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2020年6月17日 (水)

音楽備忘録315 エレキのPU選択とToneのセッティング⑳

前回Clavinet迄話に持出して長々やったのは、それだけBassには高域が無くちゃ困るのにあり過ぎても駄目なのの啓蒙のつもりだ。
それでどうしてくかこそが本題なんだが個人的には可能な限り、フロント若しくは前寄りに付いてるPUをなるべく常用するのを推奨しとこう。

これは過去比で拡大した記録帯域への対応も勿論だが、上手に削る或は抑制するのが難しくて結構入っちゃう豊富な高域への補填の任務も持ってるからだ。
リアPUだけだって今はEQで幾らでも下を盛れるけれど、その「盛ったのがどうなってるか」を失念してる方が非常に多く感じられる。

もしフロントでノーマルToneセッティングした時と同じレベル迄盛って到達させられてても、簡単に言やそれが出てる時間は偽物(リア+盛りEQ)の方は大分短くなっちまっている。
尤も全く近似な音色になったんじゃリアを選択する意味が無くなるんだから違いが出ても当然だが、上記からアタックには重さが付加出来ても余韻は細いなんて事になる。

加えてもしEQが無かったり不使用だった場合、元の低域帯の分布の相違からローエンドより中低域を盛大に増加させる事となってしまう。
現代録音環境下ではBassの中域の量的過多は概述の通りご法度でして、もし単体としてそんな音色を堅持したいと言えば音量は大胆に下げられてしまうだろう。

これ俺みたいに「音楽的に親切な技師!?」(余計なお世話かい?)だったら容赦出来ない処で、入ってる音が一通り不公平無く聴こえる様にするには他に手が無いですんでね。
そりゃ勿論曲想その他でアレは小さ目・コレは大き目でOKってなあるけんども、それだって飽く迄全部が聴こえてたらの話しでげしょ。

この際だから敢えて脱線させてMixingの基本に触れとくが、パッと聴きでは認識出来なくても作者意図に沿ってるならそれはセーフ。
だけどどんなに耳の肥えてる者が耳を凝らして何回挑んでも聴こえないなら、それは立派なアウトで御座居ます。

珍しく瞬時に本道復帰するがアタック音の鋭さ等が欲しいと、もし折角付いてたらリアPUが使えなきゃ困るわな。
そんなのに対しては例のRickenbackerの回路構成は最適だけど、Fender系のを使いたい人の方が断然多いのは承知しとります。

正直所詮Bestでは無く次善策になっちゃうけど、そんな時は両方使って混ぜるけど「混合比は変える」って方法がありやすぜ。
これは大体同出力のPickupが複数付いてるのだったらどれででも試せるが、片方のレベルが一定値以下になるとアタック音のニュアンスはかなり単独時のそれへ近付く性質がある。

細かい様でいて大雑把だったりと杜撰大王の面目躍如で、その具体的な値をそもそも全然調べても居ないのは済まん事ってす。
けれど実用上は様々なPUとその組合せの他Ampとの組合せも無限に近いしで、結局は耳頼りでの調節になるからでもあるんだよね。

んでこれをしても雑に聴くとPU間の音量差が結構付けてるから、片方だけで鳴らしてるのと区別するのは難しい位になる。
処が例えばローエンドだけへ注聴したりするとそれがかなり微量であっても、フロントも使ってたらリアだけの時より低い音が聴こえる算段となっとりゃーす。

これって効果が地味だから知ってる俺さえ普段は忘れ気味だったりしてるけど、Liveなら未だしも現代レベルの録音では他パートが段々埋まって来たりしたらそれなりにハッキリ違いが実感出来ると思うです。
Guitarとオクターヴユニゾンでリフでも演って御覧なさい、リアだけの時より少しBassの音量を下げてもしっかり存在感が出て来ますから。

因みにR君のは発想としてはフロント:メインにリアのアタックを追加ってな感じだが、The WhoのJohn Entwistleみたいに深いStrokeで弾かない限りフロントではタッチ感の演出は足りるだけは出来ないんだよね。

PJタイプではその2つの相関関係としてはP型スプリットPUはフロント扱いしちゃうけど、実際の位置的には前よりも真ん中に近い。
それでPrecisionタイプは非リア充ってかリアPU付いて無いのに、結構タッチ感に富んでる訳さね。

<つづく>

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