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2020年3月28日 (土)

音楽備忘録234 この際だから政治と絡めて音楽を考察しちゃおう⑨

何だか一般職と音楽家の対立みたいな様相を呈してるが、これもその根底には社会制度での相違が発端と思われる。
ミュージシャンに限らず会社員と自営業者では、例えば健康保険の負担率からしてずっと非適正な差が与えられたままだ。

社会学の勉強不足で頼り無げだが多分元は第二次大戦後の経済政策として、欧米先進国に追付く為にサラリーマンを増産しようとした名残だろう。
当時としては必要な施策だったのは認められるが、これだけ大企業の継続と終身雇用が頼り無くなれば焼け石に水の無駄な優遇だ。

つまり助かる奴が殆ど居なくなってて、折角高い身分が手に入っても元気にちっとも繋がらんと云う…。
現政権の一番間抜けな処がこれで、自分さえ良ければも度を越せば無効化するのに未だ気付けない処だ。

しかし貧すれば鈍すも加勢してか苦しいだけに、既得権益や現状死守に走ろうとする者も多い。
何とか非正規労働者を増やして少なくなったパイを確保しようと躍起になりつつ、会社と違って自営は個人で自由に経費の割り当てが出来るから等とうそぶいている。

そりゃ総理が率先して狡したりしなきゃ少しはマシになるかもだが、三人寄れば文殊の知恵は善悪に関係無く効力を発揮するんだからねぇ。
頑固で真面目な堅物が組織に一定以上の割合で存在すれば未だしも、今時自分達の集団の儲けが減っても正義を貫ける様なのは稀だ。

折角たまにその手合いが居てもその集団の大多数には経済的に不都合な存在なので、左遷したり肩叩いたり寄ってたかって追出し・潰しに掛る有様だ。
私的には法で無理にヤクザが居ないものとした結果、実際には怪しい連中が一般社会に潜り込んでしまっただけと感じている。

悪い奴等に少々恩を着せた処で感謝の気持ちなんて微塵も無いから、他所より恵まれてるのにちっともハッピーな気持ちになんかなって貰えんとね。
どうせ何処かに必ずブラックが残るのが現生ってんなら、せめてなるべく有難がってくれる奴等にサービスするがいい。

そうすりゃそれで浮かれた分少しは消費拡大に貢献するだろうて、払わん奴に払う程無駄な投資は無いってのが資本の原理なんだけどなぁ。
こうした悪政正しくは俺的には「誤政」の結果世相が変容し、経済より文化や芸術等「実」に重きを置いてる者達の資金を一層減らしてしまった。

又非正規雇用=必ず低賃金ってのも誤った観念で、世間の多くは困った時だけのお助けマンの存在を忘れ過ぎている。
つまり凡庸社員だけでは手に負えなくなった非常時だけ、ギャラは高いが問題を一発解決してくれる人を雇うニーズの方がホントは多い筈なのだ。

時代劇に出て来る用心棒なんかがその典型で、仕事内容が他よりハイリスク・ハイリターンだから払う側にとって別に損は無い。
寧ろ高学歴でもビジネス的には低能力の者へそこそこの賃金を払ってるのこそ完全な無駄で、月当たりの負担額が大した事無くてもずっと継続するからボディブロウはかなりのもんだ。

教育関係の職場なら学歴を気にするのも経験値と直結してるからまだ分かるが、ビジネスの場で直接は無関係な学歴だけに何時迄も翻弄されててはそれこそ「マトモに仕事にならない」のも至極当然だ。
この点で現状本邦の芸術系の単価はそもそも低過ぎで、芸能系のそれは高過ぎだ。

例えば¥100万の高価な名画ったって毎日量産するのなんて全然無理だから、月とか年単位で割ったら雀の涙だ。
人気を直に金額に換算すると仕方無い側面もあるが、「技術料の単価」を軽視すれば技の持ち主は減る一方でやがて皆が困るだけなのにね。

しかし禍を転じて福と為す発想からするとおいそれとは他人が出来ない技をもし持ってるなら、ライバルがどんどん減ってくと将来は必ず有利に働く。
間違ってても世間が多勢なので悪環境自体はすぐにはどうしようも無いが、個人としての誇り迄投げ出したら後で損するのは自分自身だ。

<つづく>

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