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2020年5月31日 (日)

音楽備忘録298 エレキのPU選択とToneのセッティング③

今度はエレキBassでのPU選択面へ絞ってくが、本邦ではMixを他人任せにするとどうせBassは小さ目にされるのが多いからGuitarよりゃ心配が要らない。😓
しかしBrightな音色でもアンサンブルとしての低域を、常に足りさせようと思えばそうも言ってられんもんだ。

従兄曰く日本の伝統的古典楽器にはBassパートに相当するのが無いんだそうだが、強いて言えばその代り太鼓系は重低音盛り沢山だ。
それからすれば決して無視してるでも軽視してるでも無いんだが、どうも聴き取り辛いからか低域には音程を余り求めていないのか。

そんな歴史があるからかアンサンブル内での低域の音程が、必ず簡単に聴き取れる重要性は半ば破棄されてるかの様な印象がある。
単に歌うのに要る伴奏はBassである必要は確かに無いが、私的にはそこに落し穴があると踏んでいる。

そりゃ独唱若しくは何人居てもユニゾンで歌うなら無問題だが、ハモらせ様と思ったらそれではとっても難儀させられるのである。
特にハモりのパート数が多くなると中域は近接した別音程のオンパレードになってるから、その中から基準音を獲得するのは困難になってしまう。

キリスト教系の国では讃美歌は通常4パートあるので、恐らくはその習慣からBassパートを基準にすると楽にハモれるのを知っててその重要性が浸透してると思われる。
なのでパーカッシブなスラップを強調させる為にBassを極端にBrightにした場合等には、他パートで不足分を補う措置が殆どで為されている。

再生環境への適正化として含有低音量をわざと減らしとく手法もあるが、そのやり方が過去本邦とキリスト教系国ではそれでか真逆となっていた。
これ噛み砕いて言うと低音が出せない機器と(例えば小型ラジオ)本格オーディオ等、聴く環境での印象変化を最小とする効果はある。

して具体的には本邦は入ってるのが単に辛うじて分かる様な按配にされてたが、キ系国の方では他パートの低域含有量を最低限迄削る事でBassの存在を目立たせている。
これが本邦でもチョッパー(スラップ)が流行した’80年代前半に、無補填なままBassを高域中心の音色にしてしまうって大失態を本邦では大手系でも平然とやらかしていた。

そんな事をしでかすと頭でっかちで重心高過ぎになって、何とも落着きの足りないMixになっちまうんだけどね。
まっそれは兎も角沢山出せなくても平気なこう云う特例時は別として、マトモなアンサンブルバランス内に収めるには一定以上の低域含有率確保が必須だ。

それが多くの場合PUの前後では元から低域の拾えてる割合が違ってるから、やはり前回迄のGuitarと同様単一Toneセッティングだけで両方を賄うのは厳しいのだ。
本体機種次第で拾える低域限界が異なるのもありはするが、多くのケースでは「量の違い」が問題になるだろう。

因みに2つに大別するならPU取付位置が真ん中とブリッジ近く(つまり後ろ)のFender Jazzタイプ等と、前と中の拙ブログ296で例示したPrecisionのとかRickenbacker 4003等がある。
私的には上記4003を常用してるからJazz BassのリアPUのみよりゃ大分マシたが、それでもPU単独使用時には各々へ最適化しないと充分とは言えない。

GuitarでもBassでも当り前っちゃ当り前の面倒ではあるが、私感的にはアンサンブルバランスへの配慮不足が疑われる例も散見される。
しかし手間には違いないので実は数年前頃一寸この不文律に逆らってみた事もあり、基本的には中域だけで音色が定まる様なToneセッティングを実践してみていた。

世間の多くではそんなのの方が多かったから、自分らしいのより標準みたいなのへ準拠させただけだった。
が外の世間では不知だが兎に角俺の仲間内では酷評を頂いちまい、どうやらその内1人は中域しか出せない楽器を担当してたからみたいだった。

要するに自分達固有の領域を侵略されたと認識したらしく、どちらにとっても夫々でしか出せない帯域に個性を持たせといた方が合せる為の変更不要だからの様だ。
現行グループ内ではドラムが高域・Guitarが中域、Bassが低域のある意味覇権を分散して握ってる様な状況を呈している。

<つづく>

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