しかも何でやるにしろ「背景処理」は2面必要になって来るしで、用途次第では案外広さや奥行きが必要になるもんだ。
これが最初から踊りや芝居でも見せようってんなら誰でも考えるだろうけど、例えばA3より大きい図面とかの全体を見せようってだけでも関係して来るからバカにならんですぜ。

<つづく>

2020年8月 8日 (土)

音楽備忘録367 素人に可能な防音・遮音㉒

さて従兄現行レッスン室の低域漏洩問題であるが、設計とは用途違いな使い方をしてるとは云え無防音な訳でも無い。
裏口の階段通路を挟んだ向かいが丁度舞台裏なので、少なくともそこからの影響を回避させる程度の処置は十二分になされている。

これ迄徐々に調査を進めて来てるが、部屋自体の遮音性には大きな問題の無きらしきは既に確認出来た。
どうやら吸排気のダクトに問題がある様で、しかしこれも全く無策で筒抜けになってる訳では決して無い。

ダクトの途中には製品版の吸音箱が挿入されてるが、これの主目的は中高域の減衰だ。
だから肉声とかであれば中で絶叫したって外では全然分からなくなってるが、低音の方だとそうは行かない。

何が厳しそうかってばビルの耐火法の関係か、ダクトが金属パイプ且つ内面剥き出しの直管なのが災いしてるみたいだ。
地下室な上に吸排気口は駐車場屋根先端にあるので、距離減衰の為の長さとしては贅沢な位だ。

だが長さが効果を発揮するにはダクト内の反射が良くては元も子も無く、これでは昔売られてた有名な土管型!?のサブウーハの高性能版となってしまう。
しかし耐火建築の場合可燃性の木製階段がアウトなので、恐らくそれと同じで違うフロアに炎が伝わる仕様は無理だからか。

防音・遮音の都合としては吸音材無しは致命傷で、管内の反射が良いのは楽器用の音響管と化してしまう。
これを別角度から表現すれば空気の動きがほぼ無制限に伝わると云え、吸音材に依る撹乱作用が無いからだ。

因みに従兄宅の駐車場屋根部ダクトの長さは6m程度だが、この際なんでチト簡易計算をしてみた。※公式:λ[m](波長)=c[m/Sec](空気中の音速)÷f[Hz](音の周波数)
これで分るのは大凡どの周波数の音を露骨に出してしまうかで、音速を340m/Secで計算すると56.7Hzと出た。

実際の全長はもっと長いが途中で急角度の折れ曲がりがあると、少なくとも短波長の高域は影響を受けて減衰する。
なんで要するに現況では特に低域に関しては、あたかもパイプオルガンの低音域の音響管と化してるんだからそりゃ良く鳴る訳だ。

こうなるとダクトに入る前に低音を殺しとく他無く、低予算で自前でとなるとレッスン室の排気口の手前に吸音材貼り詰め迷路箱でも追設するしかない。
本来なら見栄えでは無く振動成分伝播を低減させる為に最低でも天井裏等へ隔離設置するもんだが、それでは天井を改築せねばならない。

どの道最終的にはこれは必須と考えられるが、手始めの段階として今は違う方策が練られている。
それは従兄の実験試聴に依れば多数あるダクト毎で洩れが異なるらしいので、一番洩れてる不要なのから閉鎖実験を示唆しておいた。

これにはダクト洩れが最大要因かの確認も兼ねていて、何も手を付けずに分かる範囲は既に網羅されたと考えられるからだ。
コロナ騒動が無くても俺が毎日出向ける程近所じゃ無いし、従兄もレッスンその他の合間を縫っての作業だから調査自体にもかなり時間を要した。

他にも並行しての懸案があるが、それはLANケーブルの敷設だ。
宅もそうだが昭和末期の建築物なので当然そんなのの想定・準備は無く、詳細は別項の新記事の方へ譲るが「線を通す」のに難儀している。

それでも宅は録音用だから現況は「要らんわい」と開き直っちゃってるが、隣室間に窓があるのでいざとなったら窓越しに電波(Wi-Fi等)を使う手が残っている。
従兄の方はオンラインレッスンをもう始めてるってのに、折角あるレッスン室からはまだ配信出来ないのは痛い。

今だと業者でも自前でも追加配線に対する配慮がされててもおかしく無いが、なまじフォーマットが長期安定期だとこんな不便に後から苛まれるもんだ。
こんな状況に限っては構造の理解度も含め自前施工の方が圧倒的に有利で、次回は内外配線での漏音を防止する方法について記すとしよう。

