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2020年7月15日 (水)

音楽備忘録343 素人に可能な防音・遮音⑩

窓のお次は扉であるが窓と違って必ず開閉可能としとかなきゃなんない処が、ジャンプしようとしてるバーが一段高くなった様な感じだ。
尚且つ厳しくなるのは、近年本邦の住居では密封タイプのは風呂場とかにしか使われて無い処だ。

大昔だったら日本にも接触面が金庫のみたいに段々になってるのがあって、母方の本家にある文庫蔵に土製のそれが付いている。
って順番としては蔵の扉の方が多分先祖だろうけど、どっちも大抵は隙間を封じるゴムなんて付いちゃいない。

それでも空気が直進不可能となるだけでも大違いで、音波位相の乱れに依る減衰は期待出来る。
実は普通の窓サッシも良く観察すると外枠の上と左右外周は内外共ヒレ状になってるのが殆どで、下は引戸の車輪用のレールがあるから水抜き穴以外の個所では空気は直進不可な形をしている。

それと比べると引戸は半ば論外としても、開き戸ですら遮断観点だとかなり不利な状態だ。
前回のサッシ自体の追設2重化が有効なのも「外へ洩れなきゃOK」の場合専用で、持ち家でお1人様か家族が居てもとても忍耐力の高いメンバーで揃ってる場合限定だ。

窓戸は何処に付けられるかも影響があるから壁等が既設のか新設のかの差もあるが、取敢えずは既設のの改良方法を書いて行こう。
隙間洩れだけが問題なケースだったら、今はDIY店に行くと色んなテープ状のが売られている。

ので一見朝飯前な印象もあるだろうが、注意しなきゃいけないのが動作抵抗だ。
開閉が固くなり過ぎるとそれだけでも大変になるが閉じ損ね易くなったり、それが不完全になってても分り難くなったりもする。

それには「封じさせるのの向き・位置」が決め手で、文言だけでは難解化するから超久々で概念図を登場させよう。
ついでに扉本体の遮音性に余力があった場合に、2重化させるケースのもサービスしとくかな。

Photo_20200708154201
例の如くどれが何かの説明から進めてくが、黄土色のは枠で斜線のが盛大にデフォルメした扉本体。
赤・青・緑が隙間テープ若しくはそれに類する物、黄色が追加部材で④にだけある薄い水色のが蝶番のつもりだ。

先ず①は悪例なので隙間テープをわざと赤にしてみたが、最も動作抵抗を増加させる上シール材の摩耗も促進してしまう。
1重で足りる場合蝶番の付いてる以外の3方は②の様に処理致し、蝶番付き方向のは④から黄色と緑のを省いた形で。

③と④は1重では不足のケースで、これは扉自体から自作する場合にも適用される。
勘の鋭い方はこの件から引戸で密封度を確保するのが困難なのが分りそうだが、構造的に普通のままだったら開閉時のどの位置でもシール材を必ず「擦っちまう」箇所が生じるからだ。

因みに個人的趣味からの例外を付記しとくと新幹線車両の客用自動側扉で、見掛けは只の引戸にしか思えないが閉じ切った後に構体へ押付けて隙間を無くしている。
これは素人工作で全く不可能な程の技術では無いが、安定度や開閉時の手間(先ず自動化迄はしないだろうから)等を加味するとこっちの用途にゃ不向きだ。

因みにⅡで車や船のドアだと外観は角が尖ってても、パッキング若しくはシールゴムは角が曲線になってるのの方が多い。
これは予め「角が付いてる」専用品でも作らないとそこで一旦切らなきゃなんないからで、切れ目は少ない程洩れ難く出来るからだ。

<つづく>

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