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2020年6月22日 (月)

音楽備忘録320 エレキのスピーカ③

ここからアルミダイキャストフレーム体験談へ進んでくが、体験の有無自体が不明な人も多いんじゃないかと思われる。
それは後面開放型のキャビッネトでの使用例が少な目なのもあって、無分解での確認が困難だからだ。

今日は冒頭因みにで行っちゃうけど、比較出来ないと分かり難いのもある。
それと違いが比較的ハッキリ出るのは中域より下で、これもより差を分り難くしてると思われる。

加えて環境が厳しくなる程差が広がるが、録音等の場合は収録時に分からなくてもMix後には大違いなんてのも多い。
概述の低域は一旦スキップして今度は中域の差についてだが、鉄板の方にはやはり特定周波数での明瞭度低下と過渡特性の劣化がある。

楽器の場合は癖があってもそれが好みに合ってりゃ良いんだが、呆けた上反応が急に鈍ると云うんじゃアウトでげす。
そこでフルアコやセミアコ等ボディ由来の癖と、スピーカフレームから来る癖を比べてみると良い。

前者のは響きは変わっても弦自体から発する音には極端に大きな改変は無く、基本的に変化は「追加」の形だ。
しかし後者の方は大袈裟に言や「支えが変形」するんだから、発音体=コーン紙の動きも当然無事では済まない。

なので後者は耳には「何かが増えただけ」に感じられても、実際には強調された部分以外は大抵引き算となってしまっているのだ。
そしてこの鳴りをもし止めたくなったらどうなるかで、究極の操縦術になっちまうがボディの方だったら奏者が胴体を密着させたり手で押さえたりも全く不可能では無い。

しかし後者の問題箇所が「箱の中」とあっては、どんなにローディに命令しといたって触れる事すら出来ないんだもの。
そこで熟考して頂きたいのが色んなのの「強度部品」がどうなってるかで、第1走者は弦楽器の糸巻きから。

Violin等本来は非金属弦のを除くと、どんな昔のヤワなのでも殆どで何処かに金属が使われている。
そしてGuitar系では極一部を除けば金属弦用のは、ネック自体がアルミやカーボンファイバ製で無い限りトラスロッドが入っている。

それが何故かスピーカだけ軽視されてて、近年のチープなのだとプラスティックフレームのすら横行している。
因みにⅡで金属より樹脂は軽いし腐食の心配も少ないからそれだけに目を向けたら、車載ドアスピーカ等には最適だし現に俺の車もそうだった。

処が完全に同じ強度を得ようとしたら不適切材のの方が、重さでも体積でも大巾増加となってしまう。
又大きくするにつれこれがどんどん顕著となるので体験からだと、樹脂にしてご利益があるとしたら16cm以下だと感じられる。

性能をある程度犠牲にすれば落し所が無くも無いが幾ら安価になるってもタダじゃ無いし、頻繁に買換えるでも無い物に不適切で不充分なのだと買い手には損なだけだと思うんだけどねぇ。
流石に楽器用では知る限りではプラのは無いが、この方面ではそれが鉄板とアルミダイキャストの関係と考えている。

少し前に’70年代のSouthern Rock Bandではキャスト率が高いと例示したが、これは何も米南部の連中ばかりでは無い。
失礼乍らそんな田舎のローカルな連中でさえと言いたかった訳で、尚且つ彼等が求めた音色はフュージョン系等の斬新なのでは無くどっちかってば古臭いのの方なのにだ。

エレキ奏者とかだと人に依っちゃキャストフレームにPAのイメージが直結してるかもだが、キャストフレームでもPA用と楽器用ではかなり違いがある。
かつてコンテンポラリー系Bassistの一部には「PAっぽくなるからElectro-Voiceが好き」なんてほざいてるのも居たが、エレボイでもPA用のを持って来なきゃ実際はそんな音にはちっともなんないかんね。

’70年代から’80年代にかけてエレボイは単に有名なスピーカ屋だっただけで、’60年代のAltecや20世紀一杯のJBLなんかと同じだった。
だから古いAmpだと知らなくても気付かなくてもこれらが載ってる場合も珍しく無く、仮に貼ってあるシールはAmpメーカの名前になってても所謂OEMである方が圧倒的に多かったんだ。

<つづく>

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