<つづく>

2020年8月 7日 (金)

音楽備忘録366 ヘッドホンと体格の関係Ⅶ

又しても俺言い「音の暴力」問題の方へ寄っちまったが、今回は交互発信してる防音・遮音の方とがっつりリンクする話しだ。
単刀直入にズバッと切り込ませて頂くが、そもそもどんだけ皆はちゃんと聴こえてるのかである。

何せ以前述の如く「個人の聴こえ」は他人との比較が困難だから、何か不具合があってもそれが物凄く長期間掛かって僅かづつ変化したのだと特に把握し辛い。
本来は「防音」の方で語るべきだが従兄の処の件、現時点で明確に問題視してるのは俺だけだ。

とても微妙な話しなんだが従兄を含め、彼の近所の殆どは俺より年寄りしか今は居なくなっている。
そこで試しに従兄に今低域は何処迄普通に聴こえるのか問うてみたらば、昔は全部聴こえたのが今は25Hzで怪しくなり20Hzだと全然聴こえなくなったんだそうだ。

高域可聴限界が加齢で下がって来る方は割と昔から有名で、従兄は12.5kHz・俺は8ヶ月後に生まれたお蔭か辛うじて16kHzがまだ聴こえる。
只下の方は俺は今に至る迄全く無変化なので気にして無かったが、上よりは軽度でもやはり劣化するらしきを知った。

って事ぁもしかして従兄より年上の彼の奥さんとか、隣の爺さんとかには俺とは全然違って幾らも重低音が聴こえてないのかも知れない!。
おっと忘れずに言っとかなきゃイカンのが、今従兄の処で問題レベルに到達してるのは主に100Hz以下の洩れだ。

つまり仮に聴こえてたとしても俺より全然小さく感じてる可能性が高く、それだったら文句を言う程でも無いと捉えてもおかしく無い。
それであればこのままじゃヤバイから予算が欲しいと言っても、たったそれだけにそんなに払えるかと従兄ん家の大蔵大臣様が思ったって無理も無い。

さてこっからがこっちでこの件を取上げた理由になるが、通常この手の所謂検音とか検聴をする際はヘッドホンに依るのが半ば定番だからだ。
周波数対音量の特性では業務用モニタスピーカの方が勝ってそうだが、何たって再生帯域の広さでヘッドホンは圧倒的に有利だ。

それに例えば超低域の場合聴こえ難いとどんどん音量を上げたとして、スピーカだと目的の音では無く振動で他が鳴ったりしたのを聴き違える事も考えられるし。
只それもこれも正規の装着が出来てたらの話しで、それを確かめるのも素人には困難と何とも厄介な話しで困ったもんだ。

因みに半余談になるがPianoの調律をする際合ってる合って無いの判定は、通常「倍音のうねり」を聴いて行う。
一番上の方の鍵盤になれば実音の方が聴き取り易くもなって来るが、可能であればやはり「倍音頼み」で行く。

因みにⅡでPianoは実音が27.5Hz~4186Hzなので、最高音だと2倍音で約8.3kHz・4倍音だと何と16.6kHzにもなってしまう。
俺がまだ辛うじて16kHzが聴こえてるのはこのニーズのお陰もありそうだが、従兄がホントにもう聴こえなくなってるのかには疑念も残っている。

この位の高域になって来ると指向性がかなり鋭くなっていて、極端な話し耳がユニット中心の真正面になっていないと途端に劣化するのだ。
もし従兄の普段の被り方にこの面で少しでもズレがあったら、そのせいで聴こえなくなってる場合も大いに考えられる。

俺の場合は調律してるPianoをヘッドホンで聴いたら、もし被りがズレてて違いがあれば簡単に気付く事が出来る。
しかしCymbalとかでは高域の出てる周波数範囲が多岐に渡ってるし、叩け方次第で実に様々な鳴り方をしてくれちまう。

音楽とか楽器と無縁な人よりゃ従兄はキッカケを持ってるが、自分にとって分り易い物差しが俺程確実では無さそうだ。
何れコロナ禍が収まったら一寸徹底して調べようと思ってるが、現時点では主犯が耳かヘッドホンのどっちかの証拠はまだ確定してないと云える。

<つづく>

2020年8月 6日 (木)

