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2020年7月20日 (月)

音楽備忘録348 魔改造悲喜こもごも③

さて前回の補強で実験失敗のを恥も外聞も気になるの程希少価値もあろうってのと、失敗は成功の基とも言うから大盤振る舞い!?で曝け出してやるぅ。
今回はホントに言い訳成分ゼロで最大要因を挙げとくと、ユニットの音響Data公表が足りないのがそれだ。

本来が補修用部品なんだからやむを得ないけれど、そもそもあまりにもユニットの販売がされてないのに悪意を感じてしまう。
何故ってそれじゃあ売ってるのにどうしても合うのが見つからない人は、切り捨てられてるのと同じだからだ。

作る都合・売る都合その他色々あるのは承知だが、それならもっと使用者にフィットさせるカスタマイズが可能な様にしとくべきじゃんか。
現状は他分野と比べたら使用者の忍耐に頼ってる様なもんで、誠にけしからん事この上無いわい。💢

はこの辺で引込めといてこっちも何のアテも無く試した訳じゃ無く、現に別機種では無事に成功して常用中だ。
過去に書いたか思い出せないのでついでに付記しとくと、機種はPhilips SBC HP830って本邦では恐ろしくマイナーなヤツだ。

宅での録音の予約日が迫る中当時使用してたののイヤーパッド表皮がボロボロ劣化してるのに気付き、予算を始め数多の制約の中で探し出した代物だ。
劣化話しは多分概述と思うけど肌触りの良い表皮の薄いのはどうも耐久性や寿命に乏しく、その点を最優先にした結果でもあった。

お陰で「側」はまだほぼ健全だがニーズに対して耐入力が無余裕だったせいで、数年後に過大入力でユニットを半壊させてしまった。
しかしそれ以外はウチのニーズにはかなり合ってたので修理も考えたが、ディスコンになってから期間は経過してるは等でそもそもメーカ修理の道が残って無かった。

そこで調査・思案した処たまたまCD-900のとユニット径が同じだったので、自前で挿げ替える事にしたのだった。
現時点で俺知りではある程度以上のヘヴィな用途に使えるので売られてるユニットはこれだけで、他機種でもメーカに頼むお金が足りないとか期限が切れてたらこれが唯一の救済の道って訳だ。

んでこれの場合は大柄でイヤーカップが大容量だったのと、元からバスレフ式となってたのが功を奏して寧ろ魔改造後の方が断然良くなっちゃった。
んだが従兄に試着させたら俺とは全然違って聴こえたみたいで、頭や耳の形状差の影響は予想以上に大きいのを改めて思い知らされちまった。

再度軌道修正して本線へ戻すとこの時点では、容量かバスレフ式若しくはそれと類似の構造のであれば成功の可能性がある処迄判明していた。
因みにここでの「それと類似」とは、イヤーカップの何処かに通気口を有してるのを指す。

以前現物に出くわす迄はずっと密閉型と言えば「穴無し」しか無いと思ってたが、’90年代以降に俺からしたらそんなセコイ方式のが増殖したらしい。
何故嫌悪するってそりゃそんなんしたら名前に偽りアリで、オープンエアータイプよりゃ遥かにマシでも内外の音的隔離が悪化しちまうからだ。

発案者側としてはどうせ実用上強度に限りがあるイヤーカップじゃ、穴なんか無くったって低域は少しは洩れちまうからと思ったんだろう。
確かにご尤もではあるが外と中の音を少しでも別にしときたい用途では、やっぱり止しといて欲しい位の差が出ちゃってんだわ。

と又方向が怪しくなったのを戻すが、容量だろうと穴だろうとユニット背面の抵抗が少なきゃ大丈夫って事だったんだ。
この辺は普通のスピーカとサイズの桁が違うだけで、音響メカニズムは全く同じだ。

なので儲けが減ったらとかニーズが少ないからって、実際作ってる下請けがユニット販売するのを禁止するなんて電通並の暴挙だ。
だってどうせロクに売れなくたってひっきりなしに新製品出してんだから、そっちの方がよっぽど無駄な出費と思うのは俺だけかい!?。

<つづく>

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