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2020年3月16日 (月)

音楽備忘録222 ジャンルへの拘りと他人の見立て⑧

範囲が急に伸縮おびただしくて済まぬかが、限定箇所のアピールで方向性を示唆する具体的な内容へ進もう。
もし作品クウォリティを無視すれば「生粋の○○屋で御座居」も披露出来そうだが、現実に先に必要なのは真逆だかんね。

大昔みたいに民族間交流が交通事情で希薄だったら、偶然以外に共通項が発生する率は低いだろう。
それが活発な交流の他ジャンル自体の細分化が進めば、重複する部分の比率が高くなるのは当然の事象だ。

となれば僅かな間隙を突いて特性アピールをしなきゃなんないが、それを難しいとだけ捉えてしまう様ならその時点で名称不明な何とか症感染者とも看做せる。
発想をひっくり返しゃ、「えっ!?、たったそれだけで良かったの!?」にもなってんだかんね。

大昔の一時期だと生粋Folk人でもうっかりエレキで弾いちゃうと、古来排他的石頭系Folkの連中から排斥されたりとか面倒だったから。
今だって日々新たな偏見は生まれてるので絶対数は中々減らせて無いけど、受け手の柔軟性が上がってるのは確かだと思う。

なので実施する際は上記の如く実に些細なので事足りるが、その代りにポイントを見付けるのは昔より大変になってるかも知れない。
これはサンプル数が膨大に増えたのと、バリエーションが豊富にあるからだ。

じゃあ気休め言っといて結局大変なんじゃんと思ったアナタ、そりゃ俺のせいじゃなくて資質と嗜好のズレが真犯人でがんすよ。
自身と他人の認識がどうなろうと気にせず、自分なりにクウォリティを上げるのだけに邁進すりゃええでんがな。

エンタの原理からすりゃウケりゃ何でもええねんから、本格派と認められたって全員からつまらんと思われれば終いやさかいな。
けど人間様って禁止されるとそれを破りたくなる性質も強いから、誰もが割り切れるもんでもないよね。

だが何とか打破したいなら自らの弱点は正視しなきゃ埒が明かんで、それには前回述等のみたいに「他人から誤認されたのをわざと実演してみる」のが近道なのだ。
要は他人から見たら少し秀でてて自分にとってはそりゃ誤解の、要素点の洗出しがし易くなるのである。

俺にとっては終生生贄の!?従兄の例で行くと、客観的分析に依りゃそんなにRock・Pops要素が少なかったり不足してる訳でも無い。
もしそうだったらどう聴こえるか以前にその手の曲を叩け無い筈で、問題無くこなせちゃいるのに彼意識とは違った認識がされてるって構造になってる。

この状況を科学的に分析すると足りないのよりも、何か必須じゃ無いのが余計に加わっててそっちの方が目立つからとしか考えられない。
これに関しては長年必要に応じて逐次指摘し続けて来たが、未だに従兄のボヤキ完全終息して無い処を見るとそれでは効果が無いらしい。

ので反従兄側をも再検証してみると、北風と太陽現象が起きてた事に気付いたのだ。
現代本邦の俺言い「無理くり音圧競技会」みたいに、総量が決まってるのに無理に増やそうとしてるみたいな状況を作っちまってたと。

つまり従兄の場合はフュージョンと誤認出来る要素が多過ぎるから、恐らくマズかったんじゃってね。
それがあんなに実績を積めてて幾らも解消しないとなりゃ、どれがどう不味いのかが分り足りないとしか考えられないのだ。

因みにここでの「理解不足」は単なる知識不足じゃ無く、飽く迄「従兄が叩く→聴いた他人に聴こえた印象」だ。
しかも聴き手は無条件前提なので彼の容姿や事前概知の発言等、必ずしも音由来じゃ無い物の影響割合も不問としてだ。

そうなった原因・経緯は次回へ譲るとして、取敢えずジャンル的には誤認のしようが無さそうな例として故内田裕也氏を挙げとこう。
私的には彼の歌唱を全くRockと思っちゃいないが、それでも誰かに彼は何屋さんかと訊かれたらRock歌手とつい即答しちまう。

<つづく>

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