音楽備忘録365 素人に可能な防音・遮音㉑

今回は一寸工作面から離れるが、本邦での騒音等に対する認識不足へ言及しときたい。
従兄の教室は長年特に問題無くやってて、今更それにケチを付けたの俺だ。

これの最大原因は設計用途とは異なる使い方をしたのに始まるが、概述の通り彼宅は元はLivehouseであった。
その店は表通りに面しちゃいるが典型的な繁華街とかでは無いので、防音に関しては結構な対策が当初から取られていた。

それでも実際やってみると想定外の騒音問題が発生したが、Live後に興奮したお客さんが店外の近隣で騒ぐのがウルサイって…。
それでもこれが原因で閉店した訳じゃ無く、店主(従兄)の健康状態の悪化が唯一って位演奏音の遮蔽は達成されていた。

にも拘らず現行ドラム教室の何が問題かってば、店では無く楽屋の方を専用化対策をせぬままレッスン室に転用してるからだ。
決して無防音では無いが店側とは遮音の設計グレードは違ってるし、表通り側で無く裏の住宅街の方へ面してるのも不利な処。

建設当時は表通りを大型ダンプカーが昼夜問わず爆走してたのが、何時の間にか車の交通量自体が激減。
しかも表通りと言っても駅前とかじゃないからか、かつては沢山あった個人商店が後継者難等もあって只の住居に変身等と色々な情勢変化もあった。

時々どうでも良い処で変態性を炸裂させたりするが基本的に従兄は生真面目な常識人で、決して近所を軽視したりはしていない。
しかし個人経営の教室で自分が叩いてると外で様子伺えないからか、当初はセーフでも今だとヤバイレベルになりつつあるのが気付けなかったみたいだ。

変な理屈だがこんなのに限っては傍若無人君の方がまだ救いがあって、普段無視してるだけで何かしらのヤバさがあるのを案外少しは察してたりするからだ。
普段欠点が無いと想定外のが自覚し辛い箇所で起きた時、それを把握するのにはどうしたって時間が掛る。

しかし加害者がどんな人格であろうと駄目なものは駄目なので、本来は人格等に無関係な方法で判断出来ると良い。
が現状過度な同調圧力に支配された本邦ではこの部分は軽視され気味で、近隣トラブルの大きな一翼を担ってるのは残念ではある。

本来なら住民民度に依存しないのが望ましいが、理論的に必要な最低限の隔離距離が取れて無いとなれば仕方無い側面もあるだろう。
それにしても幾ら低民度日本でも全く理不尽だが、近年のタバコの立場宜しく楽器音となれば途端に厳しくなる。

敢えて一寸不貞腐れれば、そんなに面倒ならもう楽器なんて止めちまえなんてのもありそうだ。
実際身近にも度重なる値上げと排斥圧力に屈してタバコを止めた人も多いが、その分のストレスを上手に転化出来てたり節約出来てたなら立派だ。

だが体裁優先で無理し過ぎれば他の多くの部分でそれ以上の負の作用が出るのが常で、私的には上手にお酒をたしなめられない人が増えた等の一因ではと訝っている。
煽り運転や自粛警察とかも似た様なもんで、何かを無理に我慢した裏返しだったとしたら迷惑千万だ。

変な例えだが合法的に煽れる場所!?として、レースなんかが考えられる。
勿論カテゴリー毎に様々な絶対的ルールはあるが、それを破った場合自粛警察なんて当てにしなくてもしっかり本人にペナルティーが与えられる。

その自粛警察にしたって無暗に正義感を振りかざせる場所!?として、戒律の厳しい新興宗教等が考えられる。
信者同士間限定なら一般社会より厳密にしてもお互い様で済ませられるし、万一暴走仕掛かっても偉い教祖様にちゃんと導いて頂ける。

上記が紛いなりにも一応成立してるのは、結局は事前の同意が確認されてるからだ。
それからすると弾かない人に弾く人の感覚を押付けたら無理なのは自明の理で、酔いどれの遠吠えは許して麗しい音色を否定されても仕方無い。

なんて若い頃はこう云う一種の差別には極限迄腹を立ててたし、今だってどんなのでも差別は大嫌いだ。
だが真剣に対峙するにはこっちに落ち度の無い証明が、先に要るんじゃないかと最近は思う様になった。

多くの場合音楽等をやらない人は失礼表現だが、正直吐露すりゃこっちより音に対してアホなんや。
分らん物を正しく判断なんて出来っこ無い訳で、それには例えばこんなにウルサイのをこんなに静かに迄しとるんやでみたいなのが相応しい。

