音楽備忘録269 バスドラペダルとフレージング14
今回は呼称の不備反省も含め、先ずは改めて俺言い「ベタ足」の翻訳みたいなのから行かせて貰いますわ。
文章表記には特に杜撰大王であるの以上に、そもそも俺自身は自分の踏み方に名前を持たせる気すら無かったのも不味かったか。
割と初期からDrumでは足の速い連打に興味が強かったからか、パワー都合から足首を使う気が無かった代わりに爪先には神経が行っていたみたいだ。
それに加え乗り物好きからペダル操作と言えば自動車ののイメージも強かったのかもで、ヒール&トウ以外はカカトは使わないよね。
その結果ドラムペダルでも爪先とフットボードの関係性って意識が強くて、足首から上が踏む時にどうなってるかなんてかなり最近迄全く無頓着だったらしい。
そうなると踏み方と言ったら「踏む場所」と「踏まれる場所」の接触面の様子と、後は速さや強さ程度でしか考えて無かった訳だ。
その後キャリアが積まれた後になって他人の演奏法への興味が強まって見てみたら、かなり俺とは真逆な踏み方をしてる人の方が多くて不思議に感じてしまった。
それから従兄と色々談義してみたり文献に目を通してみたりした中で、自分のに近そうなのとして「ベタ足」って言葉に遭遇した。
どれの誰のか全く記憶にも無きゃ恐らく最初から把握して無かったんだろうが、自分自身では名無しの権兵衛のままだし他により適してると思えるのが全然見当たらないので以来これを勝手に使わせて頂いている。
明確化する為に一寸誇張させて具体的イメージを挙げるとすれば 、棒の先に足裏模様のスタンプが付いたのでぺたぺたと何処かの平面へ「足跡マーク」を付けてく様な感じだ。
この時スタンプとそれを押す面に傾きがあったらかすれてしまうから、垂直に「平らに」押してく(降ろす)ってのも大切なポイントだ。
近年ではスタンプってばLineのが常識だから実物のなんてかなり機会が減って最適じゃ無い比喩かもだが、スタンプの他にも契約書にハンコを捺印するのなんかも同類だ。
俺がやってるらしきベタ足踏みに本人意識に足首の固定は無いけれど、足首をわざわざ動かすとか「爪先だけでしか踏まない」って意識も同時に含まれていない。
少なくとも昔の俺には細かい事をごちゃごちゃ入れると速度やパワーの邪魔をしたからで、結果的に単純で原始的になっていたに多分…過ぎない。
前屈は苦手な俺でもそれ以外は全てスポーツや舞踊を普段やって無いにしては体は固くは無い口で、だから録画してみれば全く足首が動いて無い訳でも無い様だった。
だがここからが核心になるんだが少なくとも一般的な速度と打数迄の場合、凝視とかスローモーションにでもしない限り爪先とそれより脚上部の「タイムラグ」は殆ど認められなかった。
これに対し前回述の従兄のだと膝がほぼ最高点に到達してても、場合に依っちゃ爪先はまだ僅かにしか上がって無いなんてのがあった。
俺でも従兄でも高速になって行けば足首から先だけの重さでも慣性モーメントの影響が出だして、「爪先遅延」は徐々に拡大してくのは共通だ。
ではもっと速くしたら爪先が脚上部に単純に付いて来られなくなるかってばそうならず、珍しく😓必ず誰でも体験可能なプチ実験をご披露しよう。
1.机か何かの上へ甲を上にして手を只置いておく
2.最初は脱力状態のまま指先が机から離れない程度の高さ迄手首を持上げて降ろしてみる
3.次に全く同じ動作を限界速でやってみとくれやす
4.但し決して指先を支点として動かしてはなりませぬ
これ足でやっても(の場合は床とかだが若干騒音が増す懸念アリ)どっちでも特殊体質でも無かったら、ゆっくりな内は指先は触れたままなのが限界速時は一瞬浮き上がる筈なんだけどどうでしょう。
これがペダルの上でだったら限界若しくは高速時なら脚よりは一寸後になってでも爪先はちゃんと上がるけど、低速時だと勢いが全然付かなかったり足りなかったりするから爪先はそこ迄上がってくれないのよね。
速度次第でStrokeが可変するのは他だって一緒なんだけど、自然に逆らってそうなってると良い事は1つも無いんでごんす。
<つづく>
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