音楽備忘録346 魔改造悲喜こもごも②
今回は前々回のの内ヘッドホン(KOSS QZ99)の件の詳細を披露するが、過去発表の概念図自体から描き直してみた。
当時はユニット背面遮断だけのニーズに従ったが、もっと多く表現しなきゃなんなくなったので大盤振る舞いだ。
って内実は以前ののOpenOfficeファイルを、もう完成したからいいやって安易に捨てちゃったからってか?。
いえいえそれだってWin xpの付属ソフトで画像自体の改造の道が残ってて、でも結局描画の仕方自体が今より稚拙だったから勇気を出してみたってのが実状か。
っと張り切ったつもりでも面倒がって不完全な概念図だが、一番実際と違っちゃってるのは山手線のみたいな緑で描いたスポンジだ。
実際には殆ど隙間無く埋め尽くされた様な状態で、そうなってないのは赤で示した追加背面ダクトで押し潰された内側部分だけだ。
言い訳と分り易さ目的の半分半分だが、灰色で示したイヤーカップ・イヤークッションの内部を塗り潰せばそれらしくはなる。
でもそうしちゃうと2つに分かれてるのが分り難くなるのでの措置だが、兎に「角満たされてるから響かなくなってる」のが実状だ。
コストより性能を優先させればSONY CD-900STのみたいにグラスウールになってるのもあるが、内部の細かい造作に対応するにはスポンジの方が適してるのも確か。
処でこの代用吸音材!?で注目して欲しいのは②の黄緑になってる部分で、圧縮度が高過ぎになった為に送電線を圧迫して悪さしやがった。(電線書いて無くてm(__)m)
これには使われてた線の材質も加担しちまってたが、普通なら大抵被膜はビニールなのがゴム系のだったのだ。
そのせいで余計に芯線に掛る圧が高まってた様で、どうも断線寿命を縮めていたみたいだ。
残りの識別色の説明をしとくと黒線で示してるのがプラ製ユニット支持部品で、これに青(オリジナル)のユニットが嵌め込まれた上でネジ止めされている。
③のだけユニットがオレンジになってるのは交換したのを示したつもりで、微妙にサイズが小さかったので大変見辛いが水色で示した薄いプラ製リングを追設して固定と位置決めを補っている。
丸数字の番号は変遷に従ってて現況は④の状態で落着いてるが、①がオリジナルで②が概発表済みの魔改造タイプⅠだ。
③と④では赤のダクトの細まった部分が無くなってるが、これが今回アップデートした点だ。
処でⅡでダクトの縦断面が妙な形をしてるのは、駄目になった電球型蛍光ランプのカバーを改造転用したからだ。
そのまま捨てずに廃電球の内部に生き残ってる電子部品を、抽出すべく分解した時何かに使えそうと長年の勘が働いた!?のであった。
それが偶然広い方の口径がジャストフィットしたからの措置だが、只のパイプでもミリ単位の太さ違いは中々見つからないからね。
9割は毎度の結果オーライなだけの話しだけど、「街の模型屋さん」が壊滅状態となった今ではこんなのでも意外と貴重な資源になったりもするのだ。
念の為兼新参読者への配慮としてこれの目的も付記しとくが、要はユニットの表裏を隔離しとかないと例の音波の逆相減少で「出せてる低音」が聴こえなくなっちまうからよ。
ユニットが出せないならしゃーないが「出せてるのに聴こえなくなってる」のを俺が許せんのは、概再三吠えだが何かを聴いてDrumを叩くにはBassが基本中の基本と考えてるからだ。
それには低音が出ないのはご法度でKOSSのは当初想定がDrum専用じゃないから仕方無いにしても、VIC FIRTH SIH1 (既に廃版)がそうなってたのは紛い物Drummerからの意見でも鵜呑みにしちまったんだろうか。
耐入力も小さいからゴリAmp+無理くりEQで補うのも無理で、使用者側が極限まで努力してもそれじゃあどうにも聴けないんだからさ。
でも遮音性には秀でてたので古い方しか持って無くても、手が利く人だったら慌てて捨てちゃ勿体無いかも。
俺はこれの分解機会がまだ訪れて無いので明言し兼ねるが、運が良ければ同様の改良で多少なりとも欠陥解消が可能かも知れないからね。
<つづく>
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