実際に実現するとなると困難を極めるけれども、全くどうにもならんとは限らないし。
意外なキッカケが見つかる事だって挑戦さえ続けてれば必ず訪れる筈ってんで、只今二人三脚で泥沼を徘徊中だ。

<つづく>

2020年8月 5日 (水)

音楽備忘録364 ヘッドホンと体格の関係Ⅵ

さて被るのを嫌がんなきゃの続きであるが、実例確認はしてないが爆音防護イヤーマフ+インナーイヤータイプなんてのも考えられる。
スマホかポータブルオーディオプレイヤを持ってて、工員さん或はDrummerとかだったら自動的にこれが既に揃ってるかも知れない。

個人的には耳の健康に対してインナータイプは非推奨だが、マフ無しで遮音性の足りない分音量を上げるよりは遥かにマシだ。
高域しか聴こえんで構わんなら不要かも知れんけんど、低域の遮断にはどんな高性能なのでもインナータイプオンリーでは役不足だ。

これ実はヘッドホンよりも考え様に依っちゃ人体側の責任で、幾ら耳穴だけ塞いでも周辺経路から漏入しちまったりもするからだ。
爆音由来の振動成分で耳穴の周りも揺すられちゃうから、最低でもその外周の頭蓋骨や顎の骨の所から塞がないとどうも足りないのよ。

これが面白いのは現実的な範囲で一番外側で先ず遮断しとくと、そこから内側で追加措置を取ったのが初めて有効化する処。
単純思考で行ったらどの段階で遮ろうと同じ気がするかもだけど、上述の如く人体側の構造や材質に差があるのを殆どの人はスッカリ失念しちゃっとるがね。

せやさかい単に外の爆音に打ち勝って耳内で聴こえるってだけで判断するのはリスキーそのもので、平成以降にプロ歌手の難聴が増えた一因に必ず含まれてるとしか考えられへんのよ。
特に俺が疑ってるのは声量不足の場合で、生伴奏が入るとMicが無いとちっとも聴こえない様なイカレたアンサンブルのだ。

生演奏でどうしてもモニタが必要になるとしたら、本来は打込みや録音済みのと合せるとかの場合だ。
もしそんなの入って無いのに耳に突っ込んでたとしたら、自分の声が聴こえない程声量不足なんだと疑われても仕方無い。

更に仮に疑われるのを容認してもまだ受難は続き、その1は歌手の体勢がその状況に即して無い危惧だ。
人間は自然体で合奏していたら、無意識につられるのが当り前。

つまり伴奏が張り切れば歌も負けじと頑張っちゃったり、大御所の歌手が急に小さく歌ったら御大の歌声をかき消しては大変と伴奏も慌てて小さくなるだとか。
この時歌手より大音量の楽器の担当者はPAを頼るが、そうじゃない人達は生耳だけでバランスを取ろうとするのが自然で必然だ。


歌手本人は通常他楽器より自分の声の方が「近く」で唸りを上げてんだから、アンサンブルの音量適正と必要時に適度に離れられれば何も無くても充分聴こえるもんなのだ。
もっと言えば大音量楽器担当者でもPA必須なのは、Drummer等の様に楽器から遠ざかれず歌手に近寄れない人達だ。

それは兎も角この様な状態で歌ってたら、全体が普段より大きい音がしてる状況に体が自動調整されてるのである。
変な病気にでも掛って無けりゃ、生き物は普通自分が発する声なんかじゃ壊れない様に出来てるでしょ。

それが声で出せない爆音となると最低でも日常的に、そんな楽器を弾いてでもいなきゃ全く準備が整っていないのだ。(勿論やり過ぎは猛毒)
ある意味これがその歌手の、最大入力音圧と思ったら宜しい。

何らかの事情で不適切環境で歌わにゃならんとして、モニタの音量増加で補おうってのがだから間違いその2なのだ。
本来なら歌手が自身の声が「普通に聴ける」まで周りの音を下げるのが正解で、要るのは音量じゃ無く更なる遮音性なのだ。

上述の通り歌手様の耳を非対応領域で使えば故障のみならず、まともに聴けない聴こえないせいで心細い歌唱力を更に損ねる可能性だって高い。
確かにコロガシ(足元モニタスピーカ)の音量を下げても後ろの方がウルサかったら、インナータイプを突っ込む方がまだマシではある。

