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2020年6月 2日 (火)

音楽備忘録300 エレキのPU選択とToneのセッティング➄

このところ文面が繋がりの悪いリレー形式なたいになっちまって済まんが、実際たった1つの些細なのが思いの外多方面へ影響してるのも良くある事なので…。
ここ迄はリアルのエレキBassだけで語っちゃったが、現実の状況を踏まえて打込み音源のも含めて行こか。

プロの手に依って音源化されてるのの多くは、音質バランスの処理済みなのの方が多い。
ので気楽なお試し用としてなら即座に使えるが、楽曲毎への摺合せの点ではそのままで良い時とかなり修正を要す時の両方が混在している。

人次第で拘りの程度差があるのは分かった上で申すが、リアルだったら極簡単なワンアクションで解決可能なのがそうは行かないケースが増えて来る。
それが音楽自体に及ぼす影響として、フレージングや音色自体がイメージから知らず知らずの内に遠のく等も想定される。

例えばとてもドンシャリ(低高域強調・中域抑制)なのが欲しくなったとして、PUが2つ付いてるのを弾いてたらどうするかだ。
大抵はミックスにしてレンジを広く取るか、リアだけにして盛大にローを持上げたりするんじゃないかな。

それが音源利用だと先ず俺が使ってるのみたいなチープなのだとそもそもミックスのが無く、人に依っちゃフロントのとリアのを同時に鳴らすのを考えるかも知れない。
あっとこれはミックスが欲しい場合で書いてるが、楽器自体からAmp出口迄一緒で来るとの最終段階迄が全部別経路で来たのとではまるっきり別の音色となってしまう。

或は音色より強弱や反応が別物化すると言う方がもっと合ってるかもだが、例のインピーダンス案件のせいで音声信号の性質が違ってしまうからだ。
リアルでもたまたま長年リッケン系のを使ってると簡単に試せたが、音の拡がりの点ではPU別にステレオにして鳴らすと面白くはあった。

けれど左右でほぼ常時反応のし方が違うので、音像定位が揺れるとか下手をすれば薄気味悪く感じられてしまいそうでもあった。
打込みで次善策で安易に2つを並鳴させると上記と近似な現象を招くばかりか、運が悪きゃ場所に依ってPhaserかFlangerでも掛けたかの様な不要なウネリが生じる事もある。

尤もリアル楽器だって好みの音の為に大枚注ぎ込むのも普通だから、音源だって納得行くまで追及すればかなり改善は見込まれよう。
それでも前お題で出て来た「中間領域」みたいなのに対しては限界があり、ど下手ですらリアルにした方が曲やアンサンブルとしては好結果なんてのも大いに考えられる。

だから皆Bass買って弾けとは言わんけんど、上述の音色のせいでフレーズ変えるなんてのが起きるなら理想通り弾けなくったって似た様なもんだわさ。
まあ夫々事情もあろうからどっちで行くかは何時も最適解とは行かんだろうが、打込みしか出来なくて望む音色が無い場合は別楽器の中から探すのも手だ。

実戦となりゃこんな具合だから半分私的ではあるが、Toneセッティングは特にBassでは好みは敢えて主軸に置いていない。
単体で幾ら納得出来ても周囲次第でそのバランスが簡単に崩されたりするし、音色が好みでも肝心な処で埋もれたり聴こえ難くなったりも多いからだ。

今はPCやスマホ等で録るのが増えたからか、Effectorも含めて所謂「掛け録り」するのも増えてる様だ。
これがせめて他パートが録られた後でだったら未だしも、大抵リズム隊は偵察隊宜しくClickやガイドしか無い状況下で録る事となる。

なので好みはちっとも放棄しちゃいないけれど、最終段階で希望通りとするには録る時点で音色確定なんてとてもじゃ無いが無理過ぎるのよ。
そんじゃどうしてんだってのは長くなるから次回送りにするが、料理に置換したら録り時のToneセッティングは「下ごしらえ」の段階と言っときますか。

<つづく>

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