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2020年7月25日 (土)

音楽備忘録353 素人に可能な防音・遮音⑮

箱話しの続きもこの辺から徐々に表題に沿った方へ寄せてくが、材質や規模に無関係な共通必要知識から行ってみよう。
先ずは買うなり頼むなりこれから自作する箱とそれを置く場所との問題だが、当り前過ぎるが直に置いてはなりませんぜ。

そりゃ中で全然低音を出さないならまだ良いが、例え歌でもエキサイトして足を踏み鳴らしたりする可能性があるならそれは直駄目コースだ。
比較的低性能でも普段より外部雑音が聴こえなくなったりすると、つい山中の誰も居ない所に居る様な錯覚に捉われたりもするからさ。

って言ってもそれは景色や空気じゃ無く「音環境」だけの事なんだけど、特に日本人的気遣いなんかが身に付いてると自動的に周囲の状況に勝手に反応しちまうからね。
背景音に「誰か近くに居る」雰囲気を察知すると世間モード、それが感じられないと個人モードなんて少し特殊な条件反射みたいな。

なので折角箱を増やすなら何らかのクッション性のあるのを下に挟んどくべきで、出す音と箱の重さ等次第で極簡単なのでも良いから省くと大損だ。
それと床に凸凹が多かったらチト面倒にはなるが、なるべく広い面積で支えるのがお薦めだ。

荷重が集中すると接地圧が高くなるが、柔らかく受け止められる物は重くなる程種類等が減って来る。
それに例え僅かに震える位でも「動く」となればこれをエンジンに例えたら、重さが重いとターボやニトロでも追加した位「他を
揺さぶる力」が俄然強まるのだ。

次に特に2重にする時に外箱と内箱が床以外で触れては台無しで、理論的理想としてなら内箱は外箱の中で宙に浮いてて欲しい位だ。
箱内外間に緩衝材としての気体や液体を封入出来たりすりゃ最高かもだが、地上では重力もあるしでかなり非現実的だ。

この意味では床の分は仕方無く妥協してるのであって、やろうとしたら出来るのを妥協するのはこの方面では絶対禁止だ。
因みに一定以上の規模(広さ)と性能を目指すと「吊天井」も使われるが、荷重を少しでも減らすのと「支点からの距離」が大きくなるからだ。

後者は梃子の原理と近似で支点から遠ざかる程小さい力で箱を振らせられる様になるからで、考え様に依っちゃ箱の「振れ止め」と思って貰っても良い。
なので内箱構造的には天井と壁は強固に結合されてるが、非防音仕様のと違って外箱からの吊り金具の途中にはサスペンションが付けられている。

これを最近恒例の逆手思考すれば狭きゃ吊る必要無しで、外部との接触は面積は広く箇所は少なくがモットーね。
総重量の都合で素人で2重箱に挑戦するケースは稀と思うが、もし2重にするなら前回述の如く内で中高域・外で低域を主に遮断するんだからこれは重要だ。

因みにⅡででは開口部の処理はどうすんだであるが、電車の連結部の幌みたいなもんって言ったら趣味性が高過ぎるか。😅
要は隙間は決して許さんが振動は直接伝わらない様にすれば良く、一番簡単なのは硬化後も弾力が維持されるタイプのコーキング剤の利用だ。

実は宅のでその部分は防音業者じゃ無い方が担当した為、手違いだかで当初は木材で繋がれてしまっていた。
俺の失態で気付くのがかなり遅れたのもあって仕方無く、そこを自前で根気よく切断して上記の手を使った。

露骨な効果は得られなかったが全く変わらんでも無く、この程度でも際どい状況下では救いの神にもなり得るだろう。
もっと柔らかいのを使ったらより良いかもだがそれが固形物だと、結局その接合部の充填等を考えねばならないし。

加えて恐らく施工者の理解不足のせいで分割可能な巾は狭いし、それ以上は周囲の内装もやり直しが必要な状況だったんでね。
なので宅ではこれじゃ大分妥協の産物だけど、そこ迄の性能を求めて無いなら必要に足りると思う。

因みⅢで効果が顕著じゃ無いからって省いちゃ駄目で、実に地味で渋いけど「少しづつの加算」で攻めるしか無いよ。
それとそんなのだと普段はとても差が分り難いけど、何かの拍子で特定の音を鳴らした時には雲泥の差が突如現れたりもするんだ。

悪い事にはこれが駄目な時程ハッキリ洩れちゃって、上手く行ってると良く分んないから輪を掛けて厄介なん
だ。
失敗が許される環境で2度手間を辞さないなら、試しに手抜きしてみるのも一興かも知れないけど…。

<つづく>

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