でも時代的な工夫としたら例えば初音ミクよろしくコスチュームの一環とすれば、露骨に大柄なヘッドホンを被ってたって充分行けちまうのにね。(ミクのはMic付きのヘッドセットだが)
これが皮肉なのは生耳を持たないミクさんはしっかりガードしてて、過剰ダイエットで弱り切ってるアイドルちゃんの方が無防備だったり突っ込んで爆音を聴かされたりしてる処だ。

こんなの大の大人が子供の耳をわざわざ壊そうってんだから、酷い話しじゃありませんか!。
一刻も早くパワハラの1つとして認定されると良いんだけどね…。

<つづく>

2020年8月 4日 (火)

音楽備忘録363 素人に可能な防音・遮音⑳

前回最後部で恥を忍んで「石膏ボード穴開き事故」を持出したのには、防音・遮音にとってはまだ大事な続きがあるからよ。
幾ら面倒でもほっぱらかしとけたのは普通の部屋だからで、こんな俺でもそれが防音室だったら他の全てを後回しにして寝る間も惜しんで修理に没頭するだろう。

個人宅の一般用途の部屋の壁だと防音・断熱等が不要にはならないが、最大必須事項は隙間風等の遮断だ。
元が簡単に穴が開く(本来ならどうかは知らんが)程度の遮断性能だと、穴が無くたって超低域は殆ど止められていない。

でも極普通の日常生活で夜間に超低域を発生させる場面なんて殆ど無く、寝室の隣で大人しく読書でもされてて気になるとしたらページがめくられる時の紙の摩擦音とかじゃないかな。
その成分は高域主体なのでこの面からも一般用途でなら、高域の遮断を優先するのは理に適っている。

そんな具合だから兎に角隙間を塞ぐのが一番で、逆に全く壊れて無くて見た目も綺麗でも何となくスース―なんてする様だったら要チェックだ。
実際宅の出鱈目補修でも、前より冷えるとか隣室の音が聴こえ易くなんてのは起きちゃいない。

それより宅内での生活騒音で気になるのは、開口部や床への衝撃力由来の低域だ。
普段家族は2Fにしか居なく1Fは俺だけなのでロクに分かっちゃいないのか、深夜の突然の「ガタン」とか「ドスン」には時々ビックリさせられている。

その原因に優先順位を付けてくと1は間違い無く無神経ではあるが、わざと主(俺)の神経を逆撫でする意図は無い処からすると2Fでは明らかな爆音とはなってないと推察される。
2としては木造アバラ家なせいだろうが他に思い当たるのが床がほぼ全部木板のフローリング仕様になってる処で、窓や扉にも軽いのが殆ど無い辺りが原因3だろうか。

アバラ家じゃ無くても明治維新以降の本邦平民木造住宅は、遮音性能等殆ど期待出来ないのしか無かった。
それで昔の人程「夜は静かに」を実践してたのは確かだけれど、居室床は畳敷き・開口部は軽量な障子や襖(ふすま)が主流だったのは見逃せない。

柔らかい物は衝撃吸収力に優れるので、振動由来系の低域騒音を生成し難い。
軽い物も「他を揺さぶる力」が重いのより弱いので古来からの典型的な和の住居様式は、遮音性は乏しくても今風に言ったら「低騒音仕様」って事になるかも知れない。

だからって本件の用途にはそんなのじゃ全然役不足だが、伝達を減らすのに柔らかいと軽いのが重要項目なのは不変だ。
特に外箱が重く頑強では無い場合これは字面通り大きく響くと思われ、柔軟・軽量を無視して遮音性能だけを追及しても効能には疑問符が残ってしまう。

これからすると防音箱を置ける部屋次第で、到達出来る性能に制限が掛るのは残念でも容認せねばならない。
んまっしかし電子ドラムのパッドすら一通り並べられない様な所を使いたがったりは普通はしないんだから、無理な贅沢みたいなのさえ望まなきゃそんなにどうって事ぁ無いさ。

大都会に暮らすなら寝ぐらは超狭小・格安に節約して、近所の練習室の費用を捻出するのも1つの道。
寧ろ問題なのは何時でも簡単にアクセス出来る範囲にスタジオが無い場合で、その代りそんな環境下なら大抵は空間等には余裕がある筈だ。

そんな失礼乍ら仮にド田舎だからって無対策でがんガラ演っちまうと、悪評が立たぬ迄も印象が芳しく無いのは間違いの無い処だ。
それでは何時迄経っても仲間を増やせなくなったりして、浦島化を促進させるだけ。

