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2020年7月 4日 (土)

音楽備忘録332 素人に可能な防音・遮音①

個人でのスピーカ収録はどんどん廃れて来てる様だが、やはり本邦では騒音問題が最大の敵であろう。
何しろ住居密度が高い癖に比較的遮音性は低目と、極最近は変わりつつあるけれど。

それでも石で密閉する作りな上隣家との間が離れてるお国とは雲泥の差で、個人宅では大きな音を出さない文化にでも固執してるのか。
は分らんけど俺が生きてる内に各戸の距離が劇的に拡がりそうもないので、防音・遮音の方をあらゆる面で追及しちゃいませう。

音楽好きなら誰だって資金がありゃ施工したい処だが、一度に纏まった額や工事期間も要るので困難を伴う。
そこで取敢えずは自前でのから行ってみるが、先ずは一般認識の錯誤指摘からだ。

どの道日曜大工すら苦手だったら貯金に精を出す方が近道かも知れないが、個人では殆ど不可能と思ってたらそれは間違いだ。
持ち家でなく借りてる人にはよりハードルが上がりはするが、最大の鍵となるのは外形と実質的内容積の比率である。

もう一点は狭いのを我慢すると大きなご利益があって、筐体構造に違いが出て来るからだ。
これには専門業者へ依頼する場合でも不変で、特に高遮音性を得る為に「コンクリートの外箱」を作る際に顕著だ。

特に天井部が一定の大きさ迄なら鉄筋を入れるだけで済むのが、それを超えると鉄骨も組まなければ持たなくなるからだ。
木造であればそこ迄極端な違いは出ないが、やはり柱の違いは結構なものがある。

故に外形が小さい程この点では素人の手に負え易くなり、それは材料の入手性や価格にも大いに響く。
簡易表現しとくと長さや重さが素人が運んだりするのが大変なのになって来ると、数が売れないからDIY店での扱いが減るしあっても割高になる。

その次は性能・技術に関係する点だが、最低限の壁厚で必要性能を得たいなら専門家へ委ねるしか無い。
だぐぅわぁって事ぁ非効率を許容すれば個々の性能がそんなに高く無くても良いと云え、防音・遮音扉でこれを例示してみよう。

俺知りで専用のでも量産品化されてるのだと(と言ってもかなり他のよりゃ少量しか需要が無いが)、Rock系爆音の遮絶には大抵は1枚じゃ足りない。
一般的には住宅街で許容される様なレベルにする為に、音源位置から数えたら先ず例外無く扉に類するのが最低2枚は間にある筈だから観察してみとくれ。

これを半分逆手に取れば性能が正規品より劣っても、数を増やせば補える可能性があるのを示唆している。
非正規品っても勿論通気性や透過性とか隙間があっては駄目だが、正規品じゃないと困難なのは最低限の数にするとか最低限の距離・空間で成立させたい場合だ。

俺の場合は新築時同時施工だったのもあって専門業者へ依頼したが、それでもヒントになりそうなこんな実例がある。
防音室内に直接面してる扉は恐らく規格品の製品版だが、仮完工後の実地試験で判明した遮音不足分に対する追加扉はその様な物では無い。

普通の戸建て住宅用の木製のよりは頑強な鉄製ではあるが、密閉シールがゴムでは無くウレタン製で尚且つ1重だ。
因みに正規のタイプのはこれがゴム製で2重になっていて、扉本体の縁と扉枠の夫々へ付けられている。

また最近では防火上の対策からか木製のは見掛なくなったが、かつて従兄の実家で同じ業者が施工した際の扉は2重ゴムシールにはなってたが木製であった。
耐火面以外でなら通気性に対しては金属の方が有利だが、共鳴や反響とか所謂内部損失の面でだと実は木製の方が勝ってたりもする。

人が作った金属は均一性に優れるから薄くは出来るが、均一であるが為に弱点は集中し易い。
一方加工度が比較的高くても天然由来素材の木の方はこれがランダムであるから、弱点が分散気味となり一概に不利では無いのだ。

但し布程では無くても木には導管がある分通気性が皆無では無いので、その分の補填は必要だ。
又重い方が振動し難くなるので金属の方が適したイメージを俺も昔は持ってたが、それは厚さが限定された場合の話しなのに後から気付いた。

因みにⅡでここで敢えて専門業者へ依頼した際の費用にも触れとくが、数百万円を下回らないのは確かだ。
けれど仮に毎日欠かさず他所を¥2,000で借りたとして、その年間総額は¥73万にもなる。

同じ掛るにしても一気に纏めてとなれば殆どの人にとって大変な負担に違いないが、防音室を要する頻度や期間次第では借りるより工事した方がトータルでの出費は少なく済む可能性だってあるのは覚えといて損は無いだろう。
それからするとあまり稼げる見込みが無いケース程(俺か😢)何かの幸運で纏まったお金が入ったら、自前だろうと他力本願だろうと防音工事をしといた方が良いって事になる。

<つづく>

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