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2020年6月15日 (月)

音楽備忘録313 エレキのPU選択とToneのセッティング⑱

前回当初はBassのの続きを書こうと思ってたのに丸々Guitarの方へ行っちゃったから、仕切り直してホンマにBassの本体搭載Toneへ行かせて貰いまひょか。
歪ませる少なくとも露骨にそれをする頻度や場面が低いので、そこはGuitarとは違うんだけどもごもご…。

正直好き嫌いも無か無いけど、やっぱり現代環境下ではあまり使わんのが無難としか思えんのでゲス。
俺だって初期の頃はRound wowndでFlatっぽくするのに使ってみてたけど、録音で「録ったら籠る」が無くなったら誤魔化し切れなくなっちったって感じあるねん。

これが無くったって概述の如く不完全だったんだけど、ボヤけて分り難くならなくなるとどっちの弦の音も以前とは少し違って記録される。
昔ならFlatのアタック音の中でも、一番硬く鋭い部分は角が削れた上減って記録されていた。

この手の案件に対してはアナログテープ録音ってな柔軟剤みたいなもんで、オーディオ的にリニアじゃないのは良くないけど纏まりが付き易いのは確かだった。
だからって楽曲やコンセプトにも依るけど今更高コスト(テープ代)に耐え乍ら、わざわざ何時もLo-Fiしたって仕方無いしねぇ。(ってか俺には負担し切れんだけだが😓)

でこんな状況下では普段歪ませない分Cutしても良い或はした方が良い超高域は、Bassの方がGuitarより高い周波数になる。
それでいてバッサリ削っちゃ不味い場合すら出て来るが、それは典型的なLine録りの音を求めた場合だ。

元がそう云う物であった以上、らしさに関しちゃ昔乍らのAmpで鳴らしてMicで拾うのには敵わない。
けれどそれでは到達出来ないクリーンさとかレンジの広さがLine録りの売り物なんで、原始的にはAmpだと出せない音域が聴こえるのを目指さねばならない。

それでいて雑音としか認識してもらえなさそうな部分はなるべく排除したいとなると、全然目立たず良く聴こうとしないと分からない位の超高域を残しとくのがベターとなる。
これで苦労するのが俺みたいに激しく弾くタイプの奏者で、特に単独で鳴ってる時と他のも沢山が同時に鳴ってる時の聴こえ方の落差が大きい。

アンサンブル内での事を考えるとそこそこ残しといた方が効果的なのに、そのままで単独になると途端にノイジーになっちまうからね。
これは弾く強さにしてもそうで楽器的限度は勿論あるが、その範囲内ではやはり「鳴らし切った音」の方が明瞭度・存在感等殆どに対して有利だ。

この案件の状況比喩をしてくと眠ろうとする時の雑音は、どんな音質なのがより気になるかみたいなのと同列だ。
低域の唸りもうっとうしいがこの手ので一番邪魔になるのは音より微振動の方で、耳に付くのは微かにしか聴こえない高域のじゃないだろうか。

Classic Pianoのコンサート時で最悪なのはコンビニのビニール袋で、ピアニシモ時のアタック音と「カサカサ・クシャクシャ」の音域が丁度被ってる。
こうなるともう幾ら集中力を高めてターゲットだけを取り出そうとしても、どうしても聴こえちまって駄目だわさ。

これが録音作品の場合楽器は単独でも部屋の残響とか、Bassのアタック音に薄くでもReverbとかが掛ってりゃかなり救われる。
んだきんども皆が弾き出しゃどうせそんなの分んなくなるからってのと、少しでも明瞭度を上げようとしてReverbを掛けて貰えん事が多いからなぁ。

して本筋へ戻すけど減らせりゃ良いには本体搭載Toneは合致しそうに思えるが、殆どの場合残念乍ら欲しい処の減るのの方が多い。
その分をPreampやEQで補おうと思えば可能ではあるけど、そこでの増幅を増やせば有り難くないオマケとして雑音もしっかり増えちゃうから微妙だ。

EQには増やした場合微妙に位相が狂う場合等もあるんで、ここはひとつ音響技術の基本に立ち返って「弄るなら削る」としときたい。
それにはソースに必要なだけの高域が含まれてるのが望ましく、本体搭載Toneで的値を求めるのはとても困難だ。

<つづく>

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