打込みでも音楽がやれる様になってる以上、充分大人になってしまってる方々には特に気を配っといて頂きたいもんだ。
それで従兄のドラム教室の問題を血祭りに上げたかの様になってるが、万一彼の所が営業不能となって真っ先に影響を受けるのは近所から習いに来てる子供達だろうから。

半ば当然だが然るに唯文句を付けるだけじゃ無く、原因究明等には全面的に協力している。
彼の所で困ってるのはある程度以上既に施工されてるし、条件も悪くないのに足りてないから却って厄介なのだ。

<つづく>

2020年8月 3日 (月)

音楽備忘録362 ヘッドホンと体格の関係Ⅴ

前回最後部で理想と現実の差みたいな事になってるが、たった独りしか居ない世界一の大耳さん向けに作れってのも非現実的なのは確かだ。
そんな準備をしといたって、そもそも必ず買ってくれるか分かんないんだしね。

只そうなると各自で対応策を講じねばならず、この方面に関しては通販全盛なのはマイナスだ。
或は将来的に何処ぞの業務用メーカーが詳細寸法迄公表しないかとも思うが、製品ムラとの関係もあるだろうから期待薄か。

となれば先ずは極力各自にフィットするのを探し、不足分は自前で手を加える(頼れる人が居たら依頼しても良いが)しか無い。
合うのが沢山あるとか無加工でOKって人と、全くどれも合わなくて加工も大変な人も出で来るのは不公平だがどうしようもない。

取敢えず比較的簡単に出来るのってば、ユニットやイヤーパッドを元より少し出っ張らせるとかだろうか。
この内後者は場合に依ってはイヤーカップとイヤーパッドの間に、適当な物を挟むだけでも済む場合がある。

俺には深さと性能の関係でも不適だったから試して無いが、概述Drummer御用達VIC FIRTHもヘッドバンドを延長するだけならそんなに難しくは無さそうだ。
ここの形状や構造が複雑だと例え何とかなっても、改良後の強度不足も懸念されたがセーフっぽい。

但し他のでもそんなのが多数派だが、ヘッドバンドのバネ部分の長さは伸ばせないのが難点だ。
その結果必ずしも人頭は真円形では無く複雑にいびつだったりもするので、最悪時はヘッドバンドの両端がイヤーカップより頭を締め付けてくれるなんて事も。

これ大きさにも関係はするが例え小さくても頭が角ばった感じの形だったりすると、折角の小ささが何の効力も発揮しないなんて事も起こり得る。
ショートバネタイプので被害を受けずに済むのは、バネと接する部分の頭のR(曲線半径)がバネより小さい人限定だ。

更に2重のの下側(頭に乗る部分)は1重のと比べると、芯に硬いバネが入って無い分凹凸追従性も高目のが多い。
すると例えばRの大きさはクリアしてても上例とは逆に頭のてっぺんが尖り気味な人とかで、1重のではそこだけ強く圧されて痛くなるなんてのも起き難くなる。

この面ではAKG K240 Studioのみたいに、ヘッドバンドのバネ部長さが余裕しゃくしゃくな上2重となってるのなんかの意味が大いに出て来る。
残念なのは俺知りで現行品でこの手のには爆音対応のが見当たらない処で、それも含めて概述Philipsドマイナー機の魔改造には意義があったと勝手に自負している。

因みに近年では珍しくなりつつある俺言い「2重ヘッドバンド」のバネ部の長さに触れとくが、設計思想としては曲線バネの両端が必ずイヤーカップ部に来るのが固有の特徴だ。
わざと長過ぎに作っといて、「余った分」は頭の上へズラして逃がす作戦だ。

加えてバネ力の効率にも差があって、途中迄しか無いヤツの方はその先が撓る分ロスがある。
そこで大抵はその分予め強くしとく訳だが、そうすると余計にバネ部と非バネ部の接続地点が頭へ近付き易くなる。

なので上述の欠点はより出易くなってしまい、Rの差にこの分の余裕が無いと「当たって痛い」。
なのでⅡでこの弱点を出難くする為にも、ショートタイプなら非バネ部がせめてなるべく撓らないのだとまだマシだ。

因みにⅡでこんな厄介が色々あるからそれならいっそインナータイプの方がと思うかもだが、音関係の性能に犠牲があるのが嫌だったら現段階ではまだインナータイプでは無理な注文だ。
近年ではどんどん差は縮まりつつあるが、原理を覆すのは未来永劫不可能だ。

