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2020年7月14日 (火)

音楽備忘録342 素人に可能な防音・遮音⑨

前回「元から付いてる窓は放っとけ」みたいな様相を呈したが、状況次第でそれだけでは不親切なので改善策も提示しとこう。
これが該当するのは持ち家且つ何らかの理由で「窓洩れ」だけが問題の場合で、しかしそれでも元から付いてたのはなるべくなら無変更なまま。

近年ではスペースや構造上の事情で防音サッシへの交換例も増えつつあるが、折角追加費用を掛けても遮蔽が「一重のまま」ってのは割の良くない方法だ。
それ等はサッシのガラスや封鎖部分が2重になってたりもするけれど、2重の「2つの間の距離」がとても近いのが勿体無いのだ。

極例としてレコーディングスタジオの別名「金魚鉢」の状況を示しとくが、これは主に演奏場所とミキシングルームの間に設置されてる「嵌め殺し」窓の事だ。
上出のネーミングは水漏れしないのに掛けたのもあろうが、2枚のガラスの間がかなり離されてて入れ物みたいに見えるのも含まれてると思う。

極端な話しもし2枚がピッタリくっ付いてたら振動成分が直に伝わっちまうが、遠のいての距離減衰の他間のエアークッションの量は多い程良いのは誰にでも分かるんじゃないかな。
なので要求される遮音性能に依って追加窓の必要仕様は変わるけど、サッシ自体から2重にした方が断然有利なのだ。

この段階で必要性能次第で二手に別れるが、妙に多くて不自然感を抱かれそうだがこれも両方共体験がある。
「あとちょっと」のケースから行くが、これは昔俺が実家に居た頃の自室で親にやられた。

本人としては一途にRock系シャウトの練習をしてたつもりだが、親としてはバカ息子が発する奇声がご近所に聴こえるのを嫌ったらしい。
楽器の音なら幾ら下手でも何となく誰にでもそれと分かるが、「未完成の声」となると他人には意味不明な場合も多いからだろう。

多くの窓はサッシが外壁とほぼ面一に付けられてるが、室内から眺めるとそれで壁より奥に引っ込んでる様に見える。
このズレてる部分には大抵窓框(まどかまち)と称す木版で組んだ枠みたいなのが付いてるが、これの室内側端にも汎用サッシを追設して2重化するって簡便な手法だ。

次に大々的に施さねば足りないケースで、やはり実家時代の従兄の自室だ。
従兄こそは真のドラ息子っても正確にはドラム息子であるが、生ドラムだったからこれは大変だ。

そもそもは子供の体力増進も兼ねて伯父・伯母が買い与えたのが始まりだが、きっと演奏内容をClassicやJazzのみたいなのを当初は想定してたんだろう。
それであれば以前から応接間にUplight Pianoとエレクトーンも置いてた位だから、変な表現だが「昭和の昼間の常識」の範囲に収まるとタカを括ってた節がある。

しかしいざやらせたらRock系、しかも当時の従兄の交友関係の都合からHardrockが中心。
腕の上達に従ってどんどん爆音化するのにたまり兼ねて、潤沢だった資金が一機に投入された。

そちらでは建物外観は存置でも実質的な窓の数も面積も減らされた上、防音サッシが内側へ追設されていた。
当然そのグレードとなると部屋の内装は大巾仕様変更に伴い「全替え」で、ベランダアクセスの為の掃き出し窓以外は外部と内部で窓枠自体がもう一緒になって無い位だった。

言うなれば両者は最低と最高グレードって位両極にあったが、それでも何れも既存の窓は外さずに追設してる処が重要だ。
本気で音漏れを減らしたいなら増やすはあっても減らすが無いのは至極当然で、例えその効果が小さくともである。

それだけ「止めるのが大変」なのの証しな訳だが、素人にとっちゃ交換より「足せば良いだけ」ってのはとても助かるんじゃないかな。
窓以外の全てもこれに当て嵌まるんだけど、取替えじゃ無く「足すだけ」は自前の可能性を著しく高めてくれてると思うんだよね。

<つづく>

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