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2020年5月15日 (金)

音楽備忘録282 音楽のテレワーク①

大して詳しくも無いのに無謀にも時世に合せたお題へ挑むが、非専門のこんなオッサンでも全く未経験でも不使用でも無いのが如何にも令和の今っぽい。
従兄とそれなりに実験に臨む予定もあるけれど、今回はリアルタイム合奏の可能性へ言及してみよう。

さて冒頭から脱線スレスレの昔話しから行っちまうが、これには大いに訳があるのだ。
それは現況ではほぼ全ての相互通信がデジタル化した事で、殆どは良くなっても弱点が皆無じゃ無いのに目を向けて貰おうって趣旨だ。

アナログ通信(伝送)だって遠距離になればあからさまな遅延も出るが、比較的近距離であれば凡人が気になる様な遅れは生じ無かった。
つまり昔の電話で近場同士だと音質等は最低だったが、コーラスのお試し位は受話器の向こうとこっちでリアルタイムで簡単に出来たんだよなぁ。

こっからは急に専門分野となって張り切り出すが、要は近代のデジタル通信システムはリアルタイム性には方式的にとても不向きなのだ。
エラーや劣化が起こり難いとか光ケーブルを使えばたった一本だけで、一定時間あたりの情報量も多いとそれは確かに素晴らしい。

しかし「実音」という空気振動を電気にの他A/D→D/Aの分でも少しは遅れるってのに、時分割方式で更にそれへ加算されてはたまったもんじゃ無い。(A:アナログ,D:デジタル)
過去比では変換速度は劇的に高速化しちゃいるが、だからって2度手間3度手間と複雑化すれば影響は必ず受けてるのだ。

因みに誤認回避目的で近年デジタルMicとかデジタルスピーカと呼ばれてるのの実情へ触れとくと、各々電気的接続がデジタルになってるだけで肝心の音声⇔電気信号変換部は全く昔乍らのまんまである。
もし本当に音を直接デジタル信号に変換出来たなら遅延縮小に貢献するだろうが、少なくとも我々が手に入れて使える範囲にそんな優れ物はまだ存在していない。

この問題に限れば通信を全てデジタル化したのは時期尚早だったとも看做せ、既に張り巡らされてたアナログ回線を全部撤去したのが悔やまれよう。
或はデジタルであってもせめて送受信を別線としとけばまだマシだったろうが、それは現用デジタル信号の伝送規格の「縛り」にある。

1本繋ぐだけでOKは簡単で便利この上無いけれど、その1本に多数の情報を同居させる為に上出の「時分割」って方法がとられている。
例えば0~0.1秒迄は映像Data・0.1~0.2秒の間は音の左ch、0.2~0.3秒の間に音の右chを等と「棲み分け」をさせている。

何故そうするかってば下手に混ぜちゃうとそのせいでエラーが出易くなったり、それを補正するのが困難になったりするからだ。
上記例だとそれでも「たったの」0.3秒後には全部がキチンと伝わるが、リアルタイム性を気にしたら全く不適切な方法なのだ。

それでも電話とか会話主体なら俺みたいな無神経野郎を除くと、普通は「訊き終ってから喋り始める」んだから余り実害は無いだろうと云う考えに基づかれている。
それでも例えばマルチ録音の要領を持ち込めば例えばDrummerは自宅で他パートを聴かずに叩き、後の者はそれをネット越しに聴き乍ら弾くなんてすれば全くどうにもならんでも無い。

実際にTV番組等ではこの手も少しは使われてると思うが、これが成り立つのは完成品を奏でる場合のみの限定だ。
合奏の本来の醍醐味は「お互いが相手を聴き乍ら弾き変える」であると定義すりゃ、この肝心なのは現行通信回線システムの都合で昔より困難化しちまってるのだ。

折角生身でその場で自由に出来ても「一方通行」になっちまう訳で、影響僅少で済むとしたら超俺様ワンマンBand位だけだろう。
しかも親分が常に真っ先に音を出す組合せに限られ、こんなののせいでオレ様ミュージシャンが増殖したら大変だ!?。

<つづく>

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