これを端的例示するとBeatlesが録音時に使ってた、「S.G. Brown-Type Super K」は変態的だが好例だ。
何が他と決定的に違うかってばオーバーイヤータイプの内部で更にオンイヤータイプになってる処で、被るのを否定しなけりゃある意味こう云う無限の可能性だってあるからね。

<つづく>

2020年8月 2日 (日)

音楽備忘録361 素人に可能な防音・遮音⑲

個人的には概述の如く内壁材としては石膏ボードがお勧めだが、そうでない(主に木板)ケースも含め裏の柱等構造概念へ進めて行こう。
共鳴・共振を防止するには硬さと重さが鍵を握ってるが、設置場所の重量制限等もあって中々理想通りには出来ないもんだ


材質選択について先に釘を刺させといて貰うけど、材料の適正度が下がると同等性能を得るには大抵サイズは大きくなり重さも増えたりする事が多いでし。
なので一定以上の遮音性が要るならセオリーに反すのは無理だけど、中間領域の場合は迷いが生じる可能性もある。

例えば石膏ボードを使っても1枚貼りで足りるとしたら、それ自体だけでの概述「目違い貼り」は出来なくなる。
そうすると継ぎ目部分の剛性は基本的に裏板(若しくは地板)のみ依存となるから、隙間処理の他にもより裏板の剛性の高さが要求されて来る。

でそんなに頑強な板を使うならその程度次第じゃ、内側の石膏ボードを吸音材等に置換えても差が出なくなったりする。
ので別にそれでも良いんだが、1つだけ注意しないと後で残念になったりする危惧がある。

それは頑強なと云っても木製板では余程特殊なのを除けば、目違い貼りをした石膏ボードより「撓れる量」が多い処だ。
すると一般使用の強度的には板だけでお釣りが来る程でも、微動抑止の柱を裏に付けないと低域遮断量が不足する可能性が高い。

イメージとしては障子の紙の部分が板になったと思えば良く、箱としての強度部材では無いので外枠みたいに太い必要は無い。
障子って間違ってぶつかるとそんなのあったってどうせ破れちゃうのに、魚みたいに!?小骨が付いてるのは強風で障子紙が破れるのを防止する為だ。

これと本件とは風と音でその目的は違うが、何れも空気に対しての抵抗力を上げるのは一緒だ。
風の場合は外の気流で僅かに紙が動いて内気が多少動かされても、外気の侵入さえ阻めれば当初の目的は達成される。

が音の場合これが起こると特に低域は少し伝わってしまうから、原理は似てても許容値が極端に厳しいのだ。
故に紙なんかより全然丈夫な木板を使っても、障子よりは頑強な骨も要るって寸法なのだ。

では理想としてならどんな補強柱が良いかってば、石みたいに固かったら素晴らしい。
けれど重さや加工性に難があるし、固いのは大抵割れ易いのでそれでは困る。

それなら木より鉄とかの方が丈夫そうだが、今度は共鳴のし易さが問題だ。
結局は冒頭で釘刺しした如く重量その他を実用レベル迄下げてしまうと、千切れたり割れたりはし難いが良く撓ってくれちまう。

強さ・固さでは劣る木にも概述の如く「内部損失」には優れるので、少し揺すられて動いてはしまうが石や鉄よりは共鳴はしないで済んでくれるのだ。
では壁自体の強度上よりは柱が多目に入ってるから板は細切れでも良いかってば、なるべく大き目の方が良い。

隙間については石膏ボードのみたいに目違い重ね貼りをすりゃ向上されられるも、継ぎ目の撓りに対する抵抗勢力は1重になってしまうからだ。
では更に木の裏板を省いて壁は石膏ボード目違い2重貼りだけにしたらどうなんだってぇと、誤って何かがぶつかったりした時の衝撃で割れる危険性が上がる。

宅での実例を情けなく恥ずかしいし普通ならあまり起き無さそうだが、希少なので敢えて参考に暴露しちまうかいな。
①家族が座椅子に座ってて背もたれ上部が当たったら石膏ボードだけの壁に穴が開いた
②俺が居眠りから目覚める時にゴリ脚がビクッとなって爪先が当たったらやはり穴が開いた

壁裏にしっかり柱は入っていたが、運悪く柱の無い所へ狭目の範囲に力が掛ったらこれでんがな。😢
ある程度範囲が広きゃ思い切って壁紙の貼り直しからだって辞さないが、極狭い範囲の為に一面全部やる気力なんて湧かないからテキトーな何かを貼って誤魔化したままでほっぱらかしだい。😠

