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2020年5月 7日 (木)

音楽備忘録274 バスドラペダルとフレージング19

前回演奏にも使う脚で拍子を取る件が出て来たので、今回はそれにまつわる話しを少ししてみたい。
最初に迷わず断言出来るのは動かしても動かさなくても、全く同じ様にリズムを取れるのが好ましいだ。

個人のブログなんで体験をふんだんに披露してくが、俺はDrummerとしては当初はどっちかってば「無駄な動作はしない」タイプだった。
首尾一貫してRockの人だがこの面ではClassic系のPianistに近く、連続動作が困難な拍であるとか短い音符等に対してはこの方が有利だ。

例えばそこそこ以上のテンポで16分の裏拍なんてニーズの時、常に8分の表て動かしてると片脚では間に合わなくなったりするからね。
或はClassic系ではよくあるテンポが常に流動的な曲なんかだと、常に動かしてるとそれ迄の流れに左右され過ぎ易くなったりもする。

一方で動かしてる事から来るその人独自の「流れ的ノリ」等を出すには、体格差が直結するのもあって止めない方が有利なケースもある。
近年では見栄えの都合で「やってます感」の視認し易さから、「非音の都合」で動きっ放しの微妙な方々も散見されるがデメリットばかりでは無いのも確かだ。

普段どうであれ動かさないと厳しいフレーズの代表格としては、連続した裏拍を鳴らす時の安定度だろう。
その時もし手がずっと表を鳴らせるなら手:表・足:裏と交互使用が可能だが、そうじゃない場合は反対足(つまりフットHat)で表を踏んどけると俄然安定するし楽になる。

具体例としてはかつてIan Paiceが恐ろしい高速でしょっちゅう演ってた、Tom系2つとバスドラの3つを順番に鳴らすヤツなんかだ。
バリエーションは色々あるがこれの基本形は音程の高い順に鳴らすパターンで右利きなら左手:Tom・右手:Floor Tom・右足:バスドラと表拍が非利き手の方になる3連を繰り返すアレ。

俺初期はフットHat抜きでやろうとして半ば挫折、従兄の指導で踏める様にしてってから何とか実用化となった。
そんな具合で元はバラード等でそれしか無理な時以外はフットHatは踏まない派に属してて、今以上に足はテク・慣れ共に左右差が大きい状態であった。

それが一転して最近は「常時踏もうとしてる派!?」へ移籍したが、転機となったのは例のJohnny吉長のHi-Hat「踏み叩き」だ。
全く趣味的な動機で挑戦したもののいざやり出すと他の発見も多く、その最たるのが2つ程出て来た。

1つはこれ次第で右足(バスドラ)の自由度に支障を生じたのと、もう1つはオカズを叩いてる間のテンポの安定度の違いだった。
前者は元が片方だけで出来てただけと無訓練なので当然としても、後者の効能がかなり自分としては意外だった。

フレーズにも依るけど元々右足と比べると他は余裕僅少だからか、オカズフレーズとその表現にばかりつい気が行き過ぎてテンポヨレが出易くなっていた。
のが左足を一定に動かし続ける事に依って、先ず例えば「あっホントはここって前から突っ込み過ぎてたんだ」とか自分で叩きながら把握出来る様になった。

フレーズ的に許される場合はこの自己メトロノームを右足バスドラでやっても良いが、ワンバスだからって左足は一切無視出来る様なもんじゃ無いってのは動かす迄は理解が充分では無かった様だ。
これに限ってはツーバスやツインペダルを常用してたらセーフになるが、裏を返せば普段ワンバスでも所謂「手足の4Way」が出来上がってる人だといきなりツー系へ行っても直にそこそこやれちまう訳だ。

俺知りでは昔の方がそう云う万能タイプが多かった気がするが、端的には恐らくJazzの4BeatでのフットHatに馴染みが深かったりしてたからだろう。
それ故アップヒールの功罪なんかでも反対足の動静不問で出来てるのが出発点と云え、もし両足を動かすとどうにもならない様なら踏み方自体に何らかの瑕疵のある可能性が高い。

さて最後にプチ余談をしとくが俺に左も踏めと言った従兄、案外オカズを叩く時に彼自身はフットHatは入れて無かった。
無論必須フレーズの時は使っちゃいるが、両利きの分簡単に出来る筈なのに一寸意外。

んがしかしそんなのは外野の勝手な想像で、そう云や足ではどっちの方がまだ得意なんてのは訊いた覚えがなかったっけ。(奏法別の得手不得手はある模様)
只普段から両方を動かしてる機会が多かったなら、もしかしてもう録れてたりして…。

因みに単なる偶然の可能性もあるが、俺の右足がハイパー化したのはHatコンスタント踏みが出来る様になった後だった。
手旗上げ下げ体操みたいな運動神経面ではまだしも、実感として体の重心位置の適正化にはこれの明白な貢献があった。

<つづく>

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