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2020年5月27日 (水)

音楽備忘録294 エレキGuitar歪ませない効能⑥

前回は忘れ掛けてたののせいで失礼仕ったが、今回こそ予告してた聴こえの違いの実態へ具体的に参りまする。
若干クドくも念の為
ここでの前提条件を再掲させといて頂くが、楽器単独では無くアンサンブルした場合についてを中心としている。

録音がアナログテープからデジタルになって一番神経を使わされるのが混在させる時だが、これは歪ませない音色の録音や音源の方式の違いも大きいのは既に述べた。
ここで本来のスピーカ収音とLine録り各々の得失を、整理して纏めとこう。

1.スピーカ収音
①周辺雑音等に対してと、演奏環境の制限の厳しさでは不利
②音色の自由度(加減巾)は機材に依る制限もあってそんなに広く無い
③特に生楽器も含めた他楽器との整合性では有利若しくは安全

2.Line録り
①電磁気雑音等にさえ気を付ければ演奏環境はほぼ無制限
②使用機材次第で音色は自由になるが、その楽器らしさを損ねる危険も高い
③Mic収音された音との整合性に劣り、多くはそれ等より存在感で負ける

Line録りがマトモに出来なかった昔と比べると、昔じゃ不可能だった場所でも録れる様になったの自体は大きな進歩に違いない。
これも爆音系生楽器なら今だって無理なままで、電気楽器ならではの利点ではある。

けれども生楽器比で実際に空間へ音を出す部分をAmpへ移行してるので、この部分を無くしてしまうと「半人前」となってしまう。
そして歪ませるのに当初はAmpだけでは不足する事もあったせいか、歪ませない時の補填機器が現況では不充分に留まってるのが実情だ。

漸く本筋へ入ってくがLine録りや打込みのを生系へ混在させて苦労させられるのは、音量バランスの割に聴こえ難かったり埋もれ気味になる処だ。
加えて厄介なのが再生装置や再生環境に依ってもそれが大きく左右される処で、これ位にしときゃ誰が何処でどう聴いても大体同じに聴こえるMixってのが存在しない処なのだ。

ここで注目すべきがBassでならGuitarよりLine録りが許容される点で、滅多に歪ませないのも大いに関係している。
そう言うとああ確かにMarshallの歪みを欲しがるとか少ないもんねとなりそうだが、本件に関してはそこが理由では無い。

電気楽器の「音色的歪み」は概述の如くオーディオ的には既に結構歪んでいて、けれど低音になる程歪んだのが分り難い性質がある。
「歪んだのが分り難い」ってのは境界領域が広いとも看做せ、これは更に楽器Ampの特に真空管式の出力段も似た性質を持っている。

Ampの方がそうなったのは意図的と偶然の半々だが、この境界領域こそが器楽音としてはとても「使える」性質に富んでいるのだ。
近年はモノホンの球のでもシミュレートのでも「真空管サチュレーション」等と呼ばれるEffectがあるが、音色的には無歪でオーディオ的にはプチ歪み状態を意図的に作り出そうとする機器だ。

しかし現況存在するのではスピーカに依る作用の分がまだ全然不足してて、作者や愛用者には申し訳無いが正直に吐露すれば「無いよりマシ」と云う状態だ。
追加でこれを用いても残りそうな問題点もあって、それは録った後でこれを掛ける場合だ。

仮にとても良くシミュレートされてても、その音を聴いて弾きに加減が加わる事が無いからだ。
Ampで鳴らして録る際は殆どは誰も無意識だが、聴こえた音に対してより所望へ近付く様に自然と手が動いちまうもんだからねえ。

そこで俺推奨としては低出力でも全然OKなので、スピーカの大きさだけなるべく本格的なのに近いAmpで鳴らして録るのだ。
それだってそれなりの音量は出ちまうから無防音では、夜中の住宅街ではとても無理だ。

けれど歌やタンバリン・マラカス程度とか生のUplight Piano位なら、昼間なら弾ける場所はそこそこあるでしょう。
少なくとも音響技師の立場からするとこれ位は頑張って欲しい処で、それだけそうじゃ無い録り方をされてる上打込みのなんかと上手く混ぜろと言われるとしたくても中々そう出来ないのよ。

ってか、どう頑張っても完全には混ざってってくれんのよ。
因みに後からもし必要性が出て歪ませるのに、必ずしもEffectorだけが候補じゃ無いのよ。
以前お薦めした「擬似Band」よろしく記録されてるのはGuitar出力だけで、鳴らす時に楽器Ampへなんてのもアブノーマルでも不可能じゃ無いんだからね。

<つづく>

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