音楽備忘録279 バスドラペダルとフレージング24
今回は「ペダルが足に追付かない」なんてエキセントリックなのを掲げてスタートするが、普通は手だって足だって奏者の方が追付かなくなってるが…。
俺自身にしても手は基本的に全部😓・足だって殆どは何時も人の方が後れを取ってるが、Speedkingだと割と普通に出来るのが現代系ペダルだとそう行ってくれないのが1つ見つかったんだ。
それは俺言い「1足3連」(詳細は過去記事参照願)ってのとか、足首→脚の連続Doubleを演ろうとした際だ。
その主因を探るとビータ戻りの速さも少しはありそうだが、兎に角フットボードに爪先がヒットしてから音の出るのが遅過ぎだったからの様だ。
極端表現すると3連続だし速さも出そうとしてるんで、爪先が当たったらそれで音が鳴るより先にもう次を鳴らす準備態勢へ向かう様な足・脚動作をさせてる感じ。
でこれがSpeedkingなら爪先の接触感がOKなら想定通りに音が出てくれるのに、現代系では最悪時は足は3つつっ突いてるのに何と音はたったの1つしかなんて悲劇に見舞われるのである。
これの連打間隔を提示しとくと俺現状では、テンポは160位迄で4拍子系の6連符の半分分と云った処。
勿論バネ強もバネ凶だろうがこんな短時間になって来ると、どうも可動部全体の質量過大が不味いみたいなのだ。
重いとその分力が要るのもご苦労さんだが、これはまだ馬鹿力でも発揮させりゃちったあ補えるだろう。
どんな怪力でも通用しないのは「動き始める迄」の時間と、所謂「初速」の遅さと加速度の小ささだ。
例の如く交通系ので比喩してくが状況設定は、ヨーイドンでバスと人間で競争するとする。
スタート直後はどんな鈍足でも恐らく大抵何歩目か迄は人の方が先行して、その後はバスの圧勝となるだろう。
これで言えばこの奏法は「初めの一歩」で鳴らす仕組みなので、そこが速められなければ救いは無いのである。
しかも困るのはこっちがペダル君に最大忖度して速度を落そうもんなら、勢いに依るパワーが低下して足りるだけ鳴らせなくなっちまうからたちが悪い。
とは言えこんなフレーズは俺知りでは世界でもせいぜい10人位しか使ってないみたいだから何だが、鳴らせはしたとしてもこれより遅くて間に合うフレーズでも労力に差があるのは間違い無いと考えられる。
では足首→脚の連続Doubleの方ではってぇと、こっちはバネ凶の影響の方が大きい。
がそれ以上に響くのが「どれだけフットボードの奥で踏めるか」で、半分位はイメージだけにせよ「カカトで踏もうとする」からだ。
非連続であれば爪先がフットボードの後ろヒンジより前で踏めればOKなんで、フットボードの長さや使える範囲は大した問題とならない。
のが長く継続させたけりゃカカトもヒンジ前に入れられないと困難で、概述の俺言い「お邪魔プーリー仕様」なんかだとロングボードでも使える範囲が限定されてて無理だったりする。
これが平気だったとしてもロングボードでは踏み位置に依る負荷差が大きくなるので、バネが余程弱められないとやはり継続困難に至ってしまう。
これ等からすると現代系ペダルは古典必要最低限系のより、少なくともDoubleは演り難い物との答えになる。
ここで皆さんに問いたいのは「Single Stroke専用バチ」ってあるのかよで、あたかもペダルではそれが現代は許されてる様なもんじゃないかと。
俺は現代ペダルの方が悪癖を持ってるんだと吠え続けてるのは、こう云うのが原因なのだ。
今時はそんなに誰もがあらゆる奏法を駆使しようとはしてないみたいだから、大変気付き難いだろうがこれが真実だ。
「なるべく早期に皆さんSpeedking体験を」と連呼してるのはこれもあるからで、理想としては最初に踏むのがSpeedkingであると好ましい。
概述かも分からなくなっちゃってるけど実は筆者、生まれて初めてマトモにドラムセットを弄らせて貰った時のペダルが全くの偶然だがSpeedkingだった。
その後40年以上もずっとご無沙汰続きで意識としての記憶は無くなってたが、もしかしたらこの体験が三つ子の魂百迄となって何処かに残ってたのかも知れない。
この体験は従兄と共通の友人宅での事で当然従兄も同伴してたが、当時従兄はVocalistでまだ太鼓への興味は芽生えて無かったので殆ど触れていなかった。
もしタイムマシンが使えたらこの時へ戻って、無理矢理にでも従兄にSpeedkingを踏ませてみたい。
従兄とは従兄って位だから体の¼は「同じ部品」で出来てる訳で、得手不得手等の個人差があるにしても達人級でそこ迄Speedkingに違和感を覚えたって方が俺にはよっぽど違和感があるからだ。
最近は益々偏向報道も酷くなってるが、後で困るのは騙された方なのだ。
偏向現代ペダルでは足技育成に不具合が出ると思われるが、それをペダルメーカは一切補償なんてしてくないんだよ。
<つづく>
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