<つづく>

2020年8月 1日 (土)

音楽備忘録360 ヘッドホンと体格の関係Ⅳ

では続けて真横視点での耳の大きさ角度より、もしかしたらもっと問題なのへ進んで行こう。
それは「耳の立ち具合」とでも言ったら良いのか、正面視点での左右への張り出し或は真上視点からだと耳後部の飛び出具合とでも…。

これヘッドホンとの関係では頭からの突出程度が問題点で、出っ張りが大きい人にとってオンイヤータイプだと半ば拷問器具と化す。
ヘッドバンドの締め付けが最弱のだったとしても、柔らかい耳は大抵裏が頭にくっ付く位迄圧し潰されてしまう。

そうなると自然体の時とは大巾に違うので、たったこれだけで連続して被っていられる時間はとても短縮されてしまう。
この点で本邦の業界スタンダードがオンイヤータイプなのは極論すれば人種差別の一種で、或はじっくり聴かずにサッサと終えてしまうチャラい連中が主流派だからだろうか?。

尤もオーバーイヤータイプとて内部深さが浅かったら無圧とはなってくれず、体形に依って負担を強いるのに対する配慮はどうも軽視されがちな様なのは残念だ。
ここで特に機器制作サイドに物申して於きたいのは、決して我慢さえすれば済む様な案件なんかじゃ無いんだって処だ。

これは耳穴部分の前方のヒレみたいなのが大き目だったりする人だと分かり易いんだが、状況に依っちゃ頭へ向かって押すと耳穴開口部が狭くなったり最悪だと塞がったりする事だってあるからだ。
ドラムスローンでもギターストラップでも整合調整がどれでも可能化されてるのに、楽器メーカのM社やR社のヘッドホンにすらヘッドバンド以外の調整機能が用意されて無いのはどうした事だろう。

更に罪深いのが所謂評論家の主流派の連中で、本来ならこうした部分に対しての言及がもっと多くて然るべきなのよ。
悪いけど兼業の人なら未だしも、音響の非専門家が電気や音響の部分に対して偉そうな事を言ったつもりでもそんなのたかが知れてるんだよな。

では技術者が何でも勝るかってば全然そうでも無くって、実使用時の体感だとかそう云う面に対しては却って非専門家の方が理屈に左右されなくて良い部分も少なくない。
Guitarとかだったらプロ奏者がインプレを兼務するのが多いからか、音は抜群だけど重過ぎるのが難点なんてのは何処にでも溢れてる情報でしょ。

欲しがりません勝つ迄はが成功した試しがあるのかそもそも大変疑わしいが、本件でどうにも無視出来ないのは体が「マトモに聴ける状態」を維持出来てるかどうかなのだ。
耳穴を始め耳たぶでも何でも耳の形状・寸法諸々全てには、音響上の作用が必然的に備わっている。

故にそれを下手に弄られてしまえば特性も変わってしまうので、ヘッドホン自体の性能がどうだろうと意味が無い。
なのでスタンダードは無いよりあった方が良いのは確かだが、それが誰に対しても本件で同じにならなけりゃ実は皆夫々が却って「違う音を聴かされる」事になってるのよ。

ではインナーイヤータイプなら平気かってば影響箇所はかなり絞られるけど、そもそも突っ込んだ時点でもう非天然状態だし穴の深さを補い切れていない。
とは言え文句ばかりでも仕方ないからじゃあどうしろってんだってば、なるべくどんな耳の人でもそれを改変しないデザインになってるのが相応しいとな。

重さや大きさではとても不利が増えちまうが、大耳さんでも楽勝で中に収まりユニットが思い切った遠目に付けられてるのだと良い。
上記が何で「思い切った」なんて表現をしたかってば、近い程音量その他の効率的には有利だからだ。

聴取距離の2m:1mと2mm:1mmを比べると、数学的比率では単に半分になるだけだから同じ感じになりそうな気にさせられる。
が音の場合1m以下になると聴こえの変動が顕著になる性質があるし、ヘッドホンの場合中途半端な離し具合だと使用者の耳次第ではある筈の隙間が無くなるケースだって考えられる。

なので最低でもどんな大耳さん飛び出し耳さんでも、絶対にくっ付かない位離れてないと近似環境の達成は困難になるのだ。
尤もそれには現代常識からしたらかなり大柄となってしまうので、少なくとも新製品でそんなのの登場は見受けられなくなっちまったがね。

<つづく>

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