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2020年6月10日 (水)

音楽備忘録308 エレキのPU選択とToneのセッティング⑬

俺としちゃ全くそう云う意識は無かったけどToneセッティングっつうと、人に依っちゃエレキの本体に付いてるツマミの事と思うかも知れない。
そこで普段滅多にこのツマミは使わんが、これにも言及しておこう。

常用Ampとの兼合い等もあったんだろうが本体搭載のToneツマミは、自分には要らん処を足りるだけ削ろうとすると要る処迄削れるのでニーズと合わなかった。
ギスギス感抜きで明快感をと両立させようとすると、Guitar・Bassから出る超高域は欠け過ぎては不味いみたいだ。

とは言え美味しく歪ませる都合でAmpのTreble全開では、場合に依っちゃ超高域過多となる事もある。
ではどうするってばTrebleの中心周波数を下げるか、AmpのPre段で一定以上の周波数を増幅しない様に細工して対処している。

つまり「削らないけど増やしもしない」ってので、これはEric Claptonが例のウーマントーンの出し方を録音とLiveで違えているのと似てるかも知れない。
録音では楽器本体のToneをゼロにするがLiveではここでは削らず、MarshallのTrebleツマミをゼロにしてたんだそうだ。

今の環境下でその結果を想像するとかなり違う音色に聴こえそうと思うだろうが、当時の彼等の置かれてた環境ではそれで漸く大体「同じ音」になるからの措置なんだそうだ。
これへ敢えて突っ込みを入れちゃうと曲に依っては、寧ろ録音のの方が「高域が少し漏れちゃってた」のもあった。

今の日本に居たらかなり想像し難いが当時のあちらでは、一定以上の広さの所で演るとそんなに「ハイ落ち」に悩まされてたらしい。
それが今本邦だとLiveでも録音でもハイ落ちなんざ過去の幻影並に、よっぽど変テコな真似でもしなきゃ起らなくなってるんだろう。

ここからが思案のしどころとなるんだが、落ちないならその分昔より減らして丁度良い様な気がするかも。
処がハイ落ちしなくなったのはGuitar・Bassだけじゃ無く、何から何迄全てが「籠らなくなってる」のだ。

そうすると実質的には昔の帯域巾で間に合ってた楽器に対しても、心理的な影響で「今迄聴こえて無かった分ももっと聴こえるのでは」等とつい思われてしまったりする。
或は周囲の他楽器音とのバランスが必然的に違って聴こえるので、恰も齢取ったら元気が失せちゃったみたいに誤認されるとか。

又何時もの様に逆観点から考察すれば古いの程過去作で聴けるのは、実際現場で出てたのより色々削れている可能性が高い。
これ等へ配慮するとやはり現環境下で感覚として同等に聴こえる様にするのが適してて、普段生音に直には触れられないお客さんの聴点では恐らくそれで漸く「昔と一緒」に聴こえる事だろう。

仮に機材が全く同一のが手元にあり雑誌等で本家のセッティングチャートが公開されてたら、それを踏襲すれば完全再現達成と考える人も多そうだ。
だが録音やPAでの劣化を逆算してそれを加味した値だったとしたら、今はその分はもう不要になっている。

この場合「同じのを体感する」のが目的であれば主に高域を少し控え目にすれば良いが、俺の場合は趣味はかなり古くても自分のオリジナルサウンドとしてそのまま取込む気は無い。
それで楽器本体のToneで抑えるのを普段は避けてるが、こないだの従兄との曲では彼の要望でここで削っている。

単刀直入にバラしちまうと「StratでJeff Beck!」と乞われたからで、プレイは鋭くGuitar自体の音色はStratリアでもキンキンは避け歪みはワイドでワイルドにを充足させる為だ。
最後に技術的な分析面も付記しとくが今の殆どの機器と比べると、電気楽器(パッシブタイプ限定)本体のToneは効き方が広範且つ曖昧だ。

この為各自の好みに合った調節が困難で、それはTone回路の定数を変更してでもだ。
ここでの定数とはボリウムポットの抵抗値やコンデンサの容量の事で、もしCut Off(効果ず出始める周波数)を的値へ移動させても大抵今度は減衰量等が所望から外れて行ってしまう。

なので人次第ではあるけれど本体搭載Toneだけで何とかするつもりで居たりすると、少なくとも録音時には色々悩みを生じさせるかも知れない。
そんな見方に依っちゃ半端なのが何故未だそのまま搭載されてるかには別理由もあるんだが、それは次回以降へ。

